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第2.5章 崩壊するゲーム
第133話 なんでだよ
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~翌日~
「わたしと戦え」
「眠い、怠い、寝かせろ」
朝早くドアをノックする音が聞こえたのでドアを開けるとメジーナが立っていた。
「ちょっと!なんで閉めようとするなよ!」
「人の話し聞いてた?じゃあな」
「まーちーなーさーいーよー!!!」
メジーナとは本当に関わりたくない、リュークの推しに何かあれば折角の悪役貴族(…は全くできてなかったけど…)をしなくていいとなったのに、またなるかもしれない。
平穏な日常を取り戻す為にコイツは追い出す。
「何?今日は授業ないよね?」
普段ならシャルがクロウの部屋に来るが、昨日の今日でデートとかは出来ないし、フィオナとミオも流石に来ない。
自主トレも終わったし、メイディも街に行っているから今ここにいるのは俺1人だし、それにさっきまで寝ていたから早く寝たい。
「ないけど?だからこそ貴方に都合が良いのよ」
「俺はこれから惰眠を貪るの、邪魔しないでくれ」
「寝るだけなら暇でしょうが!!!」
暇だから寝るんだよ、疲れた身体を回復させるには寝るのが1番なんだ。
「お前と戦うよりも、寝る方が価値があるんだよ」
「はぁ!?」
「そもそもの話しだ、なんで俺はお前と戦わないといけないんだ、そのメリットはなんだ?」
そう、そもそもの話しだ、コイツと戦った所でメリットはない、ストレス発散の為にフルボッコにしていいのなら構わないが、そうなったらリュークが怖い。
「はぁ?なんで貴方の都合に合わせないといけないの?貴方に拒否権はないの?分かる?」
「…」
これが所謂同族嫌悪と言うものだろう、マジでこう言う奴嫌い、ちゃんとした理由があるなら嫌だけど仕方がないと諦めよう、しかしコイツの様に理由も目的も『自分だけの為』に『他人の意見や思いを無碍』に扱う奴が大嫌いだ。
「分かったなら早く来なさい、いいわね?」
「分かったよ…でも、準備とか支度とか色々あるから先に言っててくれ」
「分かったわ、先に言ってるわね」
クロウはメジーナにそう言うとメジーナは『最初っからわたしの言う事を聞きなさいよね』と吐き捨てながら歩いて行った。
「…さてと」
クロウは私服に着替えて部屋の外に出る、そしてメジーナを…
「追いかけるわけねぇだろ、こう言う時は…逃げるんだよォ!」
世の中にはこう言う言葉がある
『逃げるが勝ち』
つまり、逃げた方が勝つ場合もあるんだ。
「探知魔法と言う超便利な魔法を密かに習得したおかげで、メジーナが何処にいるのか正確に分かる」
どうやらメジーナは本当にクロウの言葉を信じて外の訓練所に向かっているらしい、ならば…
「エムルの部屋に行くか」
エムルは俺の正体を知っている数少ない同士だ…と言うよりも兼が滅茶苦茶多い恋人だ。
彼女の所へ逃げれば、メジーナが襲ってくる事はないだろう。
「全く、いきなり『戦え』とか、戦闘狂かアイツは…」
そんな頭のおかしい奴は1人で十分だ、毎回毎回初めて会う女性と戦うなんて、どんな恋愛漫画だよ…まぁここはゲームの世界(にかなり酷似した世界)だからあながち間違ってはいないが、それは主人公であるリュークの役目だ。
「そもそも俺は皆んなに嫌われている悪役貴族だぞ?なんでそんな奴がハーレムぽくなっているんだよ」
確かにハーレムは(偏見だけど)男の夢だ、たった1人の男に多くの女性達が色々とアプローチしてくるのだ。
確かに嬉しい、漫画やゲーム、アニメでは主人公を自分と置き換えて『自分ならこうする』とか『自分が主人公になってヒロインと』とか色々と妄想するものだ…が、
あくまでも妄想、現実ではそんな美味い話があるわけがない、そんな事をすれば男ならNTRの寝取り側の男か女ならただのクソ○ッチだ。
「俺は本当に俺の事を好きでいてくれる人と結ばれたいだけだ」
幸いにもここは一夫多妻が認められているご都合展開満載の異世界、多少の事はなんとかなるだろう。
——————————————————————
~エムルの部屋~
「と言うわけで匿って」
「あいよ、うちのメイドも買い物に行ってていないから…あとヤバい時は俺の布団の中に隠れててくれ」
「ありがとう、助かるよ」
「良いんだよ、その代わり今日はお部屋デートな」
「了解、助けてもらってるんだそのくらいお安い御用だよ」
「わたしと戦え」
「眠い、怠い、寝かせろ」
朝早くドアをノックする音が聞こえたのでドアを開けるとメジーナが立っていた。
「ちょっと!なんで閉めようとするなよ!」
「人の話し聞いてた?じゃあな」
「まーちーなーさーいーよー!!!」
メジーナとは本当に関わりたくない、リュークの推しに何かあれば折角の悪役貴族(…は全くできてなかったけど…)をしなくていいとなったのに、またなるかもしれない。
平穏な日常を取り戻す為にコイツは追い出す。
「何?今日は授業ないよね?」
普段ならシャルがクロウの部屋に来るが、昨日の今日でデートとかは出来ないし、フィオナとミオも流石に来ない。
自主トレも終わったし、メイディも街に行っているから今ここにいるのは俺1人だし、それにさっきまで寝ていたから早く寝たい。
「ないけど?だからこそ貴方に都合が良いのよ」
「俺はこれから惰眠を貪るの、邪魔しないでくれ」
「寝るだけなら暇でしょうが!!!」
暇だから寝るんだよ、疲れた身体を回復させるには寝るのが1番なんだ。
「お前と戦うよりも、寝る方が価値があるんだよ」
「はぁ!?」
「そもそもの話しだ、なんで俺はお前と戦わないといけないんだ、そのメリットはなんだ?」
そう、そもそもの話しだ、コイツと戦った所でメリットはない、ストレス発散の為にフルボッコにしていいのなら構わないが、そうなったらリュークが怖い。
「はぁ?なんで貴方の都合に合わせないといけないの?貴方に拒否権はないの?分かる?」
「…」
これが所謂同族嫌悪と言うものだろう、マジでこう言う奴嫌い、ちゃんとした理由があるなら嫌だけど仕方がないと諦めよう、しかしコイツの様に理由も目的も『自分だけの為』に『他人の意見や思いを無碍』に扱う奴が大嫌いだ。
「分かったなら早く来なさい、いいわね?」
「分かったよ…でも、準備とか支度とか色々あるから先に言っててくれ」
「分かったわ、先に言ってるわね」
クロウはメジーナにそう言うとメジーナは『最初っからわたしの言う事を聞きなさいよね』と吐き捨てながら歩いて行った。
「…さてと」
クロウは私服に着替えて部屋の外に出る、そしてメジーナを…
「追いかけるわけねぇだろ、こう言う時は…逃げるんだよォ!」
世の中にはこう言う言葉がある
『逃げるが勝ち』
つまり、逃げた方が勝つ場合もあるんだ。
「探知魔法と言う超便利な魔法を密かに習得したおかげで、メジーナが何処にいるのか正確に分かる」
どうやらメジーナは本当にクロウの言葉を信じて外の訓練所に向かっているらしい、ならば…
「エムルの部屋に行くか」
エムルは俺の正体を知っている数少ない同士だ…と言うよりも兼が滅茶苦茶多い恋人だ。
彼女の所へ逃げれば、メジーナが襲ってくる事はないだろう。
「全く、いきなり『戦え』とか、戦闘狂かアイツは…」
そんな頭のおかしい奴は1人で十分だ、毎回毎回初めて会う女性と戦うなんて、どんな恋愛漫画だよ…まぁここはゲームの世界(にかなり酷似した世界)だからあながち間違ってはいないが、それは主人公であるリュークの役目だ。
「そもそも俺は皆んなに嫌われている悪役貴族だぞ?なんでそんな奴がハーレムぽくなっているんだよ」
確かにハーレムは(偏見だけど)男の夢だ、たった1人の男に多くの女性達が色々とアプローチしてくるのだ。
確かに嬉しい、漫画やゲーム、アニメでは主人公を自分と置き換えて『自分ならこうする』とか『自分が主人公になってヒロインと』とか色々と妄想するものだ…が、
あくまでも妄想、現実ではそんな美味い話があるわけがない、そんな事をすれば男ならNTRの寝取り側の男か女ならただのクソ○ッチだ。
「俺は本当に俺の事を好きでいてくれる人と結ばれたいだけだ」
幸いにもここは一夫多妻が認められているご都合展開満載の異世界、多少の事はなんとかなるだろう。
——————————————————————
~エムルの部屋~
「と言うわけで匿って」
「あいよ、うちのメイドも買い物に行ってていないから…あとヤバい時は俺の布団の中に隠れててくれ」
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「了解、助けてもらってるんだそのくらいお安い御用だよ」
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