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第2章 前途多難な1年目
第100話 今日も今日とて疲れた
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~寮部屋~
「メイディいる?」
「はい、ここに」
部屋に入るとメイディが既に布団のシーツの張り替えを終わらせており、お茶を用意してくれている。
「どうぞ」
「ありがとう」
お茶を貰いそっと一口飲む、淹れ方が違うのだろうか?自分が淹れたお茶よりも断然に美味しい。
「ふー、相変わらずメイディは凄いな」
「ありがとうございます…ところでどんな話しをされたんですか?」
「…いきなり来たな」
まぁ…想定内と言えば想定だが、なんて説明したらいいのかわからない。
そもそもこの世界はゲームの(酷似した)世界で、君はこのゲームのキャラクターなんだっと言えばいいのか?
絶対に無理だ、俺はメイディの事が好きだ、好きな人にそんな事言えるわけがない。
「当たり前です、男女で2人きりなんて、何かあると思ってしまいますから」
「…取り敢えず、メイディが考えている事は無かったよ、そもそも初対面でそこまで発展したらそれこそヤバいよ」
「…まぁクロウ様にそこまで出来る度胸はありませんよね」
「そんなクズ男になってたまるか!」
そう言う人間は女性の事を自分の性欲を満たす為だけに利用するクズ野郎だ、そんな男にはなりたくない(寝取られ系の男と同類になるからだ)。
「でも、目指してますよね?」
「種類が違うわ!」
そんな胸糞系の主人公を襲う悪役じゃなくて、断罪され、しっかりとザマァされる悪役を目指しているのだ、断罪されない寝取り側になるつもりはない。
「種類?」
「そう、リュークが不幸になる為の悪役じゃなくて、俺だけが不幸になって断罪される悪役を目指しているの」
「そうなんですね、まぁ知ってますけど」
「でしょうね、前々からメイディにだけは教えているんだから」
そしてその後の事もメイディには話しているはずだ、まぁ多分再確認も含まれているのだろう、何事も確認は必要だ。
「それで?結局は何をしてたんですか?エッチな事ですか?」
「普通に話してただけだよ」
「普通にの内容は?」
「…うーん、どう説明しよう」
取り敢えず、前世の話しは隠して、それ以外の事を話そう、詳しい話しは明日エムルと一緒に話すつもりだし。
「まぁ話しをまとめると、エムルには俺の計画を話して協力してもらう事になった、彼女も夢の中で登場してたけど、それに悪影響を及ぼす様な事はしないって言ってたよ」
「私以外に話したんですね?」
「そうでもしないと帰してくれそうになかったから」
「クロウ様ならそんなの無視して逃げるかと思いましたよ」
「王族兼生徒会長だぞ?普通に面倒くさい」
実際は前世の記憶を持っている同士だから話し合って協力する事になったのだが、それを話して納得してくれるわけがないので、これでなんかするしかない。
「面倒くさいって…そこは相変わらずですね」
「面倒くさいだろ、ただでさえフィオナと言う面倒なお嬢様がいるのにこれ以上厄介な人達を増やしてたまるかよ」
「王族に対して面倒くさいって言える人が凄いんですよ」
そんなのは知った事ではない、彼女達が権力を使えばその程度の人間であり、彼女達が忌み嫌う差別を彼女達が使う状況になる為、そう言う事も出来ない。
「別に今始まった話しじゃないだろ?」
「そうですけど…それでもですよ」
そう言うとメイディはクロウを抱きしめる、胸元にクロウの顔を押し付けて自分の愛を伝える。
「私は基本的に傍観者です、しかしクロウ様の事はいつも大切に思っています」
「…ありがとう」
顔を上げてそっと唇と唇を合わせる、それから舌の出し絡め合い、水滴が響く。
「お前が側にいる、それだけでも俺は救われるよ」
「安心してください、例えクロウ様がどんな選択をしても私は貴方様と共に何処まで一緒にいますから」
そう言ってメイディはクロウをベットに誘い込み、衣服を脱ぎ始める。
「それと、他の女の匂いがしますので、上書きします」
「…お手柔らかにお願いします」
「無理です」
——————————————————————
翌日2人が痙攣しながら朝を迎えたのは言うまでもない。
「メイディいる?」
「はい、ここに」
部屋に入るとメイディが既に布団のシーツの張り替えを終わらせており、お茶を用意してくれている。
「どうぞ」
「ありがとう」
お茶を貰いそっと一口飲む、淹れ方が違うのだろうか?自分が淹れたお茶よりも断然に美味しい。
「ふー、相変わらずメイディは凄いな」
「ありがとうございます…ところでどんな話しをされたんですか?」
「…いきなり来たな」
まぁ…想定内と言えば想定だが、なんて説明したらいいのかわからない。
そもそもこの世界はゲームの(酷似した)世界で、君はこのゲームのキャラクターなんだっと言えばいいのか?
絶対に無理だ、俺はメイディの事が好きだ、好きな人にそんな事言えるわけがない。
「当たり前です、男女で2人きりなんて、何かあると思ってしまいますから」
「…取り敢えず、メイディが考えている事は無かったよ、そもそも初対面でそこまで発展したらそれこそヤバいよ」
「…まぁクロウ様にそこまで出来る度胸はありませんよね」
「そんなクズ男になってたまるか!」
そう言う人間は女性の事を自分の性欲を満たす為だけに利用するクズ野郎だ、そんな男にはなりたくない(寝取られ系の男と同類になるからだ)。
「でも、目指してますよね?」
「種類が違うわ!」
そんな胸糞系の主人公を襲う悪役じゃなくて、断罪され、しっかりとザマァされる悪役を目指しているのだ、断罪されない寝取り側になるつもりはない。
「種類?」
「そう、リュークが不幸になる為の悪役じゃなくて、俺だけが不幸になって断罪される悪役を目指しているの」
「そうなんですね、まぁ知ってますけど」
「でしょうね、前々からメイディにだけは教えているんだから」
そしてその後の事もメイディには話しているはずだ、まぁ多分再確認も含まれているのだろう、何事も確認は必要だ。
「それで?結局は何をしてたんですか?エッチな事ですか?」
「普通に話してただけだよ」
「普通にの内容は?」
「…うーん、どう説明しよう」
取り敢えず、前世の話しは隠して、それ以外の事を話そう、詳しい話しは明日エムルと一緒に話すつもりだし。
「まぁ話しをまとめると、エムルには俺の計画を話して協力してもらう事になった、彼女も夢の中で登場してたけど、それに悪影響を及ぼす様な事はしないって言ってたよ」
「私以外に話したんですね?」
「そうでもしないと帰してくれそうになかったから」
「クロウ様ならそんなの無視して逃げるかと思いましたよ」
「王族兼生徒会長だぞ?普通に面倒くさい」
実際は前世の記憶を持っている同士だから話し合って協力する事になったのだが、それを話して納得してくれるわけがないので、これでなんかするしかない。
「面倒くさいって…そこは相変わらずですね」
「面倒くさいだろ、ただでさえフィオナと言う面倒なお嬢様がいるのにこれ以上厄介な人達を増やしてたまるかよ」
「王族に対して面倒くさいって言える人が凄いんですよ」
そんなのは知った事ではない、彼女達が権力を使えばその程度の人間であり、彼女達が忌み嫌う差別を彼女達が使う状況になる為、そう言う事も出来ない。
「別に今始まった話しじゃないだろ?」
「そうですけど…それでもですよ」
そう言うとメイディはクロウを抱きしめる、胸元にクロウの顔を押し付けて自分の愛を伝える。
「私は基本的に傍観者です、しかしクロウ様の事はいつも大切に思っています」
「…ありがとう」
顔を上げてそっと唇と唇を合わせる、それから舌の出し絡め合い、水滴が響く。
「お前が側にいる、それだけでも俺は救われるよ」
「安心してください、例えクロウ様がどんな選択をしても私は貴方様と共に何処まで一緒にいますから」
そう言ってメイディはクロウをベットに誘い込み、衣服を脱ぎ始める。
「それと、他の女の匂いがしますので、上書きします」
「…お手柔らかにお願いします」
「無理です」
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翌日2人が痙攣しながら朝を迎えたのは言うまでもない。
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