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第59話 カイル・オリゲート到達した果てに
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金狼シェイバ、ゴーストイーター、裏世界キャンベル、死別ダマスカ、ミハミハ、コルク、音楽家ジージージ、ユーゴ、時間経過ガムン、歌歌のアイ、最後にリラメイド長、そしてカイル・オリゲートとバナレス卿は、裏世界キャンベルのモノクロ裏世界の夥しいモンスターの激闘の果てに。
ようやくジスタラン王国へと到着する事になった。
「ようやく、俺達は」
カイル・オリゲート達は裏世界から表世界へと出ると。
その光景に絶句していた。
1人のダークエルフの男が全身をぼろぼろにさせながら。
立ち尽くしていた。
その背後には民衆が沢山いた。
彼等は涙を流していた。
ジスタラン王国の地下から突如飛び出た巨大な門。
おどろおどろしい化物の彫像が描かれている門。
そこから数えきれない数の恐ろしい形相をした悪魔だとすぐに分かる化物達が群がってジーバ執事長に襲い掛かっている。
ジーバ執事長は何度も魔法と剣で攻撃を弾いたりしているが、1人対1万以上では勝てないし、次から次へと悪魔が群がってきている。
「ジーバ!」
カイルが叫ぶと。
ジーバ執事長が微笑んでこちらを見た瞬間。
悪魔達の群れに飲み込まれてしまった。
「おい、うそだろ、皆ジーバを」
カイルの目から涙があふれかえってきた。
あれだけ、色々な事を教えてくれたジーバ執事長の死を直感する事が出来なかった。
「まじかよ、これ、本当なのかよ、俺は俺は、一体どうなってるんだよ」
走った。
だが、ジーバが命をかけて護った民衆が次から次へと悪魔達に飲み込まれていく。
巨大な顎からむさぼり食われるようにして消えていく。
「てめーら」
「カイル! 一時撤退よ」
リラメイド長が叫ぶ。
「なんだよそれ、ジーバが無駄死にだろうがよ、てか、ジスタラン王国になんで地獄の門が出てんだよ」
パチンと音が鳴った。
カイルの頬が柔らかい手でビンタされる音だった。
「なんだよちきしょう、親父も死んだし、なんだよおおおおおおお」
カイル・オリゲートが叫び声を上げると。
「金狼シェイバ、カイルを背負って走って」
「リラお前まで死ぬのか」
「あなたに剣帝になってもらうまで、私は死なない」
そう言いながら万を超す悪魔の軍勢に向かって、2本の剣をぐるりと回転させて。
「護ってやるんだから、これでも神速のルーム・クラフの弟子!」
次にリラメイド長が悪魔の軍勢に消えていく。
ジーバ執事長のように飲み込まれた訳ではなく。
悪魔達が切刻まれて薄黒い血しぶきを上げながら、悪魔達が空へと舞いあがった。
「リラ、生きろ、なんとかやり返すぞてめーら、今は逃げるが」
カイルは金狼ジェイバに背負われて、他のメンバーと共に、どこかへと走り出した。
その頭上に見たことも無い船が浮かんでいた。
数えきれない数の部品から形成されている事が分かるが、何よりこの世界の船ではない事が分かる。
「あれはなんだ? また敵なのか」
「そこのもの、今から箱を送る、そこに入れ」
「誰だてめー」
「わしは元ファイガスタ帝国の16将軍が1人空箱のヴォルドだ」
「敵じゃねーかというか15人までだろうがよ」
「良いから箱に入れ死にたのか」
「わーったよ」
さらに見たことも無い巨大な人形が船の上から飛翔した。
背中には無数の翼を生やしている。
「あれはなんだ?」
「後ろを任せろ、てめーらは箱に入れ」
「うぉ、人形が喋った」
「これは人形じゃない、機械で乗り物でロボットのシェイカーって乗り物だ。名前をマガルート!」
そのロボットは無限に変形をした。
変形し続けたあらゆる箇所から筒状の物が飛び出てくる。
全身の筒から透明な光が発射されて、何万という悪魔が一瞬で蒸発した。
「うそだろ」
「あそこの女性も助けるんだろ、こっちは任せろ」
「お前の名前は」
「ロウだ。ロウ・ゴッド・エルレイム。地球での名前は狼眼忠信だ」
「地球ってなんぞや」
「良いから箱に入れ」
「分かった!」
マガルートと呼ばれたロボットがリラを救出する姿を見て、カイル達は箱に吸い込まれてどこかへと消滅した。
★ ノアの方舟内部
カイル達はそわそわしながら見た事もない機械のような椅子に座っていた。
長方形の机の端にロウと呼ばれた青年が立っていた。
空箱のヴォルドもおっさんのようであり、白髪が見えた老齢な紳士と言う感じだった。
彼は箱を大事そうに抱えている。
「ここはなんだんだ? 見た事も無い建物が無数に立ち並んでる。船の中に世界が構築されてるんだが」
「ここはノアの方舟の中、地球から逃げてきた人たちが住まう国だ」
「いや、船だろ」
「船の形をした国だ。中は3次元を超えた仕組みになっていてね、物理法則がねじまがってるんだよ」
「意味が分からない」
「いやわかるはずだよ、君達の世界ではワールドダンジョンと言って良いだろう」
「確かにダンジョンの中に世界が構築されてるが、あれは魔法だろう」
「いや、あれも似たようなものさ、船にワールドダンジョンの理論を適用したと考えてくれれば助かる」
「ああ、分かった。でリラは生きてるのか」
「彼女は医務室で眠っているよ、かなりの出血をしていてね、カナネが見ている」
「カナネ?」
「俺のように8機人を操る人達さ」
「その8機人てなんなんだ?」
「地球産の勇者みたいなものだな」
「意味わからねしただの人形だろうさ」
「人形にも意思が宿る者さ、さてと、まずは説明させてくれ、時間がない」
「あーはいはい」
「まず、君のジスタ領地だが」
「ジスタラン王国な」
「あそこは元々地獄との懸け橋の場所だ」
「は?」
「数千年前に一度地獄の門が開いて、一度何者かによって封印されている」
「何者が封印したんだよ」
「それは、おのずと分かる。さて、ライル・オリゲートを正気に戻す方法を考えてくれ」
「いや無理だろ」
「彼の力が必要だ」
「今あいつはどこにいんだよ」
「暴走して、暴れまわって手疲れたのか眠ってるよ」
「どこで?」
「ファイガスタ帝国でね」
「アララスタ王国はどうなった」
「ライル・オリゲートと魔王ヤマガルドが滅ぼしたよ」
「は? 皆はどうなった。王様とか、王者ラバーンとかいただろ」
「さぁ、皆どこかに散り散りだねそれか死んだかだ」
「じゃあ、ファイガスタ帝国は」
「今未曽有の危機だね、キミには責任がある。ライル・オリゲートというペナルティーを生み出した。正気を取り戻せば、討伐されたとされてクエストガチャがまた使えるだろう」
「どうりでガチャ回せねーわけだ」
「クエストガチャはペナルティーを解消させないとクエストが発生しないからね」
「そうだったんだよな、ロウ、俺はどうしたらいいんだ」
「そうだね、君がジーバさんを失った気持ちは分かるけど、彼は地獄で生きてるよ」
「どういう」
「彼はダークエルフだ。悪魔との遠い血のつながりがある。その為悪魔達は彼を保護したと思っているね」
「食われたんだぞ」
「飲み込まれて運ばれただけだよ」
「そ、そうか」
「ロウ、聞かせてくれ、なぜ、地球と呼ばれる場所からやってきたんだ」
「それは、地球が他の惑星を食べ始めたからだよ」
「惑星って世界みたいなもんか」
「その通り」
「なぜ、地球は食べるんだ。その惑星を」
「エネルギーだからね」
「それは分かるが」
「この惑星も地球のターゲットだ。俺は故郷を食われたくないから、やってきた」
「故郷は地球なんだろ?」
「いや、俺はここから母によって地球に送られただけさ、とは言えこの世界は俺がいた惑星のパラレルワールドなんだけどね」
「意味わからねーし」
「元居た世界はどうなったのかは知らないけど、何かがずれてしまったんだろうけど、もう一人の兄がいる世界を守りたいと思うのは基本だろう」
「それは分かるが」
「じゃあ、カイル・オリゲートとガチャ産の皆さんはゆっくりと休むと良い」
「そうさせてもらう」
「この船は今から、ファイガスタ帝国に向かう。ライル・オリゲートを正気に戻す作戦を実行する」
「ああ、そうだな」
カイルの気持ちは複雑だった。
オリゲートと言う家名の事だから、遠いい祖先なのだろうとは思っているが。
実感がわかない。
ようやくジスタラン王国へと到着する事になった。
「ようやく、俺達は」
カイル・オリゲート達は裏世界から表世界へと出ると。
その光景に絶句していた。
1人のダークエルフの男が全身をぼろぼろにさせながら。
立ち尽くしていた。
その背後には民衆が沢山いた。
彼等は涙を流していた。
ジスタラン王国の地下から突如飛び出た巨大な門。
おどろおどろしい化物の彫像が描かれている門。
そこから数えきれない数の恐ろしい形相をした悪魔だとすぐに分かる化物達が群がってジーバ執事長に襲い掛かっている。
ジーバ執事長は何度も魔法と剣で攻撃を弾いたりしているが、1人対1万以上では勝てないし、次から次へと悪魔が群がってきている。
「ジーバ!」
カイルが叫ぶと。
ジーバ執事長が微笑んでこちらを見た瞬間。
悪魔達の群れに飲み込まれてしまった。
「おい、うそだろ、皆ジーバを」
カイルの目から涙があふれかえってきた。
あれだけ、色々な事を教えてくれたジーバ執事長の死を直感する事が出来なかった。
「まじかよ、これ、本当なのかよ、俺は俺は、一体どうなってるんだよ」
走った。
だが、ジーバが命をかけて護った民衆が次から次へと悪魔達に飲み込まれていく。
巨大な顎からむさぼり食われるようにして消えていく。
「てめーら」
「カイル! 一時撤退よ」
リラメイド長が叫ぶ。
「なんだよそれ、ジーバが無駄死にだろうがよ、てか、ジスタラン王国になんで地獄の門が出てんだよ」
パチンと音が鳴った。
カイルの頬が柔らかい手でビンタされる音だった。
「なんだよちきしょう、親父も死んだし、なんだよおおおおおおお」
カイル・オリゲートが叫び声を上げると。
「金狼シェイバ、カイルを背負って走って」
「リラお前まで死ぬのか」
「あなたに剣帝になってもらうまで、私は死なない」
そう言いながら万を超す悪魔の軍勢に向かって、2本の剣をぐるりと回転させて。
「護ってやるんだから、これでも神速のルーム・クラフの弟子!」
次にリラメイド長が悪魔の軍勢に消えていく。
ジーバ執事長のように飲み込まれた訳ではなく。
悪魔達が切刻まれて薄黒い血しぶきを上げながら、悪魔達が空へと舞いあがった。
「リラ、生きろ、なんとかやり返すぞてめーら、今は逃げるが」
カイルは金狼ジェイバに背負われて、他のメンバーと共に、どこかへと走り出した。
その頭上に見たことも無い船が浮かんでいた。
数えきれない数の部品から形成されている事が分かるが、何よりこの世界の船ではない事が分かる。
「あれはなんだ? また敵なのか」
「そこのもの、今から箱を送る、そこに入れ」
「誰だてめー」
「わしは元ファイガスタ帝国の16将軍が1人空箱のヴォルドだ」
「敵じゃねーかというか15人までだろうがよ」
「良いから箱に入れ死にたのか」
「わーったよ」
さらに見たことも無い巨大な人形が船の上から飛翔した。
背中には無数の翼を生やしている。
「あれはなんだ?」
「後ろを任せろ、てめーらは箱に入れ」
「うぉ、人形が喋った」
「これは人形じゃない、機械で乗り物でロボットのシェイカーって乗り物だ。名前をマガルート!」
そのロボットは無限に変形をした。
変形し続けたあらゆる箇所から筒状の物が飛び出てくる。
全身の筒から透明な光が発射されて、何万という悪魔が一瞬で蒸発した。
「うそだろ」
「あそこの女性も助けるんだろ、こっちは任せろ」
「お前の名前は」
「ロウだ。ロウ・ゴッド・エルレイム。地球での名前は狼眼忠信だ」
「地球ってなんぞや」
「良いから箱に入れ」
「分かった!」
マガルートと呼ばれたロボットがリラを救出する姿を見て、カイル達は箱に吸い込まれてどこかへと消滅した。
★ ノアの方舟内部
カイル達はそわそわしながら見た事もない機械のような椅子に座っていた。
長方形の机の端にロウと呼ばれた青年が立っていた。
空箱のヴォルドもおっさんのようであり、白髪が見えた老齢な紳士と言う感じだった。
彼は箱を大事そうに抱えている。
「ここはなんだんだ? 見た事も無い建物が無数に立ち並んでる。船の中に世界が構築されてるんだが」
「ここはノアの方舟の中、地球から逃げてきた人たちが住まう国だ」
「いや、船だろ」
「船の形をした国だ。中は3次元を超えた仕組みになっていてね、物理法則がねじまがってるんだよ」
「意味が分からない」
「いやわかるはずだよ、君達の世界ではワールドダンジョンと言って良いだろう」
「確かにダンジョンの中に世界が構築されてるが、あれは魔法だろう」
「いや、あれも似たようなものさ、船にワールドダンジョンの理論を適用したと考えてくれれば助かる」
「ああ、分かった。でリラは生きてるのか」
「彼女は医務室で眠っているよ、かなりの出血をしていてね、カナネが見ている」
「カナネ?」
「俺のように8機人を操る人達さ」
「その8機人てなんなんだ?」
「地球産の勇者みたいなものだな」
「意味わからねしただの人形だろうさ」
「人形にも意思が宿る者さ、さてと、まずは説明させてくれ、時間がない」
「あーはいはい」
「まず、君のジスタ領地だが」
「ジスタラン王国な」
「あそこは元々地獄との懸け橋の場所だ」
「は?」
「数千年前に一度地獄の門が開いて、一度何者かによって封印されている」
「何者が封印したんだよ」
「それは、おのずと分かる。さて、ライル・オリゲートを正気に戻す方法を考えてくれ」
「いや無理だろ」
「彼の力が必要だ」
「今あいつはどこにいんだよ」
「暴走して、暴れまわって手疲れたのか眠ってるよ」
「どこで?」
「ファイガスタ帝国でね」
「アララスタ王国はどうなった」
「ライル・オリゲートと魔王ヤマガルドが滅ぼしたよ」
「は? 皆はどうなった。王様とか、王者ラバーンとかいただろ」
「さぁ、皆どこかに散り散りだねそれか死んだかだ」
「じゃあ、ファイガスタ帝国は」
「今未曽有の危機だね、キミには責任がある。ライル・オリゲートというペナルティーを生み出した。正気を取り戻せば、討伐されたとされてクエストガチャがまた使えるだろう」
「どうりでガチャ回せねーわけだ」
「クエストガチャはペナルティーを解消させないとクエストが発生しないからね」
「そうだったんだよな、ロウ、俺はどうしたらいいんだ」
「そうだね、君がジーバさんを失った気持ちは分かるけど、彼は地獄で生きてるよ」
「どういう」
「彼はダークエルフだ。悪魔との遠い血のつながりがある。その為悪魔達は彼を保護したと思っているね」
「食われたんだぞ」
「飲み込まれて運ばれただけだよ」
「そ、そうか」
「ロウ、聞かせてくれ、なぜ、地球と呼ばれる場所からやってきたんだ」
「それは、地球が他の惑星を食べ始めたからだよ」
「惑星って世界みたいなもんか」
「その通り」
「なぜ、地球は食べるんだ。その惑星を」
「エネルギーだからね」
「それは分かるが」
「この惑星も地球のターゲットだ。俺は故郷を食われたくないから、やってきた」
「故郷は地球なんだろ?」
「いや、俺はここから母によって地球に送られただけさ、とは言えこの世界は俺がいた惑星のパラレルワールドなんだけどね」
「意味わからねーし」
「元居た世界はどうなったのかは知らないけど、何かがずれてしまったんだろうけど、もう一人の兄がいる世界を守りたいと思うのは基本だろう」
「それは分かるが」
「じゃあ、カイル・オリゲートとガチャ産の皆さんはゆっくりと休むと良い」
「そうさせてもらう」
「この船は今から、ファイガスタ帝国に向かう。ライル・オリゲートを正気に戻す作戦を実行する」
「ああ、そうだな」
カイルの気持ちは複雑だった。
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