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第21話 魔法とはこう使うんですよ
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サザナミ魔法学園長は早くメロムメロカの異世界を探索したくてうずうずしていた。
しかしその為にはたかだが数人の人間を殺さないといけない。
しかも、ロイと呼ばれている偽物の王子を実験体にすべく、捕まえる必要もある。
「魔法とはこう使うんですよ、バインド」
辺りを支配するのは身動きを取れなくさせる魔法。
そこに立っていた人物は最低でも3名。
1人は異様に長い角の仮面を身に着けている少年。
1人は無骨で農家のようなおっさん。
1人はなぜか首がもげそうになっているゾンビみたいな奴。
彼等はこちらを見ていて笑っている。
「なぜ笑えるのですかな? みなのもの魔法です。仕留めてあげましょう」
1万の魔法を食らえばどんな人間でも肉片すら残らない。
だが、魔法は土の壁に防がれてしまった。
「スキル:土操作、これは地面の中に足を突っ込む事で土を操作出来るんだが、問題は身動きが取れない事だな」
「トメイロやるなーじゃ次はーワタクチねー」
土の壁を無数に貫くのは角。
角が伸びては縮んでは伸びてはの繰り返し。
その長さはこちらまで届き、1人1人魔法使い達が倒れていく。
彼等の頭には角が突き刺さった後があった。
「文様の力でも使いますか、この当たりにいる視覚の資格を奪え、条件は目が見えない状態で俺達を殺せたらスキルを2個獲得出来るぞ」
「意味の分からない事を、あ」
突如、魔法学園長の視線が真っ暗に包まれた。
先程の真っ暗になる状態とは違っている。
どうやら明るさが戻ってこない。
視力そのものを奪われたそうだ。
「おい、わっし達も見えなくなってるじゃねーかよ」
「すまんすまん、2人共解除しとくよ」
至る所から、悲鳴が上がる。
あいつらは身動きが取れないはず。
それでも、次から次へと悲鳴が上がり続ける。
「ようやく、悲鳴が止まったな」
「タイムリミットだ。視覚が戻るぜ」
魔法学園長の視覚が戻ると。
そこに広がっていたのは、今まで育ててきた魔法使い達の生徒達が皆殺しにされているという事。
それを行ったのはあの角を生やしている道化ではない。
1人悠然と徘徊している老人だったのだから。
「ふっぉふっぉ、どうやらわしの存在に気付いてくれぬようじゃったのう、どうじゃ、逃げてくれぬか、お主はどうやら指導する立場のようだし、無駄死にはさせたくないでのう」
「ぐううううう」
魔法学園長は後ろにあとずさりしながら、森の中へと逃げていった。
そこはスライムの森だったのだが。
★
ガイラルド将軍は怒りの罵倒を上げていた。
ルボック元帥が進軍すると聞いて、同調してやってきた。バナレス卿より手柄を立てれば、きっと国王様が出世の道を切り開いてくれるのだろうと思っていたからだ。
だが、現状は違う。
兵士は次から次へと殺されて行き、魔法使いは全滅。
残りの兵士の数はざっと8万程にまで減っている。
信じられないかもしれないが、相手はざっと15名程だ。
普通あり得ないが当たり前だし。
あり得ない事が今現実に起こっている。
この状態を打破するには、あの城壁の上でくつろいでいる王子を殺すしかない。
王子はスライムと言うモンスターの化物とされているが。
もう捕まえるとかそういう事を考える必要はなく、先手必勝を打つしかない。
「ギャクザとリビング行けるか?」
「御意」
2人の暗殺者は闇に消えていった。
「マナビルスドよ1人でもいい捕まえてこい」
「御意」
ガイラルド将軍が辺りを見回していると。
道化が1000人以上現れた。
不思議な動き方をしながらこちらに近づいて来て、歪な角度の肉体裁きで次から次へと兵士達の首の骨を折ってしまっている。
「そちらは兵士達で防げ、俺達は一直線であの城壁の上の馬鹿を殺すぞ」
ガイラルド将軍は走り出した。
だがその眼前に立ちはだかるのは、凍り付くような青年だった。
1歩歩くだけで、地面が凍り付いていく。
まるで動く災害か何かだ。
「弓矢だ」
矢が飛来しても、矢が青年に当たる前に矢は凍り付いて落下して砕ける。
「化物か」
「やっぱりブルーがいないと戦いづらいなぁ、あ、おれはシェイバーよろしくね、なんでも凍り付かせてしまうんだ。あまり近づかないほうが良いよ」
「ぐうう、迂回しろおお」
迂回して移動しようとしたら、そこには寝ているおっさんのマントを着てだらしない服装のおっさんがいた。
彼は空に手を掲げると。
「アイテムボックスが無くてもこちらに転送くらいは出来る。そういうスキルを使うからね、スキル:転送、ふわぁああああ」
空より無数の剣が飛来してくる。
まるで雨のように落下だ。
「盾だ、盾をぎゃああああああああ」
ガイラルド将軍の右腕が引きちぎれた。
それだけではない他の兵士達が剣により串刺しになっていく。
這って、逃げようとするも、1人の小さな老人がやってくる。
「あんまり発明家とか建築家に人殺しはさせるもんじゃないぞ、され、わしはラガディ・ヘルマ、わしを人質にしようとしても無駄じゃ、なぜなら、最強だからのう」
マナビルスドがラガディの背後に回ると、ラガディの体が瞬時に消えた。
「それは立体映像でな、こちらが本物じゃ」
「ぐぎゃ」
バカでかい斧。
それで一刀両断され内臓をぶちまけてマナビルスドが絶命した。
「ふぅ、だから、言ったじゃろう、わし最強じゃから」
「もう無理だ無理だ」
ガイラルド将軍は涙を流しながら、ちぎれた腕を支えながら。
必死になってスライムの森へと逃げていく。
しかしその為にはたかだが数人の人間を殺さないといけない。
しかも、ロイと呼ばれている偽物の王子を実験体にすべく、捕まえる必要もある。
「魔法とはこう使うんですよ、バインド」
辺りを支配するのは身動きを取れなくさせる魔法。
そこに立っていた人物は最低でも3名。
1人は異様に長い角の仮面を身に着けている少年。
1人は無骨で農家のようなおっさん。
1人はなぜか首がもげそうになっているゾンビみたいな奴。
彼等はこちらを見ていて笑っている。
「なぜ笑えるのですかな? みなのもの魔法です。仕留めてあげましょう」
1万の魔法を食らえばどんな人間でも肉片すら残らない。
だが、魔法は土の壁に防がれてしまった。
「スキル:土操作、これは地面の中に足を突っ込む事で土を操作出来るんだが、問題は身動きが取れない事だな」
「トメイロやるなーじゃ次はーワタクチねー」
土の壁を無数に貫くのは角。
角が伸びては縮んでは伸びてはの繰り返し。
その長さはこちらまで届き、1人1人魔法使い達が倒れていく。
彼等の頭には角が突き刺さった後があった。
「文様の力でも使いますか、この当たりにいる視覚の資格を奪え、条件は目が見えない状態で俺達を殺せたらスキルを2個獲得出来るぞ」
「意味の分からない事を、あ」
突如、魔法学園長の視線が真っ暗に包まれた。
先程の真っ暗になる状態とは違っている。
どうやら明るさが戻ってこない。
視力そのものを奪われたそうだ。
「おい、わっし達も見えなくなってるじゃねーかよ」
「すまんすまん、2人共解除しとくよ」
至る所から、悲鳴が上がる。
あいつらは身動きが取れないはず。
それでも、次から次へと悲鳴が上がり続ける。
「ようやく、悲鳴が止まったな」
「タイムリミットだ。視覚が戻るぜ」
魔法学園長の視覚が戻ると。
そこに広がっていたのは、今まで育ててきた魔法使い達の生徒達が皆殺しにされているという事。
それを行ったのはあの角を生やしている道化ではない。
1人悠然と徘徊している老人だったのだから。
「ふっぉふっぉ、どうやらわしの存在に気付いてくれぬようじゃったのう、どうじゃ、逃げてくれぬか、お主はどうやら指導する立場のようだし、無駄死にはさせたくないでのう」
「ぐううううう」
魔法学園長は後ろにあとずさりしながら、森の中へと逃げていった。
そこはスライムの森だったのだが。
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ガイラルド将軍は怒りの罵倒を上げていた。
ルボック元帥が進軍すると聞いて、同調してやってきた。バナレス卿より手柄を立てれば、きっと国王様が出世の道を切り開いてくれるのだろうと思っていたからだ。
だが、現状は違う。
兵士は次から次へと殺されて行き、魔法使いは全滅。
残りの兵士の数はざっと8万程にまで減っている。
信じられないかもしれないが、相手はざっと15名程だ。
普通あり得ないが当たり前だし。
あり得ない事が今現実に起こっている。
この状態を打破するには、あの城壁の上でくつろいでいる王子を殺すしかない。
王子はスライムと言うモンスターの化物とされているが。
もう捕まえるとかそういう事を考える必要はなく、先手必勝を打つしかない。
「ギャクザとリビング行けるか?」
「御意」
2人の暗殺者は闇に消えていった。
「マナビルスドよ1人でもいい捕まえてこい」
「御意」
ガイラルド将軍が辺りを見回していると。
道化が1000人以上現れた。
不思議な動き方をしながらこちらに近づいて来て、歪な角度の肉体裁きで次から次へと兵士達の首の骨を折ってしまっている。
「そちらは兵士達で防げ、俺達は一直線であの城壁の上の馬鹿を殺すぞ」
ガイラルド将軍は走り出した。
だがその眼前に立ちはだかるのは、凍り付くような青年だった。
1歩歩くだけで、地面が凍り付いていく。
まるで動く災害か何かだ。
「弓矢だ」
矢が飛来しても、矢が青年に当たる前に矢は凍り付いて落下して砕ける。
「化物か」
「やっぱりブルーがいないと戦いづらいなぁ、あ、おれはシェイバーよろしくね、なんでも凍り付かせてしまうんだ。あまり近づかないほうが良いよ」
「ぐうう、迂回しろおお」
迂回して移動しようとしたら、そこには寝ているおっさんのマントを着てだらしない服装のおっさんがいた。
彼は空に手を掲げると。
「アイテムボックスが無くてもこちらに転送くらいは出来る。そういうスキルを使うからね、スキル:転送、ふわぁああああ」
空より無数の剣が飛来してくる。
まるで雨のように落下だ。
「盾だ、盾をぎゃああああああああ」
ガイラルド将軍の右腕が引きちぎれた。
それだけではない他の兵士達が剣により串刺しになっていく。
這って、逃げようとするも、1人の小さな老人がやってくる。
「あんまり発明家とか建築家に人殺しはさせるもんじゃないぞ、され、わしはラガディ・ヘルマ、わしを人質にしようとしても無駄じゃ、なぜなら、最強だからのう」
マナビルスドがラガディの背後に回ると、ラガディの体が瞬時に消えた。
「それは立体映像でな、こちらが本物じゃ」
「ぐぎゃ」
バカでかい斧。
それで一刀両断され内臓をぶちまけてマナビルスドが絶命した。
「ふぅ、だから、言ったじゃろう、わし最強じゃから」
「もう無理だ無理だ」
ガイラルド将軍は涙を流しながら、ちぎれた腕を支えながら。
必死になってスライムの森へと逃げていく。
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