異世界転生騒動記

高見 梁川

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13巻

13-3

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「どういうことだ?」

 ここでようやくウラジーミルは書類から視線を上げて諜報員を見た。
 怜悧れいりな黒い瞳は見る者を委縮させる冷たさで、漆黒の黒髪を後ろで無造作に縛っただけなのに、まるで地獄の邏卒らそつのような迫力がある。
 まだ三十代の若さにもかかわらず、ウラジーミルがネドラス王国派遣軍の司令官に抜擢ばってきされたのは、その感情を無くしたような、異常な冷静さにあった。

「これまで通り、捨て石をおとりにして激発したところを包囲殲滅する手はずを整えていたのですが……今回は逆に包囲していた我が軍が壊滅させられました」
「損害は?」
「おそらく二千は下らぬかと」
「トリストヴィー王国からの介入が?」
「使用された武器を考えますと、おそらくは」
「わかった。詳細を知らせよ」

 いささかも慌てずに、ウラジーミルは執務室の机の前で両手を組んだ。

 諜報員の報告はこうであった。
 もともと旧公国貴族は捨て石で、いくら死んでも構わない。
 ネドラス国民の怨嗟えんさを一手に引き受けてもらい、そのうえでレジスタンス襲撃の囮として使うというのが基本戦略である。
 おかげで旧公国貴族はばたばたと死んでいくのだが、獣人をはじめとするレジスタンスも少なからぬ損害を被って、一時地下に潜伏する必要に迫られていた。
 今回は襲撃が多少大規模であったものの、街道を封鎖され、数に劣るレジスタンスは逃げ場を失って殲滅されるかに思われた。しかし――。
 巧妙に誘導され、分かれていた軍が一カ所に集まったところを待ち伏せされ、火薬と焼夷油脂しょういゆしを使って攻撃されたらしい。
 火薬武器に関してはすでにマウリシアやトリストヴィーで使用報告があり、密かに本国でも量産を開始しているという情報をウラジーミルは知っている。
 いくらなんでも本国から流出したとは考えられないから、トリストヴィーからの介入があったと考えるべきであった。

「――レジスタンスの兵力に変わりはないのだな?」
「はい、少なくとも動員された兵力はそれほど多くありません。支援があったとしても物資だけであるかと」
「そろそろ飴をくれてやる時期か」

 旧公国貴族は十分に生贄としての役割を果たした。もう切り捨ててもいい頃だ。
 何よりここでレジスタンスを勢いづかせるのは得策ではない。

「……チェルネンコ」
「はっ」

 ウラジーミルの左に控えていた副官のチェルネンコが姿勢を正して直立する。

「一隊を率いて旧公国貴族どもを摘発しろ。どうせ我々が指示した以上に貯めこんでいる。構わんからすべて放出して、少しは夢を見せてやれ」
「了解しました」
「それとレジスタンスの摘発には賞金をけろ。どうせ支払うのは我々ではなくネドラス王国なのだから、気前よくいこう」

 怜悧な上官が珍しく冗談らしきものを言ったことに気づいて、チェルネンコは目を丸くした。
 それもほんのコンマ数秒ほどのことで、すぐさま拝命して退出したのは、さすがはウラジーミルの副官というところだろうか。
 結果的にウラジーミルの判断は正しかった。
 人間の心理的に、たとえあざといほど見え見えの演出でも、追い詰められた状況ではかなりの力を発揮してしまうのだ。
 取り調べでおどす刑事と、やんわりと取り成す刑事が役割分担をしているのもその例だし、これまで恐怖と憎悪ぞうおの対象であった旧公国貴族が粛清されると、ついつい熱狂してしまうのが大衆の性質というものである。
 そのうえで、旧公国貴族が貯め込んでいた税金を還元し、次年度以降の税率を半減されると知った民衆は、口々にウラジーミルの名を呼び、快哉かいさいを叫んだ。

「ウラジーミル!」
「ウラジーミル将軍万歳!」
「くたばれ! トリストヴィーの野良犬のらいぬどもめ!」

 ようやく反撃の糸口をつかみ、旧公国貴族の排除にとりかかったレジスタンスとしては、甚だ不本意な結果であった。

「――やれやれ、これならミハイルのほうがよほどやりやすかったぜ」

 かろうじて多少なりとも劣勢を押し返したラグニタスは、天を仰いで慨嘆がいたんした。
 自分が成し遂げるはずであった圧政からの解放。
 それをみすみすウラジーミルに許してしまったのは、政治的にも軍事的にも痛恨事であった。
 圧政を強いるからこそ、レジスタンスへの支持者が増える。
 所詮は民衆も、自分たちの生活の安全が保障されていれば、支配者が誰であるかはそれほど気にしない。
 気にするのは伝統や文化を擁護する富裕層や、将来の国家についてある程度のビジョンを描くことのできる政治家くらいなものだ。
 ラグニタスにとって予想外だったのは、もはやアンサラー王国が、ネドラス王国への支援という外面すら取り繕う気がないことであった。

「まさかネドラス王国の人間でもないウラジーミルが、税率半減を布告するとはな」

 この瞬間、民衆にとってアンサラー王国はネドラス王国より頼りになる解放者となった。
 しかしこれはれっきとした国家主権に対する侵害である。
 おそらくはそれに反対できるほどの力が、ネドラス王国には残されていないのだ。
 国家中枢の乗っ取りが最終段階にまで達していることの証左であろう。
 獣人への差別が今ほど苛烈かれつでなかった時代、ラグニタスがまだコヴァレンコ伯爵の庶子として領民と親しく交わっていた温かい記憶は、遠い日の彼方かなたであった。

「獣王……あなたならどうする?」

 自分にバルドほどの力があれば、あの日々を守ることができただろうか。
 幻影のラグニタスという異名が、ひどく重苦しいものに感じられて、ラグニタスは人知れずため息をついた。
 自分を信望する部下の前では絶対に見せられない姿であった。


「――ラグニタス様」
「どうした?」

 控えめなノックとともに、部下のブルックがのっそりと巨体を揺らして入ってくる。
 獣人ではなくもともとコヴァレンコ伯爵家につかえていた人間の騎士で、ラグニタスにとっては数少ない心許せる腹心である。

「獣王陛下より使者が」

 まるで自分の弱気を見透かされたかのようなタイミングに、一瞬ラグニタスはぎょっとなって視線を彷徨さまよわせるが、すぐに平静を取り戻した。

「なんとも期待させてくれるものだな」

 悔しい思いとともに、どこか救われたような安心感がある。
 人間と獣人が平等に暮らせる理想郷を夢見た者同士でありながら、一介の伯爵家嫡男ちゃくなんから一国の王へと成りおおせたバルド。
 自分にはできなかったことを成し遂げたバルドに対する、あこがれにも畏敬いけいにも似た感情があふれるのを抑えられなかった。




 ラグニタスが抱いた懸念は、確かにネドラス宮廷を混乱に陥れていた。
 アンサラー王国の将軍に勝手に税率を決められては、国家運営がままならない。
 曲がりなりにも政権の頂点に位置するヴァシリー公爵は、こめかみに青筋を浮かべて激怒のあまり床にグラスを叩きつけた。

「あの若造は何様のつもりだっ!」

 ヴァシリーの怒りはまったく正しかった。
 国権の侵害どころではない。ウラジーミルがしたことは明らかに乗っ取りである。
 その先にはネドラス王国という小国を消滅させ、アンサラー王国へ併合する青写真がすでに出来ているに違いなかった。
 だからといって、ウラジーミルを追い出したり戦ったりという選択肢はない。
 そんなことをすればたちまちヴァシリーは暗殺されるか、失脚して隠棲いんせいを強いられるだろう。
 それほどにアンサラー王国との国力差は大きいのだ。

「こんなことのために私は摂政になったのではない……」

 自分ならばアンサラー王国を手玉にとって、政治的均衡を保てると思っていた。
 反アンサラー王国派を粛清したのも、アンサラー王国対策に必要だと信じたからである。
 先代国王が夭折ようせつした時点で、国内の対立を許容する余裕はネドラス王国にはなかった。
 いかなる誹謗ひぼうを受けようとも、大国に対抗するには自分に権力を集中させるしかないと確信していた。
 ラグニタスの反乱がなければ、今少し影響力を維持できただろうか。
 いずれにしろ、このまま座して併合の道を歩む気はない。

「まだチャンスは失われてはいない。トリストヴィー王国とアンサラー王国を盤面で躍らせるのはこの私だ」

 大国同士を争わせ漁夫の利を得る。
 古くから繰り返されてきた古典的な手法ではあるが、ゆえにこそ現状では有効となりえる、とヴァシリーは考えていた。
 双方いずれかの勝者にネドラス王国を高く売りつけるしか、もはやこの国が存続していく道はない。

「――もし邪魔をするなら、たとえ陛下だろうと容赦せぬ。私は亡国ぼうこくの摂政として歴史に名をのこすつもりはないのだから」




 教団の信者が固唾かたずを呑んで一人の男を見守っている。
 エウロパ教信仰の危機をうれえて、総本山ソルヴィディヴィアンに集結した信者数はおよそ三万人に達していた。
 そのすべてを兵力に転用できるわけではないが、やはり教団の影響力はまだまだ大きかった。
 アンサラー王国やマウリシア王国のような大国と比べれば、国土も人口も比べ物にならないほど小さい教皇領だが、堅牢けんろうな防御施設と狂信的な信者の戦闘力を加味すれば、難攻不落といっても過言ではない。
 さらには教団の聖騎士団がおよそ二万、もし教皇領が攻め込まれでもしたら、大陸中からもっと多くの義勇兵が集うだろう。
 彼ら忠勇なる信徒たちの熱狂を冷めた目で見下ろした教皇は、心密かに侮蔑ぶべつした。
 ――少ない。
 教皇が期待したのは、十万を超える職業軍人を含めた一大集団であった。
 たかがソルヴィディヴィアンの広場に入り切る程度の数では、到底バルドを敵とするには足りない。
 教団の影響力はここまで低下していたのか。
 わずか数年の間に、大陸の信仰の中枢であったエウロパ教団がこうも容易たやすく没落するなど、誰が考えたろう。
 比較的エウロパ教徒の多かったトリストヴィー王国とマウリシア王国が、教団とたもとを分かったのが大きかった。
 また、それを教徒たちがごく自然に受け入れたことも驚きであった。
 日々を生きる庶民は、生活のなかに希望を見いだせるかぎり、現実を優先する――そのことを教皇は忘れていた。
 人間がもっとも信仰に傾倒けいとうするのは、現実がないときなのである。
 トリストヴィー王国もマウリシア王国も、バルドが戦争に勝利したことによって確実に生活水準が向上していた。
 人々がエウロパ教への信仰より、国家への忠誠と現実の生活を選択しただけなのだ。
 理屈はともかく、現実の感覚としてそれを理解できない教皇の苛立いらだちは大きかった。
 しかし今は果たすべき役割がある。教皇として、人類の未来を守護する者として、不満があっても戦う義務がある。

「偉大なる神の下僕たちよ!」
「教皇猊下げいか!」
「エウロパの御名に栄光あれ!」

 静かに広まるどよめきを、教皇は軽く片手を上げることで制した。

「よくぞ万難を排し、神のもとへと集ってくれた! 諸君たちの前にこそ天国の扉は開かれている!」
「おおおおおおっ!」

 信者にとって、自らの信仰を認められるというのは何にも代えがたい喜びである。彼らはこの世に形のない、死後にこそ価値を見いだしているからだ。

「だが親愛なる神の下僕たちよ! 我らが乗り越えなければならぬ危機はまだまだこれからである!」


 教団の現状は考えていた以上に悪い。
 戦争の素人しろうとである教皇が、アンサラー王国に限定的な聖遺物の供給しか許さなかったことも、負の結果をもたらしていた。
 確かに聖遺物は強力な武器ではあるが、数が十分でなかったためにトリストヴィー王国とその同盟国が、政治的にも経済的にも大陸を跳梁ちょうりょうする余地を与えてしまった。
 いまやアンサラー王国が保有していた大陸一の人口と経済力は完全に揺らいでおり、為替かわせ取引ではトリストヴィー同盟側が優位に立っている。
 下手をすればネドラス王国やテネドラ公国に火種を抱えている分、アンサラー王国が不利の可能性もあった。

(まったく、秘匿にこだわったあげくがこのざまだ!)

 聖遺物は秘匿されなければならない。その使用は最小限に、表の世界に出ないよう心掛けなければならない、という制約が忌々いまいましい。
 トリストヴィー内戦の初期に出し惜しみをしなければ、その時点でバルドを討ち果たすことも可能だったろう。
 それが意味のない繰り言であることはわかっている。
 当時を考えれば、そうした決断をする理由がないことも明らかだからだ。
 聖遺物の秘密が衆目にさらされれば、再び秘匿するには長い年月と途方もない政治的労力がいる。
 事実、火薬武器の生産はうなぎのぼりで進められており、戦争が終わったとしても、各国にこれを手放させるのは不可能に近いだろう。
 だからこそ最小限で闇へほうむりたかった。
 このまま遺物が世界に広まり、普及していった先の危機が教皇には見えている。
 歴代の教皇が遺物の秘匿を絶対命令としていたのはそのためだ。
 しかしながらこうして教団の存亡の危機を迎えてみれば、そうした禁忌きんきを犯さなくてはならないのも確かであった。

「剣を持つ者だけが戦えるのではない。神の教えを広め、神の子を集め、神の敵をそしり、神の敵の金を奪う。すべてが神を守るための戦いである。いかなる手段でもよい。必ずや神は諸君たちの忠誠をよみしたもうであろう!」
「おおおおおおおおおおおおおお!」

 熱狂し涙する信者たちを前に、教皇の心はどんどん冷えていく。それはたちまちのうちに、心の湖を分厚い氷の壁の下へと閉じ込めた。

「諸君の生命は神とともにある! 神の敵を前に、たとえ死しても天へとされること、この私が保障しよう!」

 何万人も、何十万人も死ぬかもしれない。
 それがどうした。こおりついた教皇の心は微動だにしない。
 善良な信者たちが自分の言葉に踊らされ、笑って、嗤って、わらって、死地におもむくにもかかわらず、麦を刈り取るかのように無感動に見送ることができる。
 死ね。
 死ね。
 みな神のために死ね。
 人類の未来を守るために、大人も、子供も、信者も、そうでない者も、男も、女も、富める者も、貧しき者も、等しく神のために死ねばいい。
 自分は良心も、信仰心も、愛情も、喜びも、うれしさも、楽しさも、すべて凍らせて教皇の役割を果たすだけだ。

「さあ、立て! 立って今こそ神の敵に鉄槌を浴びせるのだ! 神は我らの信仰と力を見守りたもう!」
「エウロパの御名に栄光あれ!」
「エウロパ万歳!」
「この命、すべてエウロパに捧げます!」

 もう誰にも止められない。
 エウロパ教団はこれまでのような陰からの謀略ではなく、正面切っての武力闘争へ方針を転じようとしていた。
 自らの罪を誰よりもわかっていながら、教皇は誰にも胸の内を漏らすことはできなかった。
 かつては栄達を目指し、同僚をおとしめ、上司を踏み台にしてきた男にも、どうしても譲れぬ重責というものがあるのだ。




 トリストヴィー王国から遠く離れた北方のガルトレイク王国。
 その地に住まう猫耳族を事実上統率する、獣神ゾラスの巫女頭みこがしらサクヤ・カゲツは、娘から送られてきた手紙に目を細めていた。
 ようやく娘も大人になってくれたようだ。
 縁談が用意してあるなどと脅しつけ、背中を押した甲斐かいがあったというものである。
 早く獣王の子をはらんでもらい、その子を次代の猫耳族の当主として迎え入れたい。
 残念ながらサツキはバルドの正室となることはできなかったのだから、カゲツの名を継がせるというのが妥当なはずだった。

「それにしてもあの子……ちゃんとできたのかしら?」

 本人のやる気がなかった、というより精神的にお子様すぎて、ねやの作法など教える余裕がなかった。

「いやいや、巫女姫様の魅力にかかれば落ちぬ男などいませんぞ!」
「あなたの贔屓ひいきはうれしいのだけどね」

 サツキの武神ぶりを知る大将軍ドミニクスは、本気でサツキを絶世の美少女だと考えているらしいが、それは親バカに類するらちもないところであろう。

「まだオムツが必要なころから巫女姫様をお世話して幾星霜いくせいそう、ついに獣王陛下のご寵愛ちょうあいを賜るまでに成長されるとは! このドミニクス感涙のいたり!」
「……忙しくて育児にあんたの手を借りたけど、今少し後悔しているよ」
「ああああ! 巫女姫様の可愛らしい無垢むくな笑顔を思い出すだけで! 私は! 私はあああああ!」
「うるさい、黙れ」

 ドミニクスの後頭部にバックハンドブローを食らわせ、一撃で沈黙させるあたりは、さすが巫女頭の面目躍如めんもくやくじょというところか。
 ノルトランドが誇る『ヘルシングの雷鳴』ジーナと並び称された、サクヤの武は今もなお健在であった。

「……まあ子供であっても、あの子も女だ。あれで心を許した相手には甘え上手でもあるしねえ」

 バルドの側室の顔ぶれを見るに、サツキのように初心で甘えん坊な女性はいないと思われる。
 女にはそれぞれ戦う武器がある。
 例えばシルクはりんとした気高さであろうし、セリーナとレイチェルは成熟した女の妖艶ようえんな色香かもしれない。
 バルドの好み次第ではあるが、そこはサクヤも人の親、サツキの可愛らしさをつゆほども疑っていなかった。

「ふふふ……サツキの惚気のろけが聞けるとは、私も歳をとったんだねえ」
「今さらですか?」
「女の歳に突っ込んだら戦争しかないだろが、あほんだら!」
「ほげらっ!」

 後頭部への痛撃から立ち直ったドミニクスは、サクヤ渾身こんしんのアッパーをあごに受けて昏倒こんとうした。この分だと、下手をすると半日は起きてこないかもしれなかった。

「ふんっ!」

 自分で歳を取ったというのはよくても、それを男に納得されては腹が立つ。サクヤも微妙なお年頃なのである。
 とはいえ、サツキの想いが叶ってバルドと結ばれたのは素直に喜ぶべきことだ。
 手紙を読んだかぎりでは、夜の情事もそれなりには成功した――と信じたい。
 いや、大丈夫だろう、たぶん。


「――どうしたサツキ?」
「なんだかお母様に馬鹿にされた気がするにゃ。もう私は一人前の女なのにゃ」
「一人前ねえ……僕、サツキに蹴られたあざがまだ消えないんだけど……」
「そ、それは……もう何回も謝ってるのにゃ! すごく痛かったから……もう! 旦那様はずるいのにゃ……」


 何か今、電波を受信したような気がするが気のせいだろう。

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