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小さすぎる世界への抵抗
炎と風の反逆者 59
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「命……さっきの伝宝さんのことは全然気にしてないから、お願いだからいつも通りしっかりしてくれ」
「そうだな。もう少し、ふざけていたかったんだが、どうやらそうは出来なさそうだな」
キリッとしたいつもの命の口調だ。
命が見ているのは屋上への入り口。そして、そこからは手柄を立てようと、生徒たちが押し寄せてきている。
「さて、それでは誘、始めようか。私たちの抵抗(レジスタンス)を」
「俺がいないと何もできないくせに、調子に乗るなよな」
「ご最もだ」
ここは戦場だというのに、俺たちの笑顔はとても満ち足りていた。
「とりあえず、目の前の奴らをどうにかしないといけない訳だけど……」
「また落とすか?」
「流石に人数が多いかな」
さっきは両手で数えられるほどの人数しかいなかったのでよかったが、この人数では落として一々、下を確認している暇はないだろうし、それに人数が増えるごとに取りこぼす確率も上がってくるだろう。確実性が薄れてしまう。
「当然、手伝ってくれるよな」
「誘の頼みなら断ることなんてできないな」
そんなことを言っているが、言葉に対してとても嬉しそうだ。
「貴様ら、覚悟しろよ」
押し寄せてくる生徒たちを眼力だけで静止させた。流石……
そして、命が手を突き出す。俺も準備しなければ。
「イラプション」
目の前から炎が噴き出す。それに合わせて、俺もサクセサーを使い、炎をうまい具合に誘導する。
これは威嚇のためにも強そうなものを形作ったほうがいいだろうな。
細長くて強そうなもの……
真先に思い浮かんだのはやっぱり龍だ。また挑戦してみるか。
炎をうねうねと動かし、先を咢のように裂き、そして、その間から少し炎をチロつかせる。
「また蛇か。炎なんだから龍とかにしてほしいのに」
「面目ない」
どうも龍が想像できない。今度、ちゃんと本で見ておこう。
しかし、龍ではなく蛇でも効果覿面で対面にいる生徒のほとんどが怯えている。
「ひ、怯むな。攻撃しろ」
撤退までさせることは出来なかったか。
近距離系の能力者が突っ込んでくることはなく、遠距離系の攻撃が飛んでくる。
しかし、命の火力の前にはどんなものでも飲み込んでしまう。
この圧倒的な力に、意気込んでいた生徒たちも、攻撃の手が和らぐ。
「こ、攻撃、続けろ。せめて、近距離系が入り込めるだけの隙を作れ!」
攻撃は続いているが、明らかに手が緩んでいる。ここに居る生徒、誰一人として、命の炎に隙を作れる自信がないのだろう。
しかし、俺たちも炎をぶつけるなんて方法は取れないため防戦一方なのは確かだ。勝てないと分かっているのなら撤退してくれればいいのに、みんな逃げるのを恥だと思っているんだろうな。
「どうしたものかね」
命も今のこの状態を好ましく思っていないようだ。
「そうだな。もう少し、ふざけていたかったんだが、どうやらそうは出来なさそうだな」
キリッとしたいつもの命の口調だ。
命が見ているのは屋上への入り口。そして、そこからは手柄を立てようと、生徒たちが押し寄せてきている。
「さて、それでは誘、始めようか。私たちの抵抗(レジスタンス)を」
「俺がいないと何もできないくせに、調子に乗るなよな」
「ご最もだ」
ここは戦場だというのに、俺たちの笑顔はとても満ち足りていた。
「とりあえず、目の前の奴らをどうにかしないといけない訳だけど……」
「また落とすか?」
「流石に人数が多いかな」
さっきは両手で数えられるほどの人数しかいなかったのでよかったが、この人数では落として一々、下を確認している暇はないだろうし、それに人数が増えるごとに取りこぼす確率も上がってくるだろう。確実性が薄れてしまう。
「当然、手伝ってくれるよな」
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そんなことを言っているが、言葉に対してとても嬉しそうだ。
「貴様ら、覚悟しろよ」
押し寄せてくる生徒たちを眼力だけで静止させた。流石……
そして、命が手を突き出す。俺も準備しなければ。
「イラプション」
目の前から炎が噴き出す。それに合わせて、俺もサクセサーを使い、炎をうまい具合に誘導する。
これは威嚇のためにも強そうなものを形作ったほうがいいだろうな。
細長くて強そうなもの……
真先に思い浮かんだのはやっぱり龍だ。また挑戦してみるか。
炎をうねうねと動かし、先を咢のように裂き、そして、その間から少し炎をチロつかせる。
「また蛇か。炎なんだから龍とかにしてほしいのに」
「面目ない」
どうも龍が想像できない。今度、ちゃんと本で見ておこう。
しかし、龍ではなく蛇でも効果覿面で対面にいる生徒のほとんどが怯えている。
「ひ、怯むな。攻撃しろ」
撤退までさせることは出来なかったか。
近距離系の能力者が突っ込んでくることはなく、遠距離系の攻撃が飛んでくる。
しかし、命の火力の前にはどんなものでも飲み込んでしまう。
この圧倒的な力に、意気込んでいた生徒たちも、攻撃の手が和らぐ。
「こ、攻撃、続けろ。せめて、近距離系が入り込めるだけの隙を作れ!」
攻撃は続いているが、明らかに手が緩んでいる。ここに居る生徒、誰一人として、命の炎に隙を作れる自信がないのだろう。
しかし、俺たちも炎をぶつけるなんて方法は取れないため防戦一方なのは確かだ。勝てないと分かっているのなら撤退してくれればいいのに、みんな逃げるのを恥だと思っているんだろうな。
「どうしたものかね」
命も今のこの状態を好ましく思っていないようだ。
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