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第11話 建物系統出現
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【SR=家×100】
【SR=オリハルコンの城壁】
【SR=オリハルコンの城】
「俺達は今住む環境に困っている! なぜなら、建物を建てれる奴がいないのと、先程領主の屋敷が崩壊したからだ! だが安心して欲しい、今俺はガチャで建物を当ててしまったのだから!」
「さすがはカイル様」
ジーバ執事長が感激の涙を流している。
ちなみにジスタ領地に追放されてからまだ1日も経過していません。
「えーとこれどうすんだ。こうか、緑マップ、なんだこれ、お、ジスタ領地のマップが出てきた。なんか魔法だなこれ、よーしここに家を設置してとこことここと、後は城かー夢だったよな城をここにっと、城壁を囲んでっと、お、手で触って囲めば良いのか」
「カイル様は何をなされているのでしょうか、緑色の地図みたいなものに触れていますが」
「あまりせかすでないリラメイド長よ、カイル様のお考えがあるのだろう」
リラメイド長とジーバ執事長が真剣に傍観していると。
突如としてあちこちに建物が出現した。
まず家が100件立ち並ぶ。この世界風の家なのだが、どれもこれも頑丈そうな作りになっている。
「こ、これは、城壁に至っては、オリハルコン製ではございませんか、カイル様」
「おう、城もだぞ」
「カイル様問題があります」
「なんだ」
「城門がないため、出る事が出来ません」
「あ」
「き、きっと城門も当たるだろうしな、そこは期待しててくれ、それまで完全無敵の防御だ。城壁の中には畑があるし、問題ないだろう」
カイルの大きな失策にリラメイド長とジーバ執事長が呆れ果てていたが。
【クエスト発生 重りを付けて、城の内周を1周走れ】
突然出現した腕輪だが。手足首に付けるようだ。
【1時間以内に】
腕輪を手足首に着けると。
尋常じゃない重さになった。
「なんだこれ、体が動かねぇ」
びくともしなかった。
大地に足がくっつきそうになるくらいだ。
重力魔法が施されているのだろう。
その重力魔法の桁が普通ではないのは分かる。
「重すぎる」
1歩突き進むだけで、並々ならぬ汗が膨大に溢れてくる。
「ぐぉおおおおおおお」
2歩目、3歩目、4歩目、と前に前にと突き進んでいくと。
少しずつ筋肉が慣れ始めるというかちぎれていく感じがする。
歌歌のアイの歌ですぐに修復されて、さらなる強靭な筋肉になっていく。
リズミカルな音が響いてくるようだ。
それが自分自身の心臓の音だと分かった時。
とても生きているという実感が沸いてきた。
「うがあああああああ」
ゴールを果たすと。
ガチャが3回分追加された。
「よっしゃ、いちいち待ってられるか、ガチャ回すぞ」
クエストガチャとはハードスケジュールなスキルだったようで。
まだ1日も経っていないのに、領地には城と城壁、さらに100軒の家が立ち並び。
カイル自身がレベルと釣り合わない強さへと変貌していく。
【SR=城門】
【SR=魔力発電所】
【UR=武器職人ミハミハ+防具職人コルク】
緑マップにて城門を適当に設置する。
一応、街道があったとされる場所には設置した。
魔力発電所に至っては、空気中の魔力を筒状の物に入れる事が出来るとされており。
何かしらのエネルギーになるようだ。
きっとこれからのガチャ品で必要になっていくのだろう。
武器職人ミハミハは目にクマをつくりながら、お爺さんのようないで立ちであった。
全身に武器やらなにやらをじゃらじゃらとアクセサリーのように身に着けており。
「ぼくはとても忙しい!」
と爺なのにぼくという一人称に驚きつつも。
「武器に魂、いやレベル概念を与える事が出来る、しかーしぼくのレベルがマイナスになっていくのさ、だからこんな爺みたいな姿形、だけどね、転んだだけで死ねるから命がけで武器にレベル概念を与えているのさ」
「だから、そんなに武器を身に着けているのかい」
「これは護身用さ、色々な付与魔法を与えているというかレベルアップで与えられたが正しい、武器にレベル概念を与えると、あるレベルまで達すれば魔法が与えられるのさ、出来れば安全な家に住みたいものだ」
武器職人ミハミハはゆっくりとした歩調で近くにあった家に入っていった。
次は防具職人コルクなのだが、彼女は老婆であった。
「ふっふっふ、最高の防具が欲しいかいな」
「防具を製造してくださるのですか」
「いんや防具は生き物さね、防具の軍団、それを作る事が出来るのさね、ただし、ダンジョンから取れる素材が必用さね」
「ダンジョンかーこの近くにはなかった気がするんだけど」
「ダンジョンの臭いがするさね、こっちさね、わしの力は【スキル:探索】さね」
彼女はくんかくんかと鼻で空気を嗅ぎながら、あっという間に何かを探し当てたようで城門から出ていった。
しばらくすると大地が震えた。
何か塔の様な物が出現したではないか。
地面から飛び出た形なのだろう、何かしらの仕掛けがあったのかもしれない。
「ジーバ執事長、ゴーストイーターと時間経過ガムンを呼んでくれ」
「承知いたしました」
しばらくすると2人がやってきた。
2人に与えられた任務は、ダンジョン攻略とレベルアップと素材回収だった。
荷運びとして光闇商人テンパスが抜擢された。
彼なのか彼女なのか分からないが、黒いシルクハットの帽子がアイテムボックス替わりとなるはずだったから。
ひと段落する間も、あの重力魔法がかけられているかもしれない滅茶苦茶重たい腕輪を装備しながら動き続けている事に気付いていないカイルであった。
【SR=オリハルコンの城壁】
【SR=オリハルコンの城】
「俺達は今住む環境に困っている! なぜなら、建物を建てれる奴がいないのと、先程領主の屋敷が崩壊したからだ! だが安心して欲しい、今俺はガチャで建物を当ててしまったのだから!」
「さすがはカイル様」
ジーバ執事長が感激の涙を流している。
ちなみにジスタ領地に追放されてからまだ1日も経過していません。
「えーとこれどうすんだ。こうか、緑マップ、なんだこれ、お、ジスタ領地のマップが出てきた。なんか魔法だなこれ、よーしここに家を設置してとこことここと、後は城かー夢だったよな城をここにっと、城壁を囲んでっと、お、手で触って囲めば良いのか」
「カイル様は何をなされているのでしょうか、緑色の地図みたいなものに触れていますが」
「あまりせかすでないリラメイド長よ、カイル様のお考えがあるのだろう」
リラメイド長とジーバ執事長が真剣に傍観していると。
突如としてあちこちに建物が出現した。
まず家が100件立ち並ぶ。この世界風の家なのだが、どれもこれも頑丈そうな作りになっている。
「こ、これは、城壁に至っては、オリハルコン製ではございませんか、カイル様」
「おう、城もだぞ」
「カイル様問題があります」
「なんだ」
「城門がないため、出る事が出来ません」
「あ」
「き、きっと城門も当たるだろうしな、そこは期待しててくれ、それまで完全無敵の防御だ。城壁の中には畑があるし、問題ないだろう」
カイルの大きな失策にリラメイド長とジーバ執事長が呆れ果てていたが。
【クエスト発生 重りを付けて、城の内周を1周走れ】
突然出現した腕輪だが。手足首に付けるようだ。
【1時間以内に】
腕輪を手足首に着けると。
尋常じゃない重さになった。
「なんだこれ、体が動かねぇ」
びくともしなかった。
大地に足がくっつきそうになるくらいだ。
重力魔法が施されているのだろう。
その重力魔法の桁が普通ではないのは分かる。
「重すぎる」
1歩突き進むだけで、並々ならぬ汗が膨大に溢れてくる。
「ぐぉおおおおおおお」
2歩目、3歩目、4歩目、と前に前にと突き進んでいくと。
少しずつ筋肉が慣れ始めるというかちぎれていく感じがする。
歌歌のアイの歌ですぐに修復されて、さらなる強靭な筋肉になっていく。
リズミカルな音が響いてくるようだ。
それが自分自身の心臓の音だと分かった時。
とても生きているという実感が沸いてきた。
「うがあああああああ」
ゴールを果たすと。
ガチャが3回分追加された。
「よっしゃ、いちいち待ってられるか、ガチャ回すぞ」
クエストガチャとはハードスケジュールなスキルだったようで。
まだ1日も経っていないのに、領地には城と城壁、さらに100軒の家が立ち並び。
カイル自身がレベルと釣り合わない強さへと変貌していく。
【SR=城門】
【SR=魔力発電所】
【UR=武器職人ミハミハ+防具職人コルク】
緑マップにて城門を適当に設置する。
一応、街道があったとされる場所には設置した。
魔力発電所に至っては、空気中の魔力を筒状の物に入れる事が出来るとされており。
何かしらのエネルギーになるようだ。
きっとこれからのガチャ品で必要になっていくのだろう。
武器職人ミハミハは目にクマをつくりながら、お爺さんのようないで立ちであった。
全身に武器やらなにやらをじゃらじゃらとアクセサリーのように身に着けており。
「ぼくはとても忙しい!」
と爺なのにぼくという一人称に驚きつつも。
「武器に魂、いやレベル概念を与える事が出来る、しかーしぼくのレベルがマイナスになっていくのさ、だからこんな爺みたいな姿形、だけどね、転んだだけで死ねるから命がけで武器にレベル概念を与えているのさ」
「だから、そんなに武器を身に着けているのかい」
「これは護身用さ、色々な付与魔法を与えているというかレベルアップで与えられたが正しい、武器にレベル概念を与えると、あるレベルまで達すれば魔法が与えられるのさ、出来れば安全な家に住みたいものだ」
武器職人ミハミハはゆっくりとした歩調で近くにあった家に入っていった。
次は防具職人コルクなのだが、彼女は老婆であった。
「ふっふっふ、最高の防具が欲しいかいな」
「防具を製造してくださるのですか」
「いんや防具は生き物さね、防具の軍団、それを作る事が出来るのさね、ただし、ダンジョンから取れる素材が必用さね」
「ダンジョンかーこの近くにはなかった気がするんだけど」
「ダンジョンの臭いがするさね、こっちさね、わしの力は【スキル:探索】さね」
彼女はくんかくんかと鼻で空気を嗅ぎながら、あっという間に何かを探し当てたようで城門から出ていった。
しばらくすると大地が震えた。
何か塔の様な物が出現したではないか。
地面から飛び出た形なのだろう、何かしらの仕掛けがあったのかもしれない。
「ジーバ執事長、ゴーストイーターと時間経過ガムンを呼んでくれ」
「承知いたしました」
しばらくすると2人がやってきた。
2人に与えられた任務は、ダンジョン攻略とレベルアップと素材回収だった。
荷運びとして光闇商人テンパスが抜擢された。
彼なのか彼女なのか分からないが、黒いシルクハットの帽子がアイテムボックス替わりとなるはずだったから。
ひと段落する間も、あの重力魔法がかけられているかもしれない滅茶苦茶重たい腕輪を装備しながら動き続けている事に気付いていないカイルであった。
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