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第1章
03ギルドマスター
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「———スター、マスター」
ゆっくりと瞼をこすりながら、俺は目を覚ました。
ぼやけた視界を開くと、目の前には副ギルドマスターのアルジェが立っていた。
◆
懐かしい夢を見ていた。この世界に来た時のことだ。
この世界に来てからもう二年の月日が流れた。
俺は今、この街のギルドマスターをしている。廃村からこの街に皆と一緒に移り住んでいる。
おじさんだけは、やらなければならないことができたと言って、この街に移り住むタイミングでどこかへ行ってしまった。もう一年以上も会えていない。
この二年で良いこと、悪いこと、色々あった。正直、悪いことの方が多かったが…。
今ギルドマスターをさせられていることも当然悪いことの一つだ。
良いことの一つとして、俺はセーラ達、皆に受け入れてもらえたことだ。
最初は不安だったが、受け入れてもらえたことが純粋に今でも嬉しく思っている。
皆とは波長があったのか、かなり仲良くなれた。もう兄弟姉妹のような関係で、皆のことは家族のように思っている。
俺が最年長だし、俺が姉にしてもらったように、皆のことは弟や妹のように大切して守っていくつもりだ。
それに異世界転移特典というべきか≪無限収納≫、≪完全言語≫のスキルを持っていることが分かった。
特に≪無限収納≫は非常にレアなスキルらしく勇者くらいしか持っていないらしい。
≪無限収納≫の下位互換である≪次元収納≫というスキルもあるらしいが、それも非常にレアなスキルとのことだった。
≪完全言語(パーフェクトランゲージ)≫はその名の通り、どんな言語でも自動で翻訳し、話す時も翻訳されて相手に聞こえるというスキルで非常に助かっている。
悪いことというのは、どうやら俺には魔術や剣術の才能がないみたいだ。特に魔術の才能は絶望的のようだ。
皆が言うには、俺には膨大な魔力があるようで、それこそ大魔導士すら遥かに凌ぐほどの魔力があるそうだ。
それを聞いた時は、当然、胸が躍った。大踊りである。
だが、魔術を行使するためには魔力感知能力が必要のようで、俺にはそれがない。
この世界だと感知能力の差はあれど、ほとんどの人が生まれつき魔力を感知できるようだ。
それほどこの世界にとって魔力感知は当たり前らしい。
魔力感知は生まれつき身についているようで、感知能力が上がることはあるが、1から身に着くかはわからないとのことだった。
最初の頃は一応訓練もしてみたが、半年以上経っても魔力を感知する力は身に着かなかった。今ではもう諦めている。
他の人には、身体から溢れ出る魔力を感じることができるらしい。それで相手の強さも測る指標になるらしい。俺にはさっぱりわからないけど。
感知はできない、魔術も使えないが、俺には膨大な魔力が溢れている。
この魔力は他の人に相当の圧をかけるらしく、恐怖を与えることになるらしい。また実力試しで決闘を申し込んでくる奴もいるため、今は魔力を消す指輪型魔導具で魔力を消している。
魔導具というのは、大きく分けて2種類ある。ダンジョンで手に入るダンジョン産の魔導具と一部の錬金術師や魔術師が製造する人工型の魔導具がある。
前者の方が、能力も多岐に渡り、効力として人工型に比べ強いことが多い。
一方、人工型は能力こそ劣るものの量産できるし、製造する錬金術師や魔術師のレベルも上がればダンジョン産には及ばないものの効力が上がることが知られている。
何より素晴らしい利点は、魔術を使えない人でも魔導具を発動させることができることだ。
火の魔導具を使えば、魔術を使えない人でも火の魔術を発動できる。つまり俺でも発動することができる。素晴らしい!
しかし、良いことばかりではない。基本的に魔導具は、能力や効力に応じて非常に高価になる傾向がある。それこそ何億ギル(この世界のお金の単位)するものまである。
それに加え、魔導具は事前に魔力をチャージすることで能力を発動することができる。魔導具にチャージされた魔力が切れたら、なんの役にも立たない。この魔道具への魔力チャージは、俺にはできないため、誰かにやってもらう必要があるといった感じだ。
ギルドマスターになったのは、この街に移り住むために訪れた際、犯罪者ギルドが冒険者ギルドを陰から乗っ取っていることを偶然知ったことが始まりだった。弟や妹の活躍(俺は何もしていない)で、犯罪者ギルドを壊滅させ、その功績が認められ、俺がギルドマスターをさせられ現在に至る。
領主からの命令ということと他の皆が誰もなりたがらなかったので、仕方なく俺がなった形だ。辞められるなら明日にでも辞めたい。
俺がなんとかギルドマスターをできているのは、ここにいる副ギルドマスターのアルジェのお陰だ。彼女がギルドマスターだと言っても過言ではない。いつでも譲る準備はできている。ってか、ギルドマスターになってください!
アルジェは明るい黄緑の髪をしており、ふんわりとしたカールが入った短い髪型をしている。可愛い顔をしているが、副ギルドマスターとして、いつも清潔感のある服装をしている。
年は俺より2つ上らしいが、俺と違って仕事ができる。
俺はたまに意見だけ出して、決裁を下すだけで、ギルドの運営はアルジェがやってくれている。
ギルドマスターとしての俺の仕事を敢えて言うのであれば、彼女をギルドに繫ぎ止めることだ。
「マスター、聞いていますか? グラディウス家の使いの方がお見えですよ!」
「ごめんごめん、仕事をしていたら疲れて眠ってしまっていたようだ」
アルジェの視線が、書類の山に向けられている。書類の山は、俺の無能さを象徴するように積み上げられている。俺がギルドマスターになってからというもの、この山はもはや日常だ。
「………一応、言っておきますが、朝に見たときから書類が1枚も進んでいないことはわかっていますから」
「うん、うん、そっかぁ、そっかぁ………ごめんなさい」
流石、アルジェだ。俺が何もやっていないことをお見通しとは…。
気まずく笑みを浮かべて、アルジェに謝る。
「それよりも、グラディウス家の使いの方がお見えですので、早く応接間に来てください」
アルジェは淡々とした口調で本題に戻った。これが彼女のすごいところだ。俺のギルドマスターとしての情けない姿にも一切動じず、ちゃんと仕事をこなす。まさに頼れる右腕! いや、真のギルドマスターだッ!
それにしても領主の使いか……。
「グラディウス家かぁ、ねえ、俺は仕事でいないって言っておいてよ」
俺の言葉が部屋に流れると同時に、アルジェの視線が再び書類の山に向けられていた。
いや、無言でその山を見るのやめて……もういっそ山に名前つけようかな…?
「マスター、子供じみたことを言わないでください。使いの方をこれ以上、待たせるわけにはいきません。さぁ、早く来てください」
そう言うと、アルジェが俺の腕を掴んだ。
俺はアルジェのなすがままに引っ張られ、連れ去られるように応接間へと向かうことになった。
また面倒なことを言われるんだろうな──。
ゆっくりと瞼をこすりながら、俺は目を覚ました。
ぼやけた視界を開くと、目の前には副ギルドマスターのアルジェが立っていた。
◆
懐かしい夢を見ていた。この世界に来た時のことだ。
この世界に来てからもう二年の月日が流れた。
俺は今、この街のギルドマスターをしている。廃村からこの街に皆と一緒に移り住んでいる。
おじさんだけは、やらなければならないことができたと言って、この街に移り住むタイミングでどこかへ行ってしまった。もう一年以上も会えていない。
この二年で良いこと、悪いこと、色々あった。正直、悪いことの方が多かったが…。
今ギルドマスターをさせられていることも当然悪いことの一つだ。
良いことの一つとして、俺はセーラ達、皆に受け入れてもらえたことだ。
最初は不安だったが、受け入れてもらえたことが純粋に今でも嬉しく思っている。
皆とは波長があったのか、かなり仲良くなれた。もう兄弟姉妹のような関係で、皆のことは家族のように思っている。
俺が最年長だし、俺が姉にしてもらったように、皆のことは弟や妹のように大切して守っていくつもりだ。
それに異世界転移特典というべきか≪無限収納≫、≪完全言語≫のスキルを持っていることが分かった。
特に≪無限収納≫は非常にレアなスキルらしく勇者くらいしか持っていないらしい。
≪無限収納≫の下位互換である≪次元収納≫というスキルもあるらしいが、それも非常にレアなスキルとのことだった。
≪完全言語(パーフェクトランゲージ)≫はその名の通り、どんな言語でも自動で翻訳し、話す時も翻訳されて相手に聞こえるというスキルで非常に助かっている。
悪いことというのは、どうやら俺には魔術や剣術の才能がないみたいだ。特に魔術の才能は絶望的のようだ。
皆が言うには、俺には膨大な魔力があるようで、それこそ大魔導士すら遥かに凌ぐほどの魔力があるそうだ。
それを聞いた時は、当然、胸が躍った。大踊りである。
だが、魔術を行使するためには魔力感知能力が必要のようで、俺にはそれがない。
この世界だと感知能力の差はあれど、ほとんどの人が生まれつき魔力を感知できるようだ。
それほどこの世界にとって魔力感知は当たり前らしい。
魔力感知は生まれつき身についているようで、感知能力が上がることはあるが、1から身に着くかはわからないとのことだった。
最初の頃は一応訓練もしてみたが、半年以上経っても魔力を感知する力は身に着かなかった。今ではもう諦めている。
他の人には、身体から溢れ出る魔力を感じることができるらしい。それで相手の強さも測る指標になるらしい。俺にはさっぱりわからないけど。
感知はできない、魔術も使えないが、俺には膨大な魔力が溢れている。
この魔力は他の人に相当の圧をかけるらしく、恐怖を与えることになるらしい。また実力試しで決闘を申し込んでくる奴もいるため、今は魔力を消す指輪型魔導具で魔力を消している。
魔導具というのは、大きく分けて2種類ある。ダンジョンで手に入るダンジョン産の魔導具と一部の錬金術師や魔術師が製造する人工型の魔導具がある。
前者の方が、能力も多岐に渡り、効力として人工型に比べ強いことが多い。
一方、人工型は能力こそ劣るものの量産できるし、製造する錬金術師や魔術師のレベルも上がればダンジョン産には及ばないものの効力が上がることが知られている。
何より素晴らしい利点は、魔術を使えない人でも魔導具を発動させることができることだ。
火の魔導具を使えば、魔術を使えない人でも火の魔術を発動できる。つまり俺でも発動することができる。素晴らしい!
しかし、良いことばかりではない。基本的に魔導具は、能力や効力に応じて非常に高価になる傾向がある。それこそ何億ギル(この世界のお金の単位)するものまである。
それに加え、魔導具は事前に魔力をチャージすることで能力を発動することができる。魔導具にチャージされた魔力が切れたら、なんの役にも立たない。この魔道具への魔力チャージは、俺にはできないため、誰かにやってもらう必要があるといった感じだ。
ギルドマスターになったのは、この街に移り住むために訪れた際、犯罪者ギルドが冒険者ギルドを陰から乗っ取っていることを偶然知ったことが始まりだった。弟や妹の活躍(俺は何もしていない)で、犯罪者ギルドを壊滅させ、その功績が認められ、俺がギルドマスターをさせられ現在に至る。
領主からの命令ということと他の皆が誰もなりたがらなかったので、仕方なく俺がなった形だ。辞められるなら明日にでも辞めたい。
俺がなんとかギルドマスターをできているのは、ここにいる副ギルドマスターのアルジェのお陰だ。彼女がギルドマスターだと言っても過言ではない。いつでも譲る準備はできている。ってか、ギルドマスターになってください!
アルジェは明るい黄緑の髪をしており、ふんわりとしたカールが入った短い髪型をしている。可愛い顔をしているが、副ギルドマスターとして、いつも清潔感のある服装をしている。
年は俺より2つ上らしいが、俺と違って仕事ができる。
俺はたまに意見だけ出して、決裁を下すだけで、ギルドの運営はアルジェがやってくれている。
ギルドマスターとしての俺の仕事を敢えて言うのであれば、彼女をギルドに繫ぎ止めることだ。
「マスター、聞いていますか? グラディウス家の使いの方がお見えですよ!」
「ごめんごめん、仕事をしていたら疲れて眠ってしまっていたようだ」
アルジェの視線が、書類の山に向けられている。書類の山は、俺の無能さを象徴するように積み上げられている。俺がギルドマスターになってからというもの、この山はもはや日常だ。
「………一応、言っておきますが、朝に見たときから書類が1枚も進んでいないことはわかっていますから」
「うん、うん、そっかぁ、そっかぁ………ごめんなさい」
流石、アルジェだ。俺が何もやっていないことをお見通しとは…。
気まずく笑みを浮かべて、アルジェに謝る。
「それよりも、グラディウス家の使いの方がお見えですので、早く応接間に来てください」
アルジェは淡々とした口調で本題に戻った。これが彼女のすごいところだ。俺のギルドマスターとしての情けない姿にも一切動じず、ちゃんと仕事をこなす。まさに頼れる右腕! いや、真のギルドマスターだッ!
それにしても領主の使いか……。
「グラディウス家かぁ、ねえ、俺は仕事でいないって言っておいてよ」
俺の言葉が部屋に流れると同時に、アルジェの視線が再び書類の山に向けられていた。
いや、無言でその山を見るのやめて……もういっそ山に名前つけようかな…?
「マスター、子供じみたことを言わないでください。使いの方をこれ以上、待たせるわけにはいきません。さぁ、早く来てください」
そう言うと、アルジェが俺の腕を掴んだ。
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