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【番外編】お気に入り登録100人超えててビビった
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俺の通っている高校には有名な兄弟がいる。
各学年に1人ずつ。
俺は幸か不幸かその兄弟の末っ子と同じクラスになった。
そいつはカッコよくていわゆるイケメン。
彼女が欲しい俺としては妬み恨みも少しばかりあったりして。
でも話せば分かるけどめちゃくちゃいい奴。紳士だし男前だし。だけどノリがよくてツッコミにもキレがあって面白い。
神様はこいつをどんだけ気に入ってんだって思った。
しかもそいつの兄貴たちもとてつもない美形でビビったのはしょうがないことだろう。
まぁそんな優良物件を女子たちが野放しにしておくはずもなく、入学後すぐに女子たちの女子たちによる猛アタックが始まった。
1人の女子曰く、「恭くんと付き合えればいいけどあわよくばおにーさん達にも近づけたらなぁって思ってる」らしい。
そこで俺は考えた。
俺は普通に彼と仲が良かったし、彼の人気を把握した上で、彼を合コンに連れて行こう!と。
いや、だってさ女子にそいつを連れてくって言うだけで可愛い子がわんさか集まるわけだし。
他校にいる俺の友達(女)がイケメン連れてきたら可愛い女の子紹介してくれるって言うからさ。もうあいつを連れてくしかないって思うじゃん?
恩恵をね、受けたいと思ったわけですよ。
そして俺は土下座する勢いで頼み込んだ。
めちゃくちゃ嫌な顔されたけど、うちのケーキなんでもあげるって言ったら渋々オッケーしてもらえた。
ちなみに俺の家はケーキ屋さんです。
行く間際まで「兄さんが……」とか「怒られる」とか言ってたけど聞き流して女子の待っている店まで引っ張っていった。
友達にはよく連れてきてくれた!と褒められたけど、女子たちはもうみんなあいつに直行。
他の男はげんなりしてたけど、しょうがないとも思ったらしく、途中からは開き直ってバクバクとご飯を食っていた。
まぁでも彼は彼女を作る気は無いらしく、なんかのトラウマ?で女子がちょっとだけ苦手らしい。
だからちょくちょく俺を見て助けを求めてきたり女子の誘いを断ったりしていた。
女子たちの勢いはとどまることを知らず、予定の時間を過ぎても彼に話しかけていた。
よくめげないなぁ、なんで感心しつつ彼がちょっとかわいそうに思えてきたので助けようと考えた。
(それまではちょっとだけ内心ざまぁみろ!!と思ってたことは内緒にしておく。)
「まぁ、今日はそろそろ…」
と言いかけた途端、彼の顔が真っ青になったのが分かって、どうしたんだろうと口をつぐむ。
彼は俺の後ろを凝視していて、彼以外の人たちがそちらへ目を向けると悲鳴、否、歓声が女子の口から発せられた。
よく噂で聞く彼の兄たちだった。にこやかに笑いながら店に入ってきた彼らは汗をかいていて急いで来たのが丸分かりだった。
「恭、帰るよ」
そう兄の1人が言うと、彼は戸惑ったように俺を見たから、俺は慌てて帰ってもいいよと口を開いたのだった。
だって……ねぇ?
彼ら兄たちに、あんなに人を殺しそうな笑顔で圧力かけられたら誰だって頷いちゃうでしょう?
結局彼が帰ったことによってお開きになり、女子たちはそそくさと帰っていった。
俺らは収穫の一つもなかった。
でも恐ろしかったのはこの後だった。
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