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第9章 継母と継子と愉快な仲間たち
第277話 交信
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「ルールー、ルールー、私の声が聞こえているかい?
今、君の脳に直接話しかけているんだ。
ルールー、君は自分が持っている『アンジュコレクション』通称アンコレがベンジャミンのアンコレより優れていると思っているだろう?」
宇宙との交信みたいなのが始まった。
人類の大半にとってどうでもいい情報だが、アンコレとはアンジュの肖像画やアンジュが使用したもの、アンジュの行動記録などアンジュに関するものを集めたもので、ベンジャミンとルールーはお互い自分のアンコレが相手より優れていると思っている。
ルールーは親族特権で幼い頃からの思い出の品系が充実しているが、ベンジャミンは夫特権と王様特権によりアンジュの行動記録関係が充実している。
「アガ?」
もはや人語を忘れ始めたルールーが
『それが世界の常識ですが何か?』
と発言した。
「ふふふ。でも私はアンジュの行動記録について、ルールーも、ベンジャミンですらもっていない記録がとある場所に保管されていることを知っているんだ!」
えっへんとバルバラが自分の胸を叩いていった。
バルバラは大変潔い性格をしており、嘘を言ったりはしない。
「アガガ!??」
『なんですって!??バルバラ姉さま、そ、そんなものどこにあるんですか!??』
ルールー語は文字数の限界を超えた。
「ふふふ。教えて欲しかったらわかるだろう?普通の王族っぽいルールーになってくれたら教えてあげるよ!まぁ、その行動記録を手に入れられるかどうかはわからないけどね!」
「わかりましたわ!バルバラ姉さま!エレン、ウィル様!ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません!アンジュ姉さまに会えた喜びでつい取り乱してしまって!」
切り替えの早いルールーはしがみついていたアンジュから一瞬で身を離すと優雅に微笑みながら爽やかな発言をした。
「変わり身はや!
はぁ、もう落ち着いてくれればなんでもいいや。」
アンジュを連れてきたウィルはやれやれといいながらこの波乱しかないお茶会の未来を思いやって遠くの空を見つめたのであった。
今、君の脳に直接話しかけているんだ。
ルールー、君は自分が持っている『アンジュコレクション』通称アンコレがベンジャミンのアンコレより優れていると思っているだろう?」
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ルールーは親族特権で幼い頃からの思い出の品系が充実しているが、ベンジャミンは夫特権と王様特権によりアンジュの行動記録関係が充実している。
「アガ?」
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『それが世界の常識ですが何か?』
と発言した。
「ふふふ。でも私はアンジュの行動記録について、ルールーも、ベンジャミンですらもっていない記録がとある場所に保管されていることを知っているんだ!」
えっへんとバルバラが自分の胸を叩いていった。
バルバラは大変潔い性格をしており、嘘を言ったりはしない。
「アガガ!??」
『なんですって!??バルバラ姉さま、そ、そんなものどこにあるんですか!??』
ルールー語は文字数の限界を超えた。
「ふふふ。教えて欲しかったらわかるだろう?普通の王族っぽいルールーになってくれたら教えてあげるよ!まぁ、その行動記録を手に入れられるかどうかはわからないけどね!」
「わかりましたわ!バルバラ姉さま!エレン、ウィル様!ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません!アンジュ姉さまに会えた喜びでつい取り乱してしまって!」
切り替えの早いルールーはしがみついていたアンジュから一瞬で身を離すと優雅に微笑みながら爽やかな発言をした。
「変わり身はや!
はぁ、もう落ち着いてくれればなんでもいいや。」
アンジュを連れてきたウィルはやれやれといいながらこの波乱しかないお茶会の未来を思いやって遠くの空を見つめたのであった。
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