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170 後悔
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腰と下半身が痛くて、目が覚めたら繋がった状態であった。良いお酒を美味しいと嬉々として飲んだのは覚えている。飲みすぎだと言われながらも美味しいからと1本開けたところまでは覚えている。ギリギリ。何で繋がっているのだろうか。
「ミカエラ、動くと……」
変な声を出しそうになる。事後だ。シーツの下を捲ると事後以外の何物でもない。何???どうすれば???
「入浴しましょうか。腰が痛むでしょう。」
問題ないと、思ったのに全く動かなかった。お風呂まで一緒に入るとは思わなかった。
「大丈夫ですか?痛みと二日酔い。」
「分かんない……思い出したくないので胸の内に秘めてください。」
「素敵でしたよ?」
「うぅ…聞きたくない。お酒は美味しかったのに……」
やってしまった……腰が痛い。記憶がすっぽりと無い。ぺとっとくっついてむぅ。と、膨れて何をやらかしたのだ。後悔していた。お酒辞めたかったのに……美味しくて気持ち悪くならないからスっスっとグラス空にして……記憶がない。
お風呂から出てタオルに包まれてぬくぬくとぼんやりする。
「もうお酒飲まない……」
「良いお酒のボトル結構空けてましたからね。」
テーブルに置かれている空のボトルたち。良いお酒なんだろうなぁ。ユーリ様やヘラルド様から貰ったお酒みたいだし。
「味を覚えてない……勿体ない……」
「まだ倉庫にありますし飲む量を制限しましょうか。これ飲んでください。」
薬????水だし……
「妊娠希望なら飲まなくて構いませんよ。」
一気に薬を飲む。やってしまった……腰が辛い。治せるの???治しても魔力切れで倒れる。ベッドに横になって顔を埋める。記憶がない。お酒は美味しいのは沢山飲みたいけれど記憶が飛ぶのは困る。うつ伏せになっていると腰に暖かい物が乗せられた。
「温石です。」
「うぅ……なんでこんなことに……」
「ミカエラからですよ。止めましたけど今までの発言嘘なのかとか、泣き出したので。覚えてないでしょうが。」
「記憶にございません……」
「でしょうね。」
頭を撫でられて顔を埋める。
「飲み始めたのはミカエラですから。」
「全力で止めてください……」
「酔っている方が私にも都合が良かったので。それに酔っているとはいえ泣かれては強気に出れません。」
よっている方が都合がいいとか……酷い。
「嫌悪感が?」
「ないですよ。自業自得なんです……」
「本音を言っても?」
「……ろくな事じゃないので結構です。」
「わかりました。ドレスをご用意発注いたしますね。ゆっくり休んでくださいね。」
疲れているし、腰も痛い。何やっているんだろう。酔った私。でもお酒は好きだし。美味しいお酒を私宛にもらったら飲むでしょう。普通。寝て過ごそう。
起きた時にもまだ腰に置かれた石が暖かかった。真新しい下着や服が用意されていた。ベルを鳴らしたわけでもないのでイザーク様が部屋に入ってきた。
「まだ痛みますか?」
「……いえ。下でお茶を頂きたいです。」
「はい。着替えましょうか。」
「……」
あくびしながら頷くと滑らかな動きで着替えを手伝ってもらう。ダイニングでお茶を出してもらってスープやパンまでも出てきた。もそもそと食べてどうしたものか。思考を巡らせる。
「何を考えているのですか?」
「やっちまったなぁ。と言う感じです。」
「そうですね。まぁ、誰かに言わなければ何でもないですよ。お酒は控えましょうか。」
「飲まない方向で。」
「お酒飲みたいとたまにぼやいているのだから量を減らしましょうか。」
「飲まないと倉庫圧迫しますし……その方向で。イザーク様も飲んで減らしてください。」
「時間があれば。」
夜会の衣装をどれにするか決めていたのか見せてもらい、合わせて参加者の名簿を見せてもらった。名前と役職を一致させることはできるのだろうか。そう思いながら頭に叩き込む。やる気が起きない。
イザーク様のぬいぐるみになることが減った気がする。家事のためにくるくる動いている。アリアがいないから当然なのだろうか。本を読みながら目線だけで追いかけるが、本当によく動いている。
「ミカエラ?どうしました?」
「多少サボってもいいですよ?私ある程度溜め込んだりしましたから。」
「あぁ、私が溜めて置きたくないのでそそくさ片付けます。」
夜会の準備よりもこれをどうしたものか。本を置いて盛大にため息をついている。
「怨嗟が出ていますよ。」
「後悔ばかりですよ……何でお酒飲んでしまったのか。」
「久しぶりの飲酒でしたしね。」
忘れるのも微妙だ。忘れるのが正解なのだろうか。そして私の酒癖の悪さをどうにかしてほしい。
「ミカエラ、動くと……」
変な声を出しそうになる。事後だ。シーツの下を捲ると事後以外の何物でもない。何???どうすれば???
「入浴しましょうか。腰が痛むでしょう。」
問題ないと、思ったのに全く動かなかった。お風呂まで一緒に入るとは思わなかった。
「大丈夫ですか?痛みと二日酔い。」
「分かんない……思い出したくないので胸の内に秘めてください。」
「素敵でしたよ?」
「うぅ…聞きたくない。お酒は美味しかったのに……」
やってしまった……腰が痛い。記憶がすっぽりと無い。ぺとっとくっついてむぅ。と、膨れて何をやらかしたのだ。後悔していた。お酒辞めたかったのに……美味しくて気持ち悪くならないからスっスっとグラス空にして……記憶がない。
お風呂から出てタオルに包まれてぬくぬくとぼんやりする。
「もうお酒飲まない……」
「良いお酒のボトル結構空けてましたからね。」
テーブルに置かれている空のボトルたち。良いお酒なんだろうなぁ。ユーリ様やヘラルド様から貰ったお酒みたいだし。
「味を覚えてない……勿体ない……」
「まだ倉庫にありますし飲む量を制限しましょうか。これ飲んでください。」
薬????水だし……
「妊娠希望なら飲まなくて構いませんよ。」
一気に薬を飲む。やってしまった……腰が辛い。治せるの???治しても魔力切れで倒れる。ベッドに横になって顔を埋める。記憶がない。お酒は美味しいのは沢山飲みたいけれど記憶が飛ぶのは困る。うつ伏せになっていると腰に暖かい物が乗せられた。
「温石です。」
「うぅ……なんでこんなことに……」
「ミカエラからですよ。止めましたけど今までの発言嘘なのかとか、泣き出したので。覚えてないでしょうが。」
「記憶にございません……」
「でしょうね。」
頭を撫でられて顔を埋める。
「飲み始めたのはミカエラですから。」
「全力で止めてください……」
「酔っている方が私にも都合が良かったので。それに酔っているとはいえ泣かれては強気に出れません。」
よっている方が都合がいいとか……酷い。
「嫌悪感が?」
「ないですよ。自業自得なんです……」
「本音を言っても?」
「……ろくな事じゃないので結構です。」
「わかりました。ドレスをご用意発注いたしますね。ゆっくり休んでくださいね。」
疲れているし、腰も痛い。何やっているんだろう。酔った私。でもお酒は好きだし。美味しいお酒を私宛にもらったら飲むでしょう。普通。寝て過ごそう。
起きた時にもまだ腰に置かれた石が暖かかった。真新しい下着や服が用意されていた。ベルを鳴らしたわけでもないのでイザーク様が部屋に入ってきた。
「まだ痛みますか?」
「……いえ。下でお茶を頂きたいです。」
「はい。着替えましょうか。」
「……」
あくびしながら頷くと滑らかな動きで着替えを手伝ってもらう。ダイニングでお茶を出してもらってスープやパンまでも出てきた。もそもそと食べてどうしたものか。思考を巡らせる。
「何を考えているのですか?」
「やっちまったなぁ。と言う感じです。」
「そうですね。まぁ、誰かに言わなければ何でもないですよ。お酒は控えましょうか。」
「飲まない方向で。」
「お酒飲みたいとたまにぼやいているのだから量を減らしましょうか。」
「飲まないと倉庫圧迫しますし……その方向で。イザーク様も飲んで減らしてください。」
「時間があれば。」
夜会の衣装をどれにするか決めていたのか見せてもらい、合わせて参加者の名簿を見せてもらった。名前と役職を一致させることはできるのだろうか。そう思いながら頭に叩き込む。やる気が起きない。
イザーク様のぬいぐるみになることが減った気がする。家事のためにくるくる動いている。アリアがいないから当然なのだろうか。本を読みながら目線だけで追いかけるが、本当によく動いている。
「ミカエラ?どうしました?」
「多少サボってもいいですよ?私ある程度溜め込んだりしましたから。」
「あぁ、私が溜めて置きたくないのでそそくさ片付けます。」
夜会の準備よりもこれをどうしたものか。本を置いて盛大にため息をついている。
「怨嗟が出ていますよ。」
「後悔ばかりですよ……何でお酒飲んでしまったのか。」
「久しぶりの飲酒でしたしね。」
忘れるのも微妙だ。忘れるのが正解なのだろうか。そして私の酒癖の悪さをどうにかしてほしい。
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