豆ときなこと、シェアハウスの宿題。

──読めばきっと、いつもの暮らしが少しだけ、愛おしくなる。

27歳の豆田きなこが暮らすのは、
長野県 安曇野にある古民家シェアハウス「あずみの」

ここは、ある和尚さんとのご縁がなければ入れない、
ちょっと変わった「紹介制」の住まい。

住人にはそれぞれ、和尚さんから「宿題」が出される。

きなこの宿題は──
「好きなもので、心をいっぱいにしなさい」だ。

大の豆好きのきなこは日々、色んな豆を愛でながら、
シェアハウスの個性的な住人たちの
「好きなところ」も集め始める。

住人たちの「宿題」って何だろう──?

それぞれの痛みや悩みを抱えた住人たちに
きなこはそっと寄り添いながら

彼らとの暮らしの中にあふれる

豆粒みたいに小さな「好き」を
丸い心で一つ一つ拾い集めていく。

それだけで、ありふれた毎日はちゃんと、優しい。

【これはどこまでもやわらかく、どこまでも誠実に「そのままでいい」 を描く物語】
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