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第一章 アカデミー編
第十三話 初陣
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アカデミーでの日々は、思っていた以上に慌ただしかった。
座学に、実技に、模擬戦闘。
さらには――ランク外の「ノービス冒険者」として、ギルドの依頼を受けることも出来る。
あの適性検査の翌日、姉は学長に呼ばれた。
優秀な生徒を集めた特別クラスへ誘われたらしい。
けれど――姉は今日も、なぜか当たり前のように私の隣に座っている。
一度だけ姉に尋ねたことがある。
「姉さん、噂で聞いたんだけど――」
「セレナ。わたしは、あなたとずっと一緒にいる。そう言ったでしょ?」
その微笑みが、胸の奥をじんわりと温めた。
私と姉は白魔導士。
戦いの最前線に立つことはないけれど、とりわけ治癒はどんな場面でも欠かせない。
だから、私たちはいつだって必要とされた。
もっとも、私には姉ほどの才能はない。
それでも、低位の治癒魔法くらいなら、どうにか習得できた。
大怪我や重い病気は無理でも、擦り傷や弱い毒くらいなら――。
私が出来るのは支援魔法とほんの少しの治癒魔法。
けれど、少しぐらいは、みんなの役に立てるはず。
◆
その日、私たちは王都近郊の森を進んでいた。
討伐依頼――ゴブリンの群れの掃討。
ノービスランクとしては、かろうじて受領できる依頼。
油断は禁物。本来ならFランクやEランクの冒険者が請け負う仕事だ。
そして、私たち姉妹にとっては初めての実戦だった。
森の中、金茶の髪を木漏れ日に揺らしながら颯爽と先頭を歩くのは、
クラスのリーダーにして準男爵の御曹司――ジュリアン・アルノー。
「ふふ、こんなの楽勝じゃない?」
「ジュリアン様がいれば安心ですわ!」
黒魔導士と弓使いのクラスメイトが、きゃあきゃあと笑いながら声を上げる。
時には取り合うように彼の腕へ手を伸ばし、絡めてみせる。
「おいおい、これは依頼だ。ピクニックじゃないんだぞ」
ジュリアンはそう言いながらも、まったく振り払おうともしない。
私は思わずため息をついた。
(……そもそもこの隊列、奇襲を受けたらどうするの?
しかも、この編成。盾役がいないなんて……結界で守るにしても、姉さんの負担が大きすぎる)
胸の奥にざらりと不安が広がる。
だから私は、足音に忍ばせるようにして、そっと呟いた。
『防御上昇』
『速度上昇』
『疲労回復』
仲間五人へ三重の支援を重ねて放つ。
さらに一歩前を歩く姉には、もう二つ。五重が今の私には限界。
『魔力上昇』
『魔力消費低減』
淡い光の魔法陣が影に紛れるように広がり、瞬く間に消えていった。
(……これで少しはまし、かな)
安心なんてできない。
けれど――せめて姉さんが倒れることだけは防ぎたい。
そう強く願いながら、私は数日前のやりとりを思い出していた。
◆
数日前、教室でのこと。
「アリシア、今度の依頼――一緒に行かないか?」
ジュリアンが当然のように声をかけた瞬間、周囲の女子たちがきゃあきゃあと沸き立った。
「やっぱり!」「さすがアリシアさん!」「羨ましい!」と黄色い声が飛び交う。
アリシアは一瞬だけ瞬きをしてから、まっすぐに答える。
「セレナも一緒なら」
揺らぎのない声音だった。
ジュリアンは笑みを崩さずに頷く。
「もちろんだとも」
……そのほんの刹那、唇の端がわずかに歪んだ。
不満とも苛立ちともつかない影が、彼の顔をかすめた。
たぶん、気付いたのは私だけ。
(……なるほど。やっぱり、私は要らないんだ)
胸の奥に、ひやりと冷たいものが走り落ちていった。
それでも、姉が私の名を口にしてくれた温かさが、ほんのかすかに胸の奥に残っていた。
◆
森の道を進む一行。
ジュリアンは振り返って、ことあるごとにアリシアに声をかける。
「アリシア、歩調は大丈夫か?」
「この森は魔物の通り道だ。君を守るのは僕の役目だからな」
――まるで姉だけを守ろうとしているように。
黒魔導士と弓使いが、ひそひそと囁き合う。
「ねえ、あの子……確か貴族って言っても没落貴族らしいわよ」
「そうそう。ちょっと綺麗だからってジュリアン様に色目を使って……」
「本物の貴族のジュリアン様とは釣り合わないわよね?」
わざとらしく聞こえる声に、胸がざわついた。
姉は聞こえていないのか、黙って前を向いて歩く。
先頭を行くジュリアンが足を止めた。
倒木が道を塞ぎ、乗り越えないと先へ進めない。
ジュリアンは倒木によじ登ると手を差し出した。
「アリシア。ここは僕が支えるよ」
一瞬、姉の瞳が翳った気がした。
だがすぐに困ったような微笑みに変わり、その手をすっと避ける。
「ありがとう。でも、大丈夫です」
そう言って姉は木のこぶに足をかけ、ひょいと一気に乗り越えてしまった。
一瞬、木の上で手を差し伸べたままのジュリアンの笑みが固まる。
黒魔導士と弓使いが、わざとらしく声を上げた。
「さすが、男を手玉に取るのが上手ね」
「ええ、さすがは田舎のご出身。野山はお得意ってことね……ふふ」
聞こえないふりをして歩き続ける姉。
でも、私は気づいてしまった。
背筋にぴんと力が入って、肩がほんの少しだけ震えているのを。
(……やめてよ。姉さんはそんな人じゃないのに……。
どうして誰も、本当の姉さんを見ようとしないの?)
胸の奥がじわりと痛んだ。
――その時だった。
森の奥で、葉の擦れる小さな音がした。
***
――ヒュッ。
鋭い風切り音。木々の間から飛来した矢が、黒魔導士の脇腹を撃ち抜いた。
「きゃっ……!」
悲鳴を上げて崩れ落ちる黒魔導士。
ローブに血が滲み、倒れ込んだ手から杖が転がる。
『――聖なる結界よ!』
姉の声と同時に、まばゆい光が壁のように展開し、襲いかかる矢を弾き飛ばす。
次々と飛来する矢が鋭い音を立てて弾かれ、光の波紋がぱん、と広がる。
「セレナ!」
「私に任せて!」
私は倒れた黒魔導士の首筋に触れる。脈はある。呼吸も荒いが確かにある。
急いで矢を引き抜くと、彼女の身体がびくりと震えた。
『――治癒の光よ!』――すぐさま手のひらの光を脇腹に当てる。
「……彼女なら大丈夫。出血はもうない。今は気を失っているだけ」
「身を低くして!」
ジュリアンの鋭い声が飛ぶ。
さすがに弓使いは即座に反応し、弓を構えて両脇の森を睨みつけた。
ゴブリンの矢は、なおも雨のように放たれる。
だがすべて、姉の結界に弾かれて消えていく。
やがて――不気味な沈黙。
全員が膝をつき、黒魔導士を中心に円陣を組む。
張り詰めた空気の中、繁みががさりと揺れ――。
「来る!」
六つの影が跳び出した。牙を剥き、こん棒を振りかざすゴブリンたち。
「っ……外した!?」
弓使いの矢は一本も当たらない。
焦るほど当たらない。二の矢、三の矢と外れ、ゴブリンが距離を詰める。
このままでは、次が最後の一矢。
『命中率上昇』――私は小さく詠唱し、彼女の足元に魔法陣が仄かに現れる。
目立たないけど確実に効果があるはず。
「当たった!」
ゴブリンの胸を矢が貫いた瞬間、こん棒が弓使いの頭を打ち据える。
悲鳴と呻き声が重なり、二つの影が同時に地面へともつれ落ちた。
弓使いは倒れたまま頭を抱えて呻いている。
出血はない――今すぐ治療の必要はなさそうだ。
残るは三人。
姉と、ジュリアンと、私。
相対するは――五体のゴブリン。
(……まずい。ここからが本番だ……!)
ゴブリンたちの赤い眼が、まっすぐこちらを射抜いた。
座学に、実技に、模擬戦闘。
さらには――ランク外の「ノービス冒険者」として、ギルドの依頼を受けることも出来る。
あの適性検査の翌日、姉は学長に呼ばれた。
優秀な生徒を集めた特別クラスへ誘われたらしい。
けれど――姉は今日も、なぜか当たり前のように私の隣に座っている。
一度だけ姉に尋ねたことがある。
「姉さん、噂で聞いたんだけど――」
「セレナ。わたしは、あなたとずっと一緒にいる。そう言ったでしょ?」
その微笑みが、胸の奥をじんわりと温めた。
私と姉は白魔導士。
戦いの最前線に立つことはないけれど、とりわけ治癒はどんな場面でも欠かせない。
だから、私たちはいつだって必要とされた。
もっとも、私には姉ほどの才能はない。
それでも、低位の治癒魔法くらいなら、どうにか習得できた。
大怪我や重い病気は無理でも、擦り傷や弱い毒くらいなら――。
私が出来るのは支援魔法とほんの少しの治癒魔法。
けれど、少しぐらいは、みんなの役に立てるはず。
◆
その日、私たちは王都近郊の森を進んでいた。
討伐依頼――ゴブリンの群れの掃討。
ノービスランクとしては、かろうじて受領できる依頼。
油断は禁物。本来ならFランクやEランクの冒険者が請け負う仕事だ。
そして、私たち姉妹にとっては初めての実戦だった。
森の中、金茶の髪を木漏れ日に揺らしながら颯爽と先頭を歩くのは、
クラスのリーダーにして準男爵の御曹司――ジュリアン・アルノー。
「ふふ、こんなの楽勝じゃない?」
「ジュリアン様がいれば安心ですわ!」
黒魔導士と弓使いのクラスメイトが、きゃあきゃあと笑いながら声を上げる。
時には取り合うように彼の腕へ手を伸ばし、絡めてみせる。
「おいおい、これは依頼だ。ピクニックじゃないんだぞ」
ジュリアンはそう言いながらも、まったく振り払おうともしない。
私は思わずため息をついた。
(……そもそもこの隊列、奇襲を受けたらどうするの?
しかも、この編成。盾役がいないなんて……結界で守るにしても、姉さんの負担が大きすぎる)
胸の奥にざらりと不安が広がる。
だから私は、足音に忍ばせるようにして、そっと呟いた。
『防御上昇』
『速度上昇』
『疲労回復』
仲間五人へ三重の支援を重ねて放つ。
さらに一歩前を歩く姉には、もう二つ。五重が今の私には限界。
『魔力上昇』
『魔力消費低減』
淡い光の魔法陣が影に紛れるように広がり、瞬く間に消えていった。
(……これで少しはまし、かな)
安心なんてできない。
けれど――せめて姉さんが倒れることだけは防ぎたい。
そう強く願いながら、私は数日前のやりとりを思い出していた。
◆
数日前、教室でのこと。
「アリシア、今度の依頼――一緒に行かないか?」
ジュリアンが当然のように声をかけた瞬間、周囲の女子たちがきゃあきゃあと沸き立った。
「やっぱり!」「さすがアリシアさん!」「羨ましい!」と黄色い声が飛び交う。
アリシアは一瞬だけ瞬きをしてから、まっすぐに答える。
「セレナも一緒なら」
揺らぎのない声音だった。
ジュリアンは笑みを崩さずに頷く。
「もちろんだとも」
……そのほんの刹那、唇の端がわずかに歪んだ。
不満とも苛立ちともつかない影が、彼の顔をかすめた。
たぶん、気付いたのは私だけ。
(……なるほど。やっぱり、私は要らないんだ)
胸の奥に、ひやりと冷たいものが走り落ちていった。
それでも、姉が私の名を口にしてくれた温かさが、ほんのかすかに胸の奥に残っていた。
◆
森の道を進む一行。
ジュリアンは振り返って、ことあるごとにアリシアに声をかける。
「アリシア、歩調は大丈夫か?」
「この森は魔物の通り道だ。君を守るのは僕の役目だからな」
――まるで姉だけを守ろうとしているように。
黒魔導士と弓使いが、ひそひそと囁き合う。
「ねえ、あの子……確か貴族って言っても没落貴族らしいわよ」
「そうそう。ちょっと綺麗だからってジュリアン様に色目を使って……」
「本物の貴族のジュリアン様とは釣り合わないわよね?」
わざとらしく聞こえる声に、胸がざわついた。
姉は聞こえていないのか、黙って前を向いて歩く。
先頭を行くジュリアンが足を止めた。
倒木が道を塞ぎ、乗り越えないと先へ進めない。
ジュリアンは倒木によじ登ると手を差し出した。
「アリシア。ここは僕が支えるよ」
一瞬、姉の瞳が翳った気がした。
だがすぐに困ったような微笑みに変わり、その手をすっと避ける。
「ありがとう。でも、大丈夫です」
そう言って姉は木のこぶに足をかけ、ひょいと一気に乗り越えてしまった。
一瞬、木の上で手を差し伸べたままのジュリアンの笑みが固まる。
黒魔導士と弓使いが、わざとらしく声を上げた。
「さすが、男を手玉に取るのが上手ね」
「ええ、さすがは田舎のご出身。野山はお得意ってことね……ふふ」
聞こえないふりをして歩き続ける姉。
でも、私は気づいてしまった。
背筋にぴんと力が入って、肩がほんの少しだけ震えているのを。
(……やめてよ。姉さんはそんな人じゃないのに……。
どうして誰も、本当の姉さんを見ようとしないの?)
胸の奥がじわりと痛んだ。
――その時だった。
森の奥で、葉の擦れる小さな音がした。
***
――ヒュッ。
鋭い風切り音。木々の間から飛来した矢が、黒魔導士の脇腹を撃ち抜いた。
「きゃっ……!」
悲鳴を上げて崩れ落ちる黒魔導士。
ローブに血が滲み、倒れ込んだ手から杖が転がる。
『――聖なる結界よ!』
姉の声と同時に、まばゆい光が壁のように展開し、襲いかかる矢を弾き飛ばす。
次々と飛来する矢が鋭い音を立てて弾かれ、光の波紋がぱん、と広がる。
「セレナ!」
「私に任せて!」
私は倒れた黒魔導士の首筋に触れる。脈はある。呼吸も荒いが確かにある。
急いで矢を引き抜くと、彼女の身体がびくりと震えた。
『――治癒の光よ!』――すぐさま手のひらの光を脇腹に当てる。
「……彼女なら大丈夫。出血はもうない。今は気を失っているだけ」
「身を低くして!」
ジュリアンの鋭い声が飛ぶ。
さすがに弓使いは即座に反応し、弓を構えて両脇の森を睨みつけた。
ゴブリンの矢は、なおも雨のように放たれる。
だがすべて、姉の結界に弾かれて消えていく。
やがて――不気味な沈黙。
全員が膝をつき、黒魔導士を中心に円陣を組む。
張り詰めた空気の中、繁みががさりと揺れ――。
「来る!」
六つの影が跳び出した。牙を剥き、こん棒を振りかざすゴブリンたち。
「っ……外した!?」
弓使いの矢は一本も当たらない。
焦るほど当たらない。二の矢、三の矢と外れ、ゴブリンが距離を詰める。
このままでは、次が最後の一矢。
『命中率上昇』――私は小さく詠唱し、彼女の足元に魔法陣が仄かに現れる。
目立たないけど確実に効果があるはず。
「当たった!」
ゴブリンの胸を矢が貫いた瞬間、こん棒が弓使いの頭を打ち据える。
悲鳴と呻き声が重なり、二つの影が同時に地面へともつれ落ちた。
弓使いは倒れたまま頭を抱えて呻いている。
出血はない――今すぐ治療の必要はなさそうだ。
残るは三人。
姉と、ジュリアンと、私。
相対するは――五体のゴブリン。
(……まずい。ここからが本番だ……!)
ゴブリンたちの赤い眼が、まっすぐこちらを射抜いた。
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