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第2章 前途多難な1年目
第104話 何なのマジで?
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後ろを振り返ると『ラグナロク•オリジン』のヒロインの3人が笑顔でこちらを見つめていた。
「…何でお前達が怒っているんだよ」
「何が?」
フィオナはそう言って食事を貰いに行くが、目が笑っておらず、所謂ヤンデレに近い感じになっている。
「お前達2人もだ、別にお前達には関係ないだろ?」
「あたくし達は関係ないんですね」
「へぇ、そうなんだ」
2人も目が笑っておらず、そのままフィオナの所へ行ってしまった。
「なぁメイディ」
「何でしょうか?」
「何で俺が悪いみたいな感じになってるの?」
「わかりません」
本当に訳がわからん、この世界の主人公であるリュークの様にヒロイン達を攻略していた訳じゃないし、好かれるような事も好かれているような感じも一つもなかった。
なのに何でいきなりこうなるのか本当にわからない。
「これがリュークなら分かるけど何で俺なんだ?エムルは何か知っているか?」
「俺に聞かないでくれ、俺も戸惑っているんだから」
「そうだよなぁ」
「あの目はマジで怖かったし何なのあれ」
エムルこと幼馴染みの田中美波も今回の件は本当にわからないらしい、ゲームのヒロインが悪役に惚れるなんてあってはならない筈なのに…
「取り敢えず、アイツらには近づかないようにしよう、何が起こっているのかわからないけど"触らぬ神に祟りなし"だ」
「どう言う意味ですかそれ?」
「関係しなければ災いを受けることもないので、下手に手出しするよりも知らないふりをするほうが良いという意味だよ」
「成る程、貴女が知っている事は癪ですが、その意味には同感です」
2人も俺の意見に同意しているらしく、一先ず距離を取る事が決まった、エムルの様に前世からの付き合いならまだ分かるが、1ヶ月前に知り合ったばっかりの人にあんな風になるなんて怖すぎる。
そう言うわけで3人はいつもとは違う席(エムルは元々違うけど)に座ったのだが…
「………」
「………」
「………」
「…何で座るんだよ」
俺達がいない事を確認した3人は周囲を見渡して、見つけた瞬間コチラに来て食器を置いて黙々と食べ始めた。
(しかも態々探してまでして座りましたよ)
(怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!!!!)
メイディとエムルもその光景に驚き恐怖しているがフィオナ達は気にせず食べている。
「…なぁ、俺お前達に何かしたか?」
「私に悪口」
「それは元々だろ」
「…認めるんだ」
そんなの前々からずっとフィオナに言っているし、嫌われる為にずっとやってきた事だ、今回はそう言った事に対する怒りじゃないっぽいし、本当の事を話すつもりはないのだろうか?
「そもそも俺とミオは友達だろ?女友達なのに何でそんなに不機嫌なんだよ」
「へぇあたくしを友達も認めるんですね?ずっと否定してたクセに」
「お前達がしつこいからだろ」
「酷い言い方ね」
ミオも本当の事は言う気はないのか、自分が墓穴を掘った所を言ってくるが、今回の事はだんまりだ。
「お前は何だよ、シャル、勝負はしてやってるだろ」
「偶にね、毎日してくれないじゃん」
「何でお前の都合に合わせないといけないんだよ」
「…暇人のくせに」
そもそもお前がどうしてもと言うから付き合ってあげているんだろ、そう言うのが好き同士なら良いけど、自分は決闘とかそう言うのに興味はない。
「お前らさぁ、マジで何なの?何が目的なの?」
「別に?」
「特に意味はないよ?」
「そうそう、意味なんてないよ?」
じゃあ何でこんな事してんだよ…頭が痛くなってきた。
「なぁアンタらメイド達は何で何も言わないんだよ」
「「「………」」」
お付きのメイド達も何も言わずただただ黙ってそこにいる(ちなみにエムルは何故かいない)。
「言っとくけど、俺は言わないと理解しないからな?女特有の言わなくても分かるでしょアピールは通用しないからな」
そんな事を言ってもミオ達3人は何も言わなかった、そんな3人に恐怖しつつも食事を終わらせて、教室へと向かった。
——————————————————————
誤字脱字がございましたらコメント等をよろしくお願いします。
後質問等もお願いします。
「…何でお前達が怒っているんだよ」
「何が?」
フィオナはそう言って食事を貰いに行くが、目が笑っておらず、所謂ヤンデレに近い感じになっている。
「お前達2人もだ、別にお前達には関係ないだろ?」
「あたくし達は関係ないんですね」
「へぇ、そうなんだ」
2人も目が笑っておらず、そのままフィオナの所へ行ってしまった。
「なぁメイディ」
「何でしょうか?」
「何で俺が悪いみたいな感じになってるの?」
「わかりません」
本当に訳がわからん、この世界の主人公であるリュークの様にヒロイン達を攻略していた訳じゃないし、好かれるような事も好かれているような感じも一つもなかった。
なのに何でいきなりこうなるのか本当にわからない。
「これがリュークなら分かるけど何で俺なんだ?エムルは何か知っているか?」
「俺に聞かないでくれ、俺も戸惑っているんだから」
「そうだよなぁ」
「あの目はマジで怖かったし何なのあれ」
エムルこと幼馴染みの田中美波も今回の件は本当にわからないらしい、ゲームのヒロインが悪役に惚れるなんてあってはならない筈なのに…
「取り敢えず、アイツらには近づかないようにしよう、何が起こっているのかわからないけど"触らぬ神に祟りなし"だ」
「どう言う意味ですかそれ?」
「関係しなければ災いを受けることもないので、下手に手出しするよりも知らないふりをするほうが良いという意味だよ」
「成る程、貴女が知っている事は癪ですが、その意味には同感です」
2人も俺の意見に同意しているらしく、一先ず距離を取る事が決まった、エムルの様に前世からの付き合いならまだ分かるが、1ヶ月前に知り合ったばっかりの人にあんな風になるなんて怖すぎる。
そう言うわけで3人はいつもとは違う席(エムルは元々違うけど)に座ったのだが…
「………」
「………」
「………」
「…何で座るんだよ」
俺達がいない事を確認した3人は周囲を見渡して、見つけた瞬間コチラに来て食器を置いて黙々と食べ始めた。
(しかも態々探してまでして座りましたよ)
(怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!!!!)
メイディとエムルもその光景に驚き恐怖しているがフィオナ達は気にせず食べている。
「…なぁ、俺お前達に何かしたか?」
「私に悪口」
「それは元々だろ」
「…認めるんだ」
そんなの前々からずっとフィオナに言っているし、嫌われる為にずっとやってきた事だ、今回はそう言った事に対する怒りじゃないっぽいし、本当の事を話すつもりはないのだろうか?
「そもそも俺とミオは友達だろ?女友達なのに何でそんなに不機嫌なんだよ」
「へぇあたくしを友達も認めるんですね?ずっと否定してたクセに」
「お前達がしつこいからだろ」
「酷い言い方ね」
ミオも本当の事は言う気はないのか、自分が墓穴を掘った所を言ってくるが、今回の事はだんまりだ。
「お前は何だよ、シャル、勝負はしてやってるだろ」
「偶にね、毎日してくれないじゃん」
「何でお前の都合に合わせないといけないんだよ」
「…暇人のくせに」
そもそもお前がどうしてもと言うから付き合ってあげているんだろ、そう言うのが好き同士なら良いけど、自分は決闘とかそう言うのに興味はない。
「お前らさぁ、マジで何なの?何が目的なの?」
「別に?」
「特に意味はないよ?」
「そうそう、意味なんてないよ?」
じゃあ何でこんな事してんだよ…頭が痛くなってきた。
「なぁアンタらメイド達は何で何も言わないんだよ」
「「「………」」」
お付きのメイド達も何も言わずただただ黙ってそこにいる(ちなみにエムルは何故かいない)。
「言っとくけど、俺は言わないと理解しないからな?女特有の言わなくても分かるでしょアピールは通用しないからな」
そんな事を言ってもミオ達3人は何も言わなかった、そんな3人に恐怖しつつも食事を終わらせて、教室へと向かった。
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誤字脱字がございましたらコメント等をよろしくお願いします。
後質問等もお願いします。
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