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ファーストダンスを終えると、オスカー様は早々に私を会場から連れ出した。
ルバーニ殿下とジェーン様が近付いて来ようとしていたのに、それから逃げるようにオスカー様は会場の外へと歩き出す。
最初は逃げようとしていた私も、諦めてオスカー様のあとへと着いていった。
予想に反して、オスカー様はこっそり婚約破棄をしようとしているみたい。そうだよね、周りに人がいたら完全に醜聞だものね。
オスカー様は会場になっていた離宮から出ると、外の小屋へと迷いなく入っていく。
中に入るとガチャリと鍵が閉められた。
小さなベッドと小さなテーブルセットが置かれた簡素な小屋。
「王太子が隣国の王子の歓迎パーティーから抜け出すなんて良くないと思いますけど」
「ソフィー」
今さら私のことソフィーだなんて呼んで。ソフィアって呼んでたくせに。
オスカー様からプイッと顔をそらして、地面を見つめる。
二人きりの場所で婚約破棄なんて悪趣味だ。せめて立会人を数人つけてほしい。大勢の前で婚約破棄だって悪趣味とは思うけど。というか、そもそも婚約破棄って行為自体が悪趣味だよね。
どちらも悪趣味なら、大勢の前で婚約破棄されたほうがいい。だって、それなら心置きなくオスカー様のこと恨めるもの。
「こんなところに連れ込まずとも、ちゃんとオスカー様のいうことを大人しく聞きました」
「僕は人の多いところでソフィーに意地悪する趣味はないよ」
嘘つき。だって、ゲームのオスカー様は私を大勢の前で婚約破棄していた。
そうやって優しいことをいうのに、どうして婚約破棄なんてするの? わざわざあんなかわいい子を紹介して、私の自尊心まで取り上げておいて。
「……ソフィー? さっきからなにか勘違いしてない?」
「しておりません」
「なら、どうしてそんなに怒ってるの? 僕とジェーン嬢の間になにかあるって勘違いしてない?」
私の手を握り、優しく語りかけるようにオスカー様が話しかけてくる。
けれど、その優しさはまるで私の神経を逆撫でしているようにしか感じなかった。
「なにを、勘違いしてるんですか、私……」
グッと感情を押さえ込むように口を開く。
感情のまま吐き捨てたいけど、そんなことをしてはダメ。王太子の婚約者という最後の矜持が、必死に私を抑えてる。
本当は泣き叫びたい。泣き叫んで怒鳴りつけたい。
「ソフィー」
「……なんですか」
「僕を見て」
どうしてそんなことを言えるんだろう。
オスカーさまを見たくなんてない。けれど、オスカー様の言葉に逆らう勇気もなくて、ゆったりと顔を上げる。
「ソフィー、そんな苦しそうな顔……」
そう言いながらオスカー様が私の頬を撫でた。
自分の身体が嫌になる。オスカー様に撫でられていると、そこから熱が広がるように身体が熱くなる。
きっと、オスカー様に触れられたのが久しぶりだから。
毎日のように触れられていたのに、ルバーニ殿下と街で遭遇してからオスカー様は興味を失ったように私に会いになんて来てくれなかった。
その間、きっとジェーン様と仲良くしていたのでしょう?
「オスカー様、もう結構です」
「ソフィー?」
「わたくし、ちゃんと自分の運命はわかっているつもりです。受けいれてもいます」
ちゃんと、受け入れてる。
オスカー様に婚約破棄されたあと、私はルバーニ殿下とともにラボス王国に行く。そしてそこで輪姦されて、闇堕ちして、この国に復讐する。オスカー様を降して、ルバーニ殿下とこの国を壊すんだ。
「待って、ソフィー、待って。またなんか一人で突っ走ってるって。わかってるよねぇ? 僕の好きな人はソフィーだよ?」
「なんで、そんなことをいうんですか」
声が震える。そうやって私を引き止めるような言葉をどうして言うの。
「婚約破棄をなさるんでしょう!」
「………………は?」
呆けたような顔をなさるオスカー様の手から逃れるように距離を取る。
オスカー様が固まっているけど関係ない。
甘い誘惑、甘い言葉。そんなものはもう意味のないものだって、ちゃんと知ってる。わかってる。
「オスカー様はジェーン様と婚約なさるんでしょう! それで私はラボス王国に連れて行かれるの! オスカー様の愛情がわたくしから消えたことくらい分かってます!」
言葉にすると、なんて酷い。
ボロボロと涙が止まらない。拭う気にもなれない。
どうせ私は悪役令嬢。ヒーローといつまでも幸せに幸せに、なんて無理だったの。
好きなのに、こんなに好きなのに。身も心も捧げさせておいて、結局こうなるだなんて。
「どうして、そうなったのかなぁ……?」
「どうして、って……」
「僕、いつも言ってるよね? 愛してる、絶対逃がさない、って。それなのにどうしてそんな答えが出てくるの。僕のこと信じられ、」
「信じられないに決まってるじゃないですかっ!」
「えっ」
愛してる、なんて私の身体を暴くための嘘。絶対逃がさないなんて、(性奴隷)としての私を、ってことでしょう?
監禁していたのだって、そうだ。きっと、私という手頃な肉便器を手放したくなかったから。
ああ、繋がってしまう。考えたくないのに、今までの監禁生活も愛からじゃなくて利便性からだって、理解してしまう。
一人に使われるか、大多数から使われるか、私のバッドエンドの肉便器エンドはそれだけの違いだったんだ。
「わたくしはただ一貴族として普通のことを言っただけなのに、ソフィアなんて言われて牽制されて怒られて、婚約者なのに抱き潰されて、デートだってめったにしてもらえなくて、オスカー様が帰ってくるのは夜ぐらいだから、お茶会もしてもらえなくて、世間話だって全然してもらえないっ! オスカー様と会ってすることなんてえっちぐらいじゃないっ! わたくしなんてオスカー様にとったら便利な性奴隷みたいなものなんでしょうっ!」
「それは違う!」
「だって、ジェーン様とはお茶会して、いっぱい楽しいおはなししたんでしょ! わたくしなんて所詮オスカー様の便利な性処理道具だもん~~~~っっ! うあああぁあぁんっ!」
なにが違うのよ、なにが違うのよ、なにが違うのよ~~っっ!!
感情が爆発する。ずっとずっと思ってたこと。オスカー様ともっといっぱい恋人として語り合いたかった。えっちだけじゃなくて、二人でゆっくりと身体を寄せ合う時間が欲しかった。
両想いだと思ってたのに、いつからオスカー様は私に飽きていたんだろう。身体だけの存在がオスカー様を繋ぎ止めるだなんてできるわけがなかった。
運命に打ち勝つなんて無理だった。悪役令嬢は悪役令嬢。ヒロインになんてなれないんだよ。
「ソフィー!」
「やだやだっ! もうわたくしのこと抱き締めたりしないで~~っっ!」
泣き噦る私を落ち着かせるように抱きしめてきたオスカー様の腕の中で暴れまくる。それなのにオスカー様はビクともしてくれない。
それどころか強い力で私を抱き締める。
「ごめん、僕が悪かった! だから、少し落ち着いて」
「やだ~~~~~~っっ!」
オスカー様のバカ~~~~っっ!!
ルバーニ殿下とジェーン様が近付いて来ようとしていたのに、それから逃げるようにオスカー様は会場の外へと歩き出す。
最初は逃げようとしていた私も、諦めてオスカー様のあとへと着いていった。
予想に反して、オスカー様はこっそり婚約破棄をしようとしているみたい。そうだよね、周りに人がいたら完全に醜聞だものね。
オスカー様は会場になっていた離宮から出ると、外の小屋へと迷いなく入っていく。
中に入るとガチャリと鍵が閉められた。
小さなベッドと小さなテーブルセットが置かれた簡素な小屋。
「王太子が隣国の王子の歓迎パーティーから抜け出すなんて良くないと思いますけど」
「ソフィー」
今さら私のことソフィーだなんて呼んで。ソフィアって呼んでたくせに。
オスカー様からプイッと顔をそらして、地面を見つめる。
二人きりの場所で婚約破棄なんて悪趣味だ。せめて立会人を数人つけてほしい。大勢の前で婚約破棄だって悪趣味とは思うけど。というか、そもそも婚約破棄って行為自体が悪趣味だよね。
どちらも悪趣味なら、大勢の前で婚約破棄されたほうがいい。だって、それなら心置きなくオスカー様のこと恨めるもの。
「こんなところに連れ込まずとも、ちゃんとオスカー様のいうことを大人しく聞きました」
「僕は人の多いところでソフィーに意地悪する趣味はないよ」
嘘つき。だって、ゲームのオスカー様は私を大勢の前で婚約破棄していた。
そうやって優しいことをいうのに、どうして婚約破棄なんてするの? わざわざあんなかわいい子を紹介して、私の自尊心まで取り上げておいて。
「……ソフィー? さっきからなにか勘違いしてない?」
「しておりません」
「なら、どうしてそんなに怒ってるの? 僕とジェーン嬢の間になにかあるって勘違いしてない?」
私の手を握り、優しく語りかけるようにオスカー様が話しかけてくる。
けれど、その優しさはまるで私の神経を逆撫でしているようにしか感じなかった。
「なにを、勘違いしてるんですか、私……」
グッと感情を押さえ込むように口を開く。
感情のまま吐き捨てたいけど、そんなことをしてはダメ。王太子の婚約者という最後の矜持が、必死に私を抑えてる。
本当は泣き叫びたい。泣き叫んで怒鳴りつけたい。
「ソフィー」
「……なんですか」
「僕を見て」
どうしてそんなことを言えるんだろう。
オスカーさまを見たくなんてない。けれど、オスカー様の言葉に逆らう勇気もなくて、ゆったりと顔を上げる。
「ソフィー、そんな苦しそうな顔……」
そう言いながらオスカー様が私の頬を撫でた。
自分の身体が嫌になる。オスカー様に撫でられていると、そこから熱が広がるように身体が熱くなる。
きっと、オスカー様に触れられたのが久しぶりだから。
毎日のように触れられていたのに、ルバーニ殿下と街で遭遇してからオスカー様は興味を失ったように私に会いになんて来てくれなかった。
その間、きっとジェーン様と仲良くしていたのでしょう?
「オスカー様、もう結構です」
「ソフィー?」
「わたくし、ちゃんと自分の運命はわかっているつもりです。受けいれてもいます」
ちゃんと、受け入れてる。
オスカー様に婚約破棄されたあと、私はルバーニ殿下とともにラボス王国に行く。そしてそこで輪姦されて、闇堕ちして、この国に復讐する。オスカー様を降して、ルバーニ殿下とこの国を壊すんだ。
「待って、ソフィー、待って。またなんか一人で突っ走ってるって。わかってるよねぇ? 僕の好きな人はソフィーだよ?」
「なんで、そんなことをいうんですか」
声が震える。そうやって私を引き止めるような言葉をどうして言うの。
「婚約破棄をなさるんでしょう!」
「………………は?」
呆けたような顔をなさるオスカー様の手から逃れるように距離を取る。
オスカー様が固まっているけど関係ない。
甘い誘惑、甘い言葉。そんなものはもう意味のないものだって、ちゃんと知ってる。わかってる。
「オスカー様はジェーン様と婚約なさるんでしょう! それで私はラボス王国に連れて行かれるの! オスカー様の愛情がわたくしから消えたことくらい分かってます!」
言葉にすると、なんて酷い。
ボロボロと涙が止まらない。拭う気にもなれない。
どうせ私は悪役令嬢。ヒーローといつまでも幸せに幸せに、なんて無理だったの。
好きなのに、こんなに好きなのに。身も心も捧げさせておいて、結局こうなるだなんて。
「どうして、そうなったのかなぁ……?」
「どうして、って……」
「僕、いつも言ってるよね? 愛してる、絶対逃がさない、って。それなのにどうしてそんな答えが出てくるの。僕のこと信じられ、」
「信じられないに決まってるじゃないですかっ!」
「えっ」
愛してる、なんて私の身体を暴くための嘘。絶対逃がさないなんて、(性奴隷)としての私を、ってことでしょう?
監禁していたのだって、そうだ。きっと、私という手頃な肉便器を手放したくなかったから。
ああ、繋がってしまう。考えたくないのに、今までの監禁生活も愛からじゃなくて利便性からだって、理解してしまう。
一人に使われるか、大多数から使われるか、私のバッドエンドの肉便器エンドはそれだけの違いだったんだ。
「わたくしはただ一貴族として普通のことを言っただけなのに、ソフィアなんて言われて牽制されて怒られて、婚約者なのに抱き潰されて、デートだってめったにしてもらえなくて、オスカー様が帰ってくるのは夜ぐらいだから、お茶会もしてもらえなくて、世間話だって全然してもらえないっ! オスカー様と会ってすることなんてえっちぐらいじゃないっ! わたくしなんてオスカー様にとったら便利な性奴隷みたいなものなんでしょうっ!」
「それは違う!」
「だって、ジェーン様とはお茶会して、いっぱい楽しいおはなししたんでしょ! わたくしなんて所詮オスカー様の便利な性処理道具だもん~~~~っっ! うあああぁあぁんっ!」
なにが違うのよ、なにが違うのよ、なにが違うのよ~~っっ!!
感情が爆発する。ずっとずっと思ってたこと。オスカー様ともっといっぱい恋人として語り合いたかった。えっちだけじゃなくて、二人でゆっくりと身体を寄せ合う時間が欲しかった。
両想いだと思ってたのに、いつからオスカー様は私に飽きていたんだろう。身体だけの存在がオスカー様を繋ぎ止めるだなんてできるわけがなかった。
運命に打ち勝つなんて無理だった。悪役令嬢は悪役令嬢。ヒロインになんてなれないんだよ。
「ソフィー!」
「やだやだっ! もうわたくしのこと抱き締めたりしないで~~っっ!」
泣き噦る私を落ち着かせるように抱きしめてきたオスカー様の腕の中で暴れまくる。それなのにオスカー様はビクともしてくれない。
それどころか強い力で私を抱き締める。
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