竜の国の異邦人

風結

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侍従次長

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 やはりリシェは居なかったが、侍従長の執務室にはファスファールが居た。
 そして、白い物体ーー覆いフードを被った垂れ耳風竜がくっ付いていた。
 挨拶をする間もなく、二つの影。
 「スーラカイアの双子」が扉を閉める前に飛び込んでくる。
 直後に、退室。

「ぴゃ~、ふあこっ、ふあこっ!」
「ぉぴ~」
「ぉぽ~」

 ラカールラカが風と一緒に、「双巫女」を悲鳴ごと巻き込んで飛び出していく。

「風竜が突風となって去っていったということは。ラカールラカを苛めていたのか?」
「おかしなことを言わないでください。侍従長は現在、教会との折衝に臨んでいます。教会となれば、竜は。逆効果になる蓋然性があるので、サンとギッタが仕事を終えるまでーー私は十五番の『ぷくぷく』ですので、仮の寝床となっていました」
「ラカールラカは今日、『双巫女』と寝るのか?」
「詳細は知りませんが、ラカールラカ様も何か遣らかしたそうです。寝具一式は、パルファスナルメディカ様に。それ以外の私物の多くを、フィフォノ様とゲルブスリンク様に進呈、いえ、献上したようですので今、ランル・リシェの居室には物がありません」
「届いた家具等に、ヴァレイスナが付与魔法を施すまで、ラカールラカを入室禁止にしたということか」
「ケモ、ケモ~」

 資料をリシェの机に運ぶ為に立ち上がったファスファールを見て、ケモは興味を惹かれたようだ。
 同様に、ファスファールもケモに興味を持ったようで、少し困ったことになった。

「ケモ、と呼んだほうが良かったのですよね。ケモは、何と言っているのですか?」
「ケモに悪意はまったくない。正直に、そのまま伝えるので、怒らないという確約が欲しい」
「え、ええ、はい。問題ありません」

 許可を得たので、ケモの言葉をそのまま伝えることにする。
 周期若い女性なら、怒る確率は半々だろうか。

「ケモは言っている。ケモは褒めている。ーーファスファールは良い尻をしている。元気な子供をたくさん産めるだろう」
「っ……」
「ケモっ!?」

 ファスファールの表情に特段の変化はないが、ケモは鋭敏に感じ取ったようだ。
 自身の所為だと思い至ったようだが、何が悪いのかわからず、ケモは不安げに僕を見上げてくる。
 ファスファールには悪いが、ケモの為の教材になってもらう。

「ケモ……?」
「世の中には様々な人がいる。価値観の違い。自分が正しいと思っても、相手もそうだとは限らない。今回は、それをケモに知ってもらう為に、敢えてケモの言葉をそのまま伝えた」
「……ケモ」
「大丈夫。ファスファールは、この程度で怒ったりはしないよ。ケモが褒めているということを、きちんと理解している。問題がありそうなら次から、僕がケモにきちんと伝えるから、一緒に人のことや自分のことを学んでいこう」
「ケモ、ケモ?」
「え? ファスファールがどうして怒ったか知りたい?」
「ケモ」
「身体的特徴を気にする人間は多い。あと、恋や結婚など、それを体験していない者は、過剰に反応することがあるんだ。ファスファールの場合は、自身の理想と、現実の臀部に隔たりがある所為で、他人からではわからない劣等感コンプレックスになっているようだ」
「ケモ、ケモ、ケモノ?」

 頑張って理解しようと頭を左右に揺らすケモ。
 僕の言葉は事実だったのか、ファスファールの眉が細かく震えていた。
 ファスファールを刺激したり、教材にしたりしたのには理由がある。
 リシェの情報を引き出すことと、もう一つーー。

「怒らない、と確約した以上、怒りません。その代わり、抗議をしてもよろしいでしょうか」
「それは構わないが、その前に。僕がここに来た理由の一つは、リシェに会うこと。もう一つは、ファスファールに相談に乗ってもらうこと」
「相談、ですか?」

 リャナとは多少、方向性が異なる真面目な人柄。
 それ故に、ファスファールを相談相手に選んだ。

「異性に関することだ。僕は竜の国に来てから、ダニステイルの人々と交流を持った。相談相手は、身近ではない異性で、知恵者が最適だと判断した。男では女の、女では男の、本当のところはわからない。今後、僕たちは東域に戻る公算が大きい。当然だが、僕の質問に答えてくれなくてもいい。逆に、男である僕に聞きたいことがあれば、聞いてくれ。先程も言ったように、僕が東域に戻るということも勘案して。これまで誰にも、聞けなかったことがあるのなら、僕を利用してくれ」
「ーー先程までの、ランル・リシェを彷彿とさせる言行は、そのような理由からでしたか。私の、心理的なハードルを下げる為だったのですね」

 ひとつひとつ、慎重に言葉を積み重ねていくと、ファスファールの黒曜の瞳に理知的な輝きが宿る。
 ファスファールは〝目〟だ。
 正しく説明すれば、理解してくれる。
 了承した証しだろうか、一瞬迷ってからファスファールが先に質問してきた。

「その半歩の意味を教えてください」

 初めファスファールの言葉の意味が理解できなかったが。

「ケモ、ケモ?」
「ああ、そういうことか。ありがとう、ケモ」
「ケモ~」

 僕が自身で気付く前に、ケモが教えてくれた。
 半歩。
 ファスファールの観察眼は並外れている。
 通常よりもわずかに、ファスファールから離れた位置に僕は立っている。
 こうして改めて相対すると、実感する。
 僕は降参して、距離を取ってしまったことの理由を説明する。

「僕は、美人が苦手だ。無意識の内に、苦手意識が反映されてしまったらしい。ーー僕以外の誰かも、半歩、距離を取っているのか?」
「いえ、そういうわけではーー」
「もしかして、ファスファールは自身が美人だという自覚がないのか?」
「……お祖母様に言われました。『どうやったところでやっかまれるから、先ずはすべてで圧倒しておやりよ』と。母様からは、同性への対処を、不必要なまでに教え込まれてしまいました」
「距離を取る理由は他にもある。地位、才能、容姿、境遇など、相手と同格でないと心理的に圧迫される者もいる。そういう意味で、ファスファールは。ファスファールは普通に接しているつもりかもしれないが。そこに居るだけで、他者の目を惹きつけてしまう自身の魅力を、ーー威圧を、自覚はーーしているのか」
「……ランル・リシェは初めから、半歩、がありませんでした。同じようでもアルンさんは、ずけずけと無礼というか不愉快というかーー。私に、近付いてきてくれる人はいます。ですから、まだ足りません。お祖母様のように、お祖父様のように、半歩ではなく一歩、ーーその為の何かを、〝サイカ〟の里長を継ぐ為に、私は得る必要があります」

 半歩、遠ざけることになったとしても、ファスファールは意志を曲げない。
 リシェや「双巫女」を、信じているからこそ歩き続けられる。
 ミャンだけでなく、ファスファールも。
 今の僕には眩し過ぎる。

「ファスファールは、ニーウ・アルンの手紙のことは知らないのか?」
「アルンさんの手紙ーーということは、ランル・リシェは、また隠し事をしているのですね」
「アルンからの依頼だ。個人的な内容なので、隠し事とは違う気がするが、リシェは隠す気満々だろう」
「何故でしょう。どうも私は、ランル・リシェから、あまり信用されていないような気がしてなりません」

 そろそろ僕の相談に乗って欲しいところなのだが、どうしたものか。
 真剣ではないようでも、悩んではいるようなので、僕なりの所感を述べる。

「僕が見たところ、リシェとコウの間には、信頼関係があった。ただ、それは、信用というより、コウの甘えを、本音を、リシェが受け留めているからこそ成り立っているように感じられた。僕が見たところ、ファスファールは人に弱みを見せるのが、人に頼るのが苦手そうだ。男ーーに限ったものではないが、相手に弱みを見せるということは、相手を信頼しているということの証左でもある。自身だけでなく、他者の甘えも甘受する。交渉術としてこれを用いるのは、ファスファールの誇りが許さないだろうから。あとはファスファールの勇気しだいだと思う」
「ケモ、ケモ、ケモノ?」
「ああ、ごめん、難し過ぎたね。普通の人は、僕とケモのように繋がっていないから。近付く為には、勇気がいるし、恐怖もある。人にも獣にも、それぞれのスピードがあるから。ゆっくりとやっていこう」
「ケモっ」

 僕とケモの遣り取りで、ファスファールの表情が緩んだので、もう一押しする。

「そんなに羨まし気に見られても、ケモは上げない」
「ケモ? ケモっ!」
「それはとても残念です。ケモが私と一緒に居たいのでしたら、歓迎しますよ」
「ケモ……、ケモ~」
「それはとっても嬉しいけど、お断りします。とケモが言っている」
「ケモ、ケモ」

 百花の中でも、容易に見付けられる一花ほほえみ
 リシェの前で、その表情をすればいい。
 助言しそうになったが、面倒なことにしかならなそうなので止めておく。
 ケモと笑顔の遣り取りをすると、ファスファールのほうから水竜を差し向けてくれる。

「それで、異性に関することとは如何様なことでしょう。私に答えられる範囲であれば、お答えいたします」

 異性からの相談ということで若干、警戒心はあるようだが、ケモのお陰で良い雰囲気を作り出すことが出来た。
 ここは変に回りくどくするより、直接的に聞いたほうが良さそうだ。

「炎竜の間でのことだ。『僕が食べたお菓子を、うっかり口に捻じ込んでしまいますよ?』とリシェが言ったとき、ファスファールは持病を発症していた」
「なっ、ななっ、何を言っているのですか!?」
「リャナもファスファールと同様に、ときどき持病を発症する。命に係わるようなものではないようだが、僕には対処の仕方がわからない。今後、問題になるかもしれないので、持病を持つファスファールに聞くことにした」
「……あなたも、ランル・リシェと同じなのですね。休眠期の竜のように感受性が眠りに就いている、と」
「リシェと同じ、というところは承服し兼ねるが、ファスファールが持病に詳しいことは朗報、竜報だ。であれば、休眠期の竜を起こして欲しい」
「ケモ、ケモっ」

 僕が頭を下げると、ケモも一緒に頼んでくれる。
 答えが得られると、安堵して顔を上げると。
 ファスファールの顔が、炎氷大戦ひゃくめんそう

「どうかしたのか?」
「どうもしていません昔からですが休眠期の竜を刺激してはいけないと言われています起こすには手順が必要だとも言われていますがこれはとても複雑なのです炎竜と氷竜を仲良くさせるのは至難の業です同様に持病の正体を知ることはとても危険が孕む事柄なのです恐らく私が説明するとシィリさんへの裏切りになるかと思うとどうしてもアーシュさんに説明する気になれないということを理解して頂けたなら幸いだと思う次第であります」
「ケモ?」
「こういうときは、何もしないで待っているのがいい」
「ケモ、ケモ」
「コウに似ている? 確かに、言行は異なるが、似たような反応かもしれない」
「……ケモ、ケモっ」
「どちらもリシェが係わっている? それが鍵になっている?」
「ケモ~」

 ファスファールが炎竜と氷竜を手放すまで、ケモと会話をしていると。
 ファスファールは竜を手放すどころか、風竜地竜まで抱えてしまった。

「解決したようですね。他に相談したいことはありますか?」
「ケ…モ…っ」

 笑っている。
 ファスファールは笑っている、だけなのに、竜も笑っていた。
 ただでさえ仔竜以外の竜が苦手なのに、四大竜を宿したファスファールを前に、ケモが戦慄していた。
 この四大竜なんてきを倒すのは、僕とケモでは不可能。
 持病のことを知りたかったのだが、仕方がない。
 相談する相手を間違えたのだと、自らの誤謬を反省しつつ、次に行こう。
 僕は荷物から「ケモ箱」を取り出した。

「ケモの、背負い袋を作ろうと思っている。お金がないから、手作りしようと考えたのだが、ーーそのほうがケモは喜んでくれるのかな?」
「ケモっ、ケモっ」
「大丈夫。大した手間じゃないから。ただ、既製品のように上手くは出来ないけど」
「ケモ、ケモ!」
「うん、僕も嬉しいよ。ーー明日、皆は竜の都に来る予定だから、今日はもう遅いし、宿を探さないといけない。竜の都を見て回りながら、ケモにお菓子を食べさせてあげたいんだけどーー」
「ケモ?」

 僕がファスファールを一瞥すると、ちらっとケモも視線を向ける。
 幸いにも、僕とケモの態とらしい会話に毒気を抜かれる、というか竜も呆れたらしく、鼻息を吐きながら四大竜は飛び立っていった。
 芸術品めいたファスファールの笑顔が、周期頃の少女のものとなる。

「わかりました。翠緑宮に一室、手配いたします。ケモと一緒に竜の都を散策する序でに、幾つか仕事を片付けてきてください。些少ですが、お礼を致します。ーーあと、こちらを片付けてくださいましたら、報酬をお渡しします」
「ケモ?」

 ファスファールから受け取った紙を通覧つうらんしてから、ケモの前に持っていく。
 それからファスファールは、持ち歩けるだけの物品を渡してきた。
 指定の場所に届け物をすればいいようだ。
 ファスファールのことだから、これを届ける経路ルートが、散策に適したものとなっているのだろう。

「感謝する。それではーー」
「ケモ、ケモ」
「え? リシェは竜が好きだから、ファスファールが可哀想? 持病の正体?」
「ケモ、ケ……」
「ふふっ、ケモったら。先程のアーシュさんの話を聞いていなかったのかしら? 口は禍の門ーー門を潜るのが竜でなく獣であったとしても、私は容赦しませんよ? ふふふふっ」
「……モ」
「ケモが教えてくれない」

 ケモは何かに気付いたようだが、僕に伝わらないように必死に隠していた。
 だがそれも、ファスファールと目を合わせた瞬間、恐怖で上書きされる。

「ケモケモケモケモケモケモケモケモっ!」
「ふふふふふふふふふふふふふふふふっ」

 四竜どころか八竜を幻視したのか、扉に向かって僕を引っ張るケモ。
 男では女の、本当のところはわからない。
 自分で言った台詞だが、確かに、女性とはケモより不可思議な生き物なのかもしれない。
 聖竜と邪竜も笑っていたので、僕とケモは、振り返らずに部屋を辞すのだった。
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