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サイドストーリー2
亨の場合 5 ☆
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無言で歩く僕の後ろを長野が付いてくる。まるでカルガモの親子のようだ。このままずっと歩き続けたら長野は付いてくるのをやめるだろうか。
きっとやめないだろうな。
昔の長野のイメージならそそくさと帰るに決まっているが、最近知った長野なら僕から離れることはしないだろう。
好みのタイプでないのは間違いないのに。
長野が他の奴にいくのはムカつく。
今まで僕を想い続けてきたように長野が他の奴を想うのかと思うと、体の中がドンと重くなって言いようのない不快感が込み上げてくる。
覚悟か……。覚悟。
僕は自分の家のドアを開けると振り返って長野を掴み入れた。
「他の奴にキスなんかさせてんじゃねーよ」
怒りに任せて胸倉を掴むと長野の唇に唇を重ねた。長野の舌が唇から覗いて僕の口の中に侵入する。少しとがらせた舌先で上顎を優しく撫でられると、気持ち良くて息が零れた。
「……上手くなってる」
「あれから何度も妄想しましたから。抱いてもいいですよね?」
「聞くな、よ」
「じゃあ、抱きますね」
って、宣言かよ!
抱きかかえられてベッドに運ばれるとまたキスが降りてきた。
「俺の……俺のネコちゃんって、亨さんはもう俺のモノでいいんですよね?」
「ん……ちが、う。お前が僕のモノなんだよ。くそっ、こうなったらお前、人生かけて僕に尽くせよ」
長野が顔をくしゃくしゃにしてほほ笑んだ。
「はい」
執拗に二の腕の内側を舐められて僕はたまらずに身をよじっていた。
「俺、考えたんですよ。ここが気持ちいいならきっと、こっちも気持ちいいんじゃないかって」
「あっ……な、に、それ」
大きく足を開かせた太腿の内側を長野の舌が這い、中心の手前で強く吸われて腰が浮いた。
「ほら、ね。先から透明な雫が零れてきた」
「やっ、ばか、あぁっ」
チュッチュッとわざと音を立てて太腿にキスをする。
「この間は俺、全然余裕なくて頭も真っ白だったんでちゃんと勉強したんです」
べ、勉強。そういやコイツ、頭はいいんだった。
「ここはまだ可愛がってあげませんよ。というか、今日は触ってあげない」
触って欲しくて透明な雫まで零しているソコに長野は残酷な宣告をする。そして指をたっぷり唾液で濡らすとゆっくりとアナルに差し込んだ。
「くっ……」
ナカを押し広げる窮屈さに声を上げれば太腿に舌が這う。あっ、と声が漏れるたびに力が抜け、力が抜けるたびに指が進んだ。
「痛くないでしょう?」
「あっ、はぁっ」
答えている余裕などない。長野の長い指が今日は的確に前立腺を捉え、内部を掻き混ぜながら押すたびに気持ち良くて身じろいでしまう。
「欲しいですか?」
アナルからすべての指を引き抜いた長野が僕の顔を覗き込むようにして聞く。その目が昔に何度も見た意地悪な色を従えている気がして、キュッと唇を噛んだ。
欲しいなんて言うものか。
「言わないんだ。ココにもっと太いの、欲しくないですか?」
先ほどまで3本の指を飲み込んでいたというのに、一本に減らした指を入れたり出したしする。ねちゅ、ねちゅ、という音はするものの一本の指では全然足りない。しかもわざと浅い部分をチロチロと弄っているだけなのだ。
「ふ……ん……」
もっと欲しい。もっと深く、もっと大きなモノ。
「腰動いちゃってますね。可愛いネコちゃん」
「違っ」
「何が違うんですか? 今度首輪でも買ってあげようかと思うくらい可愛いのに」
首輪、というワードにアナルがキュッと締まった。嘘、うそだろ。僕にそんな趣味はないはずなのに。
初めての時はあんなに余裕がなかったのに今日の長野はどうしたのだろう。ちょっと勉強しただけでこんなに変わるのか?
「亨さん、俺は亨さんの中に入りたいと思ってますよ。俺のペニスをこの中に入れて、かき回して奥までたくさん突きたい」
ヌチュ、ヌチュ
指の音が響いている。浅い動きを繰り返していた指がゆっくりと深く侵入し、前立腺を撫でた。
「ここをね、たくさん突きたい」
長野の言葉に体が勝手に反応する。
「あっ……」
「何度も、何度も突いて、突き上げて」
「んはぁあっ」
「亨さんが気を失うくらい気持ち良くしたい」
「あっ……もう、やだぁ。ながのぉ」
「何て言うんでしたっけ? ほら、亨さん。さっき教えたでしょう?」
家庭教師をしていた頃の長野が脳裏に現れる。あんなクールな目をして僕に勉強を教えながら眼鏡の下でずっと僕に欲情していたなんて。
「なっがの、ちょうだいっ」
「まる、ですね」
「んっ……あぁあああ」
くぷ、くぷくぷくぷと滑らかに飲み込んでいく。アナルが長野の形に開いて、ずっと待っていたと締め付けた。
「次はどうして欲しいですか?」
「はっ……あぁ」
もしかしてコイツ、僕に全部言わせる気じゃ……。
「顔背けちゃって、恥ずかしくなりました? ずっとタチで突っ込んでばっかりだったんですもんね。それが今じゃ、俺を飲み込んでこんなに締め付けてくる」
「言う……な」
「不思議ですね。誰かを抱いた形跡を亨さんに見つけるたびにあんなに妬いたのに、亨さんを抱いている今の方が過去に嫉妬する」
「ながのっ」
「ほら、ちゃんと言って下さい。どうして欲しいの?」
下腹部が熱い。向けられる視線が熱い。自分で動いてしまいたいのにがっちりと腰を掴まれて動くことも叶わない。
ぬちぬち、と最奥を微かに撫でられ理性がトんだ。
「かき回してぇっ、突いて、気持ち良くしてぇっ」
「花丸ですね」
「あ、ああ―っ!!ひっ、あ……ああっ、ああっ」
パンパンパンと弾ける音に体全体が揺さぶられる。僕の腰を浮かせて両太ももを抱えたまま深さを求められれば僕のプライドは遠くへ追いやられて喉を鳴らすしかなかった。
「もっと、もっと、あぁっ……なが、のぅ」
切なげに声を上げて、淫らに腰を動かした。
「亨さんが望むなら一生気持ち良くしてあげる」
「あっ、イクっ、ふあぁ、ああーっ!!」
こうして僕と長野は残念ながら恋人関係になったわけだが、のちに僕は大きな誤算をしていたことに気が付いた。
「長野っ、味噌汁に出汁入れ忘れてる。ああっ、それはきび砂糖だ!」
長野がキッチンに入るたびに倍になって仕事が増える上にご飯が不味くなる。それだけじゃない。
「あのさ、パジャマのボタンを掛け違えているのが凄く気になるんですけど」
「あ、本当だ。全然気にならなかった」
こんなのはまだ序の口で、洗濯機に洗剤と間違えてボディソープを入れたり(洗濯機から泡が溢れて大変な思いをした)、冷蔵庫を開けたらリモコンが入っていたり(ぼーっとしてて入れてしまったらしい)とにかくハチャメチャだ。
仕事の時とは別人とはこのことだと思う。
「よく一人暮らししていられるよな?」
「それって……一緒に暮らそうってことですか?」
「いや、違うだろ? むしろ今の会話のどこにそんな要素があったよ?」
「でも俺、亨さんが居ないとヤバいみたいですけど」
「だよな。そういう自覚はあるんだ。そもそも、僕に尽くすって約束はどうなったの?」
「尽くしますよ、勿論。俺、勉強は得意なんで」
長野の手が伸びて僕の内腿を撫でる。
「……ばかっ」
僕はほんのりと顔が熱くなるのを感じながら長野のパジャマのボタンを外した。
FIN.
きっとやめないだろうな。
昔の長野のイメージならそそくさと帰るに決まっているが、最近知った長野なら僕から離れることはしないだろう。
好みのタイプでないのは間違いないのに。
長野が他の奴にいくのはムカつく。
今まで僕を想い続けてきたように長野が他の奴を想うのかと思うと、体の中がドンと重くなって言いようのない不快感が込み上げてくる。
覚悟か……。覚悟。
僕は自分の家のドアを開けると振り返って長野を掴み入れた。
「他の奴にキスなんかさせてんじゃねーよ」
怒りに任せて胸倉を掴むと長野の唇に唇を重ねた。長野の舌が唇から覗いて僕の口の中に侵入する。少しとがらせた舌先で上顎を優しく撫でられると、気持ち良くて息が零れた。
「……上手くなってる」
「あれから何度も妄想しましたから。抱いてもいいですよね?」
「聞くな、よ」
「じゃあ、抱きますね」
って、宣言かよ!
抱きかかえられてベッドに運ばれるとまたキスが降りてきた。
「俺の……俺のネコちゃんって、亨さんはもう俺のモノでいいんですよね?」
「ん……ちが、う。お前が僕のモノなんだよ。くそっ、こうなったらお前、人生かけて僕に尽くせよ」
長野が顔をくしゃくしゃにしてほほ笑んだ。
「はい」
執拗に二の腕の内側を舐められて僕はたまらずに身をよじっていた。
「俺、考えたんですよ。ここが気持ちいいならきっと、こっちも気持ちいいんじゃないかって」
「あっ……な、に、それ」
大きく足を開かせた太腿の内側を長野の舌が這い、中心の手前で強く吸われて腰が浮いた。
「ほら、ね。先から透明な雫が零れてきた」
「やっ、ばか、あぁっ」
チュッチュッとわざと音を立てて太腿にキスをする。
「この間は俺、全然余裕なくて頭も真っ白だったんでちゃんと勉強したんです」
べ、勉強。そういやコイツ、頭はいいんだった。
「ここはまだ可愛がってあげませんよ。というか、今日は触ってあげない」
触って欲しくて透明な雫まで零しているソコに長野は残酷な宣告をする。そして指をたっぷり唾液で濡らすとゆっくりとアナルに差し込んだ。
「くっ……」
ナカを押し広げる窮屈さに声を上げれば太腿に舌が這う。あっ、と声が漏れるたびに力が抜け、力が抜けるたびに指が進んだ。
「痛くないでしょう?」
「あっ、はぁっ」
答えている余裕などない。長野の長い指が今日は的確に前立腺を捉え、内部を掻き混ぜながら押すたびに気持ち良くて身じろいでしまう。
「欲しいですか?」
アナルからすべての指を引き抜いた長野が僕の顔を覗き込むようにして聞く。その目が昔に何度も見た意地悪な色を従えている気がして、キュッと唇を噛んだ。
欲しいなんて言うものか。
「言わないんだ。ココにもっと太いの、欲しくないですか?」
先ほどまで3本の指を飲み込んでいたというのに、一本に減らした指を入れたり出したしする。ねちゅ、ねちゅ、という音はするものの一本の指では全然足りない。しかもわざと浅い部分をチロチロと弄っているだけなのだ。
「ふ……ん……」
もっと欲しい。もっと深く、もっと大きなモノ。
「腰動いちゃってますね。可愛いネコちゃん」
「違っ」
「何が違うんですか? 今度首輪でも買ってあげようかと思うくらい可愛いのに」
首輪、というワードにアナルがキュッと締まった。嘘、うそだろ。僕にそんな趣味はないはずなのに。
初めての時はあんなに余裕がなかったのに今日の長野はどうしたのだろう。ちょっと勉強しただけでこんなに変わるのか?
「亨さん、俺は亨さんの中に入りたいと思ってますよ。俺のペニスをこの中に入れて、かき回して奥までたくさん突きたい」
ヌチュ、ヌチュ
指の音が響いている。浅い動きを繰り返していた指がゆっくりと深く侵入し、前立腺を撫でた。
「ここをね、たくさん突きたい」
長野の言葉に体が勝手に反応する。
「あっ……」
「何度も、何度も突いて、突き上げて」
「んはぁあっ」
「亨さんが気を失うくらい気持ち良くしたい」
「あっ……もう、やだぁ。ながのぉ」
「何て言うんでしたっけ? ほら、亨さん。さっき教えたでしょう?」
家庭教師をしていた頃の長野が脳裏に現れる。あんなクールな目をして僕に勉強を教えながら眼鏡の下でずっと僕に欲情していたなんて。
「なっがの、ちょうだいっ」
「まる、ですね」
「んっ……あぁあああ」
くぷ、くぷくぷくぷと滑らかに飲み込んでいく。アナルが長野の形に開いて、ずっと待っていたと締め付けた。
「次はどうして欲しいですか?」
「はっ……あぁ」
もしかしてコイツ、僕に全部言わせる気じゃ……。
「顔背けちゃって、恥ずかしくなりました? ずっとタチで突っ込んでばっかりだったんですもんね。それが今じゃ、俺を飲み込んでこんなに締め付けてくる」
「言う……な」
「不思議ですね。誰かを抱いた形跡を亨さんに見つけるたびにあんなに妬いたのに、亨さんを抱いている今の方が過去に嫉妬する」
「ながのっ」
「ほら、ちゃんと言って下さい。どうして欲しいの?」
下腹部が熱い。向けられる視線が熱い。自分で動いてしまいたいのにがっちりと腰を掴まれて動くことも叶わない。
ぬちぬち、と最奥を微かに撫でられ理性がトんだ。
「かき回してぇっ、突いて、気持ち良くしてぇっ」
「花丸ですね」
「あ、ああ―っ!!ひっ、あ……ああっ、ああっ」
パンパンパンと弾ける音に体全体が揺さぶられる。僕の腰を浮かせて両太ももを抱えたまま深さを求められれば僕のプライドは遠くへ追いやられて喉を鳴らすしかなかった。
「もっと、もっと、あぁっ……なが、のぅ」
切なげに声を上げて、淫らに腰を動かした。
「亨さんが望むなら一生気持ち良くしてあげる」
「あっ、イクっ、ふあぁ、ああーっ!!」
こうして僕と長野は残念ながら恋人関係になったわけだが、のちに僕は大きな誤算をしていたことに気が付いた。
「長野っ、味噌汁に出汁入れ忘れてる。ああっ、それはきび砂糖だ!」
長野がキッチンに入るたびに倍になって仕事が増える上にご飯が不味くなる。それだけじゃない。
「あのさ、パジャマのボタンを掛け違えているのが凄く気になるんですけど」
「あ、本当だ。全然気にならなかった」
こんなのはまだ序の口で、洗濯機に洗剤と間違えてボディソープを入れたり(洗濯機から泡が溢れて大変な思いをした)、冷蔵庫を開けたらリモコンが入っていたり(ぼーっとしてて入れてしまったらしい)とにかくハチャメチャだ。
仕事の時とは別人とはこのことだと思う。
「よく一人暮らししていられるよな?」
「それって……一緒に暮らそうってことですか?」
「いや、違うだろ? むしろ今の会話のどこにそんな要素があったよ?」
「でも俺、亨さんが居ないとヤバいみたいですけど」
「だよな。そういう自覚はあるんだ。そもそも、僕に尽くすって約束はどうなったの?」
「尽くしますよ、勿論。俺、勉強は得意なんで」
長野の手が伸びて僕の内腿を撫でる。
「……ばかっ」
僕はほんのりと顔が熱くなるのを感じながら長野のパジャマのボタンを外した。
FIN.
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