幼馴染みの不良と優等生

ジャム

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テスト

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修学旅行から一か月がたった
明日からテストだ

「ここはーーーで。ここはーーーーだよ?わかった?」

獅子丸「ZZZ」

バシッ!

僕は寝てしまったヒロちゃんを教科書で叩き起こした

獅子丸「いて・・・なんだよ・・・」

「なんだよって・・・教えて欲しいって言うから教えてるのに・・・寝るとか・・・」

獅子丸「だってよ~数学って眠くなるんだよ」

「数学以外でもそうでしょう・・・ほら!ちゃんと覚えないと大変だよ!」

獅子丸「へいへい・・・」

そして色々な教科を教えたが・・・

「ここの問題は因数分解を使って・・・って聞いてる?」

獅子丸「ZZZ」

バシッ!

この繰り返しである・・・


獅子丸「頭いてぇ・・・」

「ちゃんと使ってないから、いざ使うと痛くなるんだね」

獅子丸「テメェがバシバシ叩くからだろう!」

「居眠りするヒロちゃんが悪い!」

獅子丸母「はいはいwそこまでにしてご飯にしよう?w」

そしてご飯を三人で食べ

「続きやるよ」

獅子丸「まだやんのか!?」

「当たり前でしょう!せめて赤点は回避しないと!」

獅子丸「これだけやればもういいだろう・・・」

「10問中2問しか正解してないのによく言うよ・・・」

獅子丸母「ハルちゃんごめんね・・・ヒロが迷惑かけて・・・」

「いえw全然気にしてないので!w」

獅子丸「もう・・・勘弁してくれよ・・・」

そんな泣き言は無視
赤点取って進級できないなんてことになったら大変だ

「で、ここは・・・」

獅子丸「ZZZ」

「・・・」

僕はヒロちゃんの寝顔をみながら

「・・・もう少しだけ頑張ってみようよ・・・ね?」

獅子丸「・・・チッ。わかったよ」

寝たふりだってわかってるからねw
まぁ、赤点回避できる程度で今はいいかな
そして次の日

獅子丸「ふわ~~~~・・・寝み・・・」

「なんだかんだ徹夜だねw」

獅子丸「なんでお前は元気なんだよ・・・」

「なんでだろうねwなんか元気w」

獅子丸「はぁ・・・俺は寝てぇよ」

「テスト中寝ちゃダメだよ!」

獅子丸「問題解いたら寝るよ」

「解けるといいんだけど・・・」

ヒロちゃんがテスト開始直後には寝てる光景が見える

「はぁ・・・」

獅子丸「俺がため息つきてぇよ・・・」

「なんでヒロちゃんがため息つくの?」

獅子丸「さぁなw」

そして学校に着いて各クラスに向かった
一応念押しはしたけど・・・
あまり期待はできないかな・・・
そしてテストが始まった
一日ですべての教科をするからそこまで難しくないし、そこまで量があるわけじゃないからヒロちゃんが起きていればきっとできる・・・はず・・・
テストが終わり・・・

・・・放課後・・・
獅子丸「頭いてぇ・・・」

「お疲れ様!どうだった?」

獅子丸「もうどうにでもなれだ」

「はぁ・・・」

僕は頭を抱えた
もし進級できなかったらどうするのか・・・
そしてヒロちゃんの家に着いた

獅子丸母「おかえりなさい!」

獅子丸「ただいま」

「お邪魔します!」

獅子丸母「いらっしゃい!どうだった?」

獅子丸「ぼちぼち」

獅子丸母「あらwハルちゃんは?」

「ぼちぼちですw」

獅子丸母「ハルちゃんは問題なさそうだねw」

獅子丸「はぁ・・・部屋に行くぞ・・・眠い」

そういうと僕の手を引いて部屋に向かった

「僕、帰るよ?」

獅子丸「ダメだ。一緒に寝るんだ」

そういうと制服を適当に脱ぎベッドに二人で入った
そして抱きしめてきた

獅子丸「お前を抱き締めてねぇとロクに寝れねぇんだ」

「そうなんだw」

獅子丸「ああ。だから・・・おやすみ・・・」

そういうとすぐに寝息が聞こえてきた
きっとヒロちゃんなりに頑張ってたんだろうな・・・

「よく頑張ったね・・・」

そういい頭を撫でた
耳がピクピク動いている

「ふふw可愛いw」

そして僕もその寝息を聞いていたら眠くなってきた
抱き締められているから暖かいし・・・
寝不足だし・・・
そして僕もそのまま寝てしまった・・・

・・・獅子丸母視点・・・
「相当眠かったみたいwハルちゃん連れて部屋に行っちゃったw」

誠「そうかwあいつなりに頑張ってるのかなw」

「折角帰ってきたのにねw」

誠「いいんだよ。春斗くんが一緒ってことは・・・」

「たぶんそうなんだろうねw」

誠「そうか・・・これで少しはいい方向に行けばいいんだがな・・・」

「そうだね・・・で、それはどうするの?」

誠「博昭には悪いが処分だ」

そういうと袋一杯のタバコを袋ごとゴミ箱に捨てた

「前みたいな喧嘩はやめてよ?」

誠「するつもりはない。まぁ、あいつ次第だ」

「もう・・・」

誠「これが俺の『父親』の在り方だ」

「そうwじゃあ、僕はヒロに嫌われたくないから甘やかそうw」

誠「タバコは与えるなよ」

「わかってるよw」

そして二人でご飯を食べて残りを冷蔵庫に入れておいた
そうしておけば二人が起きたときに食べられるだろうからねw
そして僕と誠は寝室に向かった・・・
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