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第7章 ふたたびの王都
第161話 魔女
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「でも、『告白が必ず成功する恋文』なんて、
高いんじゃないんですか?
今の俺の所持金じゃ………」
ジンは荷物持ち兼御者として仕事で来たのであまりお金を持ってきていなかった。
「いやいや大丈夫( ´_ゝ`)
こんなこともあろうかと、
おばばから『全世界魔女協会』の会員証借りてるから( ´_ゝ`)
この会員証があればおばばの紹介ってことで、
大分割り引きしてもらえて、
さらに後払いも可能らしいよ( ´_ゝ`)」
エレンはポケットから小さい金色のカードを取り出すとジンにジャジャーンっと言って見せた。
「……エレン様、
カードに書いてある
『幻惑の魔女リリカル☆ストロベリーハート』
って誰のことですか?」
「おばばの名前だよ( ´_ゝ`)
おばばはなんか伝説の魔女だから永久会員で、
この会員証は永久に有効なんだって(°▽°)」
だから有効期限は心配するなとエレンはジンに親指を立てていった。
エレンが気にするところは、
大概の場合大幅にずれている。
「あの薬屋のおばばがリリカル☆ストロベリーハート!!?」
ジンは金色のカードを両手で持ちながら叫んだ。
薬屋のおばばは長い白髪に折れ曲がった腰、
深いシワが刻まれた肌、
いつも黒いローブを着ていて、
どこから見ても『THE魔女』感が半端なかったが、
『THEリリカル☆ストロベリーハート』感は微塵も感じられない外見だった。
「おばばは昔王都にいたんだって( ´_ゝ`)
でも色々めんどくさくなって、
深淵の森に越してきたんだって( ´_ゝ`)」
そして安住の地を求めて深淵の森に辿り着いた、
伝説級の幻惑の魔女リリカル☆ストロベリーハートの平穏はエレンによってぶち壊され、
現在に至るのだった。
高いんじゃないんですか?
今の俺の所持金じゃ………」
ジンは荷物持ち兼御者として仕事で来たのであまりお金を持ってきていなかった。
「いやいや大丈夫( ´_ゝ`)
こんなこともあろうかと、
おばばから『全世界魔女協会』の会員証借りてるから( ´_ゝ`)
この会員証があればおばばの紹介ってことで、
大分割り引きしてもらえて、
さらに後払いも可能らしいよ( ´_ゝ`)」
エレンはポケットから小さい金色のカードを取り出すとジンにジャジャーンっと言って見せた。
「……エレン様、
カードに書いてある
『幻惑の魔女リリカル☆ストロベリーハート』
って誰のことですか?」
「おばばの名前だよ( ´_ゝ`)
おばばはなんか伝説の魔女だから永久会員で、
この会員証は永久に有効なんだって(°▽°)」
だから有効期限は心配するなとエレンはジンに親指を立てていった。
エレンが気にするところは、
大概の場合大幅にずれている。
「あの薬屋のおばばがリリカル☆ストロベリーハート!!?」
ジンは金色のカードを両手で持ちながら叫んだ。
薬屋のおばばは長い白髪に折れ曲がった腰、
深いシワが刻まれた肌、
いつも黒いローブを着ていて、
どこから見ても『THE魔女』感が半端なかったが、
『THEリリカル☆ストロベリーハート』感は微塵も感じられない外見だった。
「おばばは昔王都にいたんだって( ´_ゝ`)
でも色々めんどくさくなって、
深淵の森に越してきたんだって( ´_ゝ`)」
そして安住の地を求めて深淵の森に辿り着いた、
伝説級の幻惑の魔女リリカル☆ストロベリーハートの平穏はエレンによってぶち壊され、
現在に至るのだった。
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