お米大好き農家のおっさんが異世界転移した物語 〜とりあえず田んぼ作るか〜

りんご定明

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「いやいや、ちょっと待てや。なんで父と娘の関係になるねん……」

「ん?どうしたの?」

「テイムしたら、もの扱いになってしまって、改善してほしいと言ったら、親子関係になっちまった」

 意外な結果に頭を抱えるおっさん。しかし、既にテイムは終わっているので無駄である。乙。

キュイ?キュどうしたの?おとうさん

「うわぁぁぁ!あかん!おとうさんって言われてる!家内になんて言えばいいんだァァァァ!」

「かな、い?なんですか?それ」

「どうしよ。本格的にやばい死ぬ。あいつは浮気が究極に嫌いなんだ。連れていったら”ねぇ…その女の子誰?誰かとヤったの?浮気かな?浮気だよね?うん浮気だよね。私の捨てられたの?うん、死ね。控えめに言って死ね!”って言われる!」

「控えめに言わなかったら?」

「たぶん…………”八つ裂きにして、お前の目の前で、手足だったものを削ぎ落として、肉まんにして、口に入れてやろう。そして、ナイフでじっくりと、骨を削り、スポンジを詰めてやろう。そして、耳を削ぎ、鼻を削ぎ、歯を抜いていく。全身に弱い硫化酸を注いでいってやる。さらに、内蔵を引きずり出して、貪ってやろう。ふふふ、楽に死ねると思うなよ。カスが!変態!浮気野郎め!おまけとして、末代まで呪うからな。覚えとけよ。式典は今夜決行だ。せいぜい至福のひとときを楽しむんだな”…………………ぐらいかな?」

「怖い怖い!なんの拷問なのよ!ていうか、そんな拷問もないんですけど!八つ裂きですでに大丈夫でしょ!」

「いや、あの嫁はそうするだろう」

キュィィィうぅ、怖いよ。おとうさん






「大丈夫だよ。この世界だったらだいじょ………「誰だい?その子は?あなたをおとうさん呼ばわりしてるけど…」」

「え?妻の声?」

「誰の子供?答えなさい」

「え、えーと!」

「歯ぁ食いしばれ!」





      ドゴーーーーン!





「あ!やめて!そんな方向に腕曲がらないから!」




        ペキン




「アギャァァァ!」

     ボキ

「やめ!ちょ!指それ以上曲がらないから!ね!やめて!」

「それが人に物を頼む態度かァァァァァ!」

    ボキボキボキボキボキボキボキボキボキ

「マンマミーア!」

「そらぁ!」

       ドォォォォン!

「がふっ!」

 なんと嫁の一撃で、半径5メートルのクレーターができた。

「浮気するようなやつは…………………こうだ!」

       ゴォォォォォォン! 


「どこから鐘を取り出したのぉぉぉ!」

「おらァ!人間鐘つきだ!」

    ゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴン

「ふぅ。すっとしたぜぇ。浮気だめ。絶対おk?」

「わがりまじだ」

「それじゃぁ、バカ息子の夕ご飯作ってくるねー♪」



「………………あなたのお嫁さん。世界征服できるわよ」

「うちの嫁は最強だからな。一応、ボクシング世界選手権2位。合気道師範代。剣道5段。キックボクシング世界選手権1位。柔道6段。空手4段。ミシュラン三ツ星レストランのコック長だった」

「なにがなんだかさっぱりね」

《テンテレテンテンテーーーン♪

       山田次郎はダンジョン攻略に成功しました。

      


        ラスボスの討伐は成功しなかったため、報酬が一部変わります。変更中………………変更しました


         報酬が『世界樹の装備一式Ⅷ』が贈られます。


         初クリア報酬『植物操作プラントコントロール』『空気調整エアーコントロール』を手に入れた!

          おまけとして、エクレイム×100が贈呈されます。


          次回から、ワープポータルが使用可能になります。

          出る場合は、そこの魔法陣に乗ってください》






「アナウンスが流れたな」

「え?何も聞こえないけど?」

「ファッツ?なんで?」

《ククスラ様は戦闘に参加していないので、ノーカウントになります》

「えぇ!うそ!嘘よ!こんなの嘘つきだよ!ふざけないで!泣くよ!私一人でラスボス倒せないわよ!」

《ピーピー!山田次郎様は魔法陣に乗ってください》

「え?あ!ちょ!押さないで!見えないやつ!」

  


    ペカァァァァァ!



「うわぁぁぁ!吐き気が!うっぷ」

「あ!置いてかないで!」

 ククスラを残して、おっさんとドラゴンは迷宮の外にワープした。










「これからどうしよ?」



───────

りんごだよォー!


うん、ククスラは一旦退場です。お疲れ様。また復活します。

で、第1迷宮編も終わりです。

これから街に行かせたいな。


ここまでお読みいただきありがとうございます!

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次は閑話ですね。ペポリタヌかわいい。
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