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第46話 1週間が経過した
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「ぜいぜい、残り時間2時間きったぞ、いい加減おめーら殺されてくんねーかな、もう6日近く戦ってるぞ」
「はぁはぁ、お前本当にレベル100以下かよ、強さがやばすぎるだろ」
闇丸道化師が笑う。
「なぜ、2時間なんだ?」
爆弾のオニが尋ねるが。
「いや、一週間以内にお前等を追い払わないと怖いモンスターが現れるんだよ」
「そんな物語はきっと小説だけじゃね、ふぁふぁふぁ」
小説家マハイが笑う。
彼女は麦わら帽子をかぶり、しわくちゃな老婆の手で本を掴んでいる。
小説であった事を再現できるスキルで、カイル達も苦戦した。
「もう、無理、体うごけねー」
「何を、お前無敵のマルハじゃねーかよ」
魔界王デンリンが叫ぶ。
彼は黒いとんがり帽子をかぶりながら、子供の姿をしている。
きゃっきゃと笑いながら。魔王級の魔法を飛ばしてくるが魔王ではない。
魔界の王様であったらしいが、その魔界はどこにあるかは知らない。
「まったく、私の模型が歯が立たないなぁ、戦車も戦闘機も無理ゲーだ」
模型のバリーは巨漢の金髪の男で、見た目がこの世界の住民ではない事を思わせた。
どこか鼻が高く、白い肌をしている。衣服は迷彩柄であった。
「おっさん的に休憩タイムしようぜ」
そう呟いたのは伝説おっさんのリギット。
彼は飲物を飲むと最強になるらしく、何度も飲み物を飲んだりしている。極めつけはお酒を飲むと酔っぱらう。
酔拳の使い手でもあり、衣服は白シャツにぼろズボン。
「はぁ、幻滅ですね」
そう呟いたのは、死神のカラクリ。
死神のような姿をしているが、体は人形のようになっている。
鎌に触れたものを即死させる事が出来るがこちらに鎌を当てる事は不可能であった。
包帯のミイラは全身が包帯で包まれている。
ただ無言に立ち尽くし。
ゴーストセイガは体のあちこちが食われている。
ゴーストの塊であり、天敵のゴーストイーターと戦う事になった。
粉骨のヤリは巨大な槍を地面に突き立てて疲れ果てている。
全員が満身創痍の中。
約束の時間が経過してしまった。
異空間より現れるボスモンスター。
【時間が経過しました。ペナルティーとして正気を失ったライル・オリゲートレベル99999】
その場が騒然となる。
誰も、ライル・オリゲートの存在を知らない。
それはカイル・オリゲートとて同じである。
「て、誰?」
カイルの呟き。
だが1人だけ蒼白になった人物がいた。
それはリラメイド長。
「この世界を1000年前統一した男がいます。名前をライル。ですが、オリゲート家だとは知らなかった。しかも今回は私達にも聞こえましたよペナルティーの声」
「まじか」
「それに、レベルの桁が一桁違うんですが」
「うんだ。9999じゃなくて99999だね」
「あ、えーと」
眼の前に出現したのは少年であった。
頭には王冠を被っている。
大きな欠伸をすると。腕を回転させている。
「ぎゃはははっははあ、ただの餓鬼じゃねーか」
そう叫んだ闇丸道化師は一瞬にして吹き飛んだ。遥か彼方に消えていく。
「何が起きた?」
「私は見えました。物凄く早く走って殴って元の場所に戻ったのです。恐らく人が認識出来るレベルを超えています」
「という事で、皆さん逃げましょう」
カイルが叫ぶと。
その場が騒然とした。
次から次へとボールのように弾き飛ばされていく15将軍たち、さらにはこちらの仲間達まで巻き込まれて吹き飛ばされる。
それは兵士とて同じ。
その場の戦争は強制終了させられたはずだったのだが。
遥か空に亀裂が生まれて、15人の天使が現れた。
彼等が向かったのはアララスタ王国の城の真上、空の都とされる場所だったのだから。
それを目撃したのはカイルとリラだけであった。
そうして2人は正気を失ったライル・オリゲートにボールのように吹き飛ばされていった。
その日、アララスタ王国の戦争跡地には何も残らなかったそうだが。
遠く離れた陣地ではひと悶着起きていた。
★
「ラッドン様、お久しぶりです」
「空箱のヴォルドか」
帝王ラッドンと狂乱バルゼロと賢者リーチャンは彼等を見ていた。
「その男は?」
「地球と呼ばれる異世界の者です」
「だとしたら、なぜそこから現れた?」
「わしは地球にいたのです」
「箱を通してか?」
「その通りです」
「お前は破門だと言ったはずだ」
「ですが、なぜまだ戦うのですか」
「ジスタ領地にタルタロスの門が開かれる」
「誰が言ったのですか」
「神だ」
「神は一杯いますよ」
「それを統率する神だ」
「セフィロトですね」
「お前はなぜ知っている」
「俺はロウ、名前は憶えてください、その神の依り代がこの世界にいるんですね、そして光臨なされた」
「うむ」
「それだけ聞ければ良いでしょう、ヴォルドさん船に戻りますよ」
「だが」
「ラッドンさんは正しい事をしています。他の人から見たら間違っている事だとしてもです」
「それなら、わしは」
「ヴォルドさんにもやる事がありますよ」
「何を」
「箱を使って皆を回収する事です」
「それは」
「どうやらライル・オリゲートが暴れています。あれを倒すのは不可能に近い。ですが吹き飛ばされた人々は生きているかもしれません、皆超人だろうし、兵士は死んだかもしれませんが、箱を使って、心の中に箱を生み出して導くのですよ」
「わしに出来るだろうか」
「それがあなたの役目でしょう、空箱のヴォルド、空箱には中身が必用でしょう?」
「ああ、そうだったな、ラッドン様、どうかご無事で」
「お前こそな」
ロウと空箱のヴォルドは転送機を使って船の内部へと移動した。
ライル・オリゲートは獲物が無くなってゾンビのようにアララスタ領地を彷徨っていた。
アララスタ王国には真・クロウガー、魔王ヤマガルド、無差別ライル・オリゲート、そしてまだ開かれぬタルタロスの門。問題が山積みになろうとしていた。
「はぁはぁ、お前本当にレベル100以下かよ、強さがやばすぎるだろ」
闇丸道化師が笑う。
「なぜ、2時間なんだ?」
爆弾のオニが尋ねるが。
「いや、一週間以内にお前等を追い払わないと怖いモンスターが現れるんだよ」
「そんな物語はきっと小説だけじゃね、ふぁふぁふぁ」
小説家マハイが笑う。
彼女は麦わら帽子をかぶり、しわくちゃな老婆の手で本を掴んでいる。
小説であった事を再現できるスキルで、カイル達も苦戦した。
「もう、無理、体うごけねー」
「何を、お前無敵のマルハじゃねーかよ」
魔界王デンリンが叫ぶ。
彼は黒いとんがり帽子をかぶりながら、子供の姿をしている。
きゃっきゃと笑いながら。魔王級の魔法を飛ばしてくるが魔王ではない。
魔界の王様であったらしいが、その魔界はどこにあるかは知らない。
「まったく、私の模型が歯が立たないなぁ、戦車も戦闘機も無理ゲーだ」
模型のバリーは巨漢の金髪の男で、見た目がこの世界の住民ではない事を思わせた。
どこか鼻が高く、白い肌をしている。衣服は迷彩柄であった。
「おっさん的に休憩タイムしようぜ」
そう呟いたのは伝説おっさんのリギット。
彼は飲物を飲むと最強になるらしく、何度も飲み物を飲んだりしている。極めつけはお酒を飲むと酔っぱらう。
酔拳の使い手でもあり、衣服は白シャツにぼろズボン。
「はぁ、幻滅ですね」
そう呟いたのは、死神のカラクリ。
死神のような姿をしているが、体は人形のようになっている。
鎌に触れたものを即死させる事が出来るがこちらに鎌を当てる事は不可能であった。
包帯のミイラは全身が包帯で包まれている。
ただ無言に立ち尽くし。
ゴーストセイガは体のあちこちが食われている。
ゴーストの塊であり、天敵のゴーストイーターと戦う事になった。
粉骨のヤリは巨大な槍を地面に突き立てて疲れ果てている。
全員が満身創痍の中。
約束の時間が経過してしまった。
異空間より現れるボスモンスター。
【時間が経過しました。ペナルティーとして正気を失ったライル・オリゲートレベル99999】
その場が騒然となる。
誰も、ライル・オリゲートの存在を知らない。
それはカイル・オリゲートとて同じである。
「て、誰?」
カイルの呟き。
だが1人だけ蒼白になった人物がいた。
それはリラメイド長。
「この世界を1000年前統一した男がいます。名前をライル。ですが、オリゲート家だとは知らなかった。しかも今回は私達にも聞こえましたよペナルティーの声」
「まじか」
「それに、レベルの桁が一桁違うんですが」
「うんだ。9999じゃなくて99999だね」
「あ、えーと」
眼の前に出現したのは少年であった。
頭には王冠を被っている。
大きな欠伸をすると。腕を回転させている。
「ぎゃはははっははあ、ただの餓鬼じゃねーか」
そう叫んだ闇丸道化師は一瞬にして吹き飛んだ。遥か彼方に消えていく。
「何が起きた?」
「私は見えました。物凄く早く走って殴って元の場所に戻ったのです。恐らく人が認識出来るレベルを超えています」
「という事で、皆さん逃げましょう」
カイルが叫ぶと。
その場が騒然とした。
次から次へとボールのように弾き飛ばされていく15将軍たち、さらにはこちらの仲間達まで巻き込まれて吹き飛ばされる。
それは兵士とて同じ。
その場の戦争は強制終了させられたはずだったのだが。
遥か空に亀裂が生まれて、15人の天使が現れた。
彼等が向かったのはアララスタ王国の城の真上、空の都とされる場所だったのだから。
それを目撃したのはカイルとリラだけであった。
そうして2人は正気を失ったライル・オリゲートにボールのように吹き飛ばされていった。
その日、アララスタ王国の戦争跡地には何も残らなかったそうだが。
遠く離れた陣地ではひと悶着起きていた。
★
「ラッドン様、お久しぶりです」
「空箱のヴォルドか」
帝王ラッドンと狂乱バルゼロと賢者リーチャンは彼等を見ていた。
「その男は?」
「地球と呼ばれる異世界の者です」
「だとしたら、なぜそこから現れた?」
「わしは地球にいたのです」
「箱を通してか?」
「その通りです」
「お前は破門だと言ったはずだ」
「ですが、なぜまだ戦うのですか」
「ジスタ領地にタルタロスの門が開かれる」
「誰が言ったのですか」
「神だ」
「神は一杯いますよ」
「それを統率する神だ」
「セフィロトですね」
「お前はなぜ知っている」
「俺はロウ、名前は憶えてください、その神の依り代がこの世界にいるんですね、そして光臨なされた」
「うむ」
「それだけ聞ければ良いでしょう、ヴォルドさん船に戻りますよ」
「だが」
「ラッドンさんは正しい事をしています。他の人から見たら間違っている事だとしてもです」
「それなら、わしは」
「ヴォルドさんにもやる事がありますよ」
「何を」
「箱を使って皆を回収する事です」
「それは」
「どうやらライル・オリゲートが暴れています。あれを倒すのは不可能に近い。ですが吹き飛ばされた人々は生きているかもしれません、皆超人だろうし、兵士は死んだかもしれませんが、箱を使って、心の中に箱を生み出して導くのですよ」
「わしに出来るだろうか」
「それがあなたの役目でしょう、空箱のヴォルド、空箱には中身が必用でしょう?」
「ああ、そうだったな、ラッドン様、どうかご無事で」
「お前こそな」
ロウと空箱のヴォルドは転送機を使って船の内部へと移動した。
ライル・オリゲートは獲物が無くなってゾンビのようにアララスタ領地を彷徨っていた。
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