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「理解できないって顔をしているね? まあ、悪魔だなんて言われても簡単には信じられないだろう。でもさ、よく考えてみてくれないかな。パソコンからピンク色の煙が出てくるなんて、おかしいだろ? 故障したからって、あんな色はでない。それに、あんな量もね。まあ、量については私の手違いで少し多すぎたわけだけど。でも、それで私が悪魔だって信じてもらえるのなら、結果オーライさ!」
ボディビルダーのようなポーズを取りながら爽やかな笑顔でそう話している。
確かに、この不審者が言っているとおり、パソコンからあんなピンク色の煙が出てくることはない。それに、煙の量だって明らかに異常だった。さらに言えば、この不審者がどこから現れたのか分からない。家の鍵はもちろんかけていたし、この部屋のドアは閉めていた。窓も鍵をかけていて開けてはいなかった。となると、もしや、僕が帰ってきたときからクローゼットの中にでも隠れていたのだろうか。空き巣だとしたら、そんなことをする意味が分からない。ますます、この不審者が分からなくなってきた。
「まあ、いいさ。君は警察を呼んだんだろ? なら、今は信じてもらえなくてもそのときに信じてもらえるさ」
そうだ。僕は警察を呼んでいる。あとは警察が駆けつけてくるのを待つだけでこの状況は解決するんだ。
「とりあえず、警察が来るまで暇だし、少し話をしておこうか」
そう言って、不審者は全裸のまま床に座りくつろぎ始めた。
「さっきも話したけど、僕は悪魔、インキュバスだ。サキュバスの男版ね。つまり、私は性欲を司る悪魔なんだよ。とは言っても、君の性欲が強すぎるから私が現れた訳じゃない。そこは勘違いしないでくれ。あくまで……あぁ、この「あくまで」って言うのは悪魔である私のことではないよ? あくまで、君があのサイトをクリックしたからだよ。いやぁ、サイトを作ってからもう5年……いや、それ以上かな。やっとクリックしてくれる人が現れたよ。性欲という意味ではなく、君には期待してるんだからね? この世界を変えてくれるって」
「世界を……変える?」
そう疑問を口にしたら、いきなり不審者は立ち上がった。
「そう! 世界を! 君の世界を変えるんだ! 私と契約したからには、君の世界を絶対に変えて見せよう! そう! 薔薇色にね!」
不審者が急に立ち上がったので、座っているときは顔だった位置に股間が来てしまい嫌でも目にしてしまった。しかも、なぜか不審者の股間はそそり立っていた。それに僕は思わず顔をしかめた。
「おいおい。そんな顔をしないでくれよ。君だって同じものを持っているんだから。確かに、なんで今立つんだって疑問があるかもしれないけど、でも、仕方ないだろ? 思わず興奮してしまったんだから」
そう言いながら、体を恥ずかしそうに左右に振っているのだが、大事なところは隠れていないので、左右にブンブンと凶悪に揺れている。
「まあ、その辺は、後々、強制していくとしよう。それより、そろそろ警察が来る時間じゃないかな? 言い訳はちゃんと考えた方がいいよ」
不審者がそう言うと、ちょうど玄関のチャイムが鳴った。おそらく、警察が来てくれたのだ。
ボディビルダーのようなポーズを取りながら爽やかな笑顔でそう話している。
確かに、この不審者が言っているとおり、パソコンからあんなピンク色の煙が出てくることはない。それに、煙の量だって明らかに異常だった。さらに言えば、この不審者がどこから現れたのか分からない。家の鍵はもちろんかけていたし、この部屋のドアは閉めていた。窓も鍵をかけていて開けてはいなかった。となると、もしや、僕が帰ってきたときからクローゼットの中にでも隠れていたのだろうか。空き巣だとしたら、そんなことをする意味が分からない。ますます、この不審者が分からなくなってきた。
「まあ、いいさ。君は警察を呼んだんだろ? なら、今は信じてもらえなくてもそのときに信じてもらえるさ」
そうだ。僕は警察を呼んでいる。あとは警察が駆けつけてくるのを待つだけでこの状況は解決するんだ。
「とりあえず、警察が来るまで暇だし、少し話をしておこうか」
そう言って、不審者は全裸のまま床に座りくつろぎ始めた。
「さっきも話したけど、僕は悪魔、インキュバスだ。サキュバスの男版ね。つまり、私は性欲を司る悪魔なんだよ。とは言っても、君の性欲が強すぎるから私が現れた訳じゃない。そこは勘違いしないでくれ。あくまで……あぁ、この「あくまで」って言うのは悪魔である私のことではないよ? あくまで、君があのサイトをクリックしたからだよ。いやぁ、サイトを作ってからもう5年……いや、それ以上かな。やっとクリックしてくれる人が現れたよ。性欲という意味ではなく、君には期待してるんだからね? この世界を変えてくれるって」
「世界を……変える?」
そう疑問を口にしたら、いきなり不審者は立ち上がった。
「そう! 世界を! 君の世界を変えるんだ! 私と契約したからには、君の世界を絶対に変えて見せよう! そう! 薔薇色にね!」
不審者が急に立ち上がったので、座っているときは顔だった位置に股間が来てしまい嫌でも目にしてしまった。しかも、なぜか不審者の股間はそそり立っていた。それに僕は思わず顔をしかめた。
「おいおい。そんな顔をしないでくれよ。君だって同じものを持っているんだから。確かに、なんで今立つんだって疑問があるかもしれないけど、でも、仕方ないだろ? 思わず興奮してしまったんだから」
そう言いながら、体を恥ずかしそうに左右に振っているのだが、大事なところは隠れていないので、左右にブンブンと凶悪に揺れている。
「まあ、その辺は、後々、強制していくとしよう。それより、そろそろ警察が来る時間じゃないかな? 言い訳はちゃんと考えた方がいいよ」
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