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第24話 高慢なハイエルフ族
しおりを挟む王都の帰りにセリーヌの実家に寄るとマリアーヌが。
「アルベルトが忙しいから私だけでオスロ領地を見に行くので連れて行って下さい」
「良いですけれどアルベルトを放っていても良いのですか」
「最近は軍の宿舎に泊まる事が多いから大丈夫よ」
そんなわけで空間移転で領地に連れて来た。
帰るとセリーヌが驚いて。
「お母様、お父様を放って置いても大丈夫なの? 」
「少しは私のありがたみが分かるから良いのよ。それよりピクシー妖精に合わせて頂戴」
ピーコちゃんたちに会わせるとマリアーヌは興奮して。
「本当に可愛いわね。私に抱っこさせて」
ピーコちゃんがマリアーヌの興奮にビックリして。
「うわー! 怖~い」
そう言うと空高く逃げて行きマリアーヌがガッカリしているのでセリーヌが。
「この人は私のお母様なのよ」
ピーコちゃんが戻って来て。
「そうなの。でも鼻息が荒いから驚いたわ」
「お母様はピクシー妖精が大好きでピクシー妖精の絵本を何冊も持っているくらいよ」
「そうなの。抱っこは嫌だけど触るくらいなら良いわ」
ピーコちゃんが傍に行くとマリアーヌが優しく触り。
「わぁ~! 嬉しい。もう死んでも良いわ」
クロエが突っ込み。
「奥様いくら何でもそれは言い過ぎよ」
俺はこのままだとマリアーヌが何をするか分からないのでその日にトンボ帰りで空間移転で王都の屋敷に送り届けたのだ。
ふぅ~、疲れたぜ。
その1週後、俺がコーヒーを飲んでいるとピーコちゃんが窓から飛び込んできて。
「大変よ! 問題のハイエルフが来たわよ」
「ええー! そうなのか。何人くらいいる」
「何人か分からないけれど大勢よ。生命樹の周りにいるので兎に角来てよ」
俺が生命樹の所に行くと、ハイエルフの族長と思われる男が飛んでもないことを言い。
「生命樹のある所は我らの住む場所だ。この場所は我らに明け渡しお前たちは別な場所で暮らせ」
俺はハイエルフ族は高慢で我儘だと聞いていたがまさかここまでだとは思わなかった。
俺が呆れていると。
「聞いているのか? お前がここの長か。大人しく出て行けば何もしないが反抗するなら容赦しないが良いのか」
「容赦しないとは力ずくで追い出す気か」
「我らは魔法が得意でこの世界で一番強いうえ長生きで物知りで知能も高く最強なのだ。黙って我らに従え」
ピーコちゃんが笑い。
「ウッフフ、笑わせないで。生命樹は悪心を持つ者たちの下では育たなく枯れるのよ。あなた達のあった生命樹は枯れたのが証拠よ。生命樹は善良な私たちを選んだのよ」
「何を馬鹿な事を言う。そんな訳はない」
ルースが笑い龍神族の姿からドラゴンになり。
「ワッハッハッハー! 笑わすな。お前たちが魔法が得意でこの世界で一番強いうえ長生きで物知りで知能も高く最強だと、ピクシー妖精は何万年も生きるし我も1万年以上生きているのだぞ。我を倒せるのか」
まさかルースがドラゴンだと思わず恐怖で怖気ずいているハイエルフ族に神獣のファイトが追い打ちをして。
「僕は神獣の白銀狼のファイトだよ。何なら僕が相手をしてあげようか」
「何だとー! 此処にはドラゴンだけでなく神獣様もいるのか」
小人族のサヨが。
「物知りと言うのに何も分からんみたいだべ。領主様は昔に魔王を倒した勇者の生まれ変わりでドラゴンと神獣も領主様の使い魔だべ」
「し、信じられん」
「どうした。此れでも俺たちを力ずくで追い出すと言うなら俺たちも力ずくでお前たちを殺すが良いのか」
ハイエルフ族全員が両膝を付いて土下座をして。
「すみません。どうかお許しください」
「許すのには条件がある。お前たちは知能が高く知恵者だと言ったな。それなら此処のゴブリンキングの子供と知恵比べをして勝ったなら許そう」
知恵比べと言われてまさかゴブリンキングの子供と知恵比べと言われたハイエルフ族は勝ったのも当然と思っている。
この世界には掛算はないが此処の子供たちには九九算を教えているので問題を言い。
「9を9回足すといくつになる? 」
九九算を知っているゴブリンキングの子供が直ぐに答え。
「81だよ」
ハイエルフ族は必死に足し算をしているので。
「子供の勝ちだ」」
猫族のリン婆さんがハイエルフ族を馬鹿にして。
「子供でも出来る計算を出来ないのか。よくもそれで知恵者などと言えるもんニャー」
まさかゴブリンキングの子供に負けると思っていなかったハイエルフ族はガックリとして。
「我らが負けたらどうする気だ。まさか追い出すか殺す気か」
俺は平和に暮らしたいので。
「殺す気はないが此処に住む気なら条件がある。条件は俺の配下になる事、争いはしない事、此処での身分は最下層で皆と協力して作物の栽培に励む事だ。それが嫌なら此処に住む事は許さん」
身分が最下層と言われてプライドが許さないのか。
「それなら我らは別な場所に住む」
ハイエルフ族はこの村を出て行ったのだ。
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