始発バスは異世界行き

春夏

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10.実った初恋

2.我慢は終わり※

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震える体を抱きしめる。やっと、やっとこの日がきた。

産まれた子がミアだと気づいたあの日。
ミアに向けているのは、リオールに感じる親愛の想いとは違うことに気づいた日。
えでるだいすき、と回らない舌で言ってくれた日。
貴族のミアに並べる男でありたいと願った日々。
子どものものではない想いで、エデルが大好き、と言ってくれたあの日。

「……怖いか?」
「怖くないよ。言ったでしょ、早くエデルのものになりたい、って」
堪えきれなくてその語尾を奪う。俺の誘いに馴らされた舌が絡まる。息が苦しくなるほどの、長くて深いキス。
「…ずっと我慢してた」
「……僕の方がもっと我慢してたよ」
「ミアが好きだ。我慢は終わりだ。もう離せないぞ」
「離さないでよ。エデルが大好き……」

服を脱がせながら、頬に、首筋にキスを贈る。請うように尖るそこに唇を這わせば、洩れる微かな吐息。
もっと、もっと見せて。俺にミアの全てをくれよ。
「…や…エデルも…エデルも脱いでよ…んっ、やぁっ…」
乳首を転がす舌を止められない俺にミアが焦れる。
「…エデルのっ…ものになるんだからぁっ…んあっ」
その言葉に服を脱ぎ捨て、お互いの素肌を重ねる。

「ほら…ミアのせいだぞ」
張り詰めたものにその手を導けば、遠慮がちに撫でられる。そのしぐさが可愛くてたまらない。
「ミアも……気持ちいいだろ…」
ミアとしては初めて、男の体では初めてのセックスに反応するそれは、待ちきれないように。

「見ちゃやだ…やだぁ…、ア、んぁっ!」
誘うようにこぼれる蜜に抗うことなく誘われて、唇を寄せる。先端をこじ開けるように舌を差し込んで、その刺激に逃げそうになる腰を掴んだ。
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