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第54話 伝説の勇者は……
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「うぉらーああああああ」
伝説の勇者の叫び声と共に高速の剣戟が繰り出されるも明後日の方角へと向かってしまう。
ゴミ王国の城壁が吹き飛ばされていったり、城が破壊されていくけど、全然ゴイル達に攻撃が当たらないと言う状態だった。
「お前等物凄く強いのか!」
いや、えーと、伝説の勇者さんが物凄く弱いんですがと心の中でゴイルは呟いていた。
伝説の勇者の阿保面がとても面白くて、ゴイルがくすりと表情がにやけてしまう。
「なんだその、余裕ぶった態度は、これがいわゆるチートって奴なのか」
「いや、チートはそっちの方だと思うんだけど、伝説の勇者さん、戦った事はありますか?」
「このアバターで戦った事は無い、狩ゲーとか死にゲーとかのアバターなら戦ったことがあるんだが、攻撃が当たれば一撃で倒せたんだけど人間の体はほそっこくて当たらない!」
「そうかーその狩ゲーとか死にゲーとかは意味が分からないけど、伝説の勇者さん、死んでもらっていいかな?」
ゴイルの優しい呟きに。
「な、んだと、この超絶レベルの勇者様を前にそのような態度とは、さすがは謎の切れ者」
「ただのゴミを処理する人ですけどね」
「く、この勇者をゴミ扱いとは、ここは撤退しようか、神共が相手してくれようぞ、さぁ、またガチャしよう1億円追加!」
またおびただしい数のカプセルが出現してカプセルが開かれていく。
すると、1個だけ神ガチャに当たったみたいで。
「よーし、こ、これは、雷神トールかー北欧系はあまり当てた事無かったから嬉しいなーオーディンとかロキ以来かなー」
その場が一瞬で凍り付いた。
「じゃ、雷神トール君あとはよろしくー」
「ぐ、逆らえぬ、仕方ないな」
巨漢。
頭に雷を放電させながら、右手にハンマーを握りしめている。
左手にもハンマーを握りしめており。
両足で大地を踏みしめている。
黄色い衣服からも雷を放電させている。
伝説の勇者が異常に雑魚だったという事実を確認した後の生半可ならぬ絶望感。
雷神トールが大地に向かって二振りのハンマーを打ち鳴らす。
大地が轟く。
ゴイルとトパル団長が揺れ動く中。
ユウだけが浮遊しており無事であった。
ゴイルはこきこきと両手の関節を鳴らしながら。
ゆっくりと自分の手の平を見つめて。
「ここは俺が相手になってみる。団長トパルとユウさんはハデスの悪魔の軍勢を相手にしてくれ」
「大丈夫か? ゴイル」
「ああ、一度は冒険者みたく戦ってみたい。エイプリル達が一度攻めてきたときに戦ったけど」
「あの時はすまなかった」
後ろでエイプリルがそう呟いた。
「今は気にしていないさ」
ゴイルが前にと進む。レベル30310の強さを示そうと。
スキル:ゴミガチャ
スキル:圧縮
スキル:王者しかないけど。
あとは、魔法をかなり使える事くらいか。
「右手にファイアーボルドを圧縮して、左手にサンダーフリーズを圧縮する」
右手から赤黒い雷がばちばちと圧縮されていく。
左手に雷の氷が小さく小さく結晶化されていく。
「この二つを合わせて。何か得体のしれないエネルギーを発生させてっと」
真っ黒い塊。
闇そのもののエネルギーから炎の雷のように迸る。
構えている時に。
雷神トールが大地ではなく、ゴイルに向かって、ハンマーを投擲した。
高速で回転しながらハンマーがゴイルの脳天目掛けて飛来する。
ゴイルはハンマーに向かって闇のエネルギーを投擲し、闇の煙がハンマーを包み込み、さらに圧縮されていき。
一瞬の静寂の後、煙が少しずつ空に向かって伸びあがり。
一瞬にして辺りを闇のエネルギーに包み、無音になったかと思うと。
物凄い衝撃音を響かせて周りの仲間と雷神トールとハデスの悪魔軍勢をよろめかせる。
雷神トールが体制を立て直すと、1つのハンマーを失ったので、左手に握られているハンマーをぐるりと回転させる。
それを真下に突き入れるように打ち下ろす。
大地が割れて、雷神トールを押し上げるようにして、大地から空へと向かって伸びあがる。
それは一か所ではなく、ゴイル。団長トパル。ユウ。エイプリルも巻き込んでいく。
まるで落差の階段のようになっていくと。
雷神トールが雄叫びのように心臓の底から声を轟かせると。
真上の空だけに黒いうっそうとした雲が増え続ける。
そこから雷が集結していくと。左手に握られているハンマーに注がれていく。
ゴイルは右手と左手に先程得た闇のエネルギーの製作方法を参考にしながら、魔法を集結させていく。
そうして、ゴイルの闇のさらなる闇のエネルギーを解き放ち。
雷が飛来してくるのと同時に、それがぶつかり。
また静けさをとりとめる。
まるで時間が止まったかのように。
また動き出すと、次はさらなる津波のような暖かい爆風を辺りに広がらせた。
「物凄いな」
団長トパルが大きな声で叫ぶと。
ゴイルは不敵に口の端をつり上がらせて。
「まだまだー」
と叫び声を上げていた。
雷神トールは熊のような怒りの方向をあげると。
さらに大地を殴り飛ばした。
伝説の勇者の叫び声と共に高速の剣戟が繰り出されるも明後日の方角へと向かってしまう。
ゴミ王国の城壁が吹き飛ばされていったり、城が破壊されていくけど、全然ゴイル達に攻撃が当たらないと言う状態だった。
「お前等物凄く強いのか!」
いや、えーと、伝説の勇者さんが物凄く弱いんですがと心の中でゴイルは呟いていた。
伝説の勇者の阿保面がとても面白くて、ゴイルがくすりと表情がにやけてしまう。
「なんだその、余裕ぶった態度は、これがいわゆるチートって奴なのか」
「いや、チートはそっちの方だと思うんだけど、伝説の勇者さん、戦った事はありますか?」
「このアバターで戦った事は無い、狩ゲーとか死にゲーとかのアバターなら戦ったことがあるんだが、攻撃が当たれば一撃で倒せたんだけど人間の体はほそっこくて当たらない!」
「そうかーその狩ゲーとか死にゲーとかは意味が分からないけど、伝説の勇者さん、死んでもらっていいかな?」
ゴイルの優しい呟きに。
「な、んだと、この超絶レベルの勇者様を前にそのような態度とは、さすがは謎の切れ者」
「ただのゴミを処理する人ですけどね」
「く、この勇者をゴミ扱いとは、ここは撤退しようか、神共が相手してくれようぞ、さぁ、またガチャしよう1億円追加!」
またおびただしい数のカプセルが出現してカプセルが開かれていく。
すると、1個だけ神ガチャに当たったみたいで。
「よーし、こ、これは、雷神トールかー北欧系はあまり当てた事無かったから嬉しいなーオーディンとかロキ以来かなー」
その場が一瞬で凍り付いた。
「じゃ、雷神トール君あとはよろしくー」
「ぐ、逆らえぬ、仕方ないな」
巨漢。
頭に雷を放電させながら、右手にハンマーを握りしめている。
左手にもハンマーを握りしめており。
両足で大地を踏みしめている。
黄色い衣服からも雷を放電させている。
伝説の勇者が異常に雑魚だったという事実を確認した後の生半可ならぬ絶望感。
雷神トールが大地に向かって二振りのハンマーを打ち鳴らす。
大地が轟く。
ゴイルとトパル団長が揺れ動く中。
ユウだけが浮遊しており無事であった。
ゴイルはこきこきと両手の関節を鳴らしながら。
ゆっくりと自分の手の平を見つめて。
「ここは俺が相手になってみる。団長トパルとユウさんはハデスの悪魔の軍勢を相手にしてくれ」
「大丈夫か? ゴイル」
「ああ、一度は冒険者みたく戦ってみたい。エイプリル達が一度攻めてきたときに戦ったけど」
「あの時はすまなかった」
後ろでエイプリルがそう呟いた。
「今は気にしていないさ」
ゴイルが前にと進む。レベル30310の強さを示そうと。
スキル:ゴミガチャ
スキル:圧縮
スキル:王者しかないけど。
あとは、魔法をかなり使える事くらいか。
「右手にファイアーボルドを圧縮して、左手にサンダーフリーズを圧縮する」
右手から赤黒い雷がばちばちと圧縮されていく。
左手に雷の氷が小さく小さく結晶化されていく。
「この二つを合わせて。何か得体のしれないエネルギーを発生させてっと」
真っ黒い塊。
闇そのもののエネルギーから炎の雷のように迸る。
構えている時に。
雷神トールが大地ではなく、ゴイルに向かって、ハンマーを投擲した。
高速で回転しながらハンマーがゴイルの脳天目掛けて飛来する。
ゴイルはハンマーに向かって闇のエネルギーを投擲し、闇の煙がハンマーを包み込み、さらに圧縮されていき。
一瞬の静寂の後、煙が少しずつ空に向かって伸びあがり。
一瞬にして辺りを闇のエネルギーに包み、無音になったかと思うと。
物凄い衝撃音を響かせて周りの仲間と雷神トールとハデスの悪魔軍勢をよろめかせる。
雷神トールが体制を立て直すと、1つのハンマーを失ったので、左手に握られているハンマーをぐるりと回転させる。
それを真下に突き入れるように打ち下ろす。
大地が割れて、雷神トールを押し上げるようにして、大地から空へと向かって伸びあがる。
それは一か所ではなく、ゴイル。団長トパル。ユウ。エイプリルも巻き込んでいく。
まるで落差の階段のようになっていくと。
雷神トールが雄叫びのように心臓の底から声を轟かせると。
真上の空だけに黒いうっそうとした雲が増え続ける。
そこから雷が集結していくと。左手に握られているハンマーに注がれていく。
ゴイルは右手と左手に先程得た闇のエネルギーの製作方法を参考にしながら、魔法を集結させていく。
そうして、ゴイルの闇のさらなる闇のエネルギーを解き放ち。
雷が飛来してくるのと同時に、それがぶつかり。
また静けさをとりとめる。
まるで時間が止まったかのように。
また動き出すと、次はさらなる津波のような暖かい爆風を辺りに広がらせた。
「物凄いな」
団長トパルが大きな声で叫ぶと。
ゴイルは不敵に口の端をつり上がらせて。
「まだまだー」
と叫び声を上げていた。
雷神トールは熊のような怒りの方向をあげると。
さらに大地を殴り飛ばした。
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