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プロローグ 学園編までの生活
第28話 剣術の先生は痴女ヒロイン
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「私の名前はラピナス•ラハード、今日からここで貴方の剣術の指導をするわ」
(…本当になんでコイツもいんだよ、ゲームだとまだまだ先だろ)
幼い頃のヒロインと出会って、本などの攻略サイトで文字だけで記されている過去話を改変して物語の主人公ではなく、自分に好感度が上がる、
ような事は一切していないのに、何故彼女達が来るのか意味がわからない。
「初めまして、チューリア家長男のクロウ•チューリアです、今日からよろしくお願いします」
取り敢えず、公爵家の息子としての最低限の姿を見せる、嫌だと思っていても雇っている以上習わないともったいない。
「これで私の出番はもうないのですね…」
「メイドとしての仕事をしてよ」
「むしろそれが本職ですよね?」
またしても落ち込むメイディだが、リーゼの言う通り、メイディの仕事はメイド、家事などの仕事をするのが彼女の本職だ。
むしろ今までそれに加えて魔法と剣を教えていたのがすごい事だ。
「へぇ、このメイドさんが今まで教えていたんだぁ…強いの?」
「弱いから貴女を雇ったんですよ」
よくある力試しをしそうになったがメイディが即座に否定してくれたおかげで事なきを得る。
「それもそうね、私より弱いから教えるんだもんね」
「…何故に上から目線?」
「さぁ?馬鹿なんですよきっと」
クロウは公爵家の息子、普通は上から目線なんて出来るはずがないのだが、この人は平然と出来る人のようだ。
(そのせいでリーゼが馬鹿にしているけど)
「馬鹿じゃありませんよ?私はただ弱い人に興味がないだけです」
「馬鹿じゃん」
「バカですね」
「ばかだ」
「なんで!?」
なんかテンプレの様な事を言うラピナスだが、普通にアホだ。
「いや、じゃあなんで来たんだよ、ここにはお前より強い奴いないぞ?」
「…強い人と結婚したくてずっと旅をしてたからお金がない」
「「本物のアホだ」」
どうやらお金に目が眩んで家に来た様だ、それならそれに見合った事をしてほしい。
「取り敢えず聞くけど、俺に剣術を教える気はあるのか?」
「あるわよ?そうしないとお金貰えないし」
「素直なバカですね」
「まぁ私達に害はなさそうですし、良いんじゃないんですか?」
何故リーゼが主導権を握っているのかわからないが、取り敢えず良いだろう(いや、よくないが)、
リーゼの言う通りこちらに害がなければとやかく言うつもりはない、公爵家の息子と言っても権力を持っているのは父親でクロウ自身はその権力の庇護下にあるに過ぎない。
「俺にしっかりと教えるのなら、父さんはしっかりと払う、逆に言えば…いや、逆の場合は払わない、これさえ分かれば良いさ」
「貴方子供のくせに大人の様な事を言うのね」
「知能は低いさ、外交とか相手との心理勝負とかはプロからすれば赤子同然だ」
そんな世界に住みたくはないが、貴族の世界はそれの真似事の世界だ、
自分達の地位を維持する為にあれやこれやと画策する、子供が無能ならそこから漬け込みやすい。
だからこそ子供は良い道具なのだ、煽てればすぐに乗る、それを防ぐ為に今から学ぶのだ。
「まぁ私には関係ありませんね、私は剣を教える、貴方は剣を学ぶ、堅苦しい事は無しでお願いね?」
「ああ、俺も頭を使うのは嫌いだ」
そうしてお互いに握手する、リーゼと同じでお金さえ払えばしっかりと教えてくれる筈だ、今日から剣の腕もしっかりと学ぼう。
「と言うわけで、どれくらい強いか試させてもらうよ?」
「……なんで?」
「だって弱い人に剣を教えるんだから、どのくらい弱いのか確かめないと」
「…そんなに?」
「うん、私はお金を貰って貴方に教えるんだから、怪我とかはさせたくないし、効率よく強くしたいから」
そう言われると断れない、強くなる為に必要な事はたとえ嫌でもやるしかないし、そうしないと強くなれない。
「わかった、んじゃ外に行こうか」
こうして、リーゼの時と同じ様に、今度は剣で戦う事になった。
——————————————————————
ラプナス•ラハード
(…本当になんでコイツもいんだよ、ゲームだとまだまだ先だろ)
幼い頃のヒロインと出会って、本などの攻略サイトで文字だけで記されている過去話を改変して物語の主人公ではなく、自分に好感度が上がる、
ような事は一切していないのに、何故彼女達が来るのか意味がわからない。
「初めまして、チューリア家長男のクロウ•チューリアです、今日からよろしくお願いします」
取り敢えず、公爵家の息子としての最低限の姿を見せる、嫌だと思っていても雇っている以上習わないともったいない。
「これで私の出番はもうないのですね…」
「メイドとしての仕事をしてよ」
「むしろそれが本職ですよね?」
またしても落ち込むメイディだが、リーゼの言う通り、メイディの仕事はメイド、家事などの仕事をするのが彼女の本職だ。
むしろ今までそれに加えて魔法と剣を教えていたのがすごい事だ。
「へぇ、このメイドさんが今まで教えていたんだぁ…強いの?」
「弱いから貴女を雇ったんですよ」
よくある力試しをしそうになったがメイディが即座に否定してくれたおかげで事なきを得る。
「それもそうね、私より弱いから教えるんだもんね」
「…何故に上から目線?」
「さぁ?馬鹿なんですよきっと」
クロウは公爵家の息子、普通は上から目線なんて出来るはずがないのだが、この人は平然と出来る人のようだ。
(そのせいでリーゼが馬鹿にしているけど)
「馬鹿じゃありませんよ?私はただ弱い人に興味がないだけです」
「馬鹿じゃん」
「バカですね」
「ばかだ」
「なんで!?」
なんかテンプレの様な事を言うラピナスだが、普通にアホだ。
「いや、じゃあなんで来たんだよ、ここにはお前より強い奴いないぞ?」
「…強い人と結婚したくてずっと旅をしてたからお金がない」
「「本物のアホだ」」
どうやらお金に目が眩んで家に来た様だ、それならそれに見合った事をしてほしい。
「取り敢えず聞くけど、俺に剣術を教える気はあるのか?」
「あるわよ?そうしないとお金貰えないし」
「素直なバカですね」
「まぁ私達に害はなさそうですし、良いんじゃないんですか?」
何故リーゼが主導権を握っているのかわからないが、取り敢えず良いだろう(いや、よくないが)、
リーゼの言う通りこちらに害がなければとやかく言うつもりはない、公爵家の息子と言っても権力を持っているのは父親でクロウ自身はその権力の庇護下にあるに過ぎない。
「俺にしっかりと教えるのなら、父さんはしっかりと払う、逆に言えば…いや、逆の場合は払わない、これさえ分かれば良いさ」
「貴方子供のくせに大人の様な事を言うのね」
「知能は低いさ、外交とか相手との心理勝負とかはプロからすれば赤子同然だ」
そんな世界に住みたくはないが、貴族の世界はそれの真似事の世界だ、
自分達の地位を維持する為にあれやこれやと画策する、子供が無能ならそこから漬け込みやすい。
だからこそ子供は良い道具なのだ、煽てればすぐに乗る、それを防ぐ為に今から学ぶのだ。
「まぁ私には関係ありませんね、私は剣を教える、貴方は剣を学ぶ、堅苦しい事は無しでお願いね?」
「ああ、俺も頭を使うのは嫌いだ」
そうしてお互いに握手する、リーゼと同じでお金さえ払えばしっかりと教えてくれる筈だ、今日から剣の腕もしっかりと学ぼう。
「と言うわけで、どれくらい強いか試させてもらうよ?」
「……なんで?」
「だって弱い人に剣を教えるんだから、どのくらい弱いのか確かめないと」
「…そんなに?」
「うん、私はお金を貰って貴方に教えるんだから、怪我とかはさせたくないし、効率よく強くしたいから」
そう言われると断れない、強くなる為に必要な事はたとえ嫌でもやるしかないし、そうしないと強くなれない。
「わかった、んじゃ外に行こうか」
こうして、リーゼの時と同じ様に、今度は剣で戦う事になった。
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ラプナス•ラハード
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