追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発

ハーフのクロエ

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第11話 ドワーフ族

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 小人族も慣れて俺が建てたやはりログハウスのアパートみたいな20部屋のある家で暮らしている。

 農作地と倉庫も増やし小人族は森で大好物の果物を取りに行っているが、魔獣が出ると危険なので、果樹園を増やし果樹園の管理は小人族に任している。

 最近はルースとファイトが中心になってクロエの訓練で強くなったゴブリンキング族の戦士を連れて魔獣狩りをしていて、近くには魔獣が少なくなり遠くまで遠征する場合もある。

 そんなある日に遠征した所でドワーフ族に会い3人の男のドワーフ族を連れて来た。

 そのドワーフ族が俺を見ると。

「何だ! 人間族がいるのか」

 ルースが。
 
「だから言っていただろう。我のご主人様は人間族だが争いを好まないどの種族とも仲良く共存したい主義だと」

「それは聞いていたが、本当に人間族がいるとは思わんかったわい」

 俺が言い合いを無視して。

「良く来てくれた。歓迎する。俺はこの集落の責任者のルーファスだ。見ての通りゴブリンキング族と小人族も仲良く一緒に暮らしている」

「まさか本当だとは思わんかったぜ」

「ドラゴンの我は嘘をつかん」

「ええー! アンタはドラゴンなのか? 」

「我はルーファス様の使い魔のドラゴンだ。今は人化しておるが本当の姿を見せようか」

 ルースがドラゴンの姿になるとドワーフ族は腰を抜かして地面に座り込み。

「ウワー! 本当にドラゴンだー! 」

「どうだ! 我は嘘を言わんのが分かったか」

「わ、分かったから龍神族の姿に戻ってくれ」

 セリーヌとクロエが家から出て来るとドワーフ族が。

「こりゃまた。目が瞑れるような別嬪な女だな。」

 ついて来たもう1人のドワーフ族が。

「バス様、綺麗な女に見惚れていないで要件を話してください」

「おっと、綺麗な女に見惚れて忘れておったわい」

 奇麗と言われて上機嫌なセリーヌが。

「外では何ですから話は家の中で話しましょう。私はルーファス様の婚約者のセリーヌと言います。よろしくお願いいたします」

 リビングに案内してドワーフ族は酒が好きなので此処でとれた麦で作った麦焼酎を出して。

「これを飲みながら話をしよう」

「何だとー! 酒があるのか? 先に味見をしても良いか」

「ここで収穫した麦で作った酒だ。飲んでくれ

 コップに継がれた麦焼酎を一気に飲み干して。

「プファー! 美味い!! この酒はわしらが作る火酒と似ていて美味しいな。此処に住むことに決めた」

 もう1人のドワーフ族が。

「棟梁、皆に相談しなくて決めても良いのですか」

「やかましい! わしに逆らう気か。申し遅れたがわしはドワーフ族の棟梁のバスと言うがよろしく頼む」

 なんとも豪快な奴で酒に釣られたみたいなので。

「本当に此処に住むつもりなのか? 」

「おうー! 本気だ。こんなうまい酒が飲めるならここ以外には住まん」

「それなら条件がある。おれの配下になる事と、争いをしないことに作物作りをする事だ」

「んーん? ドワーフ族は作物を作るのは苦手なので女には手伝わせるが、わしたちは物つくりが得意なので男は建物や物つくりをしても良いか」

 そう言えばドワーフ族は物つくりが得意なので。

「分かった。それで良いだろう」

「いやー、良かったぜ。麦つくりはわしらの女が得意なので任せてくれ。今までは麦の種が見つからないので麦を育てられなかったので女どもも酒が飲めるので喜ぶだろう」

「所でドワーフ族はどのくらいいる」

「全部でハッキリ覚えていないが200人くらいだ」

「少ないな」

「食料が少ないので子供が育たなく半分以上が死ぬのでわしらは段々減るばかりだったが、そういえばここでは食料があるのか」

「腐るほどとは言わないが食料は十分あるぞ」

「ワッハッハッハー! ありがたい。それなら皆も喜んでルーファス様の配下になるだろう」

 やはりこの島の種族は食料が作れないので減っていたみたいで俺が来るのが遅く10年後だったら絶滅していたかもしれない。

 俺がこの島の領主になったのもこの世界を作り管理しているロザリー女神の思し召しかも知れない。

 ドワーフ族は物つくりが得意と聞いていたがバス棟梁が一度、帰ったが10日後に一族200人くらいを引き連れて来た。

 ドワーフ族は俺が用意した仮の住まいに住み、早速、家を建て始めて俺も建築魔法で手伝ったが1カ月で住まいを完成させたのには驚いた。

 丁度、麦の栽培の時期なのでドワーフ族の女性たちがゴブリンキング族と協力して麦の栽培を始めている。

 男たちは鉱物のある所に詳しいルースの案内で鉱石を取りに行くので俺が空間カバンを作って持たせた。

 1か月後に戻って来て空間カバンから出したのを見て、主に鉄だがダイヤモンドの原石や金に貴重なミスリルまで取って来たのには驚いた。

 ドワーフ族のバス棟梁たちが帰って来ると休む間もなく鍛冶工房の建設をし始めたのでどうしてなのか聞くと。

「わしたちは道具を作るのが生き甲斐なので魔道具や戦闘用品を作ろうと思っています」

「作るのは良いがここでは売るところがないぞ」

「アッ! 忘れていやした。まぁいいや此処で快適に暮らす道具を作ります。そうだ! 世話になったので貴重なミスリルが手に入ったのでお礼にルーファス様の剣も作ります」

「そうか、ありがたい。俺もお礼にアテナ王国のロンドナ王都にバスが作った魔道具を売る店を出そう」

「え? 本当ですか」

「俺は空間移転を使えるので王都にも簡単に行けるので任せておけ。それに王都に店を出せば大陸の情報も入るので一石二鳥だ」

「俄然やる気が出ましたぜ」

 1か月後には鍛冶工房も出来上がりバスたちが道具を作り始めたのだ。
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