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第2部 その1 幼馴染み達が冒険についてくるが別にどうでもいい
第七話 変わらない過去、進む未来
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次の日、フローズの運動?もとい最近怠けているフローズに喝を入れるための地獄の勉強後、フローズは自分の部屋に戻ってきた。
フローズ(クロス)の部屋
ガチャ
フローズ「....................」
相当扱かれたんだろう、普段ならすぐにこっちに来るのにどうやらこちらに気づいていないようだ、よく見ると目に生気が宿っていない
クロス「.......フローズ?」
恐る恐る話しかけるとフローズはこちらを見て.....そして
フローズ「.........」ブワッ
クロス「........俺が悪かった...おいで?」
フローズ「クロスーーー!!!!」ダキッ!
クロス「よしよし、よく頑張ったな」なでなで
フローズ「馬鹿馬鹿馬鹿ぁーー!!」ギュー
どうやら大分効いたんだろう、これなら多少大丈夫だろう....痩せてるし
そしてしばらく撫で続けると可愛らしい寝息を立てて眠っていた。
クロス「さてと、これからどうするか」
フローズが目を覚ますまでとりあえず散歩しようと外に出た
辺りはすっかりと暗くなり、夜空には星々が綺麗に見えていた
クロス「............綺麗だな」
そう思いながらクロスは自身の故郷を思い出す
クロス「そういえばまだ話してないよな」
そう、色々あってつい忘れがちだが、クロスはまだ村に帰っていないのである、英雄の件もあるので仕方ないことではあるが
クロス「ミク達のこともちゃんと話さないとな」
ミク達が勇者マンルの魅了によってあんなことになったというのは既に広まっているはず、彼女達もそろそろ村へ帰れる時期だろう。
クロス「そろそろ義父様にも相談しとかないとな」
久しぶりの里帰りを考えながら、夜空を見上げ、平和な日常が戻ってくる事を切に願った
————————————————————
クロス「さてと、そろそろ戻るとするか」
あれから数時間が過ぎ、クロスは部屋に戻った
ガチャ
フローズ「(*'▽'*)」ちょこん
バタン
クロス「...........」
疲れだな、相当疲労が溜まってんのだろう、早く寝たほうがいいな
ガチャ
フローズ「(*'▽'*)」やあ/
バタン
クロス「............」
人はわからないものや突拍子もないことが起こると無かったことにする事があるが、今まさにそれだ
ガチャ
フローズ「(*'▽'*)?」
クロス「........お前何やってんの?」
フローズ「待ってた!」
見えない尻尾がブンブン振っているのが見える
クロス「はぁ、義母様、しごき過ぎですよ」
そう言ってフローズを抱き抱える
フローズ「きゃ//」
クロス「...........」
そうしてベットに運び自分も入る
フローズ「......あったかい」
そう言って抱きしめてくる温かい温もりが包み込んでくる
そうして2人はいつの間にか深い眠りについていた。
————————————————————
そして2人は"懐かしい"夢を見た
...............そこは全てが終わった絶望の世界だった。
魔族と人族も殆どが屍となり周りはその山となっていた
子供は死んだ両親の元を離れようとせず
母親は息絶えた子供を抱き抱え
空は紅く....どこまでも紅く
水には血が混じり
周りは腐敗臭で満たされていた
クロスはフローズと???と???と共にこの惨状を目の当たりした
レプリカを倒しこれで全て解決すると信じ、そしてその結末がこれだ。
フローズは泣き崩れ、クロスに支えられる
???は膝をつき、???が泣きながら嗜めた
俺たちが悪かったのか?もっと早く気づけば良かったのか?
何故謝る?俺たちはみんなを救えなかったんだぞ?
なんでこんなに胸が苦しい?
なんでこんなに腹が立つ?
なんでこんなに................
涙が止まらない?
————————————————————
クロス「..........!!?」ぱち!
勢いよく目が覚める、その勢いで布団を剥ぐところだったが、隣で寝ていた者に止められた
クロス「.........フローズ?」
フローズ「う...う...ああ.....」グスッ
強く抱きしめられる、多分俺と同じで過去の....前世の俺たちの世界を見ているのだろう。
.....何も救えなかった世界を
クロス「..........」ギュ
さらに強く抱きしめる、やっと手に入れた日常をまたしてもあいつによって奪われた。
あいつのことだ俺たちがこの世界にいることも知っているだろう、なのに何もしないのは、あいつにとって、これも遊びの一つなのだろう。
ふざけてやがる、あいつは復讐と言ってあいつ自身がやられた事を同じことをやって、それが快楽になっているのだから
....ミイラ取りがミイラになるとはこのことか。
今度こそ世界を救う、いや、愛する者が笑って暮らせる世界を守ろう
それが、前世の記憶を引き継ぐ、英雄クロスの使命だから。
そう固く誓い、再び睡魔が遅いそのまま眠りについた。
————————————————————
~国王達朝食中~
王妃「それで?そんな寝坊助さん達は村に行って挨拶に行きたいと?」
クロス.フローズ
「は......はい」汗ダラダラ
朝、またしても寝過ごしてしまい、王妃が楽しみにしていたクロスのデザートが食べられず、少し...いや、かなりキレ気味である。
国王「私は別に大丈夫だと思うが、一応気をつけろよ?まだ何が起こるかわからない状況だからな」
宰相「それに剣聖達も連れていくのでしょう?一応話は広まっていますが、用心してください。」
クロス「はい!ありがとうございます!」
フローズ「ありがとうございます!お父様!」
国王の許可を得たこれで村に帰れる
王妃「........まぁ、貴方が決めたことです、私もとやかくいう必要はありませんか」
クロス「....では!」
王妃「そのかわり、今すぐデザートを作ってください、あれを食べないとやる気が出ないのです。」
クロス「わかりました!すぐに作ってきます!」
そう言ってクロスは一瞬でいなくなり、フローズが取り残された
宰相「フローズ様、少しよろしいでしょうか?」
フローズ「はい?なんでしょう?」
宰相「貴女には前世の記憶があると聞きました、その世界を聞きたいのです。」
国王「そういえば、そんな事を言っておったな」
王妃「ええ、できれば教えてくれませんか?」
3人は興味津々であった、それもそうだろう、何も知らなければそれを知りたがるのが人間だ、.......しかし、それを知って後悔するのもまた、人間だ
この事を話せば彼らは後悔するだろう、しかし
フローズ「申し訳ございませんが、私には言えません」
宰相「....!?....そうですか」
国王「すまぬな、詮索し過ぎたか」
王妃「誰にだっていえない過去はありますもんね」
フローズ「すいません、ありがとうございます。」
宰相は聞くのをやめた、それが己の為だと悟ったからだ
何故なら、彼女の瞳には光がなく、ただ深淵を覗くような、どこまでも漆黒が続くような瞳に一種の恐怖を覚えたからだ。
それには国王も王妃もこれ以上聞くのをやめた。
クロス「お待たせしましたー!」ガチャ
タイミングよくクロスがやってくる、王妃は話題を変えるべく、クロスの方にきた
王妃「待っていましたよ!さて、早く食べましょう♪」
クロス「........?ええ、どうぞ」
あまりにも不思議だったので隣のフローズに聞こうとした....が
クロス「........フローズ?」
フローズ「................何?」
普段のフローズと違う事に気づき瞬時に何があったか理解する、だが、あえてそこは言わず
クロス「後で俺を貸してやるよ」
フローズ「.......うん」
とりあえず、今は村に帰れる為に彼女達も連れて行くために色々準備していこうと考えた。
————————————————————
補足
フローズが話したくないのは、過去の前世の世界のことであり、ミク達に話しているのは前世のクロスの事とは違います。
フローズ(クロス)の部屋
ガチャ
フローズ「....................」
相当扱かれたんだろう、普段ならすぐにこっちに来るのにどうやらこちらに気づいていないようだ、よく見ると目に生気が宿っていない
クロス「.......フローズ?」
恐る恐る話しかけるとフローズはこちらを見て.....そして
フローズ「.........」ブワッ
クロス「........俺が悪かった...おいで?」
フローズ「クロスーーー!!!!」ダキッ!
クロス「よしよし、よく頑張ったな」なでなで
フローズ「馬鹿馬鹿馬鹿ぁーー!!」ギュー
どうやら大分効いたんだろう、これなら多少大丈夫だろう....痩せてるし
そしてしばらく撫で続けると可愛らしい寝息を立てて眠っていた。
クロス「さてと、これからどうするか」
フローズが目を覚ますまでとりあえず散歩しようと外に出た
辺りはすっかりと暗くなり、夜空には星々が綺麗に見えていた
クロス「............綺麗だな」
そう思いながらクロスは自身の故郷を思い出す
クロス「そういえばまだ話してないよな」
そう、色々あってつい忘れがちだが、クロスはまだ村に帰っていないのである、英雄の件もあるので仕方ないことではあるが
クロス「ミク達のこともちゃんと話さないとな」
ミク達が勇者マンルの魅了によってあんなことになったというのは既に広まっているはず、彼女達もそろそろ村へ帰れる時期だろう。
クロス「そろそろ義父様にも相談しとかないとな」
久しぶりの里帰りを考えながら、夜空を見上げ、平和な日常が戻ってくる事を切に願った
————————————————————
クロス「さてと、そろそろ戻るとするか」
あれから数時間が過ぎ、クロスは部屋に戻った
ガチャ
フローズ「(*'▽'*)」ちょこん
バタン
クロス「...........」
疲れだな、相当疲労が溜まってんのだろう、早く寝たほうがいいな
ガチャ
フローズ「(*'▽'*)」やあ/
バタン
クロス「............」
人はわからないものや突拍子もないことが起こると無かったことにする事があるが、今まさにそれだ
ガチャ
フローズ「(*'▽'*)?」
クロス「........お前何やってんの?」
フローズ「待ってた!」
見えない尻尾がブンブン振っているのが見える
クロス「はぁ、義母様、しごき過ぎですよ」
そう言ってフローズを抱き抱える
フローズ「きゃ//」
クロス「...........」
そうしてベットに運び自分も入る
フローズ「......あったかい」
そう言って抱きしめてくる温かい温もりが包み込んでくる
そうして2人はいつの間にか深い眠りについていた。
————————————————————
そして2人は"懐かしい"夢を見た
...............そこは全てが終わった絶望の世界だった。
魔族と人族も殆どが屍となり周りはその山となっていた
子供は死んだ両親の元を離れようとせず
母親は息絶えた子供を抱き抱え
空は紅く....どこまでも紅く
水には血が混じり
周りは腐敗臭で満たされていた
クロスはフローズと???と???と共にこの惨状を目の当たりした
レプリカを倒しこれで全て解決すると信じ、そしてその結末がこれだ。
フローズは泣き崩れ、クロスに支えられる
???は膝をつき、???が泣きながら嗜めた
俺たちが悪かったのか?もっと早く気づけば良かったのか?
何故謝る?俺たちはみんなを救えなかったんだぞ?
なんでこんなに胸が苦しい?
なんでこんなに腹が立つ?
なんでこんなに................
涙が止まらない?
————————————————————
クロス「..........!!?」ぱち!
勢いよく目が覚める、その勢いで布団を剥ぐところだったが、隣で寝ていた者に止められた
クロス「.........フローズ?」
フローズ「う...う...ああ.....」グスッ
強く抱きしめられる、多分俺と同じで過去の....前世の俺たちの世界を見ているのだろう。
.....何も救えなかった世界を
クロス「..........」ギュ
さらに強く抱きしめる、やっと手に入れた日常をまたしてもあいつによって奪われた。
あいつのことだ俺たちがこの世界にいることも知っているだろう、なのに何もしないのは、あいつにとって、これも遊びの一つなのだろう。
ふざけてやがる、あいつは復讐と言ってあいつ自身がやられた事を同じことをやって、それが快楽になっているのだから
....ミイラ取りがミイラになるとはこのことか。
今度こそ世界を救う、いや、愛する者が笑って暮らせる世界を守ろう
それが、前世の記憶を引き継ぐ、英雄クロスの使命だから。
そう固く誓い、再び睡魔が遅いそのまま眠りについた。
————————————————————
~国王達朝食中~
王妃「それで?そんな寝坊助さん達は村に行って挨拶に行きたいと?」
クロス.フローズ
「は......はい」汗ダラダラ
朝、またしても寝過ごしてしまい、王妃が楽しみにしていたクロスのデザートが食べられず、少し...いや、かなりキレ気味である。
国王「私は別に大丈夫だと思うが、一応気をつけろよ?まだ何が起こるかわからない状況だからな」
宰相「それに剣聖達も連れていくのでしょう?一応話は広まっていますが、用心してください。」
クロス「はい!ありがとうございます!」
フローズ「ありがとうございます!お父様!」
国王の許可を得たこれで村に帰れる
王妃「........まぁ、貴方が決めたことです、私もとやかくいう必要はありませんか」
クロス「....では!」
王妃「そのかわり、今すぐデザートを作ってください、あれを食べないとやる気が出ないのです。」
クロス「わかりました!すぐに作ってきます!」
そう言ってクロスは一瞬でいなくなり、フローズが取り残された
宰相「フローズ様、少しよろしいでしょうか?」
フローズ「はい?なんでしょう?」
宰相「貴女には前世の記憶があると聞きました、その世界を聞きたいのです。」
国王「そういえば、そんな事を言っておったな」
王妃「ええ、できれば教えてくれませんか?」
3人は興味津々であった、それもそうだろう、何も知らなければそれを知りたがるのが人間だ、.......しかし、それを知って後悔するのもまた、人間だ
この事を話せば彼らは後悔するだろう、しかし
フローズ「申し訳ございませんが、私には言えません」
宰相「....!?....そうですか」
国王「すまぬな、詮索し過ぎたか」
王妃「誰にだっていえない過去はありますもんね」
フローズ「すいません、ありがとうございます。」
宰相は聞くのをやめた、それが己の為だと悟ったからだ
何故なら、彼女の瞳には光がなく、ただ深淵を覗くような、どこまでも漆黒が続くような瞳に一種の恐怖を覚えたからだ。
それには国王も王妃もこれ以上聞くのをやめた。
クロス「お待たせしましたー!」ガチャ
タイミングよくクロスがやってくる、王妃は話題を変えるべく、クロスの方にきた
王妃「待っていましたよ!さて、早く食べましょう♪」
クロス「........?ええ、どうぞ」
あまりにも不思議だったので隣のフローズに聞こうとした....が
クロス「........フローズ?」
フローズ「................何?」
普段のフローズと違う事に気づき瞬時に何があったか理解する、だが、あえてそこは言わず
クロス「後で俺を貸してやるよ」
フローズ「.......うん」
とりあえず、今は村に帰れる為に彼女達も連れて行くために色々準備していこうと考えた。
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補足
フローズが話したくないのは、過去の前世の世界のことであり、ミク達に話しているのは前世のクロスの事とは違います。
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