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シャルロット幼少期
私に家庭教師が付きました……
しおりを挟むあっという間に時間が飛びます。
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あれから約二年半経ち、私は十歳になりました。
クラウ兄様は十三歳になり、エリー兄様とマリ様は十二歳になりました。未だ出番が無いリオちゃんももう九歳です。いつか出て来て欲しいですね。
ちなみになのですけれど、マリちゃんからマリ様呼びになったのは、もうマリちゃん呼びは良くないからとお父様達に言われたので、マリウス様と呼ぶ事になったのです。けれどマリちゃんが、距離を感じるし特別感が無いからマリウス様は止めて欲しい、と言うので、公の場以外はマリ様と呼ぶ事になったのです。
今までと似ているし、特別感が出て良いとの事で、マリ様からのリクエストですわ。
本当は様も付けてほしく無いらしいのですけれど、周りから私が悪く見られると、宰相であるお父さまやクラウ兄さまを始め、周りに強く反対されたそうです。それで、敏腕臣下さん達の必死の説得の末、マリ様も私が侮られるのは嫌らしく、渋々様づけを受け入れた?らしいです。
でも……エリー兄様は呼び捨てですけど、それは問題無いのかしら??
えーと、そして私達のそれぞれの生活も少し変わりました。
クラウ兄様は、マルディアナ学園というこの国の貴族なら必ず通わなければいけない学園に今年ご入学なさいました。
エリー兄様とマリ様は来年の入学なのですけれど、それぞれ習い事や勉学の時間も増えて、忙しいみたいです(と、本人達が言ってましたわ)
私もマリ様の妃教育が始まりました。
今はお家で、王家の方専属講師を家庭教師として王家より出向して頂き学んでいます。わざわざ出向して貰う理由は、「人外の美しさは危ないから」との事です。??意味が分かりません。でも、おそらく、貴族の女の子は誘拐され易いからだと思います。世界的に女性は少ないですからね。私もしょっちゅう誘拐されますし。でもすぐにマリ様が颯爽と迎えに来てくれるので、特に危ない目にあった事は一度もありませんけど。ふふ♡王子様みたいに素敵な方です。王子様ですけど。ふふ♡それに……どちらかというと攫った犯人さんの方がちょっと心配になります。怒ったマリ様と私の家族はとっても怖いのです。後の事は気にしなくていいと言われ邸に帰されますが、ちょっと気になります。ちょっとですけど。
話を戻しますが、王家専属の教師でも、マリ様の基本授業はもう全て終了しているそうで私の家に出張しても何も問題はないそうです。
それでは今マリ様は何を学んでいるのですか?とマリ様に聞いてみたところ帝王学とかもっと専門的な事かな?と、おっしゃってました。なにかしら?
家庭教師の方は皆さま女性の方です。理由はまた、「人外の美しさは危ないから」との事です。邸に来て頂けるから、誘拐は大丈夫だと思いますし、性別は関係ないと思うのですが……マリ様達がその方が良いと判断されたので、きっとその方が良いのでしょう。
どうしても女性がいなかった魔法学の授業は、何故なのか忙しいはず?のマリ様が、家にいらした時直々に教えて貰える事になりました。マリ様が三日に一度私の家に泊まって行かれるのは変わりません。いえ寧ろ、家庭教師なのだから、との事で二日に一度や、毎日のときも多くなりました。忙しいのに大丈夫なのでしょうか?
「シャーリー今日はまず、"魔法の基本的仕組み”のおさらいね」
「はい分かりましたわマリ先生」
「ん、いいお返事だね」
今私はマリ様が講師の魔法学の授業中です。授業の時は先生と呼ぶようにマリ様から言われたのでそうしています。
学習部屋には私の勉強机に一緒に座り、丁寧に教えてくれるマリ様と……何故か忙しいはず?のエリー兄様が向かえの席にいます。
お二人とも成長期なので前より身長も伸びて、もともと美しく素敵な方達でしたけどもっと格好良くなりました。なので邸の女性使用人達は何時もお兄様達やマリ様を熱く見つめています。少し妬けてしまいますわ。
エリー兄様は授業は受けていないのですけれど 、私の応援をしにいらしてるそうです。
えっと本当に忙しいのですわよね?でもマリ様の授業の時のみなのは……何故かしら?
「じゃあ、魔法の属性はいくつだったかな?」
「六つですわ。火、水、風、土、光、闇です」
「正解だよ、ちゅっ」
「あっ」
マリ様にほっぺにキスを貰いました。
マリ様は隣りで優しく教えてくれるのは嬉しいのですけれど、正解すると毎回ほっぺや唇にキスして来るので、ちょっと授業の進行は遅い気がします。マリ様のキスは気持ちいいから大好きなのですけれど……。
「マリウス……授業!」
「してるだろう?今。ね?シャーリー」
「?はい、マリ先生」
「シャーリーその男に騙されるなよ」
「良くゆうよ、毎回ここに来てるエリオット、お前もだろう?」
「…………」
?エリー兄様が急に静かになりましたわ。
「よし、シャーリー次は仕組みについて言ってごらん」
「はい。魔力は自然界からの 贈り物で、私達の身体にも魔力は流れているのですけれど、それだけでは魔法を使う事は出来ません。人の魔力は弱いからですわ
でもその弱い魔力も、魔道具に魔力を通す事で魔法を使う事が出来ます。それでも一つの使いたい魔法に対し、その使いたい魔法専用の魔道具が要ります。魔道具は様々な種類が沢山あり、値段も安い物から高い物まで幅広くあります。それだけ魔道具は生活の一部で必需品なので開発、発展も目まぐるしく進んでいます」
「良く出来ました、偉いねシャーリー。シャーリーは頭が良いから飲み込みが早いね」
マリ様が嬉しそうによしよしと、私の頭を優しく撫でてくれるので、とっても嬉しくて心地いいです。
「ありがとうございます。マリ先生」
「ん、いい子だね。チュッ」
マリ様からまたキスを貰ってしまいました。今度は唇です。マリ様とのキスは毎日たくさんしているのですけれど、毎回どんなキスもちょっと恥ずかしいのです。
「さて。じゃあシャーリー、次は魔道具の種類と使い方についてだね」
マリ様の魔法学の授業は毎回魔道具のお勉強の時間があります。その時間は…とっても恥ずかしいのですけれど……とっても気持ち良くって……困ってしまいます。
「もちろん僕も手伝ってあげるからね、シャーリー」
そう言って、女性の様に美しく色気たっぷりなお顔のエリー兄様はニコッと悪戯っ子の様に笑うのです。
魔道具のお時間になると必ずお手伝いして下さるのですけれど、それが余計に恥ずかしいのです。
「お待たせしました殿下、良かった間に合ったみたいですね。シャーリー遅くなってごめんな、俺も手伝ってあげるから」
そこへガチャっと学習室の扉を開けて入って来たのは……クラウ兄様でした。
クラウ兄様もまた一段と男らしい美しさが磨かれて頼もしく素敵に成られたのですが……
そうです、クラウ兄様もこの時間に必ずお手伝いに来るのです。まるで時間を示し合わせたかの様に毎回タイミングがピッタリです。
お昼なのですけど、学園はどうされてるのでしょう?
「エリー兄様、クラウ兄様、いつもお手伝いありがとうございます?」
「じゃあシャーリー、隣の部屋に行こうか」
にっこりと微笑む、煌めく銀髪に深い青の瞳の麗しい王子様。手を差し伸べて優雅にエスコートしてくれるのは嬉しいのですけれど……なぜかしら?ドナドナな気分なのは……?
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