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第4節 満悦
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20時15分
その後、池畑は秋吉のことを気にしながらも、香典をまとめる係を溝口と全うし、式は予定通り終了した。
手伝いをしていた四人は通夜振舞いの会場で軽く喉を湿らせてから解散することにし、その会場へと向かった。
向かう道中、杉崎が池畑の隣に来て話を始めた。
「池畑くん、今まで聞くタイミングがなかったんだが、あれから千代田くんの件は進展あったのか?」
「いえ、まだ核心に迫る成果は…。」
会話が聞こえていた秋吉は何も言わなかったが、池畑はさっき秋吉から貰ったディスクに、何か核心に迫るものが入っているのではと読んでいた。
「そうか。君にとっては、佐倉先生がまだ行方不明で落ち着かない中、今回の千代田くんの死…精神的にも辛いだろう。私は今日、君が遅れたのはそういう精神的なものも絡んでいるんじゃないかと思っているよ。君にまで倒れられたら大変だ。…体の問題じゃなく、心の方にも気を配るようにな。」
秋吉は、杉崎に見られないようにフンと鼻で笑った。
「ありがとうございます。」
池畑には、秋吉のその姿が見えたが、 何も見なかったように冷静を装った。
20時58分
千代田の話で過ごした通夜振舞いもお開きになりそうな雰囲気の中、秋吉のスマホが鳴り、電話に出た。
「はい、秋吉です。…なんだ石井か、どうした。……おう。……え?………そうか、わかった。……あぁ、俺から伝えておく。…あぁ、よろしくな。じゃあ。」
秋吉は電話を切り、スマホをポケットに仕舞った。
「石井くんか。何かあったのか?」
杉崎が仕事モードの表情で聞いた。
「はい。…溝口。俺とお前で話を聞いた裁判官の曽我さん、今日亡くなったらしい。」
最後まで寿司を頬張っていた溝口は、寿司をもぐもぐしながら驚きの表情を浮かべた。慌てて、お茶で流し込み質問した。
「え!?…由比裁判長に続いて曽我裁判官も!?死因は何ですか?」
「これから司法解剖するそうだが、恐らく心臓麻痺のようだ。胸を押さえて急に道端で倒れたらしい。」
「…やっぱり呪い裁判のせいですかね。」
溝口は、怯えた表情で池畑に聞いた。
「呪いの裁判を担当して呪われたってことか?そんな非現実的なことあってたまるか。」
池畑はそう答えながらも、死人を生き返らせた自分こそが非現実的だと思った。
「明日には解剖結果が出るだろう。それを待って判断しよう。何でも事件にする考えは良くない。確かに奇妙な偶然だが、呪い裁判を担当した裁判官は尋常じゃないストレスを日々感じてたはずだ。本当にストレス性の心臓麻痺かもしれん。とにかく先入観には捕らわれるなよ。…我々も精神的に疲れてる。今日はこれで解散にしよう。」
杉崎は、冷静に話を終わらせようとしたが、内心では、鬼塚から聞いた言葉が響いていた。
警察や裁判所もある男の手中。
杉崎は、曽我の死は、病気などではないと分かっていたが、部下たちには言えないと、黙っている事にした。
その後、四人はセレモニーホールの玄関で別れた。池畑は帰る方向が同じ溝口を車で送って行くことにした。
ー 車中 ー
「さっきの課長の話だけど、お前大丈夫か?精神的に。」
「佐倉先生生き返ったんですか?」
溝口は池畑の質問を無視し、唐突に聞いた。
「…………。」
何だか初めて見る雰囲気の溝口に、池畑は少し驚き、うまい言葉が見つからなかった。
「自分たちは名タッグですよね。自分には教えてくださいよ。…この前言ってたこと本当なんですよね?」
池畑は暫く黙り込み、目線は正面から反らすことなく、ゆっくりと答えた。
「……………そうだな。お前には言うつもりだったよ。佐倉は、今俺の家にいる。」
佐倉が池畑の家にいるという言葉の意味を直ぐに理解できなかった溝口は、顔をしかめた。
「え!どういうことですか!?行方不明だった佐倉先生が見つかったんですか?それとも本当に…。」
「あぁ、後者だ。すまんが詳細は話せない。だが、行方不明だった佐倉は何処かで死んでいるようだ。だから蘇らせた。」
衝撃な内容を淡々と話す池畑に、溝口は自分の方がおかしいのかと錯覚しそうになった。
「そうですか…って直ぐに理解できる内容じゃないですよね。」
「なら来い。会わせてやる。」
「…………え?」
車は本来溝口を降ろす場所を越えて、更にスピードを上げた。
ー 村上宅 ー
千里はソファに座り、温かいコーヒーを飲んでいた。
千里は悩んでいた。よく思い出せば、ゆかりはまるで自分を恐れるような態度だったこと。そして、自分がいない間に帰ってしまったこと。
永い眠りから覚めて、普通なら歓迎してくれると思っていた千里は、かなりのショックを受けていた
。
正人は、千里から直接相談されたわけではないが、悩んでいる千里には勿論気付いており、どう話すかを悩みながらシャワーを浴びていた。
「一度死んで蘇ったという説明はせざるを得ないか……。」
正人は、曇り気味の鏡の中の自分に呟いた。
バタン。リビングの扉が開いた。
「千里…。」
正人は、下着姿で頭をバスタオルで拭きながらリビングへと入ってきた。
正人は、そのまま千里の横に座り、緊張で一瞬で渇いた喉を湿らせるため、千里の飲み掛けのコーヒーを一口飲み、千里の顔を見つめた。
千里は、何が起きたのか理解できなかった。
「…なに?何か顔についてる?」
「いや。千里だなぁって思って。」
正人は、微笑みながら言った。
「なぁにそれ。どしたの?」
正人の顔から笑顔が消えた。千里は、何故だが急に緊張を覚えた。
「…千里、ごめん。嘘付いた。」
やっぱり、良くない報告だったんだと、千里は思ったが口には出さなかった。
「…嘘?…私のこと?」
正人は無言で立ちあがり、棚からリムのマニュアルを取り出し、千里の前に置いた。
ゆかりに渡したものとは別にコピーを取っていた。千里は手に取り、最初のページを読み始めた。
正人は、心臓をバクバクと鼓動させながら、静かにソファに座り、千里の反応を待っていた。
千里は二ページ目以降はペラペラと流し読みをし、マニュアルを正人に手渡した。
千里は笑顔だった。
正人はその表情を見て少しホッとしたが、次の瞬間、千里の目からは涙がこぼれ落ちてきた。
「私…死んじゃったんだね。…嘘みたいな話だけど、お義母さんが驚いていた理由がわかって…なんかスッキリした。…私のために嘘…ついたんだよね?」
「…あぁ。」
正人は、千里の涙を手で拭いながら、頷いた。
「もう…嘘つかなくていいから。…本当のこと言って。ね?」
千里は涙を流しながらも笑顔は絶やさなかった。正人は、自分が情けなくなった。千里はこんな状況でも、千里自身よりも自分のことを気に掛けてくれている。
正人は、千里の両肩を押さえ、目を見つめた。だが、正人の中では、まだ本当の事を言うべきかの葛藤に結論が出ておらず、暫く沈黙し、漸く重い口を開いた。
「千里。…お前は………不慮の事故で…帰らぬ人になったんだ。」
正人は、また自分のことが嫌いになりそうだった
その後、池畑は秋吉のことを気にしながらも、香典をまとめる係を溝口と全うし、式は予定通り終了した。
手伝いをしていた四人は通夜振舞いの会場で軽く喉を湿らせてから解散することにし、その会場へと向かった。
向かう道中、杉崎が池畑の隣に来て話を始めた。
「池畑くん、今まで聞くタイミングがなかったんだが、あれから千代田くんの件は進展あったのか?」
「いえ、まだ核心に迫る成果は…。」
会話が聞こえていた秋吉は何も言わなかったが、池畑はさっき秋吉から貰ったディスクに、何か核心に迫るものが入っているのではと読んでいた。
「そうか。君にとっては、佐倉先生がまだ行方不明で落ち着かない中、今回の千代田くんの死…精神的にも辛いだろう。私は今日、君が遅れたのはそういう精神的なものも絡んでいるんじゃないかと思っているよ。君にまで倒れられたら大変だ。…体の問題じゃなく、心の方にも気を配るようにな。」
秋吉は、杉崎に見られないようにフンと鼻で笑った。
「ありがとうございます。」
池畑には、秋吉のその姿が見えたが、 何も見なかったように冷静を装った。
20時58分
千代田の話で過ごした通夜振舞いもお開きになりそうな雰囲気の中、秋吉のスマホが鳴り、電話に出た。
「はい、秋吉です。…なんだ石井か、どうした。……おう。……え?………そうか、わかった。……あぁ、俺から伝えておく。…あぁ、よろしくな。じゃあ。」
秋吉は電話を切り、スマホをポケットに仕舞った。
「石井くんか。何かあったのか?」
杉崎が仕事モードの表情で聞いた。
「はい。…溝口。俺とお前で話を聞いた裁判官の曽我さん、今日亡くなったらしい。」
最後まで寿司を頬張っていた溝口は、寿司をもぐもぐしながら驚きの表情を浮かべた。慌てて、お茶で流し込み質問した。
「え!?…由比裁判長に続いて曽我裁判官も!?死因は何ですか?」
「これから司法解剖するそうだが、恐らく心臓麻痺のようだ。胸を押さえて急に道端で倒れたらしい。」
「…やっぱり呪い裁判のせいですかね。」
溝口は、怯えた表情で池畑に聞いた。
「呪いの裁判を担当して呪われたってことか?そんな非現実的なことあってたまるか。」
池畑はそう答えながらも、死人を生き返らせた自分こそが非現実的だと思った。
「明日には解剖結果が出るだろう。それを待って判断しよう。何でも事件にする考えは良くない。確かに奇妙な偶然だが、呪い裁判を担当した裁判官は尋常じゃないストレスを日々感じてたはずだ。本当にストレス性の心臓麻痺かもしれん。とにかく先入観には捕らわれるなよ。…我々も精神的に疲れてる。今日はこれで解散にしよう。」
杉崎は、冷静に話を終わらせようとしたが、内心では、鬼塚から聞いた言葉が響いていた。
警察や裁判所もある男の手中。
杉崎は、曽我の死は、病気などではないと分かっていたが、部下たちには言えないと、黙っている事にした。
その後、四人はセレモニーホールの玄関で別れた。池畑は帰る方向が同じ溝口を車で送って行くことにした。
ー 車中 ー
「さっきの課長の話だけど、お前大丈夫か?精神的に。」
「佐倉先生生き返ったんですか?」
溝口は池畑の質問を無視し、唐突に聞いた。
「…………。」
何だか初めて見る雰囲気の溝口に、池畑は少し驚き、うまい言葉が見つからなかった。
「自分たちは名タッグですよね。自分には教えてくださいよ。…この前言ってたこと本当なんですよね?」
池畑は暫く黙り込み、目線は正面から反らすことなく、ゆっくりと答えた。
「……………そうだな。お前には言うつもりだったよ。佐倉は、今俺の家にいる。」
佐倉が池畑の家にいるという言葉の意味を直ぐに理解できなかった溝口は、顔をしかめた。
「え!どういうことですか!?行方不明だった佐倉先生が見つかったんですか?それとも本当に…。」
「あぁ、後者だ。すまんが詳細は話せない。だが、行方不明だった佐倉は何処かで死んでいるようだ。だから蘇らせた。」
衝撃な内容を淡々と話す池畑に、溝口は自分の方がおかしいのかと錯覚しそうになった。
「そうですか…って直ぐに理解できる内容じゃないですよね。」
「なら来い。会わせてやる。」
「…………え?」
車は本来溝口を降ろす場所を越えて、更にスピードを上げた。
ー 村上宅 ー
千里はソファに座り、温かいコーヒーを飲んでいた。
千里は悩んでいた。よく思い出せば、ゆかりはまるで自分を恐れるような態度だったこと。そして、自分がいない間に帰ってしまったこと。
永い眠りから覚めて、普通なら歓迎してくれると思っていた千里は、かなりのショックを受けていた
。
正人は、千里から直接相談されたわけではないが、悩んでいる千里には勿論気付いており、どう話すかを悩みながらシャワーを浴びていた。
「一度死んで蘇ったという説明はせざるを得ないか……。」
正人は、曇り気味の鏡の中の自分に呟いた。
バタン。リビングの扉が開いた。
「千里…。」
正人は、下着姿で頭をバスタオルで拭きながらリビングへと入ってきた。
正人は、そのまま千里の横に座り、緊張で一瞬で渇いた喉を湿らせるため、千里の飲み掛けのコーヒーを一口飲み、千里の顔を見つめた。
千里は、何が起きたのか理解できなかった。
「…なに?何か顔についてる?」
「いや。千里だなぁって思って。」
正人は、微笑みながら言った。
「なぁにそれ。どしたの?」
正人の顔から笑顔が消えた。千里は、何故だが急に緊張を覚えた。
「…千里、ごめん。嘘付いた。」
やっぱり、良くない報告だったんだと、千里は思ったが口には出さなかった。
「…嘘?…私のこと?」
正人は無言で立ちあがり、棚からリムのマニュアルを取り出し、千里の前に置いた。
ゆかりに渡したものとは別にコピーを取っていた。千里は手に取り、最初のページを読み始めた。
正人は、心臓をバクバクと鼓動させながら、静かにソファに座り、千里の反応を待っていた。
千里は二ページ目以降はペラペラと流し読みをし、マニュアルを正人に手渡した。
千里は笑顔だった。
正人はその表情を見て少しホッとしたが、次の瞬間、千里の目からは涙がこぼれ落ちてきた。
「私…死んじゃったんだね。…嘘みたいな話だけど、お義母さんが驚いていた理由がわかって…なんかスッキリした。…私のために嘘…ついたんだよね?」
「…あぁ。」
正人は、千里の涙を手で拭いながら、頷いた。
「もう…嘘つかなくていいから。…本当のこと言って。ね?」
千里は涙を流しながらも笑顔は絶やさなかった。正人は、自分が情けなくなった。千里はこんな状況でも、千里自身よりも自分のことを気に掛けてくれている。
正人は、千里の両肩を押さえ、目を見つめた。だが、正人の中では、まだ本当の事を言うべきかの葛藤に結論が出ておらず、暫く沈黙し、漸く重い口を開いた。
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