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第4章~魔王討伐~
第183話 4人の転生者達
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「それで?話って何?」
「ああ、単刀直入に聞く、お前は転生者か?」
少し離れた所でクロウはメジーナにどストレートに質問する、ここは魔王城から約20km離れているが、数分前にオーガの敵襲に遭い、すぐに出発しなければならない状況下にある、長い話は必要ないのだ。
「本当に単刀直入ね、その単語が出るって事はここにいる貴方達も転生者って事ね」
「否定はしないんですね?」
「そうね、推しの貴方も転生者だったのは少し残念だけどね?」
リュークの質問に対してそう答えるメジーナ、クロウの質問に対しては答えなかったが、答えを言っているようなものなのでクロウは気にしなかった。
「と言う事は転生者で間違いないんだな?」
「ええそうよ、わたしの名前は村田三峰、日本で大学生だったわ」
「日本人なんだな…まぁこのゲームが日本のゲームだから納得出来るけど」
海外のゲームなら外国人の可能性もあったが、そもそもメジーナの時から日本語で喋れていたので大体は予想はついていた。
「そう言う貴方達の本名はなんなの?」
「俺達か?俺は天城剣介」
「僕は須藤練磨です」
「俺は田中美波だ」
「皆んな日本人なんだね」
メジーナの質問にクロウ達は答える、ここまで来て秘密にするのは意味がない、答えられる範疇なら答えるべきだろう。
「それで?何でわたしを仲間外れにしたの?分かった時に来て聞けばよかったのに」
「転生者の全員が味方とは限らない、だから警戒をしていたんだ」
「なるほどね」
クロウの回答にメジーナは頷く、転生者=味方と言うのはやめた方が良い、人間と言うのは良い人もいれば悪い人もいる、その悪い人が仲間の中にいれば大変な事になるのは目に見えている、だからこそクロウ達は躊躇したのだ。
「で、今は信頼出来る仲間と認識したからこうやって話しているのね?」
「そう言う事です、僕の推しが敵だったと思うと気が気ではなかったのですが、これで安心しました」
「…わたしが推しなんだ」
リュークにとっても辛い事だっただろう、推しだからこそ敵だった場合の辛さは半端ないので(結構ぐいぐい行っていたような気はするが)良かったと安堵出来るのだ。
「貴女は前世も女性だったのね?」
「口調は男性かもしれないけど、見た目も中身も女性だからな?」
「騎士団の所にいた時に貴女の裸を何回も見てるから分かってるわよ…まぁ前世は男性かと思ったから警戒したけどね?」
口調だけを見ればエムルは男性だろう、しかし前世では剣介の彼女で今世でもクロウの彼女として隣にいるので、中身も恋する乙女である事は変わりないだろう。
「取り敢えず、メジーナは信頼出来る仲間で転生者としての同士でもある、これからは本当の意味で仲良くして欲しい」
「疑ってた期間が長い事には不服があるけど、仕方ないわね、良いわよ?」
クロウの(上から目線にも見える)頼みに多少不服を唱えながらも同じ仲間として仲良くはしてくれるそうだ。
「ありがとうございます」
「それに、貴方が転生者でも推しである事には変わりないからね?」
「それは僕も同じです、例え性格が多少違くてもそれはそれとして魅力的ですから」
「…な/////////」
リュークとメジーナは相思相愛に近い関係だったが、今回の事で更に近づく事が出来ただろう、推しと同じ姿でも中身は違う、それでも好きである事に変わりがないのなら、あとはお互いにもっと知ってもらう事が大切だろう。
「女友達として仲良くしてくれ」
「勿論よ、女性にしか聞けない事もあるしね?」
そう言ってメジーナとエムルは握手🤝をする、同じヒロインとして、そして恋する乙女として、更に同じ転生者として、お互い相談しやすい関係なのだろう。
「これで、隠し事はないわよね?」
「ああ、これで全部だと思うぞ?」
メジーナに隠している事はもうないだろう、あったとしてもそれはクロウにとってプライベートな事で、リュークやエムルにも話す内容じゃない為言う必要はない。
「なら、早く戻りましょ?魔王を倒す為にもう出発するんだから」
「そうですね、僕達が進軍を遅らせる訳にはいきませんからね」
メジーナの言葉にリューク達は頷き、メイディ達のいる所へと向かう、少し離れただけなのですぐに合流する事が出来た。
———————————————————————
続く
「ああ、単刀直入に聞く、お前は転生者か?」
少し離れた所でクロウはメジーナにどストレートに質問する、ここは魔王城から約20km離れているが、数分前にオーガの敵襲に遭い、すぐに出発しなければならない状況下にある、長い話は必要ないのだ。
「本当に単刀直入ね、その単語が出るって事はここにいる貴方達も転生者って事ね」
「否定はしないんですね?」
「そうね、推しの貴方も転生者だったのは少し残念だけどね?」
リュークの質問に対してそう答えるメジーナ、クロウの質問に対しては答えなかったが、答えを言っているようなものなのでクロウは気にしなかった。
「と言う事は転生者で間違いないんだな?」
「ええそうよ、わたしの名前は村田三峰、日本で大学生だったわ」
「日本人なんだな…まぁこのゲームが日本のゲームだから納得出来るけど」
海外のゲームなら外国人の可能性もあったが、そもそもメジーナの時から日本語で喋れていたので大体は予想はついていた。
「そう言う貴方達の本名はなんなの?」
「俺達か?俺は天城剣介」
「僕は須藤練磨です」
「俺は田中美波だ」
「皆んな日本人なんだね」
メジーナの質問にクロウ達は答える、ここまで来て秘密にするのは意味がない、答えられる範疇なら答えるべきだろう。
「それで?何でわたしを仲間外れにしたの?分かった時に来て聞けばよかったのに」
「転生者の全員が味方とは限らない、だから警戒をしていたんだ」
「なるほどね」
クロウの回答にメジーナは頷く、転生者=味方と言うのはやめた方が良い、人間と言うのは良い人もいれば悪い人もいる、その悪い人が仲間の中にいれば大変な事になるのは目に見えている、だからこそクロウ達は躊躇したのだ。
「で、今は信頼出来る仲間と認識したからこうやって話しているのね?」
「そう言う事です、僕の推しが敵だったと思うと気が気ではなかったのですが、これで安心しました」
「…わたしが推しなんだ」
リュークにとっても辛い事だっただろう、推しだからこそ敵だった場合の辛さは半端ないので(結構ぐいぐい行っていたような気はするが)良かったと安堵出来るのだ。
「貴女は前世も女性だったのね?」
「口調は男性かもしれないけど、見た目も中身も女性だからな?」
「騎士団の所にいた時に貴女の裸を何回も見てるから分かってるわよ…まぁ前世は男性かと思ったから警戒したけどね?」
口調だけを見ればエムルは男性だろう、しかし前世では剣介の彼女で今世でもクロウの彼女として隣にいるので、中身も恋する乙女である事は変わりないだろう。
「取り敢えず、メジーナは信頼出来る仲間で転生者としての同士でもある、これからは本当の意味で仲良くして欲しい」
「疑ってた期間が長い事には不服があるけど、仕方ないわね、良いわよ?」
クロウの(上から目線にも見える)頼みに多少不服を唱えながらも同じ仲間として仲良くはしてくれるそうだ。
「ありがとうございます」
「それに、貴方が転生者でも推しである事には変わりないからね?」
「それは僕も同じです、例え性格が多少違くてもそれはそれとして魅力的ですから」
「…な/////////」
リュークとメジーナは相思相愛に近い関係だったが、今回の事で更に近づく事が出来ただろう、推しと同じ姿でも中身は違う、それでも好きである事に変わりがないのなら、あとはお互いにもっと知ってもらう事が大切だろう。
「女友達として仲良くしてくれ」
「勿論よ、女性にしか聞けない事もあるしね?」
そう言ってメジーナとエムルは握手🤝をする、同じヒロインとして、そして恋する乙女として、更に同じ転生者として、お互い相談しやすい関係なのだろう。
「これで、隠し事はないわよね?」
「ああ、これで全部だと思うぞ?」
メジーナに隠している事はもうないだろう、あったとしてもそれはクロウにとってプライベートな事で、リュークやエムルにも話す内容じゃない為言う必要はない。
「なら、早く戻りましょ?魔王を倒す為にもう出発するんだから」
「そうですね、僕達が進軍を遅らせる訳にはいきませんからね」
メジーナの言葉にリューク達は頷き、メイディ達のいる所へと向かう、少し離れただけなのですぐに合流する事が出来た。
———————————————————————
続く
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