6 / 15
転生令嬢は至高のものを求めるのです。
しおりを挟む
――竜に関わること以外はクソ……そうは言ったものの。
「……でもまあ、竜のための治療薬を作るのは、私のやりたいことのひとつだわ。竜に触りまくるため……ゲフン、病に冒された竜を癒やすなんて、最高の仕事だと思うし」
『小娘、ちょいちょい本音が漏れているぞ』
「私、竜のお医者さんになるの!」
『夢見る子どものような台詞だが、動機が不純すぎる』
私は黒竜の照れ隠しに笑みを浮かべると、調合を始めるために、山積みになっている材料の前に立った。
因みに、オルバはお客さんが来たとかで、屋敷に戻ってしまっている。
「お嬢様、わたくしがお手伝い致しますので、なんなりとお申し付けください」
すると、普段からオルバの助手を努めているというカーラは、手慣れた様子で、白い手袋を嵌めて籠に幾つかの材料を入れた。
「今回の薬ですと、新月の夜に落ちた隕石の欠片、マンドラゴラの根、虹の橋の袂で採れた雫でしょうか」
黒竜が患っている病気は、お腹の部分の鱗が割れてしまうと言うものだ。強い自己再生力を持つ竜であっても、永い時を生きるうちに、どこかしらエラーが起きてしまうものらしい。
そんな竜にオルバが処方していたのは、新しい鱗が生えてくるように、細胞を活性化させるというものだ。
「待って、カーラ。確かにその材料でオルバの使っていた薬は作れるけれど、根本的な治療薬とは言えないわ。病の元を治さなければ、鱗はそのうちまた割れてしまうのに」
この病は、死に至る病ではない。けれども、チクチクと小さな痛みを起こして竜を苛むのだそうだ。人間でも、常に痛みを感じるのは負担が大きいものだ。竜に、そんな苦痛を与える訳にはいかない。
私は大きく嘆息すると、目の前にウィンドウを展開して眺めた。そして、そこにある情報を読み解いていく。すると、そんな私にカーラが不思議そうに声を掛けてきた。
「――お嬢様、何を見ていらっしゃるのです?」
カーラからすれば、私はなにもない虚空を見ているようなものなのだろう。心配そうに眉を下げて、私をじっと見つめている。
「大丈夫。私には視えているのよ――この世のあらゆる知識がね」
私は瞳を細めて、それを眺める。
幾重にも重なるそれの中から、必要なものだけを選び、周囲に更に展開する。その中から、必要なものだけを絞って、いらないものはウィンドウに触れて横にずらす。そうやって、黙々と情報を選り分けていると、カーラが私をじっと見つめているのに気が付いた。怪訝に思って、カーラを見つめ返す。そして、どうしてそんなに見つめるのかと尋ねると、カーラはぽっと顔を赤らめて、両手で頬を押さえた。
「……なにもない虚空を操作するお嬢様は、思春期の子どもが患う戯れのようで、わたくしの羞恥心をとても刺激するのです……!!」
「厨二病っていいたいのかな!?」
「いいのです、いいのです。わたくしも若い頃は、いじめっこを縄で亀甲縛りにする妄想をしたり」
「怖い!!」
「人づてに聞いた方法で、村一番のイケメンと筋肉自慢が相思相愛になるように呪ってみたりしたものです」
「腐ってる!?」
カーラは生ぬるい笑みを浮かべると、ぽん、と私の肩に手を置いた。
「たとえ、思春期特有の病を発病していようとも、お嬢様は可愛い。可愛いは正義。だから、全く問題はございません! 存分に、存分にやってくださいませ……! わたくしは思春期の黒き歴史を築いていくお嬢様を見守り、それを愛でるのみ! あっ、黒い炎を腕から出す時はご注意下さいませね、火事になったら大変ですから。うふふ!」
「慰めになってない気がするんだけど!?」
私はぜいぜいと肩で息をしながら、顔を真っ赤にして悶えているカーラを睨みつけた。
けれど、カーラは私に睨まれても「キャッ!」なんて言って、もじもじしている。
……うちのメイドの思い込みが激しい!
私は自分のことをはるか高みにある棚に置いて、カーラを放置することにした。
今度からは、情報を探す時は誰も見ていないところでやろう……そんな風に思いながら、作業を進める。そして、集まった情報をもとに、錬金のための準備を始めた。
――まずは、地面に魔法陣を引くところからだ。
『……娘よ』
「なあに、黒竜たん」
『勝手に、我をたん付けで呼ぶな。それよりも、何の魔法陣を引くつもりだ。いやに複雑な魔法陣だが……』
「ああ、これ? なんかね、錬金術に使う炎はね、精霊の炎がいいんだって」
『ほう?』
黒竜は、興味深そうに魔法陣を眺めている。
私は、木の枝を使ってガリガリと地面に文様を書きながら、同時に上質なルビーを砕いた粉を撒いていく。そして、乾燥させた柘榴の実に、山羊の生き血を生贄の祭壇に並べる。そして、周囲に上等な葡萄酒を撒き散らす。
「薬の効能が強くなるんですって。だから、精霊を喚び出そうと思って――よっし、後はこれを書けば完成!」
そして、最後に一番複雑な文様を書き上げる。そして、魔法陣の真ん中に立って、真っ直ぐに前を見据えた。初めての召喚だ。なんだか、胸がどきどきする。
――さあ、魔法陣に魔力を流そう!
やり方は私の中にある。なんとかなるだろーと、軽い気持ちで魔法陣を発動しようとした瞬間、酷く慌てた様子で黒竜が私を止めた。
『……お、おい! ちょっと待て……その魔法陣の文様。我の見間違えでなければ――炎の魔人、イフリートのものでは』
「そうだよー」
私は黒竜の言葉に、コクリと頷いた。
『S級精霊を喚ぶつもりなのか、馬鹿! 薬を錬金する炎なぞ、下級の精霊で充分……』
「下級?」
私は黒竜の言葉にくわ、と目を見開くと、瞬きひとつせずに黒竜を見つめて言った。
「何を言っているのかしら。竜のための薬を作るのよ……? 何度も言っているけれど、竜は私にとって、至高の存在。そんな尊いもののために用意する薬ならば、最高の材料を使わなくっちゃ」
『いや、だから……そんなに気負わなくても』
私は黒竜の言葉を丸々無視して、天に向かって拳を掲げ、叫んだ。
「前世の父が言っていたの。……人間、やるならとことんやれ! 貢ぐ時は、生活費を削るくらいの勢いで、最高の品を贈れ! 躊躇うな! 入れるのはボトルはボトルでも、ドン・ペリニヨンだ……!!」
因みに、そんな父はキャバクラの女に入れ込んで、私が中学生の時に蒸発している。私は全身に魔力を迸らせると、魔法陣に一気に流し込んだ。そして、力の言葉を紡いだ。
「竜に貢ぐ薬はエリクサー以外にあるか……? いや、ない! そのためにはお前が必要だ! いでよ、イフリート! 私のために……果ては竜のために顕現せよ!!」
『や、やめろ……! 今のお前の魔力じゃあ』
黒竜の必死な声が聞こえたけれど、時は既に遅し。
魔法陣は私の体から、次々と魔力を引き出して行く。やがて、魔法陣から赤い光が放たれると、地面から何かが姿を現し始めた。けれども、全身から何かを引き絞られるような感覚がして、意識は徐々に薄れて行き――。
「……あっ、なんだか川の向こうで全裸の黒竜が踊っているのが見える」
『なんてもんを見ているんだ、小娘ェェェェェ!!』
「竜はいつでも全裸でございます、お嬢様ァァァァァ!!」
黒竜の泣きそうな叫び声と、カーラの悲鳴が聞こえたと思った瞬間、私の意識は暗転した。
「……でもまあ、竜のための治療薬を作るのは、私のやりたいことのひとつだわ。竜に触りまくるため……ゲフン、病に冒された竜を癒やすなんて、最高の仕事だと思うし」
『小娘、ちょいちょい本音が漏れているぞ』
「私、竜のお医者さんになるの!」
『夢見る子どものような台詞だが、動機が不純すぎる』
私は黒竜の照れ隠しに笑みを浮かべると、調合を始めるために、山積みになっている材料の前に立った。
因みに、オルバはお客さんが来たとかで、屋敷に戻ってしまっている。
「お嬢様、わたくしがお手伝い致しますので、なんなりとお申し付けください」
すると、普段からオルバの助手を努めているというカーラは、手慣れた様子で、白い手袋を嵌めて籠に幾つかの材料を入れた。
「今回の薬ですと、新月の夜に落ちた隕石の欠片、マンドラゴラの根、虹の橋の袂で採れた雫でしょうか」
黒竜が患っている病気は、お腹の部分の鱗が割れてしまうと言うものだ。強い自己再生力を持つ竜であっても、永い時を生きるうちに、どこかしらエラーが起きてしまうものらしい。
そんな竜にオルバが処方していたのは、新しい鱗が生えてくるように、細胞を活性化させるというものだ。
「待って、カーラ。確かにその材料でオルバの使っていた薬は作れるけれど、根本的な治療薬とは言えないわ。病の元を治さなければ、鱗はそのうちまた割れてしまうのに」
この病は、死に至る病ではない。けれども、チクチクと小さな痛みを起こして竜を苛むのだそうだ。人間でも、常に痛みを感じるのは負担が大きいものだ。竜に、そんな苦痛を与える訳にはいかない。
私は大きく嘆息すると、目の前にウィンドウを展開して眺めた。そして、そこにある情報を読み解いていく。すると、そんな私にカーラが不思議そうに声を掛けてきた。
「――お嬢様、何を見ていらっしゃるのです?」
カーラからすれば、私はなにもない虚空を見ているようなものなのだろう。心配そうに眉を下げて、私をじっと見つめている。
「大丈夫。私には視えているのよ――この世のあらゆる知識がね」
私は瞳を細めて、それを眺める。
幾重にも重なるそれの中から、必要なものだけを選び、周囲に更に展開する。その中から、必要なものだけを絞って、いらないものはウィンドウに触れて横にずらす。そうやって、黙々と情報を選り分けていると、カーラが私をじっと見つめているのに気が付いた。怪訝に思って、カーラを見つめ返す。そして、どうしてそんなに見つめるのかと尋ねると、カーラはぽっと顔を赤らめて、両手で頬を押さえた。
「……なにもない虚空を操作するお嬢様は、思春期の子どもが患う戯れのようで、わたくしの羞恥心をとても刺激するのです……!!」
「厨二病っていいたいのかな!?」
「いいのです、いいのです。わたくしも若い頃は、いじめっこを縄で亀甲縛りにする妄想をしたり」
「怖い!!」
「人づてに聞いた方法で、村一番のイケメンと筋肉自慢が相思相愛になるように呪ってみたりしたものです」
「腐ってる!?」
カーラは生ぬるい笑みを浮かべると、ぽん、と私の肩に手を置いた。
「たとえ、思春期特有の病を発病していようとも、お嬢様は可愛い。可愛いは正義。だから、全く問題はございません! 存分に、存分にやってくださいませ……! わたくしは思春期の黒き歴史を築いていくお嬢様を見守り、それを愛でるのみ! あっ、黒い炎を腕から出す時はご注意下さいませね、火事になったら大変ですから。うふふ!」
「慰めになってない気がするんだけど!?」
私はぜいぜいと肩で息をしながら、顔を真っ赤にして悶えているカーラを睨みつけた。
けれど、カーラは私に睨まれても「キャッ!」なんて言って、もじもじしている。
……うちのメイドの思い込みが激しい!
私は自分のことをはるか高みにある棚に置いて、カーラを放置することにした。
今度からは、情報を探す時は誰も見ていないところでやろう……そんな風に思いながら、作業を進める。そして、集まった情報をもとに、錬金のための準備を始めた。
――まずは、地面に魔法陣を引くところからだ。
『……娘よ』
「なあに、黒竜たん」
『勝手に、我をたん付けで呼ぶな。それよりも、何の魔法陣を引くつもりだ。いやに複雑な魔法陣だが……』
「ああ、これ? なんかね、錬金術に使う炎はね、精霊の炎がいいんだって」
『ほう?』
黒竜は、興味深そうに魔法陣を眺めている。
私は、木の枝を使ってガリガリと地面に文様を書きながら、同時に上質なルビーを砕いた粉を撒いていく。そして、乾燥させた柘榴の実に、山羊の生き血を生贄の祭壇に並べる。そして、周囲に上等な葡萄酒を撒き散らす。
「薬の効能が強くなるんですって。だから、精霊を喚び出そうと思って――よっし、後はこれを書けば完成!」
そして、最後に一番複雑な文様を書き上げる。そして、魔法陣の真ん中に立って、真っ直ぐに前を見据えた。初めての召喚だ。なんだか、胸がどきどきする。
――さあ、魔法陣に魔力を流そう!
やり方は私の中にある。なんとかなるだろーと、軽い気持ちで魔法陣を発動しようとした瞬間、酷く慌てた様子で黒竜が私を止めた。
『……お、おい! ちょっと待て……その魔法陣の文様。我の見間違えでなければ――炎の魔人、イフリートのものでは』
「そうだよー」
私は黒竜の言葉に、コクリと頷いた。
『S級精霊を喚ぶつもりなのか、馬鹿! 薬を錬金する炎なぞ、下級の精霊で充分……』
「下級?」
私は黒竜の言葉にくわ、と目を見開くと、瞬きひとつせずに黒竜を見つめて言った。
「何を言っているのかしら。竜のための薬を作るのよ……? 何度も言っているけれど、竜は私にとって、至高の存在。そんな尊いもののために用意する薬ならば、最高の材料を使わなくっちゃ」
『いや、だから……そんなに気負わなくても』
私は黒竜の言葉を丸々無視して、天に向かって拳を掲げ、叫んだ。
「前世の父が言っていたの。……人間、やるならとことんやれ! 貢ぐ時は、生活費を削るくらいの勢いで、最高の品を贈れ! 躊躇うな! 入れるのはボトルはボトルでも、ドン・ペリニヨンだ……!!」
因みに、そんな父はキャバクラの女に入れ込んで、私が中学生の時に蒸発している。私は全身に魔力を迸らせると、魔法陣に一気に流し込んだ。そして、力の言葉を紡いだ。
「竜に貢ぐ薬はエリクサー以外にあるか……? いや、ない! そのためにはお前が必要だ! いでよ、イフリート! 私のために……果ては竜のために顕現せよ!!」
『や、やめろ……! 今のお前の魔力じゃあ』
黒竜の必死な声が聞こえたけれど、時は既に遅し。
魔法陣は私の体から、次々と魔力を引き出して行く。やがて、魔法陣から赤い光が放たれると、地面から何かが姿を現し始めた。けれども、全身から何かを引き絞られるような感覚がして、意識は徐々に薄れて行き――。
「……あっ、なんだか川の向こうで全裸の黒竜が踊っているのが見える」
『なんてもんを見ているんだ、小娘ェェェェェ!!』
「竜はいつでも全裸でございます、お嬢様ァァァァァ!!」
黒竜の泣きそうな叫び声と、カーラの悲鳴が聞こえたと思った瞬間、私の意識は暗転した。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界で神の元カノのゴミ屋敷を片付けたら世界の秘密が出てきました
小豆缶
ファンタジー
父の遺したゴミ屋敷を片付けていたはずが、気づけば異世界に転移していた私・飛鳥。
しかも、神の元カノと顔がそっくりという理由で、いきなり死刑寸前!?
助けてくれた太陽神ソラリクスから頼まれた仕事は、
「500年前に別れた元恋人のゴミ屋敷を片付けてほしい」というとんでもない依頼だった。
幽霊になった元神、罠だらけの屋敷、歪んだ世界のシステム。
ポンコツだけど諦めの悪い主人公が、ゴミ屋敷を片付けながら異世界の謎を暴いていく!
ほのぼのお仕事×異世界コメディ×世界の秘密解明ファンタジー
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
公爵令嬢やめて15年、噂の森でスローライフしてたら最強になりました!〜レベルカンストなので冒険に出る準備、なんて思ったけどハプニングだらけ〜
咲月ねむと
ファンタジー
息苦しい貴族社会から逃げ出して15年。
元公爵令嬢の私、リーナは「魔物の森」の奥で、相棒のもふもふフェンリルと気ままなスローライフを満喫していた。
そんなある日、ひょんなことから自分のレベルがカンストしていることに気づいてしまう。
「せっかくだし、冒険に出てみようかしら?」
軽い気持ちで始めた“冒険の準備”は、しかし、初日からハプニングの連続!
金策のために採った薬草は、国宝級の秘薬で鑑定士が気絶。
街でチンピラに絡まれれば、無自覚な威圧で撃退し、
初仕事では天災級の魔法でギルドの備品を物理的に破壊!
気づけばいきなり最高ランクの「Sランク冒険者」に認定され、
ボロボロの城壁を「日曜大工のノリ」で修理したら、神々しすぎる城塞が爆誕してしまった。
本人はいたって平和に、堅実に、お金を稼ぎたいだけなのに、規格外の生活魔法は今日も今日とて大暴走!
ついには帝国の精鋭部隊に追われる亡国の王子様まで保護してしまい、私の「冒険の準備」は、いつの間にか世界の運命を左右する壮大な旅へと変わってしまって……!?
これは、最強の力を持ってしまったおっとり元令嬢が、その力に全く気づかないまま、周囲に勘違いと畏怖と伝説を振りまいていく、勘違いスローライフ・コメディ!
本人はいつでも、至って真面目にお掃除とお料理をしたいだけなんです。信じてください!
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
伯爵令嬢の秘密の知識
シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。
「お前みたいな卑しい闇属性の魔女など側室でもごめんだ」と言われましたが、私も殿下に嫁ぐ気はありません!
野生のイエネコ
恋愛
闇の精霊の加護を受けている私は、闇属性を差別する国で迫害されていた。いつか私を受け入れてくれる人を探そうと夢に見ていたデビュタントの舞踏会で、闇属性を差別する王太子に罵倒されて心が折れてしまう。
私が国を出奔すると、闇精霊の森という場所に住まう、不思議な男性と出会った。なぜかその男性が私の事情を聞くと、国に与えられた闇精霊の加護が消滅して、国は大混乱に。
そんな中、闇精霊の森での生活は穏やかに進んでいく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる