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甘えたい
さて、ベネディクティス家の当主夫君として式を挙げて2ヶ月が経った。結婚してから俺の心情には劇的な変化があったものの、表面上は大きなトラブルもなく日々は穏やかに過ぎている。
毎日貴族としての勉強も頑張っているし、子供たちや使用人たちとの関係も一部を除きそこそこに良好。伯爵家の夫君として夜会にも何度か出たし、お茶会にも出たし主催もした。まあお茶会の相手はどっちも母さんなんだけど。
それに加えて前世の記憶を持つ転生者として断頭台回避のためにカヴァッリ家の誘拐を阻止して、主人公エヴァンドロを取り込もうと色々やってるのだ。
エヴァンドロから孤児院の話を聞いた後、ミケランジェロに頼んでうちの名前で衣類とか寝具とか食べ物の差し入れをした。お金の方がいいかもだけど、まずは目に見えるものの方が効果的だからね。
ただ、これはついこの間のことなのでエヴァンドロの反応はまだわからない。そのうち街に様子を見に行こうと思う。どれも結果に繋がってるのかわかんないところがネックだが、とにかく色々やろうと頭を捻っているのだ。
俺頑張ってると思わない?新米貴族としても転生者としても!どんどん褒めてくれていいと思う。特にルキーノが。
「ルキーノ様はもっと俺を褒めて甘やかしてくれてもいいと思うんですよ」
毎日仕事だ夜会だ会合だと忙しいルキーノとゆっくり話せる時間は少ない。家族揃った夕食の時間は子供たちの話が優先だ。だから夕食の後にも領地からの報告書を読んでいるルキーノの横で飼い犬よろしく待てで待機していた俺は、彼が手を止めた瞬間にそう言った。
この隙を逃してはならない。
割とロマンチスト系オメガの自覚がある俺は番(予定)のアルファとイチャつきたい欲がある。これは実は前世からその傾向だった覚えがある。だが相手は冷静沈着かつ意外と面倒が嫌いで淡々としたルキーノだ。こっちから積極的にアピールしないとそんな日は永遠にやってこない。
ルキーノはぴたりと動きを止めて俺をじっと見る。俺も負けじとじっと見つめ返す。目は逸らさない。するとルキーノは書類をテーブルに置き、いつもの鉄仮面のまま告げた。
「お前はよくやっていると思う」
「もっと心を込めてください!」
「我が儘か」
全然気持ちがこもってない!とむくれるとルキーノが目を細める。だが納得はしない。俺は今、ちゃんと褒めてほしいのだ。頑張る伴侶を労うのは伴侶の勤めだと俺は思うわけ。
「事実よくやっている。何もできずとも飾りの伴侶で十分と思っていたが、お前は私が思った以上の働きをしている。早々に家政に口出しして膿出しまでして、私に相談もなしに社交界にも名を売ったしな」
「褒めてるように聞こえないんですけど」
「褒めているが?聞いていればわかるだろう。お前の耳は飾りか?」
むぎゅ、と耳を摘まれる。痛くはない。
「で?何か欲しいものでもあるのか」
「んー、物は別に。服も靴もアクセもいっぱい買ってもらったし」
結婚直後に仕立ててもらった服や靴がクローゼットに山ほどある。いくら服が好きとは言え、まだ袖を通してないものもあるのに新しいのはいらない。俺が首を横に振るとルキーノは怪訝な顔をした。
「じゃあ何だ」
「何って、褒めて甘やかしてくれって言ったでしょう?」
「それだけか?」
「はい」
不思議そうな顔。ルキーノにとっては甘やかしや褒美とは物ありきなのかもしれない。ステファノやジュリエッタにも同じじゃないだろうな。
ダメだぞ、子供に物ばっかりあげてそれでいいと思ってるのは。後で2人に確認しよ。
「褒美とは形で示すものだろう」
「そりゃそういう時もありますけど。純粋に頑張ってるね~偉いね~って褒めて認めて欲しいだけの時もあるんですよ」
前はご褒美にひとつお願いを聞いてもらった。でも今は後者ね。甘えたい気分なのだ。
なのでまだどことなく不思議そうにしているルキーノに向かってさあ!と両手を広げる。案外俺に甘いルキーノがこれを断ることはないはず。期待に目をキラキラさせて見つめていると、ややあってルキーノが俺に手を伸ばしてきた。
「おかしなオメガだが、お前はよくやっている」
わし、と強めの力で頭を撫でるルキーノ。髪が乱れるのも構わず豪快に撫で回されて思わず笑ってしまった。
「ね、俺を伴侶に雇って良かったって思います?」
「今のところ文句はないな」
「そっか、よかった」
嬉しくなってぎゅ、と抱きつくとふわりとルキーノのフェロモンが香る。いつもより強く感じるそれに俺は大きく息を吸い込んだ。
甘くてスパイシーな、スパイスケーキみたいな匂い。俺の好きな匂い。
「いーにおい……」
「おい嗅ぐな」
「だって」
ルキーノが軽く身じろぎしたので抵抗するように回した腕に力を込める。
いい匂い。ずっと嗅いでいたい。もっとこの香りに包まれていたい。温かい、この世で一番安心できるアルファの腕。この腕の中で安心して眠りたい。普段から思うことだけど何だかいつもより強く感じる。何でだろう、そう思ってふと気づく。
あ、そっか。俺もうすぐ発情期なんだ。
「ルキーノ様」
「何だ」
「俺がヒートになったら……番にしてくれますよね」
「何を今更。そのつもりだ」
俺の問いを躊躇なく肯定してくれるルキーノ。アルファにとっても番契約は重要なことなのに、彼は俺を選んだんだ。その事実に胸の奥がムズムズして堪らなくなり、ぐりぐり頭をルキーノの逞しい胸板に擦り付けた。
当然のことなんだ。今更なことなんだ。湧き上がる喜びに口元が自然に綻び機嫌よく笑う俺の顔がルキーノの手で掬い上げられ、しんと静まる青い目と視線が交わった。
「約束を反故にするつもりはない。ヒートがくればお前を番にする。お前は私のオメガだと言っただろう?」
「本当?嬉しいなぁ……いつも地獄が来たってくらい嫌だったのに。ヒートが待ち遠しいなんて初めてだ」
柔らかく頬を撫でる手の温かさに甘えて擦り寄って微笑む。そんな俺を見下ろすルキーノの表情は相変わらず死んでいるが、それでも突き放さない不器用な優しさが嬉しい。
早く発情期が来ないかな。そんな風に思いながらルキーノの腕に散々に甘えた夜だった。
毎日貴族としての勉強も頑張っているし、子供たちや使用人たちとの関係も一部を除きそこそこに良好。伯爵家の夫君として夜会にも何度か出たし、お茶会にも出たし主催もした。まあお茶会の相手はどっちも母さんなんだけど。
それに加えて前世の記憶を持つ転生者として断頭台回避のためにカヴァッリ家の誘拐を阻止して、主人公エヴァンドロを取り込もうと色々やってるのだ。
エヴァンドロから孤児院の話を聞いた後、ミケランジェロに頼んでうちの名前で衣類とか寝具とか食べ物の差し入れをした。お金の方がいいかもだけど、まずは目に見えるものの方が効果的だからね。
ただ、これはついこの間のことなのでエヴァンドロの反応はまだわからない。そのうち街に様子を見に行こうと思う。どれも結果に繋がってるのかわかんないところがネックだが、とにかく色々やろうと頭を捻っているのだ。
俺頑張ってると思わない?新米貴族としても転生者としても!どんどん褒めてくれていいと思う。特にルキーノが。
「ルキーノ様はもっと俺を褒めて甘やかしてくれてもいいと思うんですよ」
毎日仕事だ夜会だ会合だと忙しいルキーノとゆっくり話せる時間は少ない。家族揃った夕食の時間は子供たちの話が優先だ。だから夕食の後にも領地からの報告書を読んでいるルキーノの横で飼い犬よろしく待てで待機していた俺は、彼が手を止めた瞬間にそう言った。
この隙を逃してはならない。
割とロマンチスト系オメガの自覚がある俺は番(予定)のアルファとイチャつきたい欲がある。これは実は前世からその傾向だった覚えがある。だが相手は冷静沈着かつ意外と面倒が嫌いで淡々としたルキーノだ。こっちから積極的にアピールしないとそんな日は永遠にやってこない。
ルキーノはぴたりと動きを止めて俺をじっと見る。俺も負けじとじっと見つめ返す。目は逸らさない。するとルキーノは書類をテーブルに置き、いつもの鉄仮面のまま告げた。
「お前はよくやっていると思う」
「もっと心を込めてください!」
「我が儘か」
全然気持ちがこもってない!とむくれるとルキーノが目を細める。だが納得はしない。俺は今、ちゃんと褒めてほしいのだ。頑張る伴侶を労うのは伴侶の勤めだと俺は思うわけ。
「事実よくやっている。何もできずとも飾りの伴侶で十分と思っていたが、お前は私が思った以上の働きをしている。早々に家政に口出しして膿出しまでして、私に相談もなしに社交界にも名を売ったしな」
「褒めてるように聞こえないんですけど」
「褒めているが?聞いていればわかるだろう。お前の耳は飾りか?」
むぎゅ、と耳を摘まれる。痛くはない。
「で?何か欲しいものでもあるのか」
「んー、物は別に。服も靴もアクセもいっぱい買ってもらったし」
結婚直後に仕立ててもらった服や靴がクローゼットに山ほどある。いくら服が好きとは言え、まだ袖を通してないものもあるのに新しいのはいらない。俺が首を横に振るとルキーノは怪訝な顔をした。
「じゃあ何だ」
「何って、褒めて甘やかしてくれって言ったでしょう?」
「それだけか?」
「はい」
不思議そうな顔。ルキーノにとっては甘やかしや褒美とは物ありきなのかもしれない。ステファノやジュリエッタにも同じじゃないだろうな。
ダメだぞ、子供に物ばっかりあげてそれでいいと思ってるのは。後で2人に確認しよ。
「褒美とは形で示すものだろう」
「そりゃそういう時もありますけど。純粋に頑張ってるね~偉いね~って褒めて認めて欲しいだけの時もあるんですよ」
前はご褒美にひとつお願いを聞いてもらった。でも今は後者ね。甘えたい気分なのだ。
なのでまだどことなく不思議そうにしているルキーノに向かってさあ!と両手を広げる。案外俺に甘いルキーノがこれを断ることはないはず。期待に目をキラキラさせて見つめていると、ややあってルキーノが俺に手を伸ばしてきた。
「おかしなオメガだが、お前はよくやっている」
わし、と強めの力で頭を撫でるルキーノ。髪が乱れるのも構わず豪快に撫で回されて思わず笑ってしまった。
「ね、俺を伴侶に雇って良かったって思います?」
「今のところ文句はないな」
「そっか、よかった」
嬉しくなってぎゅ、と抱きつくとふわりとルキーノのフェロモンが香る。いつもより強く感じるそれに俺は大きく息を吸い込んだ。
甘くてスパイシーな、スパイスケーキみたいな匂い。俺の好きな匂い。
「いーにおい……」
「おい嗅ぐな」
「だって」
ルキーノが軽く身じろぎしたので抵抗するように回した腕に力を込める。
いい匂い。ずっと嗅いでいたい。もっとこの香りに包まれていたい。温かい、この世で一番安心できるアルファの腕。この腕の中で安心して眠りたい。普段から思うことだけど何だかいつもより強く感じる。何でだろう、そう思ってふと気づく。
あ、そっか。俺もうすぐ発情期なんだ。
「ルキーノ様」
「何だ」
「俺がヒートになったら……番にしてくれますよね」
「何を今更。そのつもりだ」
俺の問いを躊躇なく肯定してくれるルキーノ。アルファにとっても番契約は重要なことなのに、彼は俺を選んだんだ。その事実に胸の奥がムズムズして堪らなくなり、ぐりぐり頭をルキーノの逞しい胸板に擦り付けた。
当然のことなんだ。今更なことなんだ。湧き上がる喜びに口元が自然に綻び機嫌よく笑う俺の顔がルキーノの手で掬い上げられ、しんと静まる青い目と視線が交わった。
「約束を反故にするつもりはない。ヒートがくればお前を番にする。お前は私のオメガだと言っただろう?」
「本当?嬉しいなぁ……いつも地獄が来たってくらい嫌だったのに。ヒートが待ち遠しいなんて初めてだ」
柔らかく頬を撫でる手の温かさに甘えて擦り寄って微笑む。そんな俺を見下ろすルキーノの表情は相変わらず死んでいるが、それでも突き放さない不器用な優しさが嬉しい。
早く発情期が来ないかな。そんな風に思いながらルキーノの腕に散々に甘えた夜だった。
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