25 / 25
第25話 最終話
しおりを挟むハイエルフ族が帰った10日後、又,ハイエルフ族が来たのだ。
あの高慢な族長はいなく女性のハイエルフ族が。
「私はミラーノと言います。先日は父親が無礼な事を言い、申し訳ございませんでした」
「どうして戻って来た」
「あの後、皆で話し合い、高慢な父親と父親に従う者たち数人を追放しました。大部分の人は私に従い、出された条件を守りますので此処に住む事を許して頂けないでしょうか」
父親である族長を追放するとは思い切った事をするものだ。それだけ族長は嫌われていたのだろう。
俺は許すことにして。
「俺はこの地の領主のルーファス・クロフォードだ。俺の言った条件を守るならこのピース村に住むのを許すが、条件を破ったなら追放するがそれでも良いか」
「はい。必ず守りますのでよろしくお願いいたします」
サヨが。
「良かったべ。それにしても父親を追放するとは思い切ったべ」
「以前から余りにも高慢で独裁者で皆に嫌われていたので仕方なく縁を切りました」
こうしてハイエルフ族220人は新しく住民に加わり、ようやくこの地に住むと思われる種族が揃った。
ハイエルフ族は絹の布作りが得意なので蚕を育てて絹作りに励み、絹は高価で売れるので村はますます豊かになるだろう。
好事魔が多いと言うがアラン兄貴から連絡があり、ローマン帝国が我が国に侵略を開始するために帝都を出発したらしい。
ルースに言うと。
「又か。全く人間族は戦争が好きだな。ルーファス様と我でローマン帝国軍を全滅させれば他の国も戦争を起こそうとしなくなるので今回は遠慮しないでブレスを吹きかける事にするぞ」
ルースの言う通りで何故、人間族は強欲で領地を広げる為に戦争をするのだろう。
戦争をすれば戦費にお金がかかり人命も失われ、その力を国民の為に使えば平和で豊かになれるのに無益な戦争をするのか前世の世界でも今の世界でも何故か俺には分からない。
俺が王宮に移転して行くと、アラン兄とセリーヌの父親で王国軍最高指揮官の将軍アルベルト・エイベルや幹部たちが作戦会議をしていた。
俺を見るとアラン兄が。
「よく来てくれた。ローマル帝国軍は3万の兵士を連れて我が国に向かっている」
ルースが面倒臭そうに。
「たった3万か。ルーファス様、面倒なのでこれからローマル帝国軍3万を叩き潰して領地に帰ってのんびりしましょう」
「そうしようか。アラン兄さんチョットローマル帝国軍を全滅させてきます」
ルースが窓から出でドラゴンの姿になり、俺がドラゴンの背中に飛び乗るとアラン兄さんたちはドラゴンと背中に乗る俺を見て腰を抜かしていた。
1時間もするとアテナ王国とローマル帝国の国境付近を進んでいるローマル帝国軍3万を見つけルースが問答無用でブレスを放ち、俺が。
「我らはアテナ王国に味方するものだ。無条件降伏して国に帰れば攻撃をやめるがどうだ」
ルースが涼しい顔で。
「ん? 本気なら1回のブレスで全員が灰になるので、我はまだ本気でブレスを放っていなく脅しのブレスを放ったが、降伏するも何もローマル帝国軍は無条件降伏の白旗を掲げて自国に向かって逃げ出したぜ」
見ると世界最強のドラゴンが脅しのブレスを放っただけでローマル帝国軍の兵士は我先に逃げ出していた。
2時間後に王宮に帰りアラン兄さんに。
「ローマル帝国は無条件降伏したのでこの国の領土にして国民の面倒を見て上げて下さい」
アラン兄さんが何か喚いていたが知らん顔して空間移転して領地に帰った。
帰ってからアラン兄さんからの電話が煩いので出ると。
「一度相談に乗ってくれても良いだろう。兎に角王宮に来てくれ」
仕方なく王宮に行くと、色々聞かれたので今までの帝国を20に区切り領主を置かず直接管理地にして代官を置き緩やかに改革を進めるようにアドバイスしておいた。
俺はそのためのアテナ王国の顧問として執務室を与えられ時々王宮に行く事になった代わりに俺の領地は独立したオセロ王国になった。
国としての軍は持たないがドラゴンのルースと魔王を倒した俺がいるのでこの世界で最小だが最強の国だろう。
それよりも今日はセリーヌの20歳の誕生日でセリーヌの両親とアラン兄さんも呼んで今日は国と言っても国民は人間族は少なくゴブリンキング族、ドワーフ族、ハイエルフ族、獣人族、小人族、オーク族、オーガ族、ピクシー妖精族、おれの使い魔のドラゴン、神獣の白銀狼、蜘蛛魔獣など多種多様な集まりで国を挙げてのセリーヌと俺の結婚式だ。
結婚式と言うよりお祭りで、結婚式は生命樹の下でピーコちゃんの進行で行われたが間違いのオンパレードで爆笑の連続で最後に誓いのキスをして何とか無事に終わった。
披露宴も生命樹のある野外で始まったが、ドワーフ族たちの酒の飲みくらべ、小人族の踊り、オーク族とオーガ族の合同の武術の踊り、ピクシー妖精族の宙を舞う踊りにはマリアーヌが興奮して絶叫していてアルベルトが引いていた。
披露宴と言うよりはお祭りで夜通しで騒ぎ、俺とセリーヌの初夜は行われなかったのだ。
アラン兄さんとセリーヌの両親を空間移転して送り届け落ちついたのは結婚式の1週間後だった。
ようやく初夜を迎えたが、セリーヌは最高だったとだけ言っておくが、後は想像に任せる。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
完結
72
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
転生?憑依?したおっさんの俺は【この子】を幸せにしたい
くらげ
ファンタジー
鷹中 結糸(たかなか ゆいと) は、四十目前の独り身の普通という名のブラック会社に務めるサラリーマンだった。だが、目が覚めたら細く小さい少年に転生?憑依?していた。しかも【この子】は、どうやら家族からも、国からも、嫌われているようで……!?
「誰も【この子】を幸せにしないなら俺が幸せにしてもいいよな?」
TS転移勇者、隣国で冒険者として生きていく~召喚されて早々、ニセ勇者と罵られ王国に処分されそうになった俺。実は最強のチートスキル持ちだった~
夏芽空
ファンタジー
しがないサラリーマンをしていたユウリは、勇者として異世界に召喚された。
そんなユウリに対し、召喚元の国王はこう言ったのだ――『ニセ勇者』と。
召喚された勇者は通常、大いなる力を持つとされている。
だが、ユウリが所持していたスキルは初級魔法である【ファイアボール】、そして、【勇者覚醒】という効果の分からないスキルのみだった。
多大な準備を費やして召喚した勇者が役立たずだったことに大きく憤慨した国王は、ユウリを殺処分しようとする。
それを知ったユウリは逃亡。
しかし、追手に見つかり殺されそうになってしまう。
そのとき、【勇者覚醒】の効果が発動した。
【勇者覚醒】の効果は、全てのステータスを極限レベルまで引き上げるという、とんでもないチートスキルだった。
チートスキルによって追手を処理したユウリは、他国へ潜伏。
その地で、冒険者として生きていくことを決めたのだった。
※TS要素があります(主人公)
『ひまりのスローライフ便り 〜異世界でもふもふに囲まれて〜』
チャチャ
ファンタジー
孤児院育ちの23歳女子・葛西ひまりは、ある日、不思議な本に導かれて異世界へ。
そこでは、アレルギー体質がウソのように治り、もふもふたちとふれあえる夢の生活が待っていた!
畑と料理、ちょっと不思議な魔法とあったかい人々——のんびりスローな新しい毎日が、今始まる。
1つだけ何でも望んで良いと言われたので、即答で答えました
竹桜
ファンタジー
誰にでもある憧れを抱いていた男は最後にただ見捨てられないというだけで人助けをした。
その結果、男は神らしき存在に何でも1つだけ望んでから異世界に転生することになったのだ。
男は即答で答え、異世界で竜騎兵となる。
自らの憧れを叶える為に。
不遇スキルの錬金術師、辺境を開拓する 貴族の三男に転生したので、追い出されないように領地経営してみた
つちねこ
ファンタジー
【4巻まで発売中】
貴族の三男であるクロウ・エルドラドにとって、スキルはとても重要なものである。優秀な家系であるエルドラド家において、四大属性スキルを得ることは必須事項であった。
しかしながら、手に入れたのは不遇スキルと名高い錬金術スキルだった。
残念スキルを授かったクロウは、貴族としての生き方は難しいと判断され、辺境の地を開拓するように命じられてしまう。
ところがクロウの授かったスキルは、領地開拓に向いているようで、あっという間に村から都市へと変革してしまう。
これは辺境の地を過剰防衛ともいえる城郭都市に作り変え、数多の特産物を作り、領地経営の父としてその名を歴史轟かすことになるクロウ・エルドラドの物語である。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
充実した人生の送り方 ~妹よ、俺は今異世界に居ます~
中畑 道
ファンタジー
「充実した人生を送ってください。私が創造した剣と魔法の世界で」
唯一の肉親だった妹の葬儀を終えた帰り道、不慮の事故で命を落とした世良登希雄は異世界の創造神に召喚される。弟子である第一女神の願いを叶えるために。
人類未開の地、魔獣の大森林最奥地で異世界の常識や習慣、魔法やスキル、身の守り方や戦い方を学んだトキオ セラは、女神から遣わされた御供のコタローと街へ向かう。
目的は一つ。充実した人生を送ること。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる