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第三部 命花の呪い 編
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しおりを挟む※暴力的な表現が少しあります。注意。
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地面でくすぶっている火を、結衣は靴底で踏んで消す。
幸運にも、今の季節は春だ。草葉は青々していて、水分を多く含んでいる。燃えにくいから助かった。もし冬だったら、枯草にあっという間に火が回っていたに違いない。
結衣は、昼間に見た光景を思い出す。月の雫はあちこちに点在して生えていた。燃えてしまったこれだけではない。
(まだ希望はある。大丈夫よ)
あとはどうやってイシュドーラを止めるか、だ。
結衣はアレクのほうを振り返り、息を飲んだ。まさにそのタイミングで、彼は剣ごとイシュドーラに跳ね飛ばされ、月の雫が咲く茂みへと倒れ込んだところだった。
「アレク!」
結衣は悲鳴のような声を上げた。
アレクが起き上がる様子がない。怪我があるのではと思うと、息苦しさを感じた。アレクのほうへゆっくりと近寄るイシュドーラを見て、結衣は駆けだした。
「やめて! 手出ししないで!」
このままではアレクが殺されてしまう。無我夢中でイシュドーラの左腕にしがみつくと、イシュドーラが鬱陶しそうにした。
「ちっ、離せ! 邪魔をするな」
「やだ!」
死んでも離すかと、更に腕に力を入れる。しばらく押し引きした後、イシュドーラは右手に持っていた剣を地面に突き刺した。
どうしたのかと顔を上げた瞬間、前から首を押さえられた。月明かりの下、金の目が物騒に光る。
「生き延びたければ、俺の言うことを聞け。それが最善だ」
脅しと首の痛みで、体の芯は凍りつくようなのに、何故か結衣は腹が据わった。正面からイシュドーラの目を、挑むように見つめ返す。
「なんでも思い通りになると思ったら、大間違いよ」
しばし、見つめ合う。
猛獣と向かい合い、目をそらしたら負け。そんな緊迫感のせいで、数秒のことが数時間にも感じられた。
イシュドーラがふっと笑った。
結衣の首から、イシュドーラの手が離れる。
「そうだった。お前の、そのままならなさが気に入ったんだった。いいだろう。ここでアレクシスがくたばるのを、傍で見ていればいい」
イシュドーラの目がそれる。結衣の耳奥で、ドッと心臓の鼓動が響いた。詰めていた息を吐きだすと、バクバクと心臓が鳴り始める。
「……え?」
イシュドーラが何を言ったのか、結衣は意味が分からなかった。
「俺が直接手を下さなくても、そいつはじきに死ぬ」
「だ、だって、花が……」
「無くなったら?」
意地悪な問いかけに、結衣は息を飲んだ。
まさかと思った時、イシュドーラは右手の平に、魔法で火の玉を呼び出した。夜闇に煌々とした明かりが灯る。
「嘘……でしょ。待って! やめて!」
結衣は叫んだが、イシュドーラは聞き入れなかった。容赦など欠片も無く、月の雫が咲く花畑に向け、次々に火の玉を飛ばしていく。
結衣は花畑を守るために飛び出したかったが、後ろのアレクを放っておけなくて、その場に踏みとどまる。結衣がどいたタイミングで、イシュドーラの考えが変わるかもしれない。
燃えていく月の雫に顔を青ざめさせ、結衣はアレクを振り返る。彼は胸の辺りの上着を掴んで、苦しそうに荒い息を繰り返していた。
「アレク……」
アレクの傍に膝を着き、結衣はアレクの顔を覗き込む。月光だけでは表情まではよく分からないが、額に手を当てると熱い。また高熱が出ているのだ。するとその左手を、アレクが掴んだ。
「ユイ……私のことはいいので、逃げてください」
「嫌」
「わがままを言わないで」
「絶対に嫌!」
どうしてこんな時まで、結衣のことを気遣うのだ。お人好しすぎる。
結衣は横たわるアレクをぎゅっと抱きしめた。せめて周りを飛び交う火の玉からでも守ってあげたい。
「ごめん。私が馬鹿だからいけないの。ごめんなさい、アレク」
一人でお城を勝手に飛び出して、そのせいでアレクまで巻き込んだ。あまりにも馬鹿すぎて、もしあの時間に戻れたら、自分で自分をひっぱたいてやりたいくらいだ。
でも現実では、過去になんて戻れない。こうして壁になってあげるのが精いっぱいだ。
竜の導き手なんて呼ばれていても、結衣に特殊能力はない。魔法も使えないし、戦えない。無力さを痛感して、唇を噛む。鉄の味がした。
草が燃え、焦げたにおいが辺りに満ちる。
イシュドーラは花畑を燃やし尽くすと、結衣の傍らに戻ってきた。結衣がアレクを庇って離れないのを見て、イシュドーラはちょっと気に入らなさそうに眉をひそめたものの、こちらに手出しはしない。
「ユイ、俺は優しいからな。別れのあいさつくらいはさせてやろう。それで、そいつへの未練を断て」
一瞬、何を言っているのか分からなかった。
(優しい? ふっざけんな!)
結衣は怒鳴りたくなったが、なんとか我慢する。ここでイシュドーラを刺激して、イシュドーラの気が変わってアレクに手を出されるわけにはいかない。
だが、眩暈がするほどの怒りを抱いたのは初めてだ。
結衣は昔から、あんまり怒りを引きずらない。犬と遊んでいるうちに、けろっと忘れることが多い。だからどうしていいか分からなくて、気持ちを持て余す。
口をぎゅっと引き結び、イシュドーラをにらむ。
(もしこのままアレクが死んだら、この人を絶対に許さない)
結衣の怒りが分かっているだろうに、イシュドーラは面白そうに目を細める。そして結衣の顎に手を添えて、無理矢理上向かせた。
「いいな、その目。――俺を殺したいか?」
結衣は答えなかったが、それでアレクが助かるのなら、そうするかもしれないと心の隅で思った。そのことに、自分自身を嫌悪する。誰かへの強い憎悪を抱く自分が、浅ましくて醜く感じられた。
「肯定、動揺、落胆に……自己嫌悪か? 良心と戦いでもしているのか?」
図星だった。
「うるさいわね、放っておいて!」
苛立ちとともに、結衣はイシュドーラの手を振り払おうとしたが、思いの他、強い力でおとがいを掴まれて動けない。痛みに眉をひそめる。
「お前みたいな女が、俺に心から従うようになったらと思うと、最高に愉快だ」
金の目が笑みをえがき、その野性味を帯びた端正な顔が近付いた。温かい息が唇にかかり、とっさに顔をそむけたが無駄だった。
イシュドーラは強引に結衣に口付け、あっさりと手を離す。
「朝になったら迎えに来る」
楽しげにくつくつと笑いながら、その姿が闇へ消えた。
呆然と夜闇を見つめていた結衣は、ハッと我に返ると、袖で口を拭う。
(最低っ、最低っ、女の敵! 大っ嫌い!)
今は、怒りと嫌悪のほうが強い。
(よりによって、アレクといる時にこんな真似する!?)
あの澄まし顔にグーパンしてやりたい。結衣は凶暴なことを考えた。あの性格の悪いイシュドーラのことだ、わざとに決まっている。
「……ユイ」
苦しそうなため息とともに、アレクが結衣の名を呼んだ。結衣はビクリと肩を震わす。
「見てた……よね?」
アレクは返事をしなかったが、気まずそうな沈黙が肯定を示している。
「ごめん」
「あの男が悪いので、謝らなくていいですよ」
「うん。でも、ごめん」
結衣ががっくりとうなだれ、膝を見つめた。
(ああもう、最悪すぎる。やっぱりイシュドーラにグーパンしたい)
怒りだけではなく、手が震える。イシュドーラはこちらの気持ちなどお構いなしだ。結衣はいたって平凡な感性の持ち主である。好きな人と、地道に信頼を築いていく。そんな恋愛が良い。
だが、イシュドーラは違う。従わなければ、無理矢理にでも従わせる。気に入らなければ殺すだろう。
「あの人にとって、私なんて黒ドラゴンと変わらないんでしょ。ちょっと珍しいから、欲しがってるだけ。子どもみたい」
王太子という権威と、戦う能力まであるのだから厄介だ。
「私はアレクが好きなのに。何かしてあげたかったのに、結局、何もできないって証明しちゃったのね。本当に、最低」
グズッと鼻をすすり、涙をこらえていると、急にアレクが大きく咳き込んだ。
「ちょっ、大丈夫!?」
慌てて飛びついて、背中をさすってあげる。アレクが弱弱しく見えて、結衣はゾッとした。命が少しずつ削られているのを感じて、血の気が引く。
「……すみません。今回、あなたを泣かせてばかりですね」
「鬱陶しいでしょ。ごめんね」
「まさか。私のことを考えて、心を揺らして泣いてくれるんです。嬉しいですよ」
「こんな時まで優しくしないでよ」
我慢しようと思ったのに、あっさりと涙は堰を切った。
結衣の心はひりひりとやけどみたいに痛むのに、アレクは意外にも落ち着いている。
「ユイ、こんな死に方は想像していませんでした。きっと私は戦場で、孤独のうちに殺されるのだと、そう思っていたんです」
それだけ話すのも疲れたみたいに息をつき、静かに続ける。
「愛する人に見守られながら死ねるんです。私はきっと、世界で一番の幸せ者です」
穏やかで、温かい告白だった。
毛布で包み込むような、優しい気持ちが伝わってくる。
その言葉は、結衣に足りなかった最後の一押しになった。
――この人のためなら、生まれ育った世界も捨てられる。
結衣は両手で顔を覆う。
(なんで、今なの。もっと早く、そう思えていたら……)
自分を責めたが、本当は分かっている。結衣にだって準備は必要だ。生きてきた世界を捨てるなんて、簡単なことではない。甘くお気楽に考えるほど、視野が狭くは無かった。
(この人と一緒に生きていきたい。きっと後悔する時はある。でも、それでもいい)
心が定まったから、もう揺らがない。
結衣は自然と身を乗り出して、アレクに口付けを贈った。
「アレク、私もあなたを愛してる」
よく聞こえるように、はっきりと告げる。
アレクの目がやわらいで、そして――
「グギャ――ッ」
突然、響き渡ったオニキスの叫び声に、結衣とアレクは二人そろって目を丸くした。
「え。な、何?」
振り返ると、山道の入口付近にうずくまっているオニキスが、しきりと顎を引いて鳴く。
「ガルル!」
「えっと……もしかして、こっちに来いって言ってる?」
「グルル!」
肯定のようだ。結衣は手早く防寒着を脱ぐと、アレクにかけてあげる。
「アレク、ちょっと待ってて。見てくる」
「……ええ」
アレクの返事を聞いて、結衣は一度頷くと、すぐに立ち上がってオニキスのほうへ走る。
「どうしたの、オニキス。イシュドーラに何かされたとか?」
端で縮こまっていたから、何もされていないはずだが、もしかして怪我でもしているのだろうか。結衣は月明かりを頼りに、オニキスを観察する。黒い鱗は闇の中に溶け込んで見づらい。大雑把に見てみたが、目立った怪我は無さそうだ。
「グルゥ」
オニキスは伏せていた体をゆっくりと起こし、前脚の間で守っているものを見せる。
「えっ」
結衣は声を上げそうになり、慌てて両手で口を押えた。急いで周りを見回す。イシュドーラの姿は無いが、魔法で見張っているとも限らない。
少し待ってみたが、特に反応はない。結衣はそれの前に膝を着いた。月の雫が一輪だけ咲いている。
「すごいよ、オニキス。ありがとう」
「グルル」
オニキスは嬉しげに喉を鳴らした。
イシュドーラに怯えていたオニキスは、これ一輪を守るのも怖かったに違いない。見つかったら、イシュドーラにどんな目にあわされるか分かったものではないのだから。結衣はオニキスの頬を撫で、月の雫を見下ろす。昼間はつぼみだったが、月の明かりを受けて咲いた姿は可憐だ。五枚の白い花弁が、ぼんやりと光っているように見えた。
結衣は急に辺りが冷え込んでいるのに気付き、ぶるりと身を震わせる。山の端に歩いていくと、空を眺めた。
「空の端が明るくなってきてる……」
心臓がひやりとした。
呪いの刻限である朝が近い。足元から冷たい焦りが這い寄ってきた。
それからまたオニキスのほうへ戻ろうとして、燃え盛る森に立ち昇る黒煙に目をとめる。あれはイシュドーラの仕業ではないと言っていた。追放された第二王子があの辺りにいるのだろう。
地種の中型ドラゴン達は無事だろうか。逃げてくれているように祈りながら、結衣はきびすを返す。
オニキスのもとに戻り、結衣はその月の雫が持つ問題に気付いた。
「あれ? 夜明け前につく朝露が必要なんだよね。これ、朝露なんてついてない……!」
膝を着き、両手を地面についてじっくりと目をこらす。月明かりに反射するものが見えず、結衣の気持ちは重く沈んだ。
「クルゥ……」
結衣の気持ちを察して、オニキスが物悲しげに鳴く。
結衣は月の雫を慎重に手折ると、それをアレクのほうへ運ぶ。
「ねえ、アレク。花が一本だけあったの。でも、朝露がつかない。他に良い方法はない?」
藁にすがる思いで問う。ぼんやりとした眼差しがこちらを向く。その目が伏せられるのを見て、他にないのだと悟った。
結衣はたまらずアレクの上にかけた防寒着の上に突っ伏して泣き出した。悔しい。苦しい。何もできない。
「こんなのひどすぎる。なんでこんなことができるの? なんで……」
怒りを抱いても、それを向ける矛先が無い。あの半魔族の男は死んでしまった。命をかけて、この呪いをかけたのだから。
「ユイ」
名前を呼ばれて、結衣はアレクの顔を見る。
「何?」
「手を握っていてくれませんか」
急いで左手を取る。握った手が冷たくて、ゾクリとした。それを振り切って、また問う。
「他には?」
「傍にいてください」
結衣は頷いて、傍に座っている。ふと膝に、首から提げたままの竜呼びの笛がカツンと当たった。
(ソラ、まだ帰ってこないの? このままじゃ、アレクが死んじゃうよ……)
もし戻ってきたなら、リヴィドール上空を飛びまわっているはずだ。そんな影が全く見えないのだから、天界から帰ってきていないのだろう。
左手をアレクの手に添えたまま、右手で笛を持ち上げて、思い切り吹いてみる。
結衣の耳には、音は全く聞こえない。
何回か吹いてみても、何も起こらない。落胆とともに笛を外し、結衣は月の雫を持つ。降臨祭で会った、たおやかな月の女神セレナリアを思い浮かべる。
(月の女神様、この国には、まだまだアレクの力が必要なの。私、代わりに死んでもいいから、アレクを助けてくださいっ)
本当は結衣がこうなるはずだった。アレクが身代わりになったことが、結衣にはもっとも許せない。
ほろほろと、頬を涙が落ちていく。
そのうちの一粒が、ふと、月の雫に零れ落ちた。
「えっ」
花がパアッと光り輝き、結衣は驚いて小さな悲鳴を上げた。
「何これ、お花が光ってる……」
恐る恐る月の雫を覗き込むと、光っているのは花ではなく、花弁についた涙だと気付いた。
――まさか。
期待に胸が高鳴る。
涙が朝露の代わりになったとでもいうのだろうか?
分からないが、最後の賭けだ。もう空は白んできて、夜の青い空気に、朝の気配が混じりこんでいる。
結衣は雫を零さないように、そっと月の雫を持ち上げた。
アレクはぼんやりしていて、浅い呼吸をしているだけだ。その口を開け、雫を落とす。
まさにその直後、朝日が水平線から顔を出し、世界を光へと染めた。
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