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群青の時~ロックな人々すべてに捧ぐ!!
#5 パーティー前の大乱闘!!
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今夜のライブの評価はともかく、恒例の「打ち上げ」だけはしっかりと行わなければならない。
ところが、事前に予約しておいた店側に手違いがあり、結果としてダラスの打ち上げ参加者は、人でごった返す六本木の交差点付近でことごとく路頭に迷うハメになった。
何しろ、この時間帯に混雑する六本木界隈で、数十人規模のまとまった集団をすぐに受け入れてくれそうな飲み屋はない。
そこで、高梨と秀丸の思いつきによって、こんな愛想のない不慣れな街で打ち上げをするより、ホームタウンの渋谷に帰っていつもの居酒屋で、この夏を総括するような盛大なパーティーをやろうということになった。
あと片付けに追われているプクちゃんにケータイ電話で確認してもらうかたわら、参加者それぞれが時間を決めて、好みの経路で渋谷に向かう。タクシーを利用する者、電車に乗る者、徒歩でいく者……ダラスのメンバーは、ローリー小沢たちと共に地下鉄の駅から電車に乗った。ちなみに片山翼とマイク河合は、用事をすませたあとで、おっつけ駆けつけるということだった。
恵比須駅でJR線に乗り換えると、それほど混んでいない最後尾の車両に秀丸と高梨とジャンボ、それにローリーの仲間たちが一団となって席を占めた。
「ねえ、ジャンボ……今日のライブさ、バンド的には失敗だったと思わない?」
高梨遊行と同じく、秀丸が終わってしまったライブの話をすることは、至ってめずらしい。
「そうさな、いわば個々人がちょっとずつ耕しどころを間違えた結果、その微々たる失敗が不可避的に累積したって感じさね」
とジャンボは高い肩先をさらにそびやかして言った。
秀丸と同様、この男もふだんはあまり多くを語らない。でも、たまに発するひと言、ふた言がとてもユニークであり、また時として辛辣でさえあった。
「やっぱりあの新曲が、そもそもの原因じゃないかな?」
と秀丸はほんの少し冗談めかしくジャンボに訊ねた。
「秀丸さんよ、俺たちみたいな音楽渡世の人間はさ、自分たちの好きな曲だけ演奏してりゃ、それでこと足りるってわけじゃないんだよ。どんな楽曲をやるにしたって、とにかく聴いてくれる人たちが満足しなけりゃ、それはそれでしまいさね」
「たしかに、そうだね。ジャンボの言う通りかも知れない。でも俺は、気にくわない曲は歌いたくないし、それに自分が納得できない音楽は絶対にやりたくない。もし金だけがほしいのなら、それこそ青年実業家にでもなるよ」
どういうわけか秀丸は相手が無口な人間だと、かえって饒舌になる傾向がある。
ジャンボは特注のシンバルケースを小脇から膝のうえに移すと、
「そうかも知れん、そうかも知れんが、誰しもある程度はまわりと妥協しながら、どうにかこうにかシノギをつけていくのが、世間さまの掟ってもんだろう……なんの妥協もしない奴は、なんの成長もしないし、いつまでもガキみたくピュアな大人がいたら、そんなのは可愛くないぶん、はた迷惑なだけさ」
と人差し指をスティックがわりにして、小刻みにリズムを打ち出す。
彼のユーモラスな言動はいつも周囲をなごませるが、秀丸はこの繊細でありながらも、どこか飄々としている大男が大好きなうえ、彼の意見にはかねてから一目も二目も置いていた。
「あらためてジャンボからそう言われると、なんだか説得力がある。俺だって、いつまでもガキみいなこと言ってられないし……それは重々、承知しているつもりなんだけど」
「秀丸さんよ。すまないがね、こんなところでややこしい話するの、よしてくれないかな? その手の話になると、俺はどうも無性に頭の皮がむず痒くなるんだ」
最近、ジャンボは清水の舞台から飛び降りるつもりでマイナーチェンジしたアフロヘアーを、両手で乱暴にかきむしった。
電車がまさに渋谷駅に到着しようとする寸前、酒に酔った学生風のグループが、ローリーの仲間の女の子に妙な因縁をつけると、そのまま卑猥な文句を口にしつつ、執拗にからんできた。そのうちの一人がふざけ半分で、青いシートに座ってうたた寝している高梨のベースをケースごと奪おうとしたとき、それを目のあたりにした血の気の多いローリーが瞬時にかっとなって、たちまちその年若い酔っ払いの顔面に殴りかかった。
その強烈なパンチをもろに喰らってふらつく若者と、勢いあまって相手の体に衝突するローリー小沢____その状態のまま、二人は縺れるようにして床に倒れ込むと、激しいつかみ合いの喧嘩をはじめる。すると、それをきっけに車内のあちこちで、ふたつの雑多な集団が大乱闘を展開する。
ローリーに加勢する者、誰彼かまわず殴りかかる者、それを躍起になって制止する者、単に難を避けようと逃げ腰になる者、女たちの泣き声と獣じみた怒号……すべては数十秒にも満たない短いあいだに起こった出来事だが、それまでなぜか冷ややかに状況を静観していた秀丸が見るまに眼の色を変えると同時に、やにわに近くにいた小男を蹴り倒し、その仰向けに転倒した男のうえを飛び越えて、わき目もふらずにもっとも沸騰している乱闘の真っ只中に突入する。
秀丸はローリーのことを素早く助け起こし、次には彼と一緒になって複数の男たちを相手に派手な格闘を演じる。
他方、その余類とおぼしきひげ面の男から難癖をつけられたジャンボは、さも面倒くさそうに「やれやれ」といった感じで腰をあげると、手にしていたシンバルケースでもって、相手の頭部をいきなり殴打した。大男のジャンボが立ちあがった瞬間、まわりの男たちは驚きのあまり、反射的にさっと身を退く。
電車がゆるゆると渋谷駅で停止したとたん、おそらくあらかじめ他の乗客か車掌から通報があったのだろう……鉄道警察の一隊が、後部車両めざして急行してきた。その制服らしき濃紺が、窓越しにちらほら見え隠れする。
「おい、鉄警の連中がきたぞ!」
と僕は秀丸とローリーに鋭く注意した。とっさに周囲を確認したところ、その時点でもう高梨の姿は、影も形もなかった。
「秀丸、逃げろ。ドジ踏んで、捕まるんじゃねえぞ」
とローリー小沢が、僕の言葉に即座に反応する。
それに対して秀丸は、
「おまえこそ、みすみすサツの犬っころに噛みつかれるなよ」
と襲いかかってきた男の体を右足で防ぎつつ、口早に叫ぶ。
「オッケー、秀丸。俺もいま奴らに身検されると、ちょいとヤバいんだ」
「よしゃ、まず俺が先に行くから、ローリーは逆方向に突っ走れ!」
「サンキュー、秀丸。じゃ、またあとで……」
僕は降車側のドアが開くや、秀丸ともどもプラットホームに降り立つと、人波にまぎれて小走りに駆けた。鉄警の隊員たちは、乗降客で雑踏するホームを進むのにかなり苦労していたが、それでもすでに数名の若い男の身柄を確保した模様だ。
秀丸と僕は、なるべく目立たないように何食わぬ顔で現場から離れ、あとは一目散に逃走した。
小一時間もすると、六本木でちりぢりになっていた仲間やファンたちが、いつもの居酒屋に集まってきた。ジャンボも含めて秀丸とローリー、さらにその友人たちもみんな無事に警察の手から逃れたようだ。この場に座って全員、楽しそうに笑いながらお酒を飲んでいる。
遅れて駆けつけてきた翼とマイクは、何がなんだかさっぱりわけが分からず不審顔だったが、彼ら以外の面々は今夜のライブのことなどそっちのけで、もっぱら今しがた電車内でくり拡げられた乱闘騒ぎの武勇伝に話の花を咲かせていた。
なお、高梨遊行があれからどこに姿をくらましたのか、その行方は杳として知れなかった。
ところが、事前に予約しておいた店側に手違いがあり、結果としてダラスの打ち上げ参加者は、人でごった返す六本木の交差点付近でことごとく路頭に迷うハメになった。
何しろ、この時間帯に混雑する六本木界隈で、数十人規模のまとまった集団をすぐに受け入れてくれそうな飲み屋はない。
そこで、高梨と秀丸の思いつきによって、こんな愛想のない不慣れな街で打ち上げをするより、ホームタウンの渋谷に帰っていつもの居酒屋で、この夏を総括するような盛大なパーティーをやろうということになった。
あと片付けに追われているプクちゃんにケータイ電話で確認してもらうかたわら、参加者それぞれが時間を決めて、好みの経路で渋谷に向かう。タクシーを利用する者、電車に乗る者、徒歩でいく者……ダラスのメンバーは、ローリー小沢たちと共に地下鉄の駅から電車に乗った。ちなみに片山翼とマイク河合は、用事をすませたあとで、おっつけ駆けつけるということだった。
恵比須駅でJR線に乗り換えると、それほど混んでいない最後尾の車両に秀丸と高梨とジャンボ、それにローリーの仲間たちが一団となって席を占めた。
「ねえ、ジャンボ……今日のライブさ、バンド的には失敗だったと思わない?」
高梨遊行と同じく、秀丸が終わってしまったライブの話をすることは、至ってめずらしい。
「そうさな、いわば個々人がちょっとずつ耕しどころを間違えた結果、その微々たる失敗が不可避的に累積したって感じさね」
とジャンボは高い肩先をさらにそびやかして言った。
秀丸と同様、この男もふだんはあまり多くを語らない。でも、たまに発するひと言、ふた言がとてもユニークであり、また時として辛辣でさえあった。
「やっぱりあの新曲が、そもそもの原因じゃないかな?」
と秀丸はほんの少し冗談めかしくジャンボに訊ねた。
「秀丸さんよ、俺たちみたいな音楽渡世の人間はさ、自分たちの好きな曲だけ演奏してりゃ、それでこと足りるってわけじゃないんだよ。どんな楽曲をやるにしたって、とにかく聴いてくれる人たちが満足しなけりゃ、それはそれでしまいさね」
「たしかに、そうだね。ジャンボの言う通りかも知れない。でも俺は、気にくわない曲は歌いたくないし、それに自分が納得できない音楽は絶対にやりたくない。もし金だけがほしいのなら、それこそ青年実業家にでもなるよ」
どういうわけか秀丸は相手が無口な人間だと、かえって饒舌になる傾向がある。
ジャンボは特注のシンバルケースを小脇から膝のうえに移すと、
「そうかも知れん、そうかも知れんが、誰しもある程度はまわりと妥協しながら、どうにかこうにかシノギをつけていくのが、世間さまの掟ってもんだろう……なんの妥協もしない奴は、なんの成長もしないし、いつまでもガキみたくピュアな大人がいたら、そんなのは可愛くないぶん、はた迷惑なだけさ」
と人差し指をスティックがわりにして、小刻みにリズムを打ち出す。
彼のユーモラスな言動はいつも周囲をなごませるが、秀丸はこの繊細でありながらも、どこか飄々としている大男が大好きなうえ、彼の意見にはかねてから一目も二目も置いていた。
「あらためてジャンボからそう言われると、なんだか説得力がある。俺だって、いつまでもガキみいなこと言ってられないし……それは重々、承知しているつもりなんだけど」
「秀丸さんよ。すまないがね、こんなところでややこしい話するの、よしてくれないかな? その手の話になると、俺はどうも無性に頭の皮がむず痒くなるんだ」
最近、ジャンボは清水の舞台から飛び降りるつもりでマイナーチェンジしたアフロヘアーを、両手で乱暴にかきむしった。
電車がまさに渋谷駅に到着しようとする寸前、酒に酔った学生風のグループが、ローリーの仲間の女の子に妙な因縁をつけると、そのまま卑猥な文句を口にしつつ、執拗にからんできた。そのうちの一人がふざけ半分で、青いシートに座ってうたた寝している高梨のベースをケースごと奪おうとしたとき、それを目のあたりにした血の気の多いローリーが瞬時にかっとなって、たちまちその年若い酔っ払いの顔面に殴りかかった。
その強烈なパンチをもろに喰らってふらつく若者と、勢いあまって相手の体に衝突するローリー小沢____その状態のまま、二人は縺れるようにして床に倒れ込むと、激しいつかみ合いの喧嘩をはじめる。すると、それをきっけに車内のあちこちで、ふたつの雑多な集団が大乱闘を展開する。
ローリーに加勢する者、誰彼かまわず殴りかかる者、それを躍起になって制止する者、単に難を避けようと逃げ腰になる者、女たちの泣き声と獣じみた怒号……すべては数十秒にも満たない短いあいだに起こった出来事だが、それまでなぜか冷ややかに状況を静観していた秀丸が見るまに眼の色を変えると同時に、やにわに近くにいた小男を蹴り倒し、その仰向けに転倒した男のうえを飛び越えて、わき目もふらずにもっとも沸騰している乱闘の真っ只中に突入する。
秀丸はローリーのことを素早く助け起こし、次には彼と一緒になって複数の男たちを相手に派手な格闘を演じる。
他方、その余類とおぼしきひげ面の男から難癖をつけられたジャンボは、さも面倒くさそうに「やれやれ」といった感じで腰をあげると、手にしていたシンバルケースでもって、相手の頭部をいきなり殴打した。大男のジャンボが立ちあがった瞬間、まわりの男たちは驚きのあまり、反射的にさっと身を退く。
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遅れて駆けつけてきた翼とマイクは、何がなんだかさっぱりわけが分からず不審顔だったが、彼ら以外の面々は今夜のライブのことなどそっちのけで、もっぱら今しがた電車内でくり拡げられた乱闘騒ぎの武勇伝に話の花を咲かせていた。
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