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第41話 ファイガスタ帝国VSアララスタ王国②
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アララスタ王国にある各領地が大地に沈んだ。
ジスタラン王国だけが例外であった。
それはオリハルコンの城壁が邪魔だというのもあったのだが、別な理由からだった。
「作戦は成功でございます。帝王ラッドン様」
「よかろう、狂乱バルゼロよ、そなたの軍略衰えておらず嬉しいぞ」
「タルタロスの門を見つけ次第破壊する。それが我ら天使達に任命された使命だが」
「そうですね、まさか別世界の魔王がこの世界で君臨するとは」
「そうじゃ、だが、そこは後で対処する。まずは、ジスタ領地と元バレル領地以外を落とす!」
「現在、闇丸道化師の闇道化が動き回って、敵を倒しております。民を捕まえるまたは殺して、奴隷化も成功しつつあります」
「よろしい」
「ただ。問題が」
「なんじゃ」
「墓場の傭兵団が動き出しました」
「ふむ、そいつらはいったい何なのじゃ、1000年前にはおらなかったはずじゃが」
「情報によると異種族、つまり排他された種族がとある墓場に集まって結成された傭兵団だそうです。構成員は10名だそうで」
「ふむ」
「他将軍たちに討伐を当たらせますか?」
「そのようにしろ」
「伝令! カイル・オリゲートがクワをもって我が兵を殺しまくってます」
「噂の男か」
「伝令、カイル・オリゲートの周りにいる仲間が強すぎます!」
「ふむ。さて、どうするか、墓場の傭兵団とジスタ領地の主、ジスタラン王国か、どうするか」
「伝令、空より巨大な船が現れました。船首に空箱のヴォルド・マッカートの姿を確認したそうです」
「ほう、なつかしき裏切者か、たかだか子供を、民を殺せず逃げて行ってしまった哀れな奴だ」
「帝王ラッドン様。駒を動かすときが来たようですね」
「そうだな、お前のスキルを使ってくれ」
狂乱バルゼロの力。
スキル:盤上の駒。
それはレベル2000以上の者を盤上に駒として出現させる事が出来る。
仲間だと認識している物を、駒を動かす事により、その人物を瞬時にそこへ移動させる事が出来る。
ただし、条件があり、地図に記載されている所だけ。
しかも、自分がいる場所を中心点にしないといけない。
敵の駒は瞬時に移動させる事が出来ない。
「だが、カイル・オリゲートの駒が出現しませんが」
「あやつのレベルが2000以下という事なのじゃろう、そのような雑魚にいちいち相手どるのはバカらしいが、舐めていくと大変な事になるのだろうな」
「では、駒を動かします」
狂乱バルゼロは15将軍、流星ガキ意外の駒を動かし始めた。
★ カイル・オリゲート
「これ、とんでもねーな」
「カイル様、数えてみたら100万は越えているのでは?」
「そもそも、地下深くからやってくるって、考えてんじゃねーか」
「やはり、あの地震は大地を削る音でしたか」
「リラは奴隷にされそうになってる人達を救出してくれ、剣帝の力出してくれよ」
「もちろんですわ」
「皆はそれぞれファイガスタ帝国の兵士達を無差別に殺していってくれ」
歌歌のアイ、金狼ジェイバ、ゴーストイーター、裏世界キャンベル、死別ダマスカ、ミハミハ、コルク、音楽家ジージージ、ユーゴが走り出す。
ジーバ執事長と光闇商人テンパスはエルレイム王国へと作物の交易に出向いているはずだった。
アララスタ領地の城壁が破壊されている。
優美を誇った伝説が続く城壁だったのに、一瞬だった。
兵士達は笑いながら、民を惨殺している。女と子供を捕まえて奴隷にしようと縄で縛りつけている。
カイルは怒り狂って、クワでその脳天をぶち破った。
「うらあああああああああ」
「ば、化物だあああ」
「うそだろおおおお」
「なんだ、農夫が暴れているのか!」
ファイガスタ帝国にとってはクワを振り回す危険人物にしかうつらないようで。
並走しているのは、裏世界キャンベルであったのだが。
突如として眼の前から巨大な槍が飛んできた。
「うわぁっと」
カイルが避けると。裏世界キャンベルが裏世界へと消える。
「あなたがー裏世界キャンベル? 違うわね、雑魚には用はないのよ」
「いや、雑魚って、俺はカイルだぞ」
「えーまじ、レベル100以下じゃん」
「るーせ」
「じゃあ、カイルから殺してあげるわ、わたくしの名前は粉骨のヤリよ」
「すげー名前でげすねぇええ」
裏世界より飛来したのは無数のナイフであったのだが。
槍が粉骨のように分散して、それをガードしてしまう。
「あら、あなた不思議な力を使うのね」
「カイル様、ここはおれちゃんに任せてください、カイル様はダイルという父上を助けるんでげすよ、じゃないと後悔しますでげす」
「すまない」
カイルは粉骨のヤリを無視して走り出す。その背中に粉骨になった槍が飛来するが。
全ての粉骨槍をナイフで弾いていく裏世界キャンベルは。
「さ、てと、お前の相手はこのおれちゃんでげすよー」
「じゃあ、あなたを殺してあげるわね」
粉骨のヤリは微笑した。
金髪ドリルヘアーでありながら、白いドレスの様な物を纏い。
香水の匂いをきかしながら、カイルはそれを感じてまた走り出す。
ジスタラン王国だけが例外であった。
それはオリハルコンの城壁が邪魔だというのもあったのだが、別な理由からだった。
「作戦は成功でございます。帝王ラッドン様」
「よかろう、狂乱バルゼロよ、そなたの軍略衰えておらず嬉しいぞ」
「タルタロスの門を見つけ次第破壊する。それが我ら天使達に任命された使命だが」
「そうですね、まさか別世界の魔王がこの世界で君臨するとは」
「そうじゃ、だが、そこは後で対処する。まずは、ジスタ領地と元バレル領地以外を落とす!」
「現在、闇丸道化師の闇道化が動き回って、敵を倒しております。民を捕まえるまたは殺して、奴隷化も成功しつつあります」
「よろしい」
「ただ。問題が」
「なんじゃ」
「墓場の傭兵団が動き出しました」
「ふむ、そいつらはいったい何なのじゃ、1000年前にはおらなかったはずじゃが」
「情報によると異種族、つまり排他された種族がとある墓場に集まって結成された傭兵団だそうです。構成員は10名だそうで」
「ふむ」
「他将軍たちに討伐を当たらせますか?」
「そのようにしろ」
「伝令! カイル・オリゲートがクワをもって我が兵を殺しまくってます」
「噂の男か」
「伝令、カイル・オリゲートの周りにいる仲間が強すぎます!」
「ふむ。さて、どうするか、墓場の傭兵団とジスタ領地の主、ジスタラン王国か、どうするか」
「伝令、空より巨大な船が現れました。船首に空箱のヴォルド・マッカートの姿を確認したそうです」
「ほう、なつかしき裏切者か、たかだか子供を、民を殺せず逃げて行ってしまった哀れな奴だ」
「帝王ラッドン様。駒を動かすときが来たようですね」
「そうだな、お前のスキルを使ってくれ」
狂乱バルゼロの力。
スキル:盤上の駒。
それはレベル2000以上の者を盤上に駒として出現させる事が出来る。
仲間だと認識している物を、駒を動かす事により、その人物を瞬時にそこへ移動させる事が出来る。
ただし、条件があり、地図に記載されている所だけ。
しかも、自分がいる場所を中心点にしないといけない。
敵の駒は瞬時に移動させる事が出来ない。
「だが、カイル・オリゲートの駒が出現しませんが」
「あやつのレベルが2000以下という事なのじゃろう、そのような雑魚にいちいち相手どるのはバカらしいが、舐めていくと大変な事になるのだろうな」
「では、駒を動かします」
狂乱バルゼロは15将軍、流星ガキ意外の駒を動かし始めた。
★ カイル・オリゲート
「これ、とんでもねーな」
「カイル様、数えてみたら100万は越えているのでは?」
「そもそも、地下深くからやってくるって、考えてんじゃねーか」
「やはり、あの地震は大地を削る音でしたか」
「リラは奴隷にされそうになってる人達を救出してくれ、剣帝の力出してくれよ」
「もちろんですわ」
「皆はそれぞれファイガスタ帝国の兵士達を無差別に殺していってくれ」
歌歌のアイ、金狼ジェイバ、ゴーストイーター、裏世界キャンベル、死別ダマスカ、ミハミハ、コルク、音楽家ジージージ、ユーゴが走り出す。
ジーバ執事長と光闇商人テンパスはエルレイム王国へと作物の交易に出向いているはずだった。
アララスタ領地の城壁が破壊されている。
優美を誇った伝説が続く城壁だったのに、一瞬だった。
兵士達は笑いながら、民を惨殺している。女と子供を捕まえて奴隷にしようと縄で縛りつけている。
カイルは怒り狂って、クワでその脳天をぶち破った。
「うらあああああああああ」
「ば、化物だあああ」
「うそだろおおおお」
「なんだ、農夫が暴れているのか!」
ファイガスタ帝国にとってはクワを振り回す危険人物にしかうつらないようで。
並走しているのは、裏世界キャンベルであったのだが。
突如として眼の前から巨大な槍が飛んできた。
「うわぁっと」
カイルが避けると。裏世界キャンベルが裏世界へと消える。
「あなたがー裏世界キャンベル? 違うわね、雑魚には用はないのよ」
「いや、雑魚って、俺はカイルだぞ」
「えーまじ、レベル100以下じゃん」
「るーせ」
「じゃあ、カイルから殺してあげるわ、わたくしの名前は粉骨のヤリよ」
「すげー名前でげすねぇええ」
裏世界より飛来したのは無数のナイフであったのだが。
槍が粉骨のように分散して、それをガードしてしまう。
「あら、あなた不思議な力を使うのね」
「カイル様、ここはおれちゃんに任せてください、カイル様はダイルという父上を助けるんでげすよ、じゃないと後悔しますでげす」
「すまない」
カイルは粉骨のヤリを無視して走り出す。その背中に粉骨になった槍が飛来するが。
全ての粉骨槍をナイフで弾いていく裏世界キャンベルは。
「さ、てと、お前の相手はこのおれちゃんでげすよー」
「じゃあ、あなたを殺してあげるわね」
粉骨のヤリは微笑した。
金髪ドリルヘアーでありながら、白いドレスの様な物を纏い。
香水の匂いをきかしながら、カイルはそれを感じてまた走り出す。
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