めぐる風の星唄

風結

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炎の凪唄

ビュジエ領

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 これが、ーー最後だ。
 古いが、手入れの行き届いた、邸宅の廊下。
 窓の外を見ながら、俺は、集中する。
 ーー三枚。
 名づけてしまった。
 一番速く動くのは、ネーラ。
 よく曲がるのが、ネーヴ。
 ちょこちょこと、動いては止まるのが、コネーラ。
 ーーそう、魔法陣が描かれた、三枚の、葉っぱ。
 昨日から、ずっと、俺の体の表面を、カサカサと這いずっている。
「ーーーー」
 案内役の、家令の老紳士も、生温かい目で見守ってくれている。

   うさぎやうさぎ
   どうしてうさぎ
   みんなのうさぎ
   いつものうさぎ
   まとめてうさぎ
   そうなのうさぎ
   なぜなにうさぎ
   だってうさぎだもの

「『うさぎまつり』」
 ーー兎々魔法を使うと。
 たくさんの、もふもふな兎が溢れ、俺を埋めてしまう。
 ぱんっ、と三枚の葉っぱーーではなく、三匹の兎さんが粉々に。
 アウマクアの御許に送られる。
 ちょっとだけ、哀しかった。
 名前など、つけるべきではなかった。
「ぷっ……。おめでとうございます」
 老紳士が、失笑。
 俺の羞恥心は、大爆発。
 ーー名前をつけたほうが良いですよ。
 アルの助言を聞き入れた結果が、これだ。
 様々に試してみた結果、三兎の、すべてを意識する遣り方が、最も可能性が高いと知った。
「まぁ、葉っぱ兎おともだちと一緒に面会、とならなくて良かった」
「いえいえ、パラ様でしたら、大いに、楽しみ、喜んで下さったと、拝察いたします」
 噂の、天然らしい奥方なら、そうかもしれない。
 ーーパラ・ユル・ビュジエ伯爵夫人。
 もう一人が、ジャン・ユル・ビュジエ伯爵ーー当主だ。
 ともに、六十歳を超えているそうだ。
 奥方のほうを優先するような言い方をしているが、このビュジエ領では、正鵠を射たものとなる。
「ビュジエ領は、初めて来たが、ーーのどか、だな」
 口にすると、ぴったりな表現だと、改めて思った。
 窓の外の景色まで、三兎が昼寝しているかのような、温かさに満ちている。
「現当主は、自身の才を過信しておりませんでした。ですので、領内の、基礎と基盤を作り上げました。発展させるのは、次代の領主に任せると。発展する可能性が大いにありながら、中途半端に停滞しているーーというのが、口さがない他領の評価でございます」
 辛辣だ。
 ただ、これは家令の老紳士に限ったことではなく、領民も同じ傾向にある。
 奥方は、大人気。
 反面、領主はーー、一言で言うなら、外様とざま
 領民は、結束が強く、それが力になっているとも言えるが、四十年間、悪くない統治を行いながら、評価されない領主が、憐れでならない。
「奥方は、焼き菓子を作っては、領民に配っているようですね」
 アルが、情報を引き出そうと、試みるーーと言いたいところだが、当然、そんな殊勝な性格をしていないのが、魔雄アルだ。
「はい。パラ様の、人徳のなせる業でございます。ーービュジエの血筋は、常に領民とともに。パラ様は、正にそれを体現され、領民から親しまれております。逆に、当主は、何度か砂糖の入手に失敗し、この絆を断とうといたしました。まことに、度し難いことです」
 砂糖は、貴族ですら、確実に入手できるとは限らない、貴重品。
 手に入れられなかったのが、数回なら、領主は、十分に優秀がんばったと言えるだろう。
「ーーーー」
 ーー温かな、空気。
 恐らく、奥方がコーディネイトしたのだろう、応接室は暖色の、兎さんも微睡む、やわらかな日差しがーー。
「ベルニナが欲しければ、私に勝ってからにしてもらおう」
 長剣を投げ渡してきたので、ひょいっと避ける。
 部屋に入るまでは、領主に同情していたが、必要なくなったので、ぽいっ、とそこら辺に捨てることにする。
「あらあら、これが良いかしら? それとも、こっち?」
「どちらでも、問題ないかと。相変わらず、趣味がおよろしい。パラ様が選んだものに、ケチをつけようものなら、一日、ご飯抜きでございます」
 領主にーービュジエ伯に、奥方は、次々と帽子を被せていく。
 阿諛追従ではなく、本心から、奥方を称賛する、老紳士。
 ご飯抜きこりつむえんの状況に、伯は、仲間外れにされた仔犬のような目で、じっと俺を見てくる。
 ーーベルニナが欲しければ、私を助けてからにしてもらおう。
 仕方がないので、先程、そこら辺に捨てた、同情、を拾ってくる。
「かなり強いな。昔は、随分と鳴らしたのか?」
 一応、恩を売ったということで、咎められるまでは、敬語を使わないことにする。
 伯が面会を許可した理由は、絶雄の手紙にあるので、下手に出るのは得策ではないかもしれない。
「ああ、私は、ゲスラー家の三男だった。家を継ぐ目はなく、また、腕っぷしには自信があった故、戦場を渡り歩いた」
「そうっ、そうっ、そうなんです! 行軍するジャンが、それはそれはね、格好良くて、一目惚れしちゃったから、グナーにお願いしたの!」
 奥方は、伯の隣に、ぽすんっと座る。
 笑顔で、向かいの長椅子に座るように、ふわふわと身振り手振りで示してきたので、俺とアルが並んで座る。
「グナーとは、私の父で、前家令でございます。父は、パラ様に頼まれ、現当主を、拉致監禁いたしました」
「……は?」
 行軍中の将兵を、ーー誘拐?
「……寝込みを襲われた。幾ら私でも、百人に囲まれては、どうにもならない」
 過去を思い起こしたのか、伯は、天井を見上げる。
 きっと、彼の目には、あの頃に見上げた、遥かな空が映っているのだろう。
「奥様っ、奥様! それで、それでっ、どうなったのかしら!」
「続き、気になる」
「ふっふーん、恋する乙女なら、気になるわよね~?」
 奥方が人差し指を立て、ふりふりすると、好奇心とときめきが駄々洩れの、人猫(セドゥヌム)と犬人(ウンター)が、うんうんと頷く。
「君は、ーーラクンだったな。わかるかね?」
 威厳を取り戻した、伯が、主導権を女性陣に持っていかれそうになったところで、言葉を滑り込ませる。
「それは、まぁ、指揮官しだいだろう」
「あらまぁ、あなた、えっと、ラクンちゃんだったわね。ラクンちゃん、頭良いのね~」
 当たったようだ。
 有能な指揮官、というか、真っ当な指揮官なら、事を荒立てさせないで、解決させただろう。
「父、グナーは、指揮官の許に赴きーーすべては自分の一存であり、必要があれば、自らの首を差し出す用意があるーーと情けを乞いました。ということで、ラクン様。やってこられた指揮官が何と仰ったか、お答えを、どうぞ」
 グナーという父親だけでなく、息子である現家令も、完全に、奥方の味方しんとらしい。
 逃げ場は、ない。
 ーーというか、何で俺が答える流れになっているんだ?
「もう、良い。お似合いの二人は、くっついてしまえ」
 どうせだから、大仰に演技してやる。
 きっと、呆れた指揮官は、そんなことを、溜め息と一緒に、吐き出したはず。
「ほう。さすがでございます。『面倒だ。お主ら、もう、くっついてしまえ』と、前国王様は、パラ様と当主の結婚を、承認なさいました」
「……は?」
 指揮官は、どうやら、前王様だったらしい。
 ーーこの国ミセル、大丈夫なのか?
 本気で、心配になってしまった。
「……そんな、訳の分からぬ状況だったのだが。帰還してから、一月で、……あー、その、私もな、貴族らしからぬ、爛漫な、妻に惚れてしまい、……あとで、マガディーノ様ーー前国王に、よく揶揄からかわれたものだ」
「実はね、ちょっと心配だったのよ~。今は痩せているけど、昔の私はね、ぷっくりだったから、好きになってもらえないんじゃないかとか、焼き菓子に混ぜるお薬の相談を、よくお抱えの魔法使いにしたのよね~」
 色々と、聞かなかったことにする。
 何にせよ、上手くいって良かった。
 随分と偏ってはいるが、これもまた、運命の出逢いだったのだろう。
 ボルネアとオルタンスが、話の続きが聞きたくて目を輝かせているとーー。
「ベルニナさんは、御二人の、娘さんなのですか?」
 和やかな雰囲気をぶち壊し、アルが、正面から切り裂く。
 先程もそうだったが、妙なところで介入してくる。
 時間がないので、近道かと思いきや、先程のように、遠回りをすることもある。
「そう…だな。手紙にもあったことだし、そのことも、話すとしよう」
 ーー手紙?
 絶雄、というか、ティソは、何を書いたのだろう。
 そういえば、絶雄は、俺たちの旅のことを、有り得ないくらい、詳しく知っていた。
 当然、実際に動いているのは、絶雄ではなく、他の者だろう。
 ーー共謀者グル
 それに、アルが、気づかないはずがない。
 絶雄と魔雄アルがつながっている?
 そうだったとしても驚かないが、それでは、アルが、あまり楽しめない。
 わからないーーが、絶雄以外の、何かが係わっているような、違和感がある。
「ーーっ」
 奥方は、伯に体を寄せ、握り締めた夫の手を、両手で包み込む。
 老境と呼べる、伯と奥方。
 娘、とするには、ベルニナと歳が離れすぎている。
 可能性は、なくはないが、恐らく、相応の理由があるはず。
 暴き立てるようで、申し訳ないが、偽物ーーと、顔を歪め、ベルニナが吐き出した、言葉の、真意を知る必要がある。
 ーー違う。
 これは、俺の我が儘だ。
 それでも。
 ベルニナを、本当の意味で、救いたいのなら、土足で踏み込まなければならない。
「私は、マガディーノ様と、くつわを並べ、ともに戦った。その後、息子を、王子の御側付きーー生涯の友人となるよう、お願いされ、……別の問題もあり、受け容れた」
「別の問題?」
「ああ、妻はな、我が子ーーデュナンを、それはそれは可愛がった。だが、妻は、焼き菓子作り以外は、全め……ではなく、少しばかり、苦手だ。命の……ではなく、危険があったから、……それと、可愛がり過ぎて、真面に育つか心配だったのでな、厳しい環境に身を置いたほうが良いと、判断したのだ」
 家令を見ると。
 彼は、奥方の味方をむかんしんをしていなかったつらぬいていた
 俺も、それについては、何も言わないことにした。
「みんなみんな、酷いのよ! 私からデュナンを引き離して! 半年に一回しか会えなかったから、焼き菓子一杯焼いて、ぎゅうぎゅう抱き締めに行ったのよ~!」
「王子が成長なされ、政務に携わるようになった頃、デュナンは帰ってきた。ーーすでに結婚を約束した相手がいて、子まで身籠もっていると知ったときは、さすがに拳骨を落としたがな」
「ふっふーん、私の息子だもの。獲物の息の根を止めるのは、得意なのよ~」
 息の根を止めたましいをいとめられた、伯が、乾いた笑いを浮かべていたーーその顔が、不意に歪められ、旱魃かんばつの罅割れた大地のように、深いしわが刻まれる。
「ーーそれから、孫の、ベルニナが、五歳になったときだった。ミセル国は、国境を接している、猫国ベルナルディーノに、三年に一度、表敬訪問を行っているのだが、そのときは、王太子がーー現国王様が、名代で赴かれたのだ」
「ビュジエ領に寄ってから、ベンズ領に向かったのか?」
「ああ、五年振りの再会で、積もる話もあったろう。ベンズの国境までの、小旅行だと、ベルニナも、珍しくはしゃいでいた。ーーベンズの、領館の近くで、事故があった」
「ーーベンズ伯は、敵対していると聞いたが?」
 一息に、話してしまったほうが良いだろうと、俺は、水を向けることにする。
「敵対するにも、口実がいる。それもなく、事故を装い、王太子を亡き者にしたとなれば、もう、ベンズ伯に味方する者はいなくなる。実際、疑いを掛けられたくなかった、伯は、積極的に調査に協力した。……本当に、ただの、事故だった。運悪く、地面が、陥没した」
「街道の、整備を怠った、ベンズ伯の責任は?」
 伯は、無言で頭を振った。
「ない。予見は、無理だった。……事故が起こったとき、デュナンは、ブレニーノ様を守った。それは、正しい、行動だった。……だが、だがな、思うのだ。どうして、妻や、ベルニナを守らなかったのかとーー」
 伯の目から、涙が一滴。
 拭うことなく、奥方に、ハンカチーフを渡す。
 彼女は、これまで幾万と流してきただろう涙に、追加された、数滴を、布に吸わせる。
「ブレニーノ様は、一命を取り留めたが、息子夫婦も、もーー、助からなかった」
「じゃあ、『ベルニナ』は、誰なんだ?」
 ーーあのときの、ベルニナの表情。
 間を置きたくなかったから。
 沸騰しやけただれそうになる頭を鎮め、畳み掛けるように、問い掛ける。
「その前に。君たちは、冒険者なのだろう? ならば、私に雇われてーー依頼を受けてくれないか」
「こういう展開になってしまいましたか」
 アルは、Sクラスカードを提示し、その行為の意味を説明する。
「ご覧の通り、僕は、S級ですので、組合ギルドを通さずに依頼を受けることができません。ボルネアとオルタンス、あとラクンさんなら、可能です」
 S級のことはわからないが、見習いの俺も、単独なら依頼を受けることができない。
 だが、D級である彼女たちと一緒なら、問題ない。
 ただ、組合を通さないので、冒険者としての功績にはならない。
 あと、組合の補助や保証バックアップを受けられないというのもある。
「S級?」
「以前、仄聞したことがございます。三人目の、謎のS級がいると。ラクン様も、獣種のお嬢様方も、彼に匹敵する実力であると、御見受けいたします」
 どうしたものか、悩む。
 気配でわかる。
 というか、間違えたくないので、横目で見る。
 ボルネアとオルタンスが、アルの代わりーー見習いである俺の先輩として依頼を受けたがっている。
 「魔雄の遺産」に関する、絶雄の依頼は、依頼っぽくなかったから、ある意味、初めての体験に、目を輝かせてしまっている。
 彼女たちの機嫌を損ねたくない、俺の選択肢は、限られている。
 迷っていると、すでに俺たちが請けることは、伯にとっては確定済みなのか、彼は、重苦しい表情で、俺の問いにーーベルニナの正体について語る。
「ベルニナは、あの子は、戦災孤児だ。マガディーノ様とベンズ伯の、戦いに巻き込まれた。ゲスラー家は、二派が争っている最中に、簒奪を企んだ。マガディーノ様の陣営にあった私は、ーー私の手で、ゲスラー家を滅ぼした。それから、ベルニナを、ベンズ領の、イオアニスという魔法使いの許に連れていった」
 ーーイオアニス。
 不老不死を望むーー命を歪める、魔法使い。
 ーー不思議なものだ。
 対象の、名前を知っただけで、それ以外は、何も変わっていないというのに、感情に炎が根づく。
「さぁ! 行きますわよ!!」
 ふんっ、と憤懣遣る方ない様子で、奥方は立ち上がり、伯に帽子を被せる。
「……はっ、や、待っ、待つのだ、パラ! 行くって、いやっ、行くにしても私が、って、何故手伝っているのだ!?」
 奥方の信徒みかたである家令は、すでに準備を整えていたようで、荷物を抱え、彼女の後ろを追行する。
「どうするんですか、ラクンさん」
 伯も部屋から出ていったので、アルは、嬉しそうに聞いてくる。
「どうする、と言われてもなぁ」
 長椅子に凭れ掛かる。
 こういうとき、どうするかなど、決まっている。
 俺は、十秒間だけ、途方に暮れるのだった。
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