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ロリっ子と入れ替えられて…
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俺の名前は斎藤渚 。高校2年生。容姿は悪くはないとは思う。成績は中の上って感じかな。
そんな俺には一つ悩みがあって…。
「おにーちゃん!今日は何して遊ぶ~?」
その悩みの種がこれだ。
近所に住む小学2年生の女の子。
名前は御堂朱音ちゃんと言う。
茶色の長髪で黄色のカチューシャを留めている。元気で活発な子だ。
で、だ。
何が悩みかと言うと、まあ、見れば男子高校生と小学生だ。俺はロリコンじゃないし間違いは起きないだろうが、何故かこの子は俺によく懐いている。
小学2年生だと言うのに少しませてるところがあって「ねぇー、私たちいつ結婚する~?」とか「子供は何人欲しい?」などちょっと際どいことも言ったりする。
「朱音ちゃん…もう18時だよ?お母さんが心配するんじゃないかな?」
「大丈夫だよ~!お母さんにはいつもおにーちゃんと遊ぶって言ってるし!」
「いや、でもさ…」
朱音ちゃんは親戚の子でもなんでもなくただ、近所に住んでいる子ってだけだ。そんな女の子と男子高校生が一緒にいるのだから周囲の目も優しいものではない。
それが俺の悩みになっている。
朱音ちゃんが俺のことを気に入ってくれてから朱音ちゃんの両親には一度会ったがやっぱり可愛い一人娘。心配な気持ちが強いだろう。そろそろ関わりをやめないとな。
「あのさ、朱音ちゃん。そろそろ俺たち会うのをやめたほうがいいと思うんだ。やっぱり君みたいな可愛い子が高校生の男といるのはやっぱり危ないと思うし…」
「なんで?なんでそんなこと言うの?おにーちゃん、私のこと嫌い?」
「いや、そうではないんだ。でもやっぱり周りの目も気になるよ。朱音ちゃんはそんなことない?」
「私はおにーちゃんといれたらそれでいい。でもどうしてもダメって言うんなら私にも考えがあるよ。本当にもう会っちゃダメ?」
うっ…。上目遣いで見られるとおれそうになる…。でも、やっぱりここは鬼にならないとな。
「うん。ごめん。もう会えない。」
そう伝えると、朱音ちゃんは悲しそうな目をしてこう言った。
「そっか。どうしてもダメなんだね。わかったよ、おにーちゃん。じゃあ私も手段を選ばないね。」
そう言って朱音ちゃんは俺の顔を見ずに帰って行った。
その時朱音ちゃんが言った手段が俺の人生を変えるとは思ってもいなかった。
その日の夜、俺はおかしな夢を見た。
「ねぇ、おにーちゃん。私と変わろう?」
夢の中に朱音ちゃんが出てきて話しかけてくる。
「どういうことだい?変わるって?」
俺は問いかける。
「おにーちゃんは周りの目が気になるから私と会えないんでしょ?じゃあ、私になったらその問題って解決するでしょ?」
「俺が朱音ちゃんになる?そんなことできるわけないよ。」
「そうだね、普通ではね。でも出来るってなったらどうする?」
「そりゃ、俺が朱音ちゃんの立場なら周りの目は気にしないだろうけど…」
「でしょ?なら変わってみようよ。ね?」
おかしな夢だと思いつつも、夢なら…という気持ちで俺は…
「そうだね。出来るのなら変わってみたいかな。」と答えた。
「決まりだね。じゃあおにーちゃん、また後で…」
そう言って朱音ちゃんは俺の身体に溶け込むように潜り込んだ。次第に夢の世界が薄れていく。
目が覚める。
だが、何かいつもと違うような…。
「なんだ?…って、ん?」
俺の声、こんなに高かったか?
それに身体の感覚にも違和感がある。
ふと自分の手を見るとゴツゴツとした手ではなく柔らかそうなスベスベの手が見えた。
「は?」
頭が追いつかない。どういうことだ?
見慣れない部屋に大きな姿見。
そこに映る自分を見て驚愕した。
「な、なんで!?俺が朱音ちゃんになってるんだ!?」
机の上に書き置きがある。
「おにーちゃん、気がついた?私になってるでしょ?これでこれからも会えるね!あ、この術一度だけしか使えないんだ~。これからは私として生きてね!大丈夫!私と結婚すれば全部かいけつっ!」
俺はその書き置きを見て、ただ立ち尽くすことしかできなかった。
そんな俺には一つ悩みがあって…。
「おにーちゃん!今日は何して遊ぶ~?」
その悩みの種がこれだ。
近所に住む小学2年生の女の子。
名前は御堂朱音ちゃんと言う。
茶色の長髪で黄色のカチューシャを留めている。元気で活発な子だ。
で、だ。
何が悩みかと言うと、まあ、見れば男子高校生と小学生だ。俺はロリコンじゃないし間違いは起きないだろうが、何故かこの子は俺によく懐いている。
小学2年生だと言うのに少しませてるところがあって「ねぇー、私たちいつ結婚する~?」とか「子供は何人欲しい?」などちょっと際どいことも言ったりする。
「朱音ちゃん…もう18時だよ?お母さんが心配するんじゃないかな?」
「大丈夫だよ~!お母さんにはいつもおにーちゃんと遊ぶって言ってるし!」
「いや、でもさ…」
朱音ちゃんは親戚の子でもなんでもなくただ、近所に住んでいる子ってだけだ。そんな女の子と男子高校生が一緒にいるのだから周囲の目も優しいものではない。
それが俺の悩みになっている。
朱音ちゃんが俺のことを気に入ってくれてから朱音ちゃんの両親には一度会ったがやっぱり可愛い一人娘。心配な気持ちが強いだろう。そろそろ関わりをやめないとな。
「あのさ、朱音ちゃん。そろそろ俺たち会うのをやめたほうがいいと思うんだ。やっぱり君みたいな可愛い子が高校生の男といるのはやっぱり危ないと思うし…」
「なんで?なんでそんなこと言うの?おにーちゃん、私のこと嫌い?」
「いや、そうではないんだ。でもやっぱり周りの目も気になるよ。朱音ちゃんはそんなことない?」
「私はおにーちゃんといれたらそれでいい。でもどうしてもダメって言うんなら私にも考えがあるよ。本当にもう会っちゃダメ?」
うっ…。上目遣いで見られるとおれそうになる…。でも、やっぱりここは鬼にならないとな。
「うん。ごめん。もう会えない。」
そう伝えると、朱音ちゃんは悲しそうな目をしてこう言った。
「そっか。どうしてもダメなんだね。わかったよ、おにーちゃん。じゃあ私も手段を選ばないね。」
そう言って朱音ちゃんは俺の顔を見ずに帰って行った。
その時朱音ちゃんが言った手段が俺の人生を変えるとは思ってもいなかった。
その日の夜、俺はおかしな夢を見た。
「ねぇ、おにーちゃん。私と変わろう?」
夢の中に朱音ちゃんが出てきて話しかけてくる。
「どういうことだい?変わるって?」
俺は問いかける。
「おにーちゃんは周りの目が気になるから私と会えないんでしょ?じゃあ、私になったらその問題って解決するでしょ?」
「俺が朱音ちゃんになる?そんなことできるわけないよ。」
「そうだね、普通ではね。でも出来るってなったらどうする?」
「そりゃ、俺が朱音ちゃんの立場なら周りの目は気にしないだろうけど…」
「でしょ?なら変わってみようよ。ね?」
おかしな夢だと思いつつも、夢なら…という気持ちで俺は…
「そうだね。出来るのなら変わってみたいかな。」と答えた。
「決まりだね。じゃあおにーちゃん、また後で…」
そう言って朱音ちゃんは俺の身体に溶け込むように潜り込んだ。次第に夢の世界が薄れていく。
目が覚める。
だが、何かいつもと違うような…。
「なんだ?…って、ん?」
俺の声、こんなに高かったか?
それに身体の感覚にも違和感がある。
ふと自分の手を見るとゴツゴツとした手ではなく柔らかそうなスベスベの手が見えた。
「は?」
頭が追いつかない。どういうことだ?
見慣れない部屋に大きな姿見。
そこに映る自分を見て驚愕した。
「な、なんで!?俺が朱音ちゃんになってるんだ!?」
机の上に書き置きがある。
「おにーちゃん、気がついた?私になってるでしょ?これでこれからも会えるね!あ、この術一度だけしか使えないんだ~。これからは私として生きてね!大丈夫!私と結婚すれば全部かいけつっ!」
俺はその書き置きを見て、ただ立ち尽くすことしかできなかった。
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