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第42話 ファイガスタ帝国VSアララスタ王国③
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「まぁ、誰が約束を守るかなんてのはないのですよ、なぜならアララスタ王国が滅びるならそこにあるスキル書は奪うでしょう?」
墓場の傭兵団団長は崩壊した城の宝物庫にいる。
兵士達は全員惨殺されていた。
「まーったく団長はせこいねぇ」
「うるさい、団長は素敵なのです」
「ドワーフだけに、くくく」
ドワーフ族のトパル。
ジャック・オ・ランタン族のランタン
リザードマン族のリザー
天使族のノッペラボウ
その4名はアララスタ領地の宝物庫へとやって来ていた。
大量のスキル書を即座に読破していく団長トパル。
「ふぅ、ざっと20個程コレクション出来たけど」
団長:トパルの力、代償を与えると代償を得られる。
これはスキルでもなんでもない。
団長トパルの生まれながらにしても異能であった。
そしてスキルを無限に貯蔵出来る。
団長トパルは元々スキルなど覚えていないただのドワーフ族であったのだから。
今では滅びたとされる原書の種族。
ドワーフ、エルフ、オーガ、オーク、ゴブリン、等など、原書の種族はスキルを持つことが難しいと言われている。
「代償を与えるのは買うという概念が良いんだけど、別に自分の時間を代償として提供すればスキルは習得出来るんだよね」
団長トパルの独り言が囁かれる中、外では衝撃音と爆発音が響く。
「ふぃーまったく、この無敵のマルハをこんな薄気味悪い所に飛ばしやがって、狂乱バルゼロに文句言いたい、いや言うぞ」
「あ、えーと君は?」
団長トパルが問いかけると。
「15将軍て言えば分かるかな?」
「あーそりゃまずいね、皆臨戦態勢だ」
リザー、ランタン、ノッペラボウが武器を掴もうとしたのだが。
ノッペラボウには顔そのものが無い。
しかし彼の知覚は相手の体の本質を掴む。
「ヴィンガルドなのか?」
「それは、この魂の持ち主というか、生贄にしたというか」
「お前が、お前等が天使族を滅ぼした元凶か! そうか、禁忌を犯したのだな」
「はは、原理をしっているようだし、顔のない君から殺すしかないねぇい」
無敵のマルハの体がその時真っ赤に燃えた。
団長トパルがにやりとしてほくそ笑み。
「無敵のマルハ、無敵すぎて寿命で死ぬことしかできない。あらゆる攻撃にも耐性があると、さらにレベルは8000で、死因の理由はびっくりしたから? 何にびっくりしたんだろうねぇ、なるほど、気持ちの悪い虫を見てびっくりしたと、なるほどなるほど」
「げ、なぜ、そこまで」
「コレクションスキルの1つ、微細鑑定だよ、これは金貨10000枚したからね、結構高かったけど」
「さてと、攻略方法は見えた。リザーすまない」
「なぜ、謝るんじゃ」
その時、リザーの体が変容したのであった。
「スキル:昆虫化」
リザードマンのリザーの姿が黒い昆虫のような虫へと変容した。
しかもリザードマンの大きさそのままだから、巨大昆虫と化したのだ。
「げ、ぎゃあああああああああああああああああああああああああ」
無敵のマルハは踵を返して逃走を開始した。
宝物庫のドアを開けて、がたがたと死体をよけて、地上へと向かう。
「よし」
「よしじゃねーよ、いつまで、この気持ち悪い黒い昆虫の姿してなくちゃいけねーんだよ」
「スキル:解除っと、昆虫化は金貨100枚で安かったんだぞ、解除のスキルはダンジョンで見つけたんだけどね」
「ふぅーやっぱり緑色の鱗の姿が男のリザードマンって感じだね」
ランタンがけらけらとカボチャ頭の姿で笑う。
彼の姿はカボチャに頭から炎が灯してある。
さらには、体のあちこちから火花が散っておる。浮遊している、が空高く飛べる訳ではないらしい。
「無敵のマルハか、とても危険な奴だという事は知っていたが、なぜ逃がした団長、あそこで捕まえて、我が天使族の仇敵を見つけたというのに」
「それはちげーぞボウ、なぜかって、ヴィンガルドを生贄にしたやつがいるだろ? それを正さないと意味がない。そもそも生贄で召喚された人間を殺したってそいつには責任はねーだろ?」
「そこはやっぱり理屈なんだな、ドワーフらしいが、それが団長だ」
トパルはつるつるに剃られた顎を撫でながら思案する。
「さてと、地上に出よう、色々と面倒に巻き込まれる前に退散したいが、一応約束は約束だ。アララスタ王国に滅びられても何も困らないが、良いスキルを手に入れられるかもしれない」
「団長は欲深いですからねぇ」
「これはこれは」
突如異空間からまた何かが出現した。
「無敵のマルハではダメでしたようなので、おれさまが相手になりましょう、この爆弾のオニが」
団長トパルは即座にスキル:微細鑑定を発動させていた。
「爆弾のオニ、スキル:視線爆弾。見た者を爆発させる。3秒間見続ける必要がある。レベル8000と、間違って自分を見て爆発させて死亡っと、意外と間抜けだな」
「はっはっは、それはひどい、あれは自分自身を見続ける必要があったからですよ」
爆弾のオニの恰好は右手と左手に黒い手袋を身に着けている。
ゴーグルをかけており、短髪の黒髪姿。衣服はどことなく白衣を黒衣にしたような感じである。
「じゃあ、死んでちょ」
「皆動け」
団長トパルの背後が爆発した。
爆発は連鎖を辿り、宝物庫が爆発の渦へと包まれた。
爆炎が広がる中。
「ちっちっち、視線爆弾はね、空気すら爆発する事が出来るんだぜっと」
その時、宝物庫の全ての空気が爆発した。
墓場の傭兵団団長は崩壊した城の宝物庫にいる。
兵士達は全員惨殺されていた。
「まーったく団長はせこいねぇ」
「うるさい、団長は素敵なのです」
「ドワーフだけに、くくく」
ドワーフ族のトパル。
ジャック・オ・ランタン族のランタン
リザードマン族のリザー
天使族のノッペラボウ
その4名はアララスタ領地の宝物庫へとやって来ていた。
大量のスキル書を即座に読破していく団長トパル。
「ふぅ、ざっと20個程コレクション出来たけど」
団長:トパルの力、代償を与えると代償を得られる。
これはスキルでもなんでもない。
団長トパルの生まれながらにしても異能であった。
そしてスキルを無限に貯蔵出来る。
団長トパルは元々スキルなど覚えていないただのドワーフ族であったのだから。
今では滅びたとされる原書の種族。
ドワーフ、エルフ、オーガ、オーク、ゴブリン、等など、原書の種族はスキルを持つことが難しいと言われている。
「代償を与えるのは買うという概念が良いんだけど、別に自分の時間を代償として提供すればスキルは習得出来るんだよね」
団長トパルの独り言が囁かれる中、外では衝撃音と爆発音が響く。
「ふぃーまったく、この無敵のマルハをこんな薄気味悪い所に飛ばしやがって、狂乱バルゼロに文句言いたい、いや言うぞ」
「あ、えーと君は?」
団長トパルが問いかけると。
「15将軍て言えば分かるかな?」
「あーそりゃまずいね、皆臨戦態勢だ」
リザー、ランタン、ノッペラボウが武器を掴もうとしたのだが。
ノッペラボウには顔そのものが無い。
しかし彼の知覚は相手の体の本質を掴む。
「ヴィンガルドなのか?」
「それは、この魂の持ち主というか、生贄にしたというか」
「お前が、お前等が天使族を滅ぼした元凶か! そうか、禁忌を犯したのだな」
「はは、原理をしっているようだし、顔のない君から殺すしかないねぇい」
無敵のマルハの体がその時真っ赤に燃えた。
団長トパルがにやりとしてほくそ笑み。
「無敵のマルハ、無敵すぎて寿命で死ぬことしかできない。あらゆる攻撃にも耐性があると、さらにレベルは8000で、死因の理由はびっくりしたから? 何にびっくりしたんだろうねぇ、なるほど、気持ちの悪い虫を見てびっくりしたと、なるほどなるほど」
「げ、なぜ、そこまで」
「コレクションスキルの1つ、微細鑑定だよ、これは金貨10000枚したからね、結構高かったけど」
「さてと、攻略方法は見えた。リザーすまない」
「なぜ、謝るんじゃ」
その時、リザーの体が変容したのであった。
「スキル:昆虫化」
リザードマンのリザーの姿が黒い昆虫のような虫へと変容した。
しかもリザードマンの大きさそのままだから、巨大昆虫と化したのだ。
「げ、ぎゃあああああああああああああああああああああああああ」
無敵のマルハは踵を返して逃走を開始した。
宝物庫のドアを開けて、がたがたと死体をよけて、地上へと向かう。
「よし」
「よしじゃねーよ、いつまで、この気持ち悪い黒い昆虫の姿してなくちゃいけねーんだよ」
「スキル:解除っと、昆虫化は金貨100枚で安かったんだぞ、解除のスキルはダンジョンで見つけたんだけどね」
「ふぅーやっぱり緑色の鱗の姿が男のリザードマンって感じだね」
ランタンがけらけらとカボチャ頭の姿で笑う。
彼の姿はカボチャに頭から炎が灯してある。
さらには、体のあちこちから火花が散っておる。浮遊している、が空高く飛べる訳ではないらしい。
「無敵のマルハか、とても危険な奴だという事は知っていたが、なぜ逃がした団長、あそこで捕まえて、我が天使族の仇敵を見つけたというのに」
「それはちげーぞボウ、なぜかって、ヴィンガルドを生贄にしたやつがいるだろ? それを正さないと意味がない。そもそも生贄で召喚された人間を殺したってそいつには責任はねーだろ?」
「そこはやっぱり理屈なんだな、ドワーフらしいが、それが団長だ」
トパルはつるつるに剃られた顎を撫でながら思案する。
「さてと、地上に出よう、色々と面倒に巻き込まれる前に退散したいが、一応約束は約束だ。アララスタ王国に滅びられても何も困らないが、良いスキルを手に入れられるかもしれない」
「団長は欲深いですからねぇ」
「これはこれは」
突如異空間からまた何かが出現した。
「無敵のマルハではダメでしたようなので、おれさまが相手になりましょう、この爆弾のオニが」
団長トパルは即座にスキル:微細鑑定を発動させていた。
「爆弾のオニ、スキル:視線爆弾。見た者を爆発させる。3秒間見続ける必要がある。レベル8000と、間違って自分を見て爆発させて死亡っと、意外と間抜けだな」
「はっはっは、それはひどい、あれは自分自身を見続ける必要があったからですよ」
爆弾のオニの恰好は右手と左手に黒い手袋を身に着けている。
ゴーグルをかけており、短髪の黒髪姿。衣服はどことなく白衣を黒衣にしたような感じである。
「じゃあ、死んでちょ」
「皆動け」
団長トパルの背後が爆発した。
爆発は連鎖を辿り、宝物庫が爆発の渦へと包まれた。
爆炎が広がる中。
「ちっちっち、視線爆弾はね、空気すら爆発する事が出来るんだぜっと」
その時、宝物庫の全ての空気が爆発した。
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