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第一章 器用貧乏な少年、ユーリ
4.捨てられる器用貧乏
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「と、父様……」
「――うるさいっ! 触るんじゃない、この能無しめ!」
膝をつく父を心配し、支えようとするユーリの手をはね除け、ミゲルは物乞いを糾弾するかのように声を荒げた。
「えっ……」
ユーリは、ミゲルの態度が急変したことに驚きを隠せないでいた。
ここ最近の話ではあるが、自分に興味を持ってくれていて、優しい言葉をかけてくれた父親。それが今やゴミでも見るような目を自分に向けている。その事実を受け入れられずにいた。
「スキルレベル3が成長限界だと!? そんなもの、良くて中の下止まりではないか! くそっ、どれだけ成長が早くとも、何をやっても一流になることができないなんて……ゴミ以下の加護だな! 何が特別だっ!!」
『加護』の存在は、持つ者の将来を大きく左右する。
【剣士の心得】の加護を持つ者は剣を握り、【剣術】スキルを伸ばし、冒険者や兵士として戦場にて剣を振るう。
【鍛冶の才】の加護を持つものは大槌を握り、【鍛冶】スキルを鍛え、金床にて鉄を打つ。
もちろん、加護の恩恵を無視した人生を歩むかは当人の自由である。だが、その先には多くの苦難が待っているだろう。
それほどにスキルの恩恵は大きい。例えば、スキルレベルの差が大きければ、子供が大人に殴り勝つことだってある。
だというのに、無情にもユーリのスキルレベル上限は『3』だと告げられたのだ。
レベル3という数値は、六歳の子供が持つには驚異的なものだ。しかし、ここで打ち止めとなると話は別だ。
【剣士の心得】や、それに近しい加護を持つ者ならば、きちんと鍛えていれば成人する十五歳頃には全員が間違いなく達する領域である。
いわば、その道を歩む者にとってレベル3というのは平均値に過ぎない。
そこから一歩抜きん出れるかどうかは当人の努力次第だが、ユーリにとっては平均値こそが終着点なのだ。レベル3に達した時点で、その後いくら努力しようが無意味になってしまう。
ユーリの剣の道は、既に閉ざされていたのだ。
「あの時、捨てた妾の子を安易に引き取ったのが間違いだった! まったく、【器用貧乏】などと馬鹿げた加護を持ったものだ! とんだ外れくじを引かされた!」
「と、父様……?」
「ええい、もう二度と私を父と呼ぶでない! 期待させるだけさせておいて裏切りおってからに!」
「そんな、裏切るだなんてっ……!」
「貴様のその黒い髪も、灰色の目も、女のようなその顔立ちも……全部あの憎たらしい女の面影がある……!
平民だが容貌に優れていたので子種を恵んでやっただけなのに、奴ときたら病を患っていやがった! もし私が感染していたらどうするつもりだったのだ!
……しかも、自分は病で先がないからと、感染しているかもしれない赤子を押し付けてきよって。思い出しただけでも反吐が出るわ!」
「――ッ」
ユーリはミゲルの言葉に衝撃を受けると同時に、迫り来る情報の波に対処できずに、呆然としてしまう。
それもそのはず、ユーリは自らの生い立ちを知らされていなかったのだ。本当の母親がいたこと。愛を貰えなかった理由。
自分の世界がひっくり返るような事態に、ユーリの頭の中は真っ白になってしまっていた。
「――ちっ、はぁ……もういい、所詮は平民の血が混じった失敗作か。とんだ無駄足だったな…………」
「――っ、ま、待ってください父様!」
ミゲルはもうどうでもいいと言わんばかりに、ため息をつきながら教会を去ろうと踵を返す。
だんだんと遠ざかっていく背中を見たユーリは、茫然自失の状態からはっと我に返り、とっさに追いすがる。
「剣術がダメでも、他を頑張ります! 必ずグランマード家のお役に立ってみせます!」
「役に立つだと……? 馬鹿を言うな!」
ミゲルへと手が触れるその瞬間、ユーリは振り返ったミゲルに突き飛ばされ、尻餅をつく。
恐る恐る見上げたミゲルの怒りの表情に、ユーリは言葉を失ってしまった。
「いいかよく聞け、理解していないようだから教えてやる。スキルレベル3なんてのはな、貴族に生まれた人間にとってなんの価値もないんだよ。王都の騎士団に入ろうと思うなら、試験を受けるだけでも【剣術】などの戦闘系スキルレベル5以上が必須……宮廷魔導師だって同様だ!」
貴族として名を上げるには様々な方法があるが、ユーリの暮らす国、『アムダルシア王国』で一番単純かつ効果的な方法は、武勲を挙げることだ。
そのため、この国の貴族の子息は騎士や宮廷魔導師を目指すのが一般的である。
とりわけ、祖先が騎士の身分でありながら剣の腕ひとつで男爵の身分に上り詰めたグランマード家では、剣で武勲を挙げることに固執する節があり、当然ながらミゲルの代にもその思想は受け継がれている。
しかし、加護が明らかとなったことで、ユーリのスキルレベルは既に頭打ちであることが発覚した。貴族としての地位を向上させるという野望を持つミゲルにとって、ユーリは完全に無価値な存在になったというわけだ。
「理解したかユーリ。貴様は貴族の子として無価値な人間なんだよ。せいぜい一兵卒となってどこぞの戦場でくたばるのがお似合いだ。そして、そんな人間はどこにだって掃いて捨てるほどいる。まさしくゴミだな」
「そ……んな……」
「まったく、ただの穀潰しだと最初からわかっていれば、赤ん坊のころにさっさと捨ててしまったのに。貴様のためにどれだけの時間と金を無駄にしたことか……!」
そう言い残して、ミゲルは今度こそ教会を去ろうとするが、今度は別の人物に呼び止められる。
「待ってくださいミゲル様。どんな理由があろうとも、我が子をひとり置き去りにするものではありませんぞ」
「…………ちっ」
司祭がそう告げると、ミゲルは嫌々ながらもその言葉に従い、足を止めた。
その理由は司祭の立場にある。天命の儀を執り行うには希少なスキルが必要であり、それを所持する人間はごく一握りしかいない。
故に彼らは国から重用されていた。例え貴族であろうとも、蔑ろにしていい存在ではないのだ。
しかも、王都に在籍する司祭ともなると、国王との繋がりが深い。この場で司祭からの印象を悪くしてしまう行動をすると、その行いは国王に伝わり、それこそ陞爵どころの話ではなくなってしまう。
そのため、ミゲルは仕方がなく司祭の言うことを聞き、しぶしぶとユーリの手を引いた。
「……帰るぞ」
司祭に悟られぬよう、はりぼての笑顔を作りつつも、心中穏やかではないのだろう。ユーリを掴むその手にはかなりの力が込められていた。
半ば放り投げるように無理矢理馬車へとユーリを詰め込むと、ミゲルは足早に帰路に着いた。
道中、お互い無言のまま時が過ぎる。がらがら、パカパカと、馬車が奏でる音だけが虚しく響く。
怒り心頭のミゲルは当然として、ユーリもこれ以上言葉を発するような心境ではなかった。いや、恐怖のあまり沈黙していたと言ったほうが正確だろう。
彼らが次に言葉を発するのは、屋敷に帰った直後だった。
「今日からお前の住みかはここだ。それと、勝手に中のものに触るんじゃないぞ」
「え……」
ユーリが連れてこられたのは、屋敷に隣接して建てられた小さな物置小屋だった。小さいと言っても、貴族の所持する建物だ。平均的な一戸建てと同じぐらいの大きさで、最低限の設備がある。
だが、入り口の扉を抜けた先は物置と言うだけあって雑然としており、人が住むには窮屈すぎる。
「ま、待って――あうっ」
反論する間も与えられず、ユーリは物置小屋の中へと放り込まれる。扉が閉められた瞬間、埃がぶわっと舞ったので、中は長い間手入れがされていないことが窺えた。
「けほっ、けほっ」
ユーリが埃を吸い込んでしまい咳をしていると、カチリと外側から鍵がかけられた音がした。
物置だけあって、内側からは鍵が開けられない構造になっていて、いくつかある窓も、侵入防止のためか漏れなく鉄格子で覆われている。
ユーリはこの場所に閉じ込められたのだ。いや、まるでこの小屋に存在するくたびれた物品のように、粗雑に保管されたと言い換えるべきか。
そう言えるくらいに、おおよそ人に対する扱いではなかった。
「そうか……僕はここに保管されているものと同じ……つまり、ガラクタだったってことなのかな……」
人の気配がまったくない狭く薄暗い物置小屋の中で、自らの置かれた環境を理解したユーリは、うずくまりながらぼそっと呟いた。
「――うるさいっ! 触るんじゃない、この能無しめ!」
膝をつく父を心配し、支えようとするユーリの手をはね除け、ミゲルは物乞いを糾弾するかのように声を荒げた。
「えっ……」
ユーリは、ミゲルの態度が急変したことに驚きを隠せないでいた。
ここ最近の話ではあるが、自分に興味を持ってくれていて、優しい言葉をかけてくれた父親。それが今やゴミでも見るような目を自分に向けている。その事実を受け入れられずにいた。
「スキルレベル3が成長限界だと!? そんなもの、良くて中の下止まりではないか! くそっ、どれだけ成長が早くとも、何をやっても一流になることができないなんて……ゴミ以下の加護だな! 何が特別だっ!!」
『加護』の存在は、持つ者の将来を大きく左右する。
【剣士の心得】の加護を持つ者は剣を握り、【剣術】スキルを伸ばし、冒険者や兵士として戦場にて剣を振るう。
【鍛冶の才】の加護を持つものは大槌を握り、【鍛冶】スキルを鍛え、金床にて鉄を打つ。
もちろん、加護の恩恵を無視した人生を歩むかは当人の自由である。だが、その先には多くの苦難が待っているだろう。
それほどにスキルの恩恵は大きい。例えば、スキルレベルの差が大きければ、子供が大人に殴り勝つことだってある。
だというのに、無情にもユーリのスキルレベル上限は『3』だと告げられたのだ。
レベル3という数値は、六歳の子供が持つには驚異的なものだ。しかし、ここで打ち止めとなると話は別だ。
【剣士の心得】や、それに近しい加護を持つ者ならば、きちんと鍛えていれば成人する十五歳頃には全員が間違いなく達する領域である。
いわば、その道を歩む者にとってレベル3というのは平均値に過ぎない。
そこから一歩抜きん出れるかどうかは当人の努力次第だが、ユーリにとっては平均値こそが終着点なのだ。レベル3に達した時点で、その後いくら努力しようが無意味になってしまう。
ユーリの剣の道は、既に閉ざされていたのだ。
「あの時、捨てた妾の子を安易に引き取ったのが間違いだった! まったく、【器用貧乏】などと馬鹿げた加護を持ったものだ! とんだ外れくじを引かされた!」
「と、父様……?」
「ええい、もう二度と私を父と呼ぶでない! 期待させるだけさせておいて裏切りおってからに!」
「そんな、裏切るだなんてっ……!」
「貴様のその黒い髪も、灰色の目も、女のようなその顔立ちも……全部あの憎たらしい女の面影がある……!
平民だが容貌に優れていたので子種を恵んでやっただけなのに、奴ときたら病を患っていやがった! もし私が感染していたらどうするつもりだったのだ!
……しかも、自分は病で先がないからと、感染しているかもしれない赤子を押し付けてきよって。思い出しただけでも反吐が出るわ!」
「――ッ」
ユーリはミゲルの言葉に衝撃を受けると同時に、迫り来る情報の波に対処できずに、呆然としてしまう。
それもそのはず、ユーリは自らの生い立ちを知らされていなかったのだ。本当の母親がいたこと。愛を貰えなかった理由。
自分の世界がひっくり返るような事態に、ユーリの頭の中は真っ白になってしまっていた。
「――ちっ、はぁ……もういい、所詮は平民の血が混じった失敗作か。とんだ無駄足だったな…………」
「――っ、ま、待ってください父様!」
ミゲルはもうどうでもいいと言わんばかりに、ため息をつきながら教会を去ろうと踵を返す。
だんだんと遠ざかっていく背中を見たユーリは、茫然自失の状態からはっと我に返り、とっさに追いすがる。
「剣術がダメでも、他を頑張ります! 必ずグランマード家のお役に立ってみせます!」
「役に立つだと……? 馬鹿を言うな!」
ミゲルへと手が触れるその瞬間、ユーリは振り返ったミゲルに突き飛ばされ、尻餅をつく。
恐る恐る見上げたミゲルの怒りの表情に、ユーリは言葉を失ってしまった。
「いいかよく聞け、理解していないようだから教えてやる。スキルレベル3なんてのはな、貴族に生まれた人間にとってなんの価値もないんだよ。王都の騎士団に入ろうと思うなら、試験を受けるだけでも【剣術】などの戦闘系スキルレベル5以上が必須……宮廷魔導師だって同様だ!」
貴族として名を上げるには様々な方法があるが、ユーリの暮らす国、『アムダルシア王国』で一番単純かつ効果的な方法は、武勲を挙げることだ。
そのため、この国の貴族の子息は騎士や宮廷魔導師を目指すのが一般的である。
とりわけ、祖先が騎士の身分でありながら剣の腕ひとつで男爵の身分に上り詰めたグランマード家では、剣で武勲を挙げることに固執する節があり、当然ながらミゲルの代にもその思想は受け継がれている。
しかし、加護が明らかとなったことで、ユーリのスキルレベルは既に頭打ちであることが発覚した。貴族としての地位を向上させるという野望を持つミゲルにとって、ユーリは完全に無価値な存在になったというわけだ。
「理解したかユーリ。貴様は貴族の子として無価値な人間なんだよ。せいぜい一兵卒となってどこぞの戦場でくたばるのがお似合いだ。そして、そんな人間はどこにだって掃いて捨てるほどいる。まさしくゴミだな」
「そ……んな……」
「まったく、ただの穀潰しだと最初からわかっていれば、赤ん坊のころにさっさと捨ててしまったのに。貴様のためにどれだけの時間と金を無駄にしたことか……!」
そう言い残して、ミゲルは今度こそ教会を去ろうとするが、今度は別の人物に呼び止められる。
「待ってくださいミゲル様。どんな理由があろうとも、我が子をひとり置き去りにするものではありませんぞ」
「…………ちっ」
司祭がそう告げると、ミゲルは嫌々ながらもその言葉に従い、足を止めた。
その理由は司祭の立場にある。天命の儀を執り行うには希少なスキルが必要であり、それを所持する人間はごく一握りしかいない。
故に彼らは国から重用されていた。例え貴族であろうとも、蔑ろにしていい存在ではないのだ。
しかも、王都に在籍する司祭ともなると、国王との繋がりが深い。この場で司祭からの印象を悪くしてしまう行動をすると、その行いは国王に伝わり、それこそ陞爵どころの話ではなくなってしまう。
そのため、ミゲルは仕方がなく司祭の言うことを聞き、しぶしぶとユーリの手を引いた。
「……帰るぞ」
司祭に悟られぬよう、はりぼての笑顔を作りつつも、心中穏やかではないのだろう。ユーリを掴むその手にはかなりの力が込められていた。
半ば放り投げるように無理矢理馬車へとユーリを詰め込むと、ミゲルは足早に帰路に着いた。
道中、お互い無言のまま時が過ぎる。がらがら、パカパカと、馬車が奏でる音だけが虚しく響く。
怒り心頭のミゲルは当然として、ユーリもこれ以上言葉を発するような心境ではなかった。いや、恐怖のあまり沈黙していたと言ったほうが正確だろう。
彼らが次に言葉を発するのは、屋敷に帰った直後だった。
「今日からお前の住みかはここだ。それと、勝手に中のものに触るんじゃないぞ」
「え……」
ユーリが連れてこられたのは、屋敷に隣接して建てられた小さな物置小屋だった。小さいと言っても、貴族の所持する建物だ。平均的な一戸建てと同じぐらいの大きさで、最低限の設備がある。
だが、入り口の扉を抜けた先は物置と言うだけあって雑然としており、人が住むには窮屈すぎる。
「ま、待って――あうっ」
反論する間も与えられず、ユーリは物置小屋の中へと放り込まれる。扉が閉められた瞬間、埃がぶわっと舞ったので、中は長い間手入れがされていないことが窺えた。
「けほっ、けほっ」
ユーリが埃を吸い込んでしまい咳をしていると、カチリと外側から鍵がかけられた音がした。
物置だけあって、内側からは鍵が開けられない構造になっていて、いくつかある窓も、侵入防止のためか漏れなく鉄格子で覆われている。
ユーリはこの場所に閉じ込められたのだ。いや、まるでこの小屋に存在するくたびれた物品のように、粗雑に保管されたと言い換えるべきか。
そう言えるくらいに、おおよそ人に対する扱いではなかった。
「そうか……僕はここに保管されているものと同じ……つまり、ガラクタだったってことなのかな……」
人の気配がまったくない狭く薄暗い物置小屋の中で、自らの置かれた環境を理解したユーリは、うずくまりながらぼそっと呟いた。
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