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第2章 前途多難な1年目
第103話 修羅場
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~次の日~
朝、2人は食堂へと向かう。
「あの女はいないのですか?」
「彼女は1つ上の学年だぞ?と言うか、会えていたら必ず目に入るだろ?」
しかもエムルは生徒会長だ、俺達と違い朝は早いはずだ。
「そうですか…」
「まぁ、俺に時間があればこうやって会えるんだけどな?」
「っ!?」
背後から不意に声をかけられて驚く、振り返るとエムルがそこにいた。
「おはよう☀」
「おはよう、どうしたんだ?こんな時間にいるなんて」
いつもの時間に向かっている為、エムルとここで会う事はないはずなのだが、何故いるのだろうか?
「どうせ、クロウ様に会いたくて仕事をサボったんですよね?」
「違うわ!」
「じゃあ何ですか?」
メイディの質問にエムルは『ウグッ』とたじろいでしまう、これは多分『図星ではなく、他の理由がある』。
「…よ」
「え?」
「…寝坊したんだよ」
「何故?」
「…クロウの彼女になれてその喜びで」
何とも言えない理由でメイディも口を閉ざしてしまう、これに文句を言ってしまえば、自分の主人であり、恋人でもあるクロウを馬鹿にする事になり、自分自身も当てはまる可能性があるのだ。
「…そうですか、ですが、浮かれて自分の職務を疎かにするのは良くありません、以後気をつけてください」
「…はい」
流石はメイディ、良き注意だ
と、そんな事を思っているとエムルが俺の腕に抱きついてくる。
「エ…エムル?」
「別にいいだろ?恋人なんだから」
「まぁ…そうだけど」
でも、女子特有の良い香りが鼻腔に満ちる感じがちょっとヤバい。
「なら私も、失礼します」
「メイディ!?」
メイディも負けじと俺の腕に抱きついてくる、2つの実った果実が腕を包み込む。
「私も貴方の恋人ですから、これくらい普通ですよね?」
「いやまぁそうだけど…」
こんなにも綺麗な女性2人の果実が俺の腕を包み込むと言う周りの男子から『死ね!』と言われる事をされている状況は俺の息子(意味深)が立ち上がってしまう(意味深!!!)。
…思春期男子の性欲舐めるなよ!?
「…恥ずかしいし、目立つからやめてくれ」
「「嫌です」」
この2人実は仲いいんじゃないか?
と、思ってしまうが口にして仕舞えば大変な目に遭いそうなので黙っておく。
そんな事をしていると食堂の入り口にまで来てしまい、中に入ると案の定周りからの視線が集まった。
『なにあれ?』
『美少女2人とかずるくね』
『くそ!羨ましい!』
男からの嫉妬と憎悪の声が聞こえる、優越感に浸る奴もいるだろうが、コチラとしてはこう言うので目立ちたくないので困る。
「私のクロウ様に何と言う目を…殺しますか?」
「やめなさい」
「じゃあ俺の権力で社会的に消す?」
「やめろ」
メイディはこんなキャラじゃなかったはずだ、なのにこんな事を言うなんて、一体どうしたんだ?
「落ち着け2人とも、そもそもお前らが離れないから悪いんだろ?」
「あの女に奪われたくないので」
「メイド風情がイキがるから」
こうなったのは俺のせいだが、ここまで拗れる関係にはなりたくなかった、よくある異世界転生モノの様にハーレムな感じになればよかったのだが、世の中そう上手くはいかないようだ。
「「「っ!?」」」
更に背後から放たれる殺意に3人が悪寒を感じながら振り返る、周りの生徒達も冷や汗をかきながら3人の女性達を見る。
「…何をやっているのかしら?」
「あたくしの見間違いかしら…なんか変ですねー」
「ボクと言う人がいながら君は…」
そして何で怒っているのか本気で意味がわからない3人、フィオナ、ミオ、シャルのヒロインズと鉢合わせてしまった。
——————————————————————
「…何で怒ってるの?」
「私に聞かないでください」
「俺もよくわかないよ…」
朝、2人は食堂へと向かう。
「あの女はいないのですか?」
「彼女は1つ上の学年だぞ?と言うか、会えていたら必ず目に入るだろ?」
しかもエムルは生徒会長だ、俺達と違い朝は早いはずだ。
「そうですか…」
「まぁ、俺に時間があればこうやって会えるんだけどな?」
「っ!?」
背後から不意に声をかけられて驚く、振り返るとエムルがそこにいた。
「おはよう☀」
「おはよう、どうしたんだ?こんな時間にいるなんて」
いつもの時間に向かっている為、エムルとここで会う事はないはずなのだが、何故いるのだろうか?
「どうせ、クロウ様に会いたくて仕事をサボったんですよね?」
「違うわ!」
「じゃあ何ですか?」
メイディの質問にエムルは『ウグッ』とたじろいでしまう、これは多分『図星ではなく、他の理由がある』。
「…よ」
「え?」
「…寝坊したんだよ」
「何故?」
「…クロウの彼女になれてその喜びで」
何とも言えない理由でメイディも口を閉ざしてしまう、これに文句を言ってしまえば、自分の主人であり、恋人でもあるクロウを馬鹿にする事になり、自分自身も当てはまる可能性があるのだ。
「…そうですか、ですが、浮かれて自分の職務を疎かにするのは良くありません、以後気をつけてください」
「…はい」
流石はメイディ、良き注意だ
と、そんな事を思っているとエムルが俺の腕に抱きついてくる。
「エ…エムル?」
「別にいいだろ?恋人なんだから」
「まぁ…そうだけど」
でも、女子特有の良い香りが鼻腔に満ちる感じがちょっとヤバい。
「なら私も、失礼します」
「メイディ!?」
メイディも負けじと俺の腕に抱きついてくる、2つの実った果実が腕を包み込む。
「私も貴方の恋人ですから、これくらい普通ですよね?」
「いやまぁそうだけど…」
こんなにも綺麗な女性2人の果実が俺の腕を包み込むと言う周りの男子から『死ね!』と言われる事をされている状況は俺の息子(意味深)が立ち上がってしまう(意味深!!!)。
…思春期男子の性欲舐めるなよ!?
「…恥ずかしいし、目立つからやめてくれ」
「「嫌です」」
この2人実は仲いいんじゃないか?
と、思ってしまうが口にして仕舞えば大変な目に遭いそうなので黙っておく。
そんな事をしていると食堂の入り口にまで来てしまい、中に入ると案の定周りからの視線が集まった。
『なにあれ?』
『美少女2人とかずるくね』
『くそ!羨ましい!』
男からの嫉妬と憎悪の声が聞こえる、優越感に浸る奴もいるだろうが、コチラとしてはこう言うので目立ちたくないので困る。
「私のクロウ様に何と言う目を…殺しますか?」
「やめなさい」
「じゃあ俺の権力で社会的に消す?」
「やめろ」
メイディはこんなキャラじゃなかったはずだ、なのにこんな事を言うなんて、一体どうしたんだ?
「落ち着け2人とも、そもそもお前らが離れないから悪いんだろ?」
「あの女に奪われたくないので」
「メイド風情がイキがるから」
こうなったのは俺のせいだが、ここまで拗れる関係にはなりたくなかった、よくある異世界転生モノの様にハーレムな感じになればよかったのだが、世の中そう上手くはいかないようだ。
「「「っ!?」」」
更に背後から放たれる殺意に3人が悪寒を感じながら振り返る、周りの生徒達も冷や汗をかきながら3人の女性達を見る。
「…何をやっているのかしら?」
「あたくしの見間違いかしら…なんか変ですねー」
「ボクと言う人がいながら君は…」
そして何で怒っているのか本気で意味がわからない3人、フィオナ、ミオ、シャルのヒロインズと鉢合わせてしまった。
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「…何で怒ってるの?」
「私に聞かないでください」
「俺もよくわかないよ…」
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