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第二章 討伐軍編
第五十六話 囚われの母子
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冷たい鉄格子が、呻くように軋んだ。
私たち三人は、別の商人に売られた一人の少年と共に、オークの看守に蹴飛ばされるようにして、暗い地下牢へ押し込まれた。
その少年――年の頃は私と同じくらいだろうか。
不思議と取り乱すこともなく、静かな光を宿した瞳が印象的だった。
床には湿った藁。壁には一本のランプ。
その薄明かりがゆらゆらと揺れ、牢の中を鈍く照らしている。
空気は重く湿り、土と血の匂いが混じり合って、息を吸うたびに喉がざらついた。
そこかしこに、錆びた鉄と薬草の腐臭が沈んでいる。
この空間全体が、何年も前から“閉じ込められた空気”のようだった。
「はやぐ入れ!」
くぐもった声が響き、背後で鉄格子がガシャリと閉じる。
その瞬間、冷たい金属音が足元から這い上がってくるように感じた。
――外の世界にはもう二度と戻れないと告げる音。
それだけで、心の奥で何かが小さく砕けるような音がした。
ここは、そういう場所だった。
中には、すでに一人の女性がいた。
壁際で膝を抱え、俯いていたが――私たちの気配に気づいた瞬間、はっと顔を上げた。
汚れた衣服、痩せた頬。だが、その瞳に一瞬、はっきりとした驚きが浮かぶ。
――次の瞬間、少年の震える声が静寂を裂いた。
「――母さん!」
女性は目を見開き、かすれた声で彼の名を呼ぶ。
「……アラン!? どうして……逃げたはずじゃ……!」
少年――アランは母親に飛びつき、強く抱きしめた。
その肩越しに、震えながらも確かな意志を宿した声が響く。
「……わざと捕まったんだ。みんなを、助けるために」
その言葉に、母の目が大きく揺れる。
少年の目の光は小さくとも鋭く、闇を切り裂くように輝いていた。
少年はポケットから小さなナイフと金属の棒――錆びた鍵開けの道具を取り出す。
小さな手で自分の腕を軽く叩いてから、母に道具を差し出した。
まるで自分を奮い立たせるかのように。
「村のみんなは……?」
問うアランに、母親は目を伏せ、小さく首を振る。
「村長も司祭様も――村の男たちとは途中で別れて……ここは女子供だけ。
でも……みんな牢から連れて行かれて、戻ってきた者はいないの……」
胸の奥がきゅっと締めつけられる。
この砦では、それが“日常”なのだ。
息を潜めたままでも、鼓動の音だけが耳の奥で大きく響いた。
何かを引きずるような鈍い音に混じって、鉄鎖がかすかに擦れる金属音。
奥の方では誰かの祈りと嗚咽が、交互にかすれて聞こえた。
闇の底で、誰かが希望をすり減らしているような音だった。
ふと、少年の眉が寄った。
「……母さん! ミリアは……!」
その問いの瞬間、彼の声は明らかに上ずっていた。
母親は目を伏せると、息子の手をそっと握る。
「司祭様のお嬢さんは、最初はこの牢にいたんだよ。
たった一人、気丈にみんなを元気づけてくれて……本物の天使みたいだったよ……。
でも、すぐに連れていかれてしまったの……。今どうしているかは母さんにも……」
そのとき、少年の瞳の光がわずかに揺れた。
胸の奥の火が風で揺れたように、私の心がざわめく。
(きっとその子、彼にとって大切な人なんだ……。
“希望はある”って、伝えたい……!)
私は姉に目配せをした。
姉は頷くとフードを静かに後ろに下げ、私とフィーネも続く。
母親が一瞬警戒の色を見せたが――姉の澄んだ声が、それをすぐに打ち消した。
「わたしたちは――王国軍の者。
今夜、この砦を――終わらせに来ました」
*
「……王国軍の……!? 本当に……?」
母親の瞳が大きく見開かれ、少年は息を呑む。
彼のナイフを握る手が、わずかに震えた。
珍しいのか、最初はフィーネの長い耳をまじまじと見つめていた。
が、フィーネは慣れているのか、ぴくりと動かしただけで気にした様子もない。
――やがて二人から語られたのは、あまりに痛ましい出来事だった。
村は奴隷商に襲われ、母を含む村人たちは一瞬で捕らえられた。
その時、アランだけが干し草小屋にいて難を逃れ――捕らえられた母やミリアと目が合った。
彼はその瞬間に心を決めたのだ。
そして奴隷商を尾行し、この砦に辿り着いた――。
ふと目を落とせば、彼のはだしの足は傷だらけだった。
どれだけの想いを抱えてここまでたどり着いたのか。
(……こんなこと、絶対に許せない!)
姉と視線を交わす。
言葉はいらなかった。
互いの瞳の奥に、同じ決意が燃えている。
――絶対に助ける!
牢の隙間から吹き込む夜風が、藁をかすかに揺らした。
それはまるで、嵐の前の静けさのように――私の胸を熱く、そして強く締めつけた。
***
夜が深まるにつれて、牢の中の空気はひんやりと冷たくなっていった。
私は鉄格子越しに外の暗がりを見つめながら、心の中でそっと思う。
(……今ごろ、エリアスとバルドは……)
耳を澄ましても騒ぎは聞こえない。
きっと、砦のどこかに身を潜め、内部を探っているはずだ。
私たちの第一目標は魔将の撃破。
けれど、遂行困難なら夜明けを待ち、三師団と呼応することになっていた。
夜になったら――エリアスとバルドが牢から私たちを救出。
それから一斉に行動を開始することになっている。
この牢から抜け出すことさえできれば、反撃の火蓋を切れる。
けれど――もしかしたらミリアさんは一刻を争う状態かもしれない……。
私は唇を噛み、胸元を押さえながら隣の母子にそっと伝えた。
「――今夜、私たちは仲間と合流し、皆さんを必ず解放します。
もう少しだけ。もう少しだけ待ってもらえますか?」
「俺も出来ることなら、なんでもします!」
そう言った少年の頭に、姉は手を伸ばしてそっとなでた。
アラン少年は、姉の微笑みとぬくもりに触れ、頬を赤らめながら力強く頷く。
姉はいつもこうして誰かに勇気をくれる――そう思うと、胸がちょっぴり熱くなる。
母親は目を見開き、しばらく黙ってから小さく頷いた。
その表情には、わずかだが希望の光が差したように見えた。
やがて、アランが少し恥ずかしそうに鼻をかきながら、ぽつりと口を開いた。
「……母さんは、父さんが死んでから……ずっと一人で俺を育ててくれたんだ。
母さんは、すごいんだ。俺、母さんが自慢なんだ」
母親が「ちょっと……」と苦笑して肩をすくめる。
でも、その頬はわずかに赤らんでいて、二人の絆の深さが伝わってくる。
「俺、大きくなったら……母さんを支えて、畑で麦を育てるんだ。
そして、父さんと母さんみたいに、子どもを育てて、立派に……」
少年の声が急に小さくなり、目が揺れる。
母親は、やさしく彼を抱き寄せる。
それでもアランは泣かなかった。
小さな声に、その気丈な振る舞いに、私は胸が締めつけられるような思いがした。
あまりにも当たり前で、あまりにも尊い未来。
――それが、こんな場所で踏みにじられようとしている。
母親がそっと視線をこちらに向け、声を潜めて言った。
「……若い娘や子どもは……真っ先に連れていかれるの。
ここに連れてこられて、すぐ……。あなたたち……大丈夫なの……?」
その言葉に、私たちは顔を見合わせた。
背中にじわりと冷たいものが走る。
けれど、フィーネは小さく、しかしはっきりと答えた。
「問題ない。私たちは――強い」
母親は少し驚いた顔をしながらも、抱き締めたアランに頬を寄せる。
「大丈夫。この方たちが、きっと助けてくれる」
母子のあたたかさに、私の胸に火が灯る。
それに、フィーネが“私たち”――そう言ってくれたことも、少しだけ嬉しかった。
五人は自然と、藁の上で身を寄せ合うようにして座り込んだ。
こんなところでも、身を寄せ合えばあたたかい。
その時だけは、この牢に、人の温もりが戻っていた。
冷えた石の上に、小さな家族の気配が灯っていた。
――そして、それが最後の静かな時間だった。
静寂の中で、遠くの滴る水音がやけに響く。
空気が沈み、時間が止まったように思えた。
その静寂を、鉄格子を開く音が引き裂いた。
「――いやぁぁぁぁぁ!!」
次の瞬間、隣の牢の奥から、甲高い女性の悲鳴が響き渡った。
私たち三人は、別の商人に売られた一人の少年と共に、オークの看守に蹴飛ばされるようにして、暗い地下牢へ押し込まれた。
その少年――年の頃は私と同じくらいだろうか。
不思議と取り乱すこともなく、静かな光を宿した瞳が印象的だった。
床には湿った藁。壁には一本のランプ。
その薄明かりがゆらゆらと揺れ、牢の中を鈍く照らしている。
空気は重く湿り、土と血の匂いが混じり合って、息を吸うたびに喉がざらついた。
そこかしこに、錆びた鉄と薬草の腐臭が沈んでいる。
この空間全体が、何年も前から“閉じ込められた空気”のようだった。
「はやぐ入れ!」
くぐもった声が響き、背後で鉄格子がガシャリと閉じる。
その瞬間、冷たい金属音が足元から這い上がってくるように感じた。
――外の世界にはもう二度と戻れないと告げる音。
それだけで、心の奥で何かが小さく砕けるような音がした。
ここは、そういう場所だった。
中には、すでに一人の女性がいた。
壁際で膝を抱え、俯いていたが――私たちの気配に気づいた瞬間、はっと顔を上げた。
汚れた衣服、痩せた頬。だが、その瞳に一瞬、はっきりとした驚きが浮かぶ。
――次の瞬間、少年の震える声が静寂を裂いた。
「――母さん!」
女性は目を見開き、かすれた声で彼の名を呼ぶ。
「……アラン!? どうして……逃げたはずじゃ……!」
少年――アランは母親に飛びつき、強く抱きしめた。
その肩越しに、震えながらも確かな意志を宿した声が響く。
「……わざと捕まったんだ。みんなを、助けるために」
その言葉に、母の目が大きく揺れる。
少年の目の光は小さくとも鋭く、闇を切り裂くように輝いていた。
少年はポケットから小さなナイフと金属の棒――錆びた鍵開けの道具を取り出す。
小さな手で自分の腕を軽く叩いてから、母に道具を差し出した。
まるで自分を奮い立たせるかのように。
「村のみんなは……?」
問うアランに、母親は目を伏せ、小さく首を振る。
「村長も司祭様も――村の男たちとは途中で別れて……ここは女子供だけ。
でも……みんな牢から連れて行かれて、戻ってきた者はいないの……」
胸の奥がきゅっと締めつけられる。
この砦では、それが“日常”なのだ。
息を潜めたままでも、鼓動の音だけが耳の奥で大きく響いた。
何かを引きずるような鈍い音に混じって、鉄鎖がかすかに擦れる金属音。
奥の方では誰かの祈りと嗚咽が、交互にかすれて聞こえた。
闇の底で、誰かが希望をすり減らしているような音だった。
ふと、少年の眉が寄った。
「……母さん! ミリアは……!」
その問いの瞬間、彼の声は明らかに上ずっていた。
母親は目を伏せると、息子の手をそっと握る。
「司祭様のお嬢さんは、最初はこの牢にいたんだよ。
たった一人、気丈にみんなを元気づけてくれて……本物の天使みたいだったよ……。
でも、すぐに連れていかれてしまったの……。今どうしているかは母さんにも……」
そのとき、少年の瞳の光がわずかに揺れた。
胸の奥の火が風で揺れたように、私の心がざわめく。
(きっとその子、彼にとって大切な人なんだ……。
“希望はある”って、伝えたい……!)
私は姉に目配せをした。
姉は頷くとフードを静かに後ろに下げ、私とフィーネも続く。
母親が一瞬警戒の色を見せたが――姉の澄んだ声が、それをすぐに打ち消した。
「わたしたちは――王国軍の者。
今夜、この砦を――終わらせに来ました」
*
「……王国軍の……!? 本当に……?」
母親の瞳が大きく見開かれ、少年は息を呑む。
彼のナイフを握る手が、わずかに震えた。
珍しいのか、最初はフィーネの長い耳をまじまじと見つめていた。
が、フィーネは慣れているのか、ぴくりと動かしただけで気にした様子もない。
――やがて二人から語られたのは、あまりに痛ましい出来事だった。
村は奴隷商に襲われ、母を含む村人たちは一瞬で捕らえられた。
その時、アランだけが干し草小屋にいて難を逃れ――捕らえられた母やミリアと目が合った。
彼はその瞬間に心を決めたのだ。
そして奴隷商を尾行し、この砦に辿り着いた――。
ふと目を落とせば、彼のはだしの足は傷だらけだった。
どれだけの想いを抱えてここまでたどり着いたのか。
(……こんなこと、絶対に許せない!)
姉と視線を交わす。
言葉はいらなかった。
互いの瞳の奥に、同じ決意が燃えている。
――絶対に助ける!
牢の隙間から吹き込む夜風が、藁をかすかに揺らした。
それはまるで、嵐の前の静けさのように――私の胸を熱く、そして強く締めつけた。
***
夜が深まるにつれて、牢の中の空気はひんやりと冷たくなっていった。
私は鉄格子越しに外の暗がりを見つめながら、心の中でそっと思う。
(……今ごろ、エリアスとバルドは……)
耳を澄ましても騒ぎは聞こえない。
きっと、砦のどこかに身を潜め、内部を探っているはずだ。
私たちの第一目標は魔将の撃破。
けれど、遂行困難なら夜明けを待ち、三師団と呼応することになっていた。
夜になったら――エリアスとバルドが牢から私たちを救出。
それから一斉に行動を開始することになっている。
この牢から抜け出すことさえできれば、反撃の火蓋を切れる。
けれど――もしかしたらミリアさんは一刻を争う状態かもしれない……。
私は唇を噛み、胸元を押さえながら隣の母子にそっと伝えた。
「――今夜、私たちは仲間と合流し、皆さんを必ず解放します。
もう少しだけ。もう少しだけ待ってもらえますか?」
「俺も出来ることなら、なんでもします!」
そう言った少年の頭に、姉は手を伸ばしてそっとなでた。
アラン少年は、姉の微笑みとぬくもりに触れ、頬を赤らめながら力強く頷く。
姉はいつもこうして誰かに勇気をくれる――そう思うと、胸がちょっぴり熱くなる。
母親は目を見開き、しばらく黙ってから小さく頷いた。
その表情には、わずかだが希望の光が差したように見えた。
やがて、アランが少し恥ずかしそうに鼻をかきながら、ぽつりと口を開いた。
「……母さんは、父さんが死んでから……ずっと一人で俺を育ててくれたんだ。
母さんは、すごいんだ。俺、母さんが自慢なんだ」
母親が「ちょっと……」と苦笑して肩をすくめる。
でも、その頬はわずかに赤らんでいて、二人の絆の深さが伝わってくる。
「俺、大きくなったら……母さんを支えて、畑で麦を育てるんだ。
そして、父さんと母さんみたいに、子どもを育てて、立派に……」
少年の声が急に小さくなり、目が揺れる。
母親は、やさしく彼を抱き寄せる。
それでもアランは泣かなかった。
小さな声に、その気丈な振る舞いに、私は胸が締めつけられるような思いがした。
あまりにも当たり前で、あまりにも尊い未来。
――それが、こんな場所で踏みにじられようとしている。
母親がそっと視線をこちらに向け、声を潜めて言った。
「……若い娘や子どもは……真っ先に連れていかれるの。
ここに連れてこられて、すぐ……。あなたたち……大丈夫なの……?」
その言葉に、私たちは顔を見合わせた。
背中にじわりと冷たいものが走る。
けれど、フィーネは小さく、しかしはっきりと答えた。
「問題ない。私たちは――強い」
母親は少し驚いた顔をしながらも、抱き締めたアランに頬を寄せる。
「大丈夫。この方たちが、きっと助けてくれる」
母子のあたたかさに、私の胸に火が灯る。
それに、フィーネが“私たち”――そう言ってくれたことも、少しだけ嬉しかった。
五人は自然と、藁の上で身を寄せ合うようにして座り込んだ。
こんなところでも、身を寄せ合えばあたたかい。
その時だけは、この牢に、人の温もりが戻っていた。
冷えた石の上に、小さな家族の気配が灯っていた。
――そして、それが最後の静かな時間だった。
静寂の中で、遠くの滴る水音がやけに響く。
空気が沈み、時間が止まったように思えた。
その静寂を、鉄格子を開く音が引き裂いた。
「――いやぁぁぁぁぁ!!」
次の瞬間、隣の牢の奥から、甲高い女性の悲鳴が響き渡った。
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