【完結】スーツ男子の歩き方

SAI

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14.高見の想い ☆

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ジーンズを下され、まだ硬いそこに高見の指を感じる。

「いっ」
何かでぬめりは足しているようだが、強引に入れられた指が痛みをもたらした。

「ココは? 触らせた?」

触らせたと言えば酷くされるような気がして、でも嘘は付けない。沈黙のままでいると「触らせたんだ」と冷たい声が聞こえた。

「高見っ、やだ。酷くはしないでっ」

僕の言葉が届いた高見は一瞬僕の方を見て、悲しそうな顔をした。そしてゆっくり口を開いた。

「酷くはしないけど、止めれられない」


さっきよりもずっと丁寧に二本目の指が挿入された。

「なっ、どこ舐めてっ、んあっ」

まだ萎えたままのペニスをこともあろうか高見は口に含み、舌を這わせる。温かい口内にすっぽりと含まれ、唇と舌でペニスを挟むと亀頭を上顎のざらざらで擦られた。

「あっ、それっ、んっ」

アナルの中を広げるように動く二本の指の存在は感じているのに高見が僕のペニスをしゃぶっている光景が衝撃的過ぎてその光景にくぎ付けになった。

「あんっ、たか……高見っ」
拘束されたままの手で高見の髪の毛に触れる。

高見に触れられている。アナルに指まで入れられて……。高見に。

「あぁっ、もう、イクっ」
ブルブルっと体を震わせて精液を吐き出し、弛緩した瞬間に三本目の指が挿入された。

「たか……ああっ、やだっ、苦しっ」

アナルの中を容赦なくかき回しながら、高見はもう片方の手で僕の頭を撫でた。そのうち指が全部引き抜かれると僕の顔の傍にあった高見の顔も離れた。そしてアナルにあてがわれる凶器。

「まさ……か」
「すみません。羽山さん」

「好きです」

高見のペニスがアナルを押し広げる。間違いなく今まで感じたこともない質量だ。

「こんな……の、入ら……ない」
「すみません」
「も、やめて」

内臓がぐっと押し上げられるかのようだ。

「好きです。すみません」

僕らはこんな思いをしても、こんな思いを好きな相手に強いても、それでも繋がりたいんだ。

亨さんの言葉が脳内に響く。

「あぁっ!!」

半分まで入ったところで、残り半分は一気に貫かれた。僕に深く自身を埋めると、高見は満足そうに微笑み、直ぐに表情を歪めた。

「動きますね」

高見の体が動くたびに、アナルにキチキチとした痛みが走る。

「いっ、たい、ふっ、っと、いっ」

体が揺さぶられるから僕の言葉は全部がスタッカートだ。

高見と繋がってる。
あんな辛そうな顔して、あいつ、気持ちいいのかな……。

痛みを与え続けられる体とは裏腹に僕の心は冷静を取り戻しつつあった。だが、それもひと時。痛いだけだった行為が、高見がソコを突いた瞬間、一気に快楽を共にした。

「あぁっ、あっ、なっ、にっ、こっれ」

萎えていたペニスは硬さを取り戻し、僕は快楽のあまりに嬌声をあげた。

「あんっ、あっ、あっ、やっ、あんっ」
「気持ちいいですか?」

高見が容赦なくその部分を突き続ける。

「気持ちいい?」

何度も聞きながら、何度も深く。

「ああっ、あっ、きっ、気持ちっい」
「良かった」

高見の手が僕のペニスに触れると僕はあっけなく達した。

「……っ、はぁ、はぁ、はぁ」

肩で息をする。

終わった。やっと。

「まだですよ。羽山さんのここの形が俺のになるまで。中、俺のでいっぱいにしてあげますね」




もう何度イッたか分からない。時間も分からない。

「あぁっ、あっ、たかっ、もう、壊れちゃ」
「壊れていいですよ。俺がずっと面倒見ますから」

「やっ」

ビクンと大きく体が跳ね、その衝撃で高見のモノが僕の体から抜けた。ポコ、と音がして中から高見が出したものが流れる。

「あぁ、出ちゃいますね。でも大丈夫。何回でも注いであげますから」

仰向けで片足を高見の手で上げられ、また挿入される。

「もうすんなり入りますね。知ってます? 抜くと俺の大きさにアナルが開いたままになるんですよ」

何度も出して体はヘトヘト、意識も危ういというのに高見に貫かれれば声を上げてしまう。

「も……む……り。あぁっ、あっ、あっ」
「俺と付き合うって約束してくれたら今日はやめてもいいですよ」

「あっ、あっ」
「俺のモノになって誰にも触らせないって約束できるなら、今日はやめてもいい」

高見……何言って……。

無理やりに目をこじ開ければ、しっかりした声とは裏腹に泣きそうに顔を歪めた高見がいて、僕は拘束された手を高見に伸ばした。

なんて顔してんだよ。
そんな痛そうな顔するな。

「た……あっ、高見の、ああっ、モノに……なるっ。高見と……あっ……んっ、付き合うぅっ」

だから、泣くな。

「高見っ」
「忘れちゃだめですよ。撤回もなしです」

高見は今までもそうであったように、一段と深く腰を打ち付けた。ぱんぱんと肉のぶつかる音が今更だというように響く。

「イクっ」
体を震わせると同時に僕はそのまま意識を失った。







「さん……羽山さん……」
「た……かみ……痛っ」

翌朝の体調は最悪だった。体を起こそうとすれば肛門に激痛が走り、体のあちこちが痛い。さんざん喘がされたせいで声も掠れてガラガラだ。

「痛いですよね。すみません」

昨日から散々聞いた言葉。

「謝るなよ」

高見が困ったように笑う。

「会社には昨日羽山さんの家を訪ねたら熱で寝込んでいて、今日も熱が下がらないので休むと伝えてあります。すみません、勝手に」

「だから、もう謝るなって。会社に電話はさんきゅ。こんなんじゃ仕事出来る気がしない」
「すみま……」

僕がチロッ睨むと、高見は口をつぐんだ。

「仕事が終わったらまた来ます。ご飯、作っておいたんで食べてください」
「わかった。ありがと」

玄関に向かった高見がふと足を止めて振り返った。

「羽山さん、昨日の約束、忘れてないですよね?」
「忘れてない。僕は高見のものだ」
「撤回したり逃げようとすれば、昨日の情事の動画、バラまきますから」

何をっ!と言いかけて、本当に勘だけど、嘘だろうと思った。高見はそんなことはしないという確信が僕にはあったのだ。

「そんなことしなくても逃げないよ」
「じゃ、俺、仕事行くんで」
「あぁ」
「羽山さん」
「ん?」

「好きです」
「なっ」

「行ってきます」


思いがけない言葉に口をぽかんと開けた僕を見てほほ笑みながら高見は部屋を出ていった。


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