地下アイドルを推してたワープアコミュ障陰キャな僕だけど気付いたら執着系ハイスペイケメンに僕が推されて(性的にも)磨かれました?

黒川

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第一章:番外編 等

マチナカ サガリ の、アルコール。後編

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「忘れろ」

すっかり酔いが覚めたサガリ君は、コップに汲んできたお水を一気に飲んでから僕に言った。

「ちょっと無理かも……?」

そんな都合良く忘れられないし、小さい子みたいな態度とか喋り方のサガリ君を忘れるなんて、そんな勿体ない事出来ない。

「記憶有るのが辛い」

「ついさっきの事だもんね。サガリ君ってお酒弱かったんだね。回復するのも早かったけど」

「コップ一杯であーなるとは思わなかった。度数の問題か?見誤ったわ。もう飲まねぇ」

「うぅーん……僕は、またサガリ君とお酒飲む機会があったらいいなって思ったよ」

「ぐ……まぁ……また今度な」

これは、次が無いタイプの『また今度』だ。
けど、僕もどうしてもお酒が飲みたいってワケでは無いからね。
無くても平気。
それより気になったのは、サガリ君が酔っ払った時のお話だ。
あまり触れられたくなさそうな感じだけど……

「僕、サガリ君より年上だからね。だから、ね。あの……疲れたらね、……僕に甘えても大丈夫だよ?」

「あ゛?」

うわ。
サガリ君の目が据わった。
ちょっと怖い。

「ぼ……ぼく年上だもん!」

けど、ここは僕も頑張った。
だって、酔っ払ってたとは言え、あんな事聞いたらサガリ君のために何かしたいって思うのは自然だと思うんだ。

「そりゃ……なんでも出来ちゃうサガリ君に比べれば僕が出来る事なんて無いかも知れないけどさ。でも……あの……僕、サガリ君の彼氏でしょ?」

「かれっ……!」

「あ、恋人って言った方が良かったのかな?……分かんないけど。とにかく、サガリ君は僕の大事だから、大切にしたいんだよ」

伝わって欲しいんだけどなぁ。

「名称はどっちでもいーよ。さっきの俺の話を聞いたのが原因なんだろ?……まぁ、別にいつも思ってるワケじゃねぇし、キリが気にすることじゃねぇよ。出来ればマジで忘れて欲しい」

「やだ」

「クソッ……」

サガリ君が舌打ちをした。
けどコレは理由が分かってるから、僕もビクってしなくて済む。

「えぇーっと……別に無理に甘えてって言うつもりは無いんだよ。でもね、サガリ君が疲れたなぁって思った時に、僕が出来ることがあったらしたいなって思ったんだ。だめかな?」

「ダメじゃねぇよ。嫌な態度取って悪かった」

グリングリンってサガリ君が僕の頭を撫でてくれた。
顔は……ちょっと赤い。
気まずい気持ちは分かるよ。今までずっと完璧人間だったからね。
僕もまた、サガリ君の頭を撫でようとして手を伸ばした。

「届くか?」

ってニヤニヤしながら言われたけど、普通に届くからね!!

でも、サガリ君に甘えて貰うって難しいかもしれない。
普段、僕が甘えて気づいたら色々お世話されてるからね。
……うん?ちょっと年上としてどうかと思うけど……掃除と片付け以外は、サガリ君がすぐやっちゃうし気付くと僕はサガリ君の膝に乗って良いようにされてる。
……それがとても気持ちよくて大好きなんだ。

じゃなくて!

「サガリ君、はいっ!」

僕はリビングの床に正座してサガリ君に向かって両手を広げた。

「うん?」

「僕に甘えて!」

サガリ君が物凄く嫌な顔をしている。
……やっぱりダメか。
ちょっとだけ、しょぼんとしてたら、サガリ君に抱き上げられてしまった。
むぅ。また年上っぽく出来ない。
脇の下に手を入れられて持ち上げられたので、デロンと僕の足が伸びる。

「猫……」

「にゃーん」

猫って抱き上げると伸びるよね。
僕も今そんな感じなので鳴いておく。

「こんなんで甘えられるかよ……あぁー、じゃねーな。キリ、気持ちはとても嬉しい。けど俺にもプライドがある」

「うん」

「だから……あまり甘えろとか言われると……」

「うん、ごめんね。もう言わない」

サガリ君が嫌な気持ちになるのは、僕も嫌だしね。

「悪ぃな……あー、でも……疲れた時は、疲れたって言っていい?」

「うん?」

「いや、その……兄として……疲れた時に……」

あ、そうか。甘えたいって言うのは恥ずかしいけど代わりに、お兄ちゃんするのが疲れたって言ってくれるって事だね。
そしたら僕が甘やかせばいいのか。

「うんうん!いつでも言って!」

そしたら、僕がサガリ君のお兄ちゃんになればいいんだね!
宙に浮いた足をバタバタさせると、ストンとサガリ君が床に下ろしてくれた。
そのまま僕はサガリ君に抱き着く。
顔を上げて目を閉じると、唇に温かくて柔らかいものがフニっと降りてきた。
サガリ君の唇だ。
嬉しくてニコニコしちゃう。

「ありがとな」

サガリ君はそう言って、僕の頭をポンポンと撫でてくれた。


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ヂュッ、て僕の乳首が吸われる。
男の乳首なんて何の役に立つんだろう?って思っていたけど……

「あふん……」

男でも弄られると、お腹の奥がキューンて切なくなるのが分かった。
なんか、弄られる度にその気持ちは大きくなる。
チュパチュパって音がするのも恥ずかしい。
吸われてない方は、指でコロコロクリクリと先っぽを弄られている。
それも……キュンキュンする……

「サガリ君……サガリ君っ……!それ……ゃぁ……」

「気持ちいいだろ?こっちも反応してるぜ?」

そう言って、僕のおちんちんを掴んできた。
確かに乳首を弄られているだけなのに、僕のおちんちんは既に上向きだ。

「うん……そっちも触って?おちんちんもきもちいい……」

「……もうちょっとな?」

パッとおちんちんから手を離されて、また乳首を吸われる。
うぅ~!切ないっ……おっぱいだけだと切なくて堪らなくなるのにぃ~……

「はぁ~……、可愛い……」

サガリ君が僕の胸の上で呟いてる。
サガリ君に疲れた時は疲れたって言って良いんだよって言ったら、早々に「疲れた」って言って寝室のベッドに連れて行かれた。
エッチする流れだ。
僕もサガリ君とセックスするのは好きだから大歓迎で両手を広げたんだけど……

なんか今日はいつもと違う抱かれ方をしてるような気がする。
やたらとおっぱいばかり弄られてる……
コレって甘えられてるって事なのかな?
お腹の奥がキュンキュンして、いつもみたいにサガリ君にいっぱい気持ちよくして貰いたくて求めちゃいそうになるけど……
僕はサガリ君の頭をギュッと抱き締めて、ヨシヨシと頭を撫でた。
すると、サガリ君の動きが止まった。
僕の切ない気持ちも一瞬無くなったので、ここぞとばかりにサガリ君の頭をいっぱい撫でた。

「ヨシヨシ、ヨシヨシ、ヨシヨ……ひゃぁああんっ!!」

刺激が治まったから油断していたら、カリって!!カリッてサガリ君が僕の乳首を噛んだ!!ビックリ!ビックリした!!お腹もギュッてした!!

「やっ……噛んじゃダメだよぅ……あぅっ!!……うぅ~~!!あぁっ!つねるのもやぁぁぁ!!強いぃっっ……ぃああ~~……ゃだぁ……」

僕がイヤイヤって首を振ったけど、サガリ君は止めてくれなかった。痛くは無いけど、片方はピリッてする感じに噛まれてるし、もう片方は伸びちゃうんじゃないかってくらい乳首を摘まれて引っ張られてる。
両方の刺激が来る度に、下半身がビクビクと震えてしまう。

「キリのヨシヨシ、結構クるな……腹の奥がムズムズするわ」

「しゃ……喋っちゃダメ……咥えながら喋るの……」

「んん~~……」

サガリ君が喋ると乳首に変な振動が来るから止めてってお願いしたら、パクって丸い所乳輪全部咥えられて、またヂュて強く吸われた。

「うぅんんんん~~!!あぁっ!それっ!!」

サガリ君の口の中で乳首の先端をグリグリとベロの先で潰されちゃってる……

「やん……ぁ……」

気づいたら、僕は腰をカクカクと震わせていた。
欲しい……サガリ君が欲しくて堪らないのに……!

「サガリ君、サガリ君。僕もう欲しいよ……サガリ君に挿れて欲しいっ……こっち、ね?」

サガリ君にギュッて抱きついて自分のおちんちんをサガリ君のおちんちんに押し付けた。サガリ君もカチカチだ。
早く繋がりたい……
僕がハフハフ息を荒らげながらゴリゴリ擦り付けていたら、急に体制が変わった。

あれ?僕、サガリ君を見下ろしてる?

「見下ろされるのも悪く無ぇな」

サガリ君はニヤリと笑って、僕を見上げてきた。

「きじょーい……?」

「そう、騎乗位。キリがリードして?」

対面座位って言う、抱っこされた格好でなら上になってシた事あるけど、アレはサガリ君に良いように振り回されていたからなぁ……
とは言っても、僕のお尻はサガリ君のおちんちんを求めてるので出来ないなんて言えないし。
僕は、ローションのボトルを取って掌に出すと、後ろを解し始めた。
その間に、サガリ君は自分のおちんちんにゴムを被せている。
おっきくてバキバキだ。
早く早くと気持ちが焦って、ゴムを被せ終わったサガリ君の上向きおちんちんを鷲掴んで自分のお尻に宛てた。

「ん……っ……」

体重をかけると、ヌプンと僕の中に収まった。
欲しかったモノがようやく挿入って来てくれて、フルフルと全身が震えた。

「あ……入った……きもちいい。サガリ君、僕きもちいいよぉ……」

ヌプヌプと出し入れをすると、体重がかかっている分、最初からいつもより深い所を抉られる。

「あぁっ……」

きもちいい。きもちいい。
僕がサガリ君に跨って見下ろしているのも新鮮だ。
僕が動くのも、初めてかも知れない。いつだってサガリ君に良い様に抱かれているからね。

「ふっ……」

サガリ君も眉を顰めて呼吸が吐息混じり。
……とてもえっち。

「サガリ君……きもちいい?ねぇ?きもちいい?」

サガリ君が僕の動きで気持ちよくなってくれたら良いなって気持ちで聞けば、

「絶景……」

ニヤリと笑ってクンッと下から腰を突き上げてきた。
僕が腰を降ろそうとしたタイミングだったから、ちょうど良く深く挿入ってしまって……

「あぁぁぁん!!!」

「かーわいー……ほら、こっちもな?」

「んにゃぁあああん!!!」

グッグッと下から腰を突き上げるのと同時に、僕の乳首をグリグリっと抓ってくるから、変な声が出てしまった。

「……はっ!猫かよ…!」

サガリ君に笑われたけど……けど……

「それぇ……きもちいい……」

グリグリとお尻をサガリ君に押し付けて、乳首もサガリ君の手に押し付けてしまう。
さっきはおちんちんを貰えずに乳首を弄られていたけど、今はお腹の中のキュンキュンをサガリ君のおちんちんが埋めてくれている。
何コレぇ……

「あうっ……サガリ君!サガリ君!僕イッちゃう……どうしよう!!きもちいい!全部きもちいいよぅ……」

頑張ってお尻を動かそうとするんだけど、気づけばサガリ君に揺さぶられているだけになってしまっていた。

「深いぃぃ、深いよぅ……!サガリ君!サガリ君!もっとぉぉ!乳首もいっぱいグリグリしてぇぇぇ」

お尻の刺激も乳首のグリグリも堪らなくて、サガリ君にオネダリをしてしまった。……あれ?これっていつものパターンだ。

なんて事に気付いても、もう既に手遅れで、雄の顔したサガリ君に良いように振り回されてしまっていた。

「可愛いっ、かわいいよ、キリ」

「あぁぁん……僕が……僕がリードするのぉぉ……んやぁぁん!!」

「うん、……うん、上に乗ってるキリに搾り取られそうだ……っ!!イケっっ!」

「あああああぁぁ~~~!!」

イケ、と言われたと同時に、僕史上1番勢いの良い射精をしてしまった。

「おー、もう少しで顔にかかる所だったわ」

ガクガクと余韻に浸ってると、サガリ君が胸元に飛び散った精液をスルンと掬ってた。

「あっ。ごめん!」

「いや?コレが騎乗位の醍醐味だろ?それより……俺はまだ終わってないから、もうちょっと付き合ってな?」

「え?」

よいしょ、と言うサガリ君の声と一緒に体制がまた変わった。

「やっぱりこっちの方が安心するわ」

安心する、と言った体制は正常位だった。うん、僕もこっちの方が安心するかな?
……じゃなくて!!

「あの、僕もうイッ……」

「知ってる。で、キリがその先の快感が好きなのも知ってる」

完全に悪役の笑顔をしたサガリ君は最高にカッコ良かった。

「ひゃんっ!!ひゃん!!」

プシュプシュとオシッコみたいなサラサラの液体が僕のおちんちんから吹き出す。
潮吹きってサガリ君から教わった。
初めて吹き出した時、漏らしちゃったのかと思ったんだけど、違うみたい。
けど、コレも……コレも……

「あ゛ぁ、、、ぁ、、、」

声がなんかいつもと違くなっちゃうのが怖い。
獣になっちゃったみたいな気持ち。
こんなみっともない声なのに、サガリ君のおちんちんは萎えずにバキバキのまま僕のお尻を刺激してくる。

「好きだ……キリ、愛してるよ
……」

僕が嬉しくなっちゃう言葉もくれる。

「ぼぐもおお……」

日本語になってないし、なんか汚い……なのにサガリ君は愛おしそうに僕にキスをしてくれる。

「やべ、キリ。俺もイク」

更に激しくなる動きに、僕はヘラヘラと笑いながらコクコクと頷いた。

「いーよ、ヨシヨシ」

そう言えば、このエッチってサガリ君のお兄ちゃん疲れからのエッチだったっけ?と突然思い出し、サガリ君の頭を撫でる。

「うぁ……!!」

と、同時にサガリ君が呻いて身体が硬直した。
お尻の中でおちんちんがビクビクしているのが分かる。

「えへ……ちゃんとイケて、偉い偉い」

また僕はサガリ君の頭を撫でたんだけど、サガリ君は物凄く微妙な表情をしていた。


▪▫❑⧉◻︎□◻︎□◻︎⧉❑▫▪


ふむ。
サガリ君が僕の太ももを枕にしている。
膝枕だ。いつもと逆のポジション。
ヨシヨシ、とサガリ君の頭を撫でるのも、いつもと逆ポジション。

「いいな、コレ」

「でしょ?僕がいつもサガリ君にして貰ってる事だよ」

「悪くねぇ」

「ふふっ、そうだよね。甘やかされるのって気持ちいいよね」

「そうだな」

「いつでも言ってね、年齢で言えば僕の方がお兄ちゃんだからね」

「おー、頼むわ。てか、いい。凄くいい」

どうやらサガリ君は、僕に甘える事を覚えたっぽい。
お酒のせい、って事もあったけど、こうやってサガリ君が心の奥を覗かせてくれて、僕を受け入れてくれた事がとても嬉しかった。


おかげで、定期的にサガリ君は僕に甘えてくれるようになった。
その時は、僕もサガリ君が満足出来るようにいっぱいリードするよ。


だって、僕もお兄ちゃんだからね!


おしまい


✂ーーーーーーーーー✂


ここまでお読み頂きありがとうございました。
また、今後も不定期ではありますが、更新して行く予定なので引き続きお付き合い頂けると嬉しく思います。
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感想 4

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