85 / 102
第九章《赫姫と国光》
【四】
しおりを挟む
歳がわからない、特徴がすべて取り払われた顔が横に傾ぐ。内面を覗くような漆黒の瞳の底は見えず、考えが読めない。
「仲間じゃない。同士であり、私の駒だよ。あの子らもそれを承知している。そして君が先程から必死に堪えているその妖気、緋だろう。さっさと代わってくれないか」
その言葉に引きづられるように、内側から心臓を辿り、喉元までなにかが這い上がってくる。
──駄目だ。今代わったら、駄目だ。
何も解決しない。また何も変化しないまま、時だけが過ぎてしまう。それを止めるために、負の鎖を断ち切るために、母は長い長い時を生きたのだ。それを紅子が台無しにしてはならない。
「……憎き、者よ」
紅子の瞳に焔が灯る。
ぎこちない動きで帯を伝った掌が国光へと向く。
男は、愉悦の表情で自身の刀を抜いた。
「お前はずっと、ずっとずっとずっとずっとずっと……俺の物にはならなかったな。だがこれで終わりだ。お前を殺して初めて、俺は心から満足できる」
地を蹴り向かってきた国光の小刀が、紅子の帯のすぐ上に刺さる。
咳き込んだ彼女の口から、血がとぱっと吐き出された。だが彼女はにやりと唇に弧を描くと、
「よかった……これでお終いです」
右手が、男の額に押し当てられた。
「……?なに」
低く呟いた男の顔が酷く歪んだ。刹那、断末魔の叫びが庭に響き渡った。
叫びは虚しく空に、大地に吸い込まれ、だんだん声が枯れていく。
「あ、ああ……ああああ」
呻きに変わった男の黒目ががくがく揺れ、やがて地に伏した。
──これで、終わりのはず。
右手には春の宮から譲り受けた真っ赤な沈丁花の栞がある。薄れゆく意識の中、紅子は栞を再び拳にしまった。
***
──誰かが、呼んでいる。
知っているはずなのに、まったく知らない声のようだ。水に顔をつけているときのように、息が苦しい。
「ちょっと!起きなさいったら!」
目を覚ますと、黒髪を後ろで丸く束ねた女が、鬼のような形相で見下ろしていた。
「まだ洗濯が途中なのに昼寝だなんて、いいご身分ね!この家に置いてやっているのに、仕事の一つもまともにできないの!?」
バシンッと音を立てて頬を、肩を、背中を叩かれる。
じんとした痛みを感じなくなるほどに日常化した暴力に、女は無表情で頭を垂れる。
「すみませんでした」
土下座を前にした女は荒い息を吐き出すと、もう一度その頭を叩いた。
「まだお前の立場がわかってないってんなら、今度は雪の日に締め出すからね」
雪、と言われて初めて、空気が凍てついていることに気づく。薄い生地の着物一枚の女に対し、偉そうな女のほうは温かそうな羽織を纏っている。
この偉そうな女──お松は、本邸に住む正妻だ。そしてもう片方の虐げられている女は、お松の旦那と妾の間にできた子どもである。その妾はといえば、齢三つになったばかりの子を残してあの世へと逝ってしまった。
残された子は父親に引き取られ、本邸で暮らすことになったのだが。自分の子どもではない彼女を、本妻は愛することができなかったし、受け入れることができなかった。
父親からも「居ないもの」として扱われていた彼女は、いつしか人形のような子どもに育っていた。笑わない、泣かない、表情の機微がない彼女を、本邸の使用人らも同情と憐憫はあったものの手を差し伸べようとはしなかった。
この日もまた、いつもと同様に使用人と大差ない、いや使用人よりも酷い扱いを受けていた。水が足りなくなったからという理由で、彼女は井戸へ行くよう継母に命じられたのだ。外は吹雪で、外出は推奨されない天候だ。
あわよくば死ねばいいのに、と言わんばかりの命令だが、それすらも女は受け入れた。
井戸へと辿り着いたときには、既に手も鼻の先も真っ赤に染まっていた。
かじかむ手を擦り合わせながら、水を汲もうと縄に手を伸ばす。だが目の焦点が合わずに、縄を掴めずに体が傾いだ。そこで初めて、彼女は自分の体調が良くなかったことを自覚した。けれど理解したときには既に遅く、体が井戸に吸い込まれていく。
──いいかな、別に。
楽しくもない、希望もない人生だ。今終えたところでなんら後悔はないだろう。
目を閉じた彼女は、そのまま意識を失った。
「──……ん」
薄ぼんやりとした視界には、赤みがかった室内が広がっていた。
いつもなら縮こまっていても凍えてしまうような寒さなのに、と違和感を覚える。
彼女は布団の中にいた。それも湯が入れられた陶器が足元に置かれていて、冬だというのに温かい。
──おかしい。そんなはずはない。
隙間風が吹きつけるあのボロ屋でこの温かさは実現しない。ならここはどこだ。
覚醒した女は、見覚えのない男の背中を見つけた。火が焚かれた囲炉裏の前で足を崩して座っている。どうやら今居るのは自室ではなく、この男の小屋らしい。
布団の衣擦れの音で気づいたのだろうか、男が振り返った。やはり見覚えがない、と眉間を険しくする女に、
「目が覚めたか?よかったよかった」と男は笑んだ。
手には、湯気が昇っていく器を手にしている。どうやら鍋物をよそった器らしい。
「こんな吹雪の中、そんな体調で外出るもんじゃねぇよ。死んじまうぞ」
男は器を差し出しながら言った。
彼女はその器を受け取ろうとはせず、男をじっと見つめた。
「ご厚意には大変感謝しております。後日お礼をしに参ります。私は帰らなければなりませんので、これで……」
ふらふら覚束無い足取りで立ち上がろうとする女の肩を掴み、男は「まてまて」と止める。
「外は吹雪なんだって。今外に出るなんて自殺以外の──」
「たとえ死んでも良いです。……いいえ、むしろ死んでしまいたいのです。この体調で吹雪の中を歩いていたら、きっと苦しまずに逝けるはずですもの」
離してください、と男の手を払う。
「どうして死にたいんだ。理由だけでも聞かせてくれないか。折角助けた人間が死にに行くなんて、こっちとしてはそう簡単に頷けない」
食い下がる男に、女は渋々座り直す。
その細く小さな手に、男は鍋をよそったものと匙を握らせた。
「それ食って、横になってから話してくれ。そっちのほうが楽だろう」
男の気遣いに、女は間を置いたものの、小さく頷き返した。
「まだ名前を聞いていなかった。俺は光臣。君は?」
女は匙で煮込まれた野菜を掬い、口に含んだ。じわりと優しい味が舌に広がる。
こくりと飲み込んだ彼女は、しばしの間布団に視線を落とした。やがて諦めたように視線を上げた。
翡翠と同色の瞳が光臣を捉える。
「最初に名乗りもせずに失礼致しました。なにぶん、私のことを知らない人なぞ周りに居なかったものですから……私、名を緋子と申します」
緋色の短髪を一つに結った彼女は床に手をつき、深々と頭を垂れた。
「仲間じゃない。同士であり、私の駒だよ。あの子らもそれを承知している。そして君が先程から必死に堪えているその妖気、緋だろう。さっさと代わってくれないか」
その言葉に引きづられるように、内側から心臓を辿り、喉元までなにかが這い上がってくる。
──駄目だ。今代わったら、駄目だ。
何も解決しない。また何も変化しないまま、時だけが過ぎてしまう。それを止めるために、負の鎖を断ち切るために、母は長い長い時を生きたのだ。それを紅子が台無しにしてはならない。
「……憎き、者よ」
紅子の瞳に焔が灯る。
ぎこちない動きで帯を伝った掌が国光へと向く。
男は、愉悦の表情で自身の刀を抜いた。
「お前はずっと、ずっとずっとずっとずっとずっと……俺の物にはならなかったな。だがこれで終わりだ。お前を殺して初めて、俺は心から満足できる」
地を蹴り向かってきた国光の小刀が、紅子の帯のすぐ上に刺さる。
咳き込んだ彼女の口から、血がとぱっと吐き出された。だが彼女はにやりと唇に弧を描くと、
「よかった……これでお終いです」
右手が、男の額に押し当てられた。
「……?なに」
低く呟いた男の顔が酷く歪んだ。刹那、断末魔の叫びが庭に響き渡った。
叫びは虚しく空に、大地に吸い込まれ、だんだん声が枯れていく。
「あ、ああ……ああああ」
呻きに変わった男の黒目ががくがく揺れ、やがて地に伏した。
──これで、終わりのはず。
右手には春の宮から譲り受けた真っ赤な沈丁花の栞がある。薄れゆく意識の中、紅子は栞を再び拳にしまった。
***
──誰かが、呼んでいる。
知っているはずなのに、まったく知らない声のようだ。水に顔をつけているときのように、息が苦しい。
「ちょっと!起きなさいったら!」
目を覚ますと、黒髪を後ろで丸く束ねた女が、鬼のような形相で見下ろしていた。
「まだ洗濯が途中なのに昼寝だなんて、いいご身分ね!この家に置いてやっているのに、仕事の一つもまともにできないの!?」
バシンッと音を立てて頬を、肩を、背中を叩かれる。
じんとした痛みを感じなくなるほどに日常化した暴力に、女は無表情で頭を垂れる。
「すみませんでした」
土下座を前にした女は荒い息を吐き出すと、もう一度その頭を叩いた。
「まだお前の立場がわかってないってんなら、今度は雪の日に締め出すからね」
雪、と言われて初めて、空気が凍てついていることに気づく。薄い生地の着物一枚の女に対し、偉そうな女のほうは温かそうな羽織を纏っている。
この偉そうな女──お松は、本邸に住む正妻だ。そしてもう片方の虐げられている女は、お松の旦那と妾の間にできた子どもである。その妾はといえば、齢三つになったばかりの子を残してあの世へと逝ってしまった。
残された子は父親に引き取られ、本邸で暮らすことになったのだが。自分の子どもではない彼女を、本妻は愛することができなかったし、受け入れることができなかった。
父親からも「居ないもの」として扱われていた彼女は、いつしか人形のような子どもに育っていた。笑わない、泣かない、表情の機微がない彼女を、本邸の使用人らも同情と憐憫はあったものの手を差し伸べようとはしなかった。
この日もまた、いつもと同様に使用人と大差ない、いや使用人よりも酷い扱いを受けていた。水が足りなくなったからという理由で、彼女は井戸へ行くよう継母に命じられたのだ。外は吹雪で、外出は推奨されない天候だ。
あわよくば死ねばいいのに、と言わんばかりの命令だが、それすらも女は受け入れた。
井戸へと辿り着いたときには、既に手も鼻の先も真っ赤に染まっていた。
かじかむ手を擦り合わせながら、水を汲もうと縄に手を伸ばす。だが目の焦点が合わずに、縄を掴めずに体が傾いだ。そこで初めて、彼女は自分の体調が良くなかったことを自覚した。けれど理解したときには既に遅く、体が井戸に吸い込まれていく。
──いいかな、別に。
楽しくもない、希望もない人生だ。今終えたところでなんら後悔はないだろう。
目を閉じた彼女は、そのまま意識を失った。
「──……ん」
薄ぼんやりとした視界には、赤みがかった室内が広がっていた。
いつもなら縮こまっていても凍えてしまうような寒さなのに、と違和感を覚える。
彼女は布団の中にいた。それも湯が入れられた陶器が足元に置かれていて、冬だというのに温かい。
──おかしい。そんなはずはない。
隙間風が吹きつけるあのボロ屋でこの温かさは実現しない。ならここはどこだ。
覚醒した女は、見覚えのない男の背中を見つけた。火が焚かれた囲炉裏の前で足を崩して座っている。どうやら今居るのは自室ではなく、この男の小屋らしい。
布団の衣擦れの音で気づいたのだろうか、男が振り返った。やはり見覚えがない、と眉間を険しくする女に、
「目が覚めたか?よかったよかった」と男は笑んだ。
手には、湯気が昇っていく器を手にしている。どうやら鍋物をよそった器らしい。
「こんな吹雪の中、そんな体調で外出るもんじゃねぇよ。死んじまうぞ」
男は器を差し出しながら言った。
彼女はその器を受け取ろうとはせず、男をじっと見つめた。
「ご厚意には大変感謝しております。後日お礼をしに参ります。私は帰らなければなりませんので、これで……」
ふらふら覚束無い足取りで立ち上がろうとする女の肩を掴み、男は「まてまて」と止める。
「外は吹雪なんだって。今外に出るなんて自殺以外の──」
「たとえ死んでも良いです。……いいえ、むしろ死んでしまいたいのです。この体調で吹雪の中を歩いていたら、きっと苦しまずに逝けるはずですもの」
離してください、と男の手を払う。
「どうして死にたいんだ。理由だけでも聞かせてくれないか。折角助けた人間が死にに行くなんて、こっちとしてはそう簡単に頷けない」
食い下がる男に、女は渋々座り直す。
その細く小さな手に、男は鍋をよそったものと匙を握らせた。
「それ食って、横になってから話してくれ。そっちのほうが楽だろう」
男の気遣いに、女は間を置いたものの、小さく頷き返した。
「まだ名前を聞いていなかった。俺は光臣。君は?」
女は匙で煮込まれた野菜を掬い、口に含んだ。じわりと優しい味が舌に広がる。
こくりと飲み込んだ彼女は、しばしの間布団に視線を落とした。やがて諦めたように視線を上げた。
翡翠と同色の瞳が光臣を捉える。
「最初に名乗りもせずに失礼致しました。なにぶん、私のことを知らない人なぞ周りに居なかったものですから……私、名を緋子と申します」
緋色の短髪を一つに結った彼女は床に手をつき、深々と頭を垂れた。
0
あなたにおすすめの小説
僕に仕えるメイドは世界最強の英雄です1~またクビになったけど、親代わりのメイドが慰めてくれるので悲しくなんてない!!~
あきくん☆ひろくん
ファンタジー
仕事を失い、居場所をなくした青年。
彼に仕えるのは――世界を救った英雄たちだった。
剣も魔法も得意ではない主人公は、
最強のメイドたちに守られながら生きている。
だが彼自身は、
「守られるだけの存在」でいることを良しとしなかった。
自分にできることは何か。
この世界で、どう生きていくべきか。
最強の力を持つ者たちと、
何者でもない一人の青年。
その主従関係は、やがて世界の歪みと過去へと繋がっていく。
本作は、
圧倒的な安心感のある日常パートと、
必要なときには本格的に描かれる戦い、
そして「守られる側の成長」を軸にした
完結済み長編ファンタジーです。
シリーズ作品の一編ですが、本作単体でもお楽しみいただけます。
最後まで安心して、一気読みしていただければ幸いです。
処刑台の皇妃、回帰して復讐を誓う ~冷酷公爵と偽りの婚約者~ おまえたちは許さない!
秦江湖
ファンタジー
皇妃エリアーナは、夫である皇帝アランと、たった一人の親友イザベラの策略により、無実の罪で処刑される。
民衆に罵られ、アランの冷酷な目とイザベラの嘲笑を「始まりの景色」として目に焼き付けながら絶命した彼女は、しかし、処刑の記憶を持ったまま三年前の過去に回帰する。
「おまえたちは許さない」
二度目の人生。
エリアーナの目的はただ一つ、自分を陥れた二人への完璧な復讐。
彼女はまず、アラン(皇太子)からの婚約内示を拒絶。そして、アラン最大の政敵である「北の冷血公爵」ルシアン・ヴァレリウスに接触する。
1周目で得た「未来の知識」を対価に、エリアーナはルシアンに持ちかける。
「貴方様には帝国の覇権を。わたくしには復讐の舞台を。そのための『契約婚約』を――」
憎悪を糧に生きる皇妃と、氷の瞳を持つ公爵。
二人の偽りの婚約の行く末は……
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
私たちの離婚幸福論
桔梗
ファンタジー
ヴェルディア帝国の皇后として、順風満帆な人生を歩んでいたルシェル。
しかし、彼女の平穏な日々は、ノアの突然の記憶喪失によって崩れ去る。
彼はルシェルとの記憶だけを失い、代わりに”愛する女性”としてイザベルを迎え入れたのだった。
信じていた愛が消え、冷たく突き放されるルシェル。
だがそこに、隣国アンダルシア王国の皇太子ゼノンが現れ、驚くべき提案を持ちかける。
それは救済か、あるいは——
真実を覆う闇の中、ルシェルの新たな運命が幕を開ける。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う
yukataka
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。
これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる