婚約破棄された令嬢と妹

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思い返してみますと、オリビアは幼い頃から、私と一緒にいることが多かったのです。

最初の頃は、好かれているとか、そう言うことは分かりませんでした。でも、なぜだか、オリビアは私の傍にいることが多かったのです。

「お姉様！！！！今日もご一緒してよろしいですか？？？」

「ええ、私は構わないけど……貴方は退屈しないの？？？」

「平気です、お姉様と一緒にいられるだけで、私は幸せなのですから！！！！」

可愛い……私は咄嗟にそう思ったのでした。これは本心でした。心の底から、オリビアのことが愛おしいと思ったのでした。