13 / 153
第12話:見えそうで、見えなくて
ぶくぶくぶくぶく
僕は清掃の行き届いた広めの湯船に鼻までつかり、ぶくぶくと息を吐く。魔法で片づけをするからお風呂に入っててというカエラさんのご好意に甘え、僕は先にお風呂をいただいている最中だ。
ゆっくりと湯船につかりリラックスした僕は、一日の出来事(寝過ごして二日たっているが)を整理してみる。
(わかっているのはここが異世界で、もといた世界じゃないってこと。そしてもといた世界での僕の記憶はまったくなくて、リセットされて新しい人生をこの異世界でスタートさせている)
そして僕は恨めしい気持ちで手首に記された刺青のようなマークをにらむ。
(特殊スキル…。エッチによる経験値取得なんてまるで中学男子の妄想設定だ。しかも僕の成長で開花していくのはこの特殊スキルに関するものばかり。これからずっとこんな調子なのかな・・・)
最初はスライム。次は人食い妖精。種族は人ではないが、性別というものがあったのだろうか。もしオスの魔物がいた場合は、いったい僕はどう戦えば…
(できることなら早く特殊スキルを使わない戦い方を身につけたいんだけど、何で特殊スキルばっかり取得するのかなぁ)
スキルで戦えなきゃ、武器でも装備しようかな。そういえばこの世界には街とかあるのかな。あ、この世界についてカエラさんに話を聞くのを忘れていた。
そんなこんなでいろいろな情報を頭の中でめぐらせている時だった。脱衣所の扉を開ける音が耳に飛び込んでくる。
「ユウ君、お湯加減は大丈夫かしら?」
カエラさんの声だ。びっくりした僕はとっさに返事をする。
「あっ!は、はい!大丈夫です、ありがとうございます」
(ま、まさか入ってきたりなんて・・・)
なんて考え終わる前にもう行動は終わっていた。がらりと戸を開けカエラさんが入ってくるではないか!思わず僕は目を伏せる。
視界の向こうでふふっと笑うカエラさんの声。
「あら、大丈夫よ。タオルを巻いているもの。背中を流してあげるから、こっちにいらっしゃいな」
恐る恐る目を上げると、確かにそこにはバスタオルを体に巻いたカエラさんの姿があった。
最初に会ったときに着ていた服もそこそこ露出のあるものだったので、今の格好と比べても露出は変わらないかもしれないが、バスタオルで巻いた裸体はまた別のエロさというものがある。
きつく巻いたバスタオルは豊満な胸をきゅっと押し上げ、体のラインを見事に強調している。湯煙にしっとりしたふとももの根元からは見えてはいけない秘部が見えてしまいそうだ。
だがこういうものは大体見に行こうとしない限り見えない。それがまたいいのだが。
などというしょうもないことを考えながら、このままずっと湯船に沈んでいるのも変に思われるので、僕は半立ちになった男根をばれないように押さえつけながらイスに座ったのだった。
僕は清掃の行き届いた広めの湯船に鼻までつかり、ぶくぶくと息を吐く。魔法で片づけをするからお風呂に入っててというカエラさんのご好意に甘え、僕は先にお風呂をいただいている最中だ。
ゆっくりと湯船につかりリラックスした僕は、一日の出来事(寝過ごして二日たっているが)を整理してみる。
(わかっているのはここが異世界で、もといた世界じゃないってこと。そしてもといた世界での僕の記憶はまったくなくて、リセットされて新しい人生をこの異世界でスタートさせている)
そして僕は恨めしい気持ちで手首に記された刺青のようなマークをにらむ。
(特殊スキル…。エッチによる経験値取得なんてまるで中学男子の妄想設定だ。しかも僕の成長で開花していくのはこの特殊スキルに関するものばかり。これからずっとこんな調子なのかな・・・)
最初はスライム。次は人食い妖精。種族は人ではないが、性別というものがあったのだろうか。もしオスの魔物がいた場合は、いったい僕はどう戦えば…
(できることなら早く特殊スキルを使わない戦い方を身につけたいんだけど、何で特殊スキルばっかり取得するのかなぁ)
スキルで戦えなきゃ、武器でも装備しようかな。そういえばこの世界には街とかあるのかな。あ、この世界についてカエラさんに話を聞くのを忘れていた。
そんなこんなでいろいろな情報を頭の中でめぐらせている時だった。脱衣所の扉を開ける音が耳に飛び込んでくる。
「ユウ君、お湯加減は大丈夫かしら?」
カエラさんの声だ。びっくりした僕はとっさに返事をする。
「あっ!は、はい!大丈夫です、ありがとうございます」
(ま、まさか入ってきたりなんて・・・)
なんて考え終わる前にもう行動は終わっていた。がらりと戸を開けカエラさんが入ってくるではないか!思わず僕は目を伏せる。
視界の向こうでふふっと笑うカエラさんの声。
「あら、大丈夫よ。タオルを巻いているもの。背中を流してあげるから、こっちにいらっしゃいな」
恐る恐る目を上げると、確かにそこにはバスタオルを体に巻いたカエラさんの姿があった。
最初に会ったときに着ていた服もそこそこ露出のあるものだったので、今の格好と比べても露出は変わらないかもしれないが、バスタオルで巻いた裸体はまた別のエロさというものがある。
きつく巻いたバスタオルは豊満な胸をきゅっと押し上げ、体のラインを見事に強調している。湯煙にしっとりしたふとももの根元からは見えてはいけない秘部が見えてしまいそうだ。
だがこういうものは大体見に行こうとしない限り見えない。それがまたいいのだが。
などというしょうもないことを考えながら、このままずっと湯船に沈んでいるのも変に思われるので、僕は半立ちになった男根をばれないように押さえつけながらイスに座ったのだった。
あなたにおすすめの小説
義姉と押し入れに隠れたら、止まれなくなった
くろがねや
恋愛
父の再婚で、義姉ができた。
血は繋がっていない。でも——家族だ。そう言い聞かせながら、涼介はずっと沙耶から距離を取ってきた。
夏休み。田舎への帰省。甥っ子にせがまれて始まったかくれんぼ。急いで飛び込んだ押し入れの中に、先客がいた。
「……涼介くん」
薄い水色の浴衣。下ろした髪。橙色の光に染まった、沙耶の顔。
逃げ場のない暗闇の中で、二人分の体温が混ざり合う。
夜、来て。
その一言が——涼介の、全部を壊した。
甘くて、苦しくて、止まれない。
これは、ある夏の、秘密の話。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!