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纏め役
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「シィリさんと、ポンさん。どちらと結婚なさるのでしょう?」
回れ右をして、帰りたくなった。
リシェより難敵かもしれないーー纏め役。
マホマールについて、わかっていることは少ない。
僕は竜官の執務室の長椅子で、竜に「初殺」を打ち込む覚悟を決めた。
「ケモ?」
隣に座っているケモも応援してくれてーーいない。
マホマールから貰ったお菓子を、無我夢竜で食べている。
魔力だけで大丈夫。
僕が目を覚ました日に、ケモはそう伝えてくれたが。
コウの執務室での、「結界」壊して「半分こ」作戦ーーの結果、お菓子を食べても大丈夫だと判明したらしい。
食べ物を食べたのは初めてだったらしく、僕のことなどそっち退けに、甘味の虜になっていた。
「それが、竜の国から出る為の、条件の一つ」
先回りして尋ねられたので、マホマールの口頭試問に答える。
獣にも尻尾にも、最終手段に決定。
ミャンは僕を篭絡することが目的だから、リャナ相手にしか使えない。
「認定試験は、明後日です。それを待たずに動いたということは、状況が変化したということです。態々、侍従長を介してまで私と会おうとしたようですが、如何様なお願いがあるのでしょう?」
回れ左をして、帰りたくなった。
一度もやったことがないが、たぶん出来るはず。
「わかりません。僕は、ダニステイルについて、知らな過ぎます。ですから、何をお願いすればいいのか、マホマールから話を聞かないと決めることも出来ません」
味方に出来なくても、敵にしてはいけない相手。
ただでさえ、僕より上手だというのに、状況的にもマホマールが有利。
それでも。
ここが僕の戦場だ。
闘って、奪い取ってでも、成すべきことを成さなければならない。
空を眺めるように、僕を見詰めるマホマールの眼差し。
ーー不意に。
マホマールの姿が朝靄のように掠れてぶれる。
光より明るい透明。
透明はマホマールから止め処なくーー。
「ケモ? ケモっっ!!」
「……あ、……ケモ?」
ケモが。
僕の胸で。
触れたいけど。
言葉にすべてを籠める。
「……ありがとう、ケモ。ケモのお陰で、『魔触』を使わずに済んだ」
「……ケモ」
恥ずかしがって、いそいそと僕の胸から横に移動するケモの姿に、笑みを浮かべてしまった。
「ケモ……?」
「ああ、ごめんごめん。そんな意味で笑ったんじゃないよ」
「ケモ、ケモ」
「うん。許してくれて、心配してくれて、ありがとう」
「ケモ~」
甘かった。
ケモが分けてくれたお菓子もそうなのだが、今は「魔触」のこと。
ヴァレイスナから「魔触」は危険なものであると諭された。
金輪際、使うつもりはなかった。
だが、ケモが止めてくれなければ、僕はマホマールに「触れて」いただろう。
「今のが、『魔触』のようですね。ケモさん……」
「ケモ」
「ああ、ケモ、のほうが良いのですか。ーーでは。これからもケモとの絆を大切にしてください。ケモが止めてくれなかったら、ライルさんは私に『触れて』しまっていた。若い方が『触れる』には、毒気を含んでいますので」
「ケモ、ケモ」
「知りたいのですか? ーー確かに。披瀝してしまえば、私に『触れる』確率も低くなりそうです」
「ケモ?」
「わかりました。お話しいたしましょう」
ーー凄い。
一見会話が成立しているように見えて、その実、まったく擦れ違っている。
それでいて、要点を外していない。
「ケモにはまだ早いでしょから、耳を塞いでいてください」
「ケモ?」
僕が頷くと、ケモは大き目の耳の後ろに手をやって、後ろから前に倒していく。
目まで瞑る必要はないと思うが、竜にも獣にも、準備完獣。
ケモの一生懸命な姿に、手をワキワキさせるマホマール。
「まだケモを撫でられないというのが、残念でなりません」
「みーですら、きちんと我慢しているのだから、分別を弁えてくれ」
反撃してみるも、マホマールは涼しい顔。
ーーその表情が。
冷風に吹かれて、感情が転がり落ちていく。
「『魂の半分』。微塵も疑うことなく、そう信じられた相手がいました。ですが、その『半分』は、死病を得ました。『側に居てやれ』と、多くの人が私に言いました。ーーアーシュさんなら、側にいますか?」
「ーーマホマールは。僕の答えを必要としていない」
「そうでもないですよ。必要とはしていませんが、興味はあります」
僕は身近な者を喪ったことがない。
現実に体験した者に、仮定の話をする。
卑しい行いーーそう思ってしまった僕には未だ、様々なものが欠けているのだろう。
いや、欠けているのではなく、まだ、埋まっていないのだ。
或いは、染まっていない。
心を染めて、その色彩を見詰めていない。
「私には、そのようなこと、……断じて出来ませんでした。じっとしているなど、どうして出来るでしょう。喪われるなど、そんな事実など、どうして受け容れられるでしょう。当然『半分』は、私のことをわかってくれました。ーー研究をしながら、治癒術師の一族を捜しました。しかし、『大乱』で滅びていました。生き残りが居たかもしれませんが、その者が『秘術』を識っている可能性は低い。竜を、『治癒』に最も優れていると噂される地竜を。……見つからない。神に祈る? そんなこと、そんなこと……。……皆は正しかった。『半分』の側に居なかったので、死に目に会うことも出来ませんでした」
何故だろう。
わかる、わかってしまう。
マホマールと「半分」が、それまで何をしていたのか、何をしようとしていたのか。
感情が、擦り切れる寸前のマホマールに、僕は差し出した。
「ーー蘇生魔法」
「はい。私は『半分』のことを、『半分』は私のことを識っていました。私が戻ってくるまで『半分』は、蘇生魔法の研究をしていました」
「『半分』を連れて、逃げた」
「はい。ダニステイルの皆が、許すはずがありません。『半分』と、『半分』の研究の成果を持ち、逃げました。『半分』の研究に依ると、『半分』が腐る前に成さなければなりませんでした」
「失敗したーーだけではなかったのか?」
「成功しました。『半分』は生き返りました。……上手くいったと、ーー成功したと、狂う寸前に、絶望によって理性を取り戻しました。『半分』は、立ち上がり、目を開けました。……『半分』が望んだのは、私ではなかったのかもしれません。『半分』は、何かに……、黒いような、悪意の塊のようでそうではない、どす黒い何かに、……喰われました」
「先程から、『半分』、と言っているが、ーー喰われたのか?」
「ええ、……十周期、発病が遅ければ、フィア様に、竜に、逢えたものを、……喰われました、私は、『半分』の名前を思い出せない、皆に至っては、『半分』のことを、存在しなかったことに、この世界で『半分』のことを覚えているのは……」
魂の半分を喪った。
その代価ーーに相応しいものになってしまった。
起きるはずのないことが、起きてしまった。
ケモーー魔法。
もしかしたら、マホマールと「半分」も「魔法」を掛けていたのかもしれない。
閲した歳月が優しさにならない、マホマールの乱れた言葉。
流れない涙もまた、喰われてしまった証しなのかもしれない。
「リシェには、聞いてみたのか?」
「……アーシュさんが面会を求めていると伝えてくれたときに。ーー侍従長は、あの『黒いもの』を逆に、喰った、そうです。そして、その『黒いもの』で、蓋をしたそうです。『いずれ何とかする』と、侍従長は仰っていました」
「『半分』のことを、リシェに頼めばいい」
「……冗談を、言わないでください。『半分』は、私のものです。私だけのものです。侍従長であろうが、誰であろうが、欠片たりとも、呉れてやるわけにはいきません」
こんなときでも、嘘を吐いている。
いや、嘘を吐かずにはいられなかった。
俯いて、世界に裏切られたとも言える、「半分」を。
後悔、などという言葉では何も語れない「半分」で、幾十、幾百と自身を貫いてきたマホマール。
改めて、ケモに感謝する。
「触れた」ら、僕も喰われていたかもしれない。
マホマールはリシェに頼むことはしない。
それなら僕がーーと思ったところで。
顔を上げたマホマールは、リシェと同じ笑顔を浮かべていた。
「ケモ?」
「うん。もう終わったから、大丈夫だよ」
ケモに嘘を吐いてしまった。
まだ終わっていない、というか、終われない、かもしれない。
十分に理解しているつもりだったが。
僕は未だマホマールを侮っていたことを、骨身に沁みて知ることになるのだった。
回れ右をして、帰りたくなった。
リシェより難敵かもしれないーー纏め役。
マホマールについて、わかっていることは少ない。
僕は竜官の執務室の長椅子で、竜に「初殺」を打ち込む覚悟を決めた。
「ケモ?」
隣に座っているケモも応援してくれてーーいない。
マホマールから貰ったお菓子を、無我夢竜で食べている。
魔力だけで大丈夫。
僕が目を覚ました日に、ケモはそう伝えてくれたが。
コウの執務室での、「結界」壊して「半分こ」作戦ーーの結果、お菓子を食べても大丈夫だと判明したらしい。
食べ物を食べたのは初めてだったらしく、僕のことなどそっち退けに、甘味の虜になっていた。
「それが、竜の国から出る為の、条件の一つ」
先回りして尋ねられたので、マホマールの口頭試問に答える。
獣にも尻尾にも、最終手段に決定。
ミャンは僕を篭絡することが目的だから、リャナ相手にしか使えない。
「認定試験は、明後日です。それを待たずに動いたということは、状況が変化したということです。態々、侍従長を介してまで私と会おうとしたようですが、如何様なお願いがあるのでしょう?」
回れ左をして、帰りたくなった。
一度もやったことがないが、たぶん出来るはず。
「わかりません。僕は、ダニステイルについて、知らな過ぎます。ですから、何をお願いすればいいのか、マホマールから話を聞かないと決めることも出来ません」
味方に出来なくても、敵にしてはいけない相手。
ただでさえ、僕より上手だというのに、状況的にもマホマールが有利。
それでも。
ここが僕の戦場だ。
闘って、奪い取ってでも、成すべきことを成さなければならない。
空を眺めるように、僕を見詰めるマホマールの眼差し。
ーー不意に。
マホマールの姿が朝靄のように掠れてぶれる。
光より明るい透明。
透明はマホマールから止め処なくーー。
「ケモ? ケモっっ!!」
「……あ、……ケモ?」
ケモが。
僕の胸で。
触れたいけど。
言葉にすべてを籠める。
「……ありがとう、ケモ。ケモのお陰で、『魔触』を使わずに済んだ」
「……ケモ」
恥ずかしがって、いそいそと僕の胸から横に移動するケモの姿に、笑みを浮かべてしまった。
「ケモ……?」
「ああ、ごめんごめん。そんな意味で笑ったんじゃないよ」
「ケモ、ケモ」
「うん。許してくれて、心配してくれて、ありがとう」
「ケモ~」
甘かった。
ケモが分けてくれたお菓子もそうなのだが、今は「魔触」のこと。
ヴァレイスナから「魔触」は危険なものであると諭された。
金輪際、使うつもりはなかった。
だが、ケモが止めてくれなければ、僕はマホマールに「触れて」いただろう。
「今のが、『魔触』のようですね。ケモさん……」
「ケモ」
「ああ、ケモ、のほうが良いのですか。ーーでは。これからもケモとの絆を大切にしてください。ケモが止めてくれなかったら、ライルさんは私に『触れて』しまっていた。若い方が『触れる』には、毒気を含んでいますので」
「ケモ、ケモ」
「知りたいのですか? ーー確かに。披瀝してしまえば、私に『触れる』確率も低くなりそうです」
「ケモ?」
「わかりました。お話しいたしましょう」
ーー凄い。
一見会話が成立しているように見えて、その実、まったく擦れ違っている。
それでいて、要点を外していない。
「ケモにはまだ早いでしょから、耳を塞いでいてください」
「ケモ?」
僕が頷くと、ケモは大き目の耳の後ろに手をやって、後ろから前に倒していく。
目まで瞑る必要はないと思うが、竜にも獣にも、準備完獣。
ケモの一生懸命な姿に、手をワキワキさせるマホマール。
「まだケモを撫でられないというのが、残念でなりません」
「みーですら、きちんと我慢しているのだから、分別を弁えてくれ」
反撃してみるも、マホマールは涼しい顔。
ーーその表情が。
冷風に吹かれて、感情が転がり落ちていく。
「『魂の半分』。微塵も疑うことなく、そう信じられた相手がいました。ですが、その『半分』は、死病を得ました。『側に居てやれ』と、多くの人が私に言いました。ーーアーシュさんなら、側にいますか?」
「ーーマホマールは。僕の答えを必要としていない」
「そうでもないですよ。必要とはしていませんが、興味はあります」
僕は身近な者を喪ったことがない。
現実に体験した者に、仮定の話をする。
卑しい行いーーそう思ってしまった僕には未だ、様々なものが欠けているのだろう。
いや、欠けているのではなく、まだ、埋まっていないのだ。
或いは、染まっていない。
心を染めて、その色彩を見詰めていない。
「私には、そのようなこと、……断じて出来ませんでした。じっとしているなど、どうして出来るでしょう。喪われるなど、そんな事実など、どうして受け容れられるでしょう。当然『半分』は、私のことをわかってくれました。ーー研究をしながら、治癒術師の一族を捜しました。しかし、『大乱』で滅びていました。生き残りが居たかもしれませんが、その者が『秘術』を識っている可能性は低い。竜を、『治癒』に最も優れていると噂される地竜を。……見つからない。神に祈る? そんなこと、そんなこと……。……皆は正しかった。『半分』の側に居なかったので、死に目に会うことも出来ませんでした」
何故だろう。
わかる、わかってしまう。
マホマールと「半分」が、それまで何をしていたのか、何をしようとしていたのか。
感情が、擦り切れる寸前のマホマールに、僕は差し出した。
「ーー蘇生魔法」
「はい。私は『半分』のことを、『半分』は私のことを識っていました。私が戻ってくるまで『半分』は、蘇生魔法の研究をしていました」
「『半分』を連れて、逃げた」
「はい。ダニステイルの皆が、許すはずがありません。『半分』と、『半分』の研究の成果を持ち、逃げました。『半分』の研究に依ると、『半分』が腐る前に成さなければなりませんでした」
「失敗したーーだけではなかったのか?」
「成功しました。『半分』は生き返りました。……上手くいったと、ーー成功したと、狂う寸前に、絶望によって理性を取り戻しました。『半分』は、立ち上がり、目を開けました。……『半分』が望んだのは、私ではなかったのかもしれません。『半分』は、何かに……、黒いような、悪意の塊のようでそうではない、どす黒い何かに、……喰われました」
「先程から、『半分』、と言っているが、ーー喰われたのか?」
「ええ、……十周期、発病が遅ければ、フィア様に、竜に、逢えたものを、……喰われました、私は、『半分』の名前を思い出せない、皆に至っては、『半分』のことを、存在しなかったことに、この世界で『半分』のことを覚えているのは……」
魂の半分を喪った。
その代価ーーに相応しいものになってしまった。
起きるはずのないことが、起きてしまった。
ケモーー魔法。
もしかしたら、マホマールと「半分」も「魔法」を掛けていたのかもしれない。
閲した歳月が優しさにならない、マホマールの乱れた言葉。
流れない涙もまた、喰われてしまった証しなのかもしれない。
「リシェには、聞いてみたのか?」
「……アーシュさんが面会を求めていると伝えてくれたときに。ーー侍従長は、あの『黒いもの』を逆に、喰った、そうです。そして、その『黒いもの』で、蓋をしたそうです。『いずれ何とかする』と、侍従長は仰っていました」
「『半分』のことを、リシェに頼めばいい」
「……冗談を、言わないでください。『半分』は、私のものです。私だけのものです。侍従長であろうが、誰であろうが、欠片たりとも、呉れてやるわけにはいきません」
こんなときでも、嘘を吐いている。
いや、嘘を吐かずにはいられなかった。
俯いて、世界に裏切られたとも言える、「半分」を。
後悔、などという言葉では何も語れない「半分」で、幾十、幾百と自身を貫いてきたマホマール。
改めて、ケモに感謝する。
「触れた」ら、僕も喰われていたかもしれない。
マホマールはリシェに頼むことはしない。
それなら僕がーーと思ったところで。
顔を上げたマホマールは、リシェと同じ笑顔を浮かべていた。
「ケモ?」
「うん。もう終わったから、大丈夫だよ」
ケモに嘘を吐いてしまった。
まだ終わっていない、というか、終われない、かもしれない。
十分に理解しているつもりだったが。
僕は未だマホマールを侮っていたことを、骨身に沁みて知ることになるのだった。
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