4 / 14
4
しおりを挟む
茶会当日。
アイリスのドレスは、ピンクでこれでもかっ!という位にリボンが付いている。
髪もグルグルの縦ロールに、やはりピンクのリボン。
これでは横に立っていたら目立ってしまう気がする。
広間に入って挨拶が済んだら速攻で離れよう。と考えていた。
お義母様が私に用意したドレスは、シンプルなクリーム色のドレス。
髪もピンで、ちょっと止めて終わり。
こうも違うのに、お父様は何も言わない。
王宮に着くと、まずは大広間に集められ高位貴族から順番に両陛下、王太子様に挨拶に行く。
それが終わると国王陛下と王妃様そして両親は別室へと移動された。
さぁ始まる様です。
急にカーテンが閉まり、シャンデリアの灯りが消える。
突然の暗闇にご令嬢達はパニックを起こしている。
窓ガラスが割れる音がする。
強風が吹き荒れ立っていられない。
そこに地響きがし、地面が揺れ始めた。
ご令嬢の中には失神している人もいる様だ。
その現象は5分以上続いた。
私は妖精に「王太子は、どうしているの?」と聞いてみた。
『うんとねぇー、青い顔してブルブル震えて蹲っているよ』
「そう」
『あっ!風で飛ばされたアイリスが王太子に覆い被さる様に倒れた!』
「まぁ!」
そこでシャンデリアの灯りが点り、見渡せば部屋の中は何事も無かったかの様に元通り。
最初と違うのは部屋の中に居た者すべてが床で伏せて泣いているか気を失っている。
入室した国王陛下は、直ぐに王太子を探す。
そこで王太子を庇う様に覆い被さっているアイリスに気が付いた。
「ロザリオ侯爵家娘アイリス嬢、ロバートを庇ってくれた事に感謝する。そうかアイリス嬢が…そうか、そうか」
風で飛ばされて偶然ですけれどね…。
アイリスには、妖精は見えませんよ♪
勿論、教えませんけれど。
「アイリス嬢。君が私を?ありがとう!君は愛されし者かい?」
「愛される者?ええ、きっとそうですわ!わたくしは王太子様に愛される者ですわ!」
2人が言っている意味が違うと思いますが気付いてません?
まぁ良いか…。
やっぱり私を捜し当ててはくれませんでしたね。
捜し出してくれたら運命だと思ったのになぁ~。
『あーあーアイリスを選んじゃったよ』
『ダメ王太子っ!』
『マリーナ大丈夫?』
「私は平気よ」
貴族の方々は、娘達が倒れた失神しているのを見て青ざめた顔をして娘に駆け寄っている。
勿論、お父様とお義母様もアイリスの所に…。
いつもの事と割り切っていても、他の方々を見ていると今日は辛いわね…。
そんな時、フッと私を見ている視線に気が付く。
入り口に立つ男性の横に私と変わらない歳の男の子。
「誰かしら?」
『予言者の子だよ』
予言者の子…なぜ私を見ているのかしら?
アイリスのドレスは、ピンクでこれでもかっ!という位にリボンが付いている。
髪もグルグルの縦ロールに、やはりピンクのリボン。
これでは横に立っていたら目立ってしまう気がする。
広間に入って挨拶が済んだら速攻で離れよう。と考えていた。
お義母様が私に用意したドレスは、シンプルなクリーム色のドレス。
髪もピンで、ちょっと止めて終わり。
こうも違うのに、お父様は何も言わない。
王宮に着くと、まずは大広間に集められ高位貴族から順番に両陛下、王太子様に挨拶に行く。
それが終わると国王陛下と王妃様そして両親は別室へと移動された。
さぁ始まる様です。
急にカーテンが閉まり、シャンデリアの灯りが消える。
突然の暗闇にご令嬢達はパニックを起こしている。
窓ガラスが割れる音がする。
強風が吹き荒れ立っていられない。
そこに地響きがし、地面が揺れ始めた。
ご令嬢の中には失神している人もいる様だ。
その現象は5分以上続いた。
私は妖精に「王太子は、どうしているの?」と聞いてみた。
『うんとねぇー、青い顔してブルブル震えて蹲っているよ』
「そう」
『あっ!風で飛ばされたアイリスが王太子に覆い被さる様に倒れた!』
「まぁ!」
そこでシャンデリアの灯りが点り、見渡せば部屋の中は何事も無かったかの様に元通り。
最初と違うのは部屋の中に居た者すべてが床で伏せて泣いているか気を失っている。
入室した国王陛下は、直ぐに王太子を探す。
そこで王太子を庇う様に覆い被さっているアイリスに気が付いた。
「ロザリオ侯爵家娘アイリス嬢、ロバートを庇ってくれた事に感謝する。そうかアイリス嬢が…そうか、そうか」
風で飛ばされて偶然ですけれどね…。
アイリスには、妖精は見えませんよ♪
勿論、教えませんけれど。
「アイリス嬢。君が私を?ありがとう!君は愛されし者かい?」
「愛される者?ええ、きっとそうですわ!わたくしは王太子様に愛される者ですわ!」
2人が言っている意味が違うと思いますが気付いてません?
まぁ良いか…。
やっぱり私を捜し当ててはくれませんでしたね。
捜し出してくれたら運命だと思ったのになぁ~。
『あーあーアイリスを選んじゃったよ』
『ダメ王太子っ!』
『マリーナ大丈夫?』
「私は平気よ」
貴族の方々は、娘達が倒れた失神しているのを見て青ざめた顔をして娘に駆け寄っている。
勿論、お父様とお義母様もアイリスの所に…。
いつもの事と割り切っていても、他の方々を見ていると今日は辛いわね…。
そんな時、フッと私を見ている視線に気が付く。
入り口に立つ男性の横に私と変わらない歳の男の子。
「誰かしら?」
『予言者の子だよ』
予言者の子…なぜ私を見ているのかしら?
107
あなたにおすすめの小説
【完結】妃が毒を盛っている。
井上 佳
ファンタジー
2年前から病床に臥しているハイディルベルクの王には、息子が2人いる。
王妃フリーデの息子で第一王子のジークムント。
側妃ガブリエレの息子で第二王子のハルトヴィヒ。
いま王が崩御するようなことがあれば、第一王子が玉座につくことになるのは間違いないだろう。
貴族が集まって出る一番の話題は、王の後継者を推測することだった――
見舞いに来たエルメンヒルデ・シュティルナー侯爵令嬢。
「エルメンヒルデか……。」
「はい。お側に寄っても?」
「ああ、おいで。」
彼女の行動が、出会いが、全てを解決に導く――。
この優しい王の、原因不明の病気とはいったい……?
※オリジナルファンタジー第1作目カムバックイェイ!!
※妖精王チートですので細かいことは気にしない。
※隣国の王子はテンプレですよね。
※イチオシは護衛たちとの気安いやり取り
※最後のほうにざまぁがあるようなないような
※敬語尊敬語滅茶苦茶御免!(なさい)
※他サイトでは佳(ケイ)+苗字で掲載中
※完結保証……保障と保証がわからない!
2022.11.26 18:30 完結しました。
お付き合いいただきありがとうございました!
婚約破棄の代償
柊
ファンタジー
王太子妃の立場に向いていないと婚約破棄を告げるルフェーヴル・エリシア公爵令嬢。
婚約者であるオルフェリス・ルシアンはあっさりと承諾したが……。
※複数のサイトに投稿しております。
婚約破棄?それならこの国を返して頂きます
Ruhuna
ファンタジー
大陸の西側に位置するアルティマ王国
500年の時を経てその国は元の国へと返り咲くために時が動き出すーーー
根暗公爵の娘と、笑われていたマーガレット・ウィンザーは婚約者であるナラード・アルティマから婚約破棄されたことで反撃を開始した
婚約破棄されてしまいました。別にかまいませんけれども。
ココちゃん
恋愛
よくある婚約破棄モノです。
ざまぁあり、ピンク色のふわふわの髪の男爵令嬢ありなやつです。
短編ですので、サクッと読んでいただけると嬉しいです。
なろうに投稿したものを、少しだけ改稿して再投稿しています。
なろうでのタイトルは、「婚約破棄されました〜本当に宜しいのですね?」です。
どうぞよろしくお願いしますm(._.)m
【完結】姉に婚約者を奪われ、役立たずと言われ家からも追放されたので、隣国で幸せに生きます
よどら文鳥
恋愛
「リリーナ、俺はお前の姉と結婚することにした。だからお前との婚約は取り消しにさせろ」
婚約者だったザグローム様は婚約破棄が当然のように言ってきました。
「ようやくお前でも家のために役立つ日がきたかと思ったが、所詮は役立たずだったか……」
「リリーナは伯爵家にとって必要ない子なの」
両親からもゴミのように扱われています。そして役に立たないと、家から追放されることが決まりました。
お姉様からは用が済んだからと捨てられます。
「あなたの手柄は全部私が貰ってきたから、今回の婚約も私のもの。当然の流れよね。だから謝罪するつもりはないわよ」
「平民になっても公爵婦人になる私からは何の援助もしないけど、立派に生きて頂戴ね」
ですが、これでようやく理不尽な家からも解放されて自由になれました。
唯一の味方になってくれた執事の助言と支援によって、隣国の公爵家へ向かうことになりました。
ここから私の人生が大きく変わっていきます。
後悔などありません。あなたのことは愛していないので。
あかぎ
恋愛
「お前とは婚約破棄する」
婚約者の突然の宣言に、レイラは言葉を失った。
理由は見知らぬ女ジェシカへのいじめ。
証拠と称される手紙も差し出されたが、筆跡は明らかに自分のものではない。
初対面の相手に嫉妬して傷つけただなど、理不尽にもほどがある。
だが、トールは疑いを信じ込み、ジェシカと共にレイラを糾弾する。
静かに溜息をついたレイラは、彼の目を見据えて言った。
「私、あなたのことなんて全然好きじゃないの」
本当に、貴女は彼と王妃の座が欲しいのですか?
もにゃむ
ファンタジー
侯爵令嬢のオリビアは、生まれた瞬間から第一王子である王太子の婚約者だった。
政略ではあったが、二人の間には信頼と親愛があり、お互いを大切にしている、とオリビアは信じていた。
王子妃教育を終えたオリビアは、王城に移り住んで王妃教育を受け始めた。
王妃教育で用意された大量の教材の中のある一冊の教本を読んだオリビアは、婚約者である第一王子との関係に疑問を抱き始める。
オリビアの心が揺れ始めたとき、異世界から聖女が召喚された。
診断書を提出してください。
柊
ファンタジー
元々平民で人格者であった祖父が男爵位を賜ったことにより、「成金の偽善者」と陰口を叩かれるセドリック・トリエ。
それは婚約者である伯爵令嬢カテリーナ・ラドゥメグも例外ではなく、神経をすり減らす日々を送っていた。
そいてラドゥメグ伯爵家を訪れたセドリックと、父クレマンが切り出したことは……。
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも同じものを投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる